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短期売買に徹すべし

連日のNY株高、しかも昨夜のNYは大幅高・・・となれば、きょうのNKも大幅高・・・そして私の含み損はイッキに解消される・・・との期待もむなしく外れ、涙、涙の大損切りとなってしまいました。

何十年やっていても同じ間違いを繰り返すおバカですが、儲かるときもあるんだから損する時もあると割り切って、すべてをスッパリと成り行きでポジションを解消しました。気持ちを新たに5月を迎えたいと思います。

今回のことを反省するとすれば、リスクを取っての投資だから損するのは仕方がない。問題は、その損に損を上乗せしたこと。この判断こそが上手と下手の違いということになってくるのではないだろうか。

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たとえば、この「東邦チタ」のチャート。ゴールデントライアングルのきれいなチャートで買いの判断は良いのだが、問題は木曜日にチャート形が崩れたとき・・・すなわち下にマドを開けて寄り付いたとき・・・買いのチャート形が崩れたのだから「迷わず成り行きで売り」が基本的なテクニカル判断となる。

なのに私は「戻ってくるんじゃあないか」と妄想した。つまり期待と言う感情で判断してしまったところに、今回の大失敗の原因がある。現実には、上がってくるかも知れないが、「トレンド崩れは売り」という基本を守らなければ、こうして損の上に損を積み重ねて、大損切りをする結果になり、それがトータルで利益を伸ばせないことにつながるということでしょう。

株価は基本どおりに動くわけではないが、一年を通してトータルで考えれば株価は基本通り動く。そう考えたとき、テクニカルの基本にしたがって「買うべき時に買い、売るべき時に売る」トレードを心掛けないと利益は増えていかないのであろう。

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前に、株価が上がる前の共通項を探すことが成功確率が高くなるということで、このチャートで「ローソク足の尻がそろった形」を示したわけですが、売りの好きな人は、この買いの逆で「ローソク足の頭がそろった形」になると下がる確率が高いとも言えるでしょう。

そしてもう一つ私が注目しているのが、一本目の陰陽線にチャンスの目があるのではないかということ。

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これは「陽線の次は陽線」「陰線の次は陰線」という発想ですが、陽線が連続したあとにでた大陰線は売り、陰線が連続した後に出た陽線のコマは買い・・・・このチャートに丸で示した部分です・・・この一本目の陽(陰)線で買い(売り)、三の法則に従って三日目に確定するという短期売買で効果があるのではないかと考えるのですがどうでしょう。

相場の方は、ここから今までのような上昇トレンドは望めないと私は考えています。これから先は、「利を伸ばす」という考えより「利を積み重ねる」という姿勢の方が、効果的ではないかと考えています。

毎日が後悔の連続です

Mさん
インフォコムの場合の考え方教えてください
>27日、陰線でしたが26日の陽線を否定するところまでは行ってないと判断し1株買いました。昨日大きく下げ、いつもでしたらアワアワと売ってしまうところですが、最近損きりにも慣れ妙に冷静でどうせ損してるんだからとザラバを見ていましたら、買いが次々に入り「上がる!?」と思ってしまいました。押し目買いは禁じ手にしたはずが、4株買いを入れました。だれる時間帯を過ぎたころ「もうだめだ」と5株全部売りました。下げたのは予想できないですから仕方ないとして、陰線で買ってしまったこと、損きりしてさっさと忘れればよかったこと、またザラバを見て買う癖が出てしまったこと、安易に売ったこと、損したことより後悔ばかりです。師匠、アドバイスよろしくおねがいします。m(-o-)m

トレードをしていれば・・・というか損をすれば、誰でも「タラレバの連続」です・・・と思います。かく言う私も木曜日にナンピン買いしたことを後悔していました。

問題は・・・「だからダメなんだ」と自分を責めないこと。「勝つか負けるかのトレードで負けただけのこと、ツキがなかっただけ」・・・と割り切って、負けの意識を引きずらないことが重要なんだと、私は思うようにしています。

負けたときは、なぜ負けたのかを検証し、次の投資に生かしていくことが経験の積み重ねだと思います。あなたの場合、ザラバを見て買う癖が出てしまったこと、安易に売ったことが原因で損したと自己分析したわけですから、次の投資では、この経験を生かすように努力していくほかはないのではないでしょうか。

「4348 インフォコム(日足チャート)」
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ちなみに私は、この「インフォコム」を3株含み損で持ち越しています。来期の決算予想が悪かったので木曜日はストップ安にならないかと心配したのですが、なんとか無難な値動きで収まり、終値で25日線上で踏みとどまりました。よって判断を翌日に持ち越したわけですが、あなたは損切りした。

リスクを抑えるという意味では、あなたの判断が正しかったのではないでしょうか。今後の値動き予想としては、現在の株価位置で踏みとどまることができれば、14~16万円の値幅でのボックス相場が続くのではと思っています。ただ、このボックスを上に抜けていくとは考えられず、戻したところで保有ポジションを解消していこうと考えています。

相場のことは相場に聞け

「相場のことは相場に聞け」とは有名な格言ですが、なら「相場とは何か?」「相場に聞くとはどういうことか?」と考えたことはありますか?

私は「相場とはチャートであり、相場に聞けとはチャートの波に乗れ」ということだと理解しています。あるブログで高学歴の若者が「チャートテクニカルは邪道で、ファンダメンタル重視が基本だ」と言うようなことを主張していましたが・・・・・この主張は正論です。「株価は、基本的に企業のファンダメンタルによって形成される」ものです。

それは経済学などの教科書に書いてある通りの正論ですが、現実のトレードには通用しません。なぜなら「株価は企業の将来性に対する評価」だからです。すなわち発表された企業業績によって株価が形成されるのではなく、半年先、一年先の業績を織り込んで動くのが株価なのです。

こう書くと「なら決算発表によって、なぜ株価が動くのか?」という疑問を持つ人もいるでしょうが、あれは決算発表によって織り込まれていなかった部分の修正の動きと言うことであって、好決算が発表されたから上昇したということではありません。ですから、好決算の発表によって株価が急落することも良くあります。いわゆる「出尽くし」と解説される急落です。

すなわち株価は半年先の企業業績を織り込んで動いていますから、たとえ好決算であっても、それまでに想定された決算内容でなければ急落(失望売り)するわけです。「株価は将来の業績を織り込んで形成され、決算発表によって、それまでに織り込まれた部分を修正する」ということです。よって、好決算だから株価が上昇するとは限らないということになります。

この株価形成の仕組みを考えたとき、個人に企業の将来のファンダメンタル分析ができるのかと言うことが大きな課題になってくるわけですが、まず不可能と考えるのが妥当でしょう。ならファンダメンタル重視で投資すると考える人が何を根拠に投資判断するかと言えば、過去に発表された決算内容、もしくはアナリストや証券会社、投資顧問などの格付けや目標株価となるのでしょう。つまり「情報」です。

個人が情報で勝負できるのか・・莫大な資金と優秀な人材を使って情報収集し分析している機関投資家と、ほとんど情報収集能力のない無力な個人が、「情報」という同じ武器を使って勝てるのか・・・しかも個人が収集する情報とは、機関投資家が流す情報にしか過ぎないということです。つまり個人が情報に頼って投資すると言うことは、言い換えれば、機関投資家に操られているということと同じになるわけです。

数多くの銀行や証券会社、投資顧問などの機関投資家は、莫大な資金を投じて企業の取材や財務の分析、業績動向などを総合的に分析して、投資信託や保有銘柄の組み入れを行っていきます。すなわち機関投資家が買いと判断している企業の銘柄の株価は右肩上がりに上昇し、業績が悪くなると判断して保有比率を引き下げている銘柄の株価は右肩下がりに下がっているということになります。

すなわち企業の業績動向は、個人が企業のファンダメンタルに関する情報を調べなくてもチャートグラフに表れているということになります。業績が伸びている企業の株価は、外部要因による乱高下があったとしても上昇トレンドは継続するということです。つまり、これが「相場のことは相場に聞け」、言い換えれば「相場のことは、チャートに表れる」と私は考える理由なのです。

意識しないと何も見えない

JJさん
>いろんな株ブログを見るのが好きなんですが、このブログから株ブログランキングへ飛べるようにリンクしてもらえると便利なんですが・・・

ランキング登録を抹消してから私も不便を感じていたところなのですが、非公開ブログなのにランキング登録するのもどうかと考えていたところでした。このランキングに登録するとアンケートフォームが無料で使用できるというメリットもあり登録してみました。非公開ブログなのでランキングが上がることはありませんが、よろしければポチッとクリックして人気ブログランキングに移動してみてください。

超初心者さん
>チャートが重要、チャートをたくさん見なさい、とよく書かれているので見ているのですが、さっぱり分かりません。何か見るポイントがあれば教えて欲しいのですが、小学生並みの質問ですみません。

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まず、このようなチャートを見たとしましょう。このチャートを漠然と見ているだけでは、どこで買えば良いのかというポイントは見えてはきません。たとえば、こう考えてみましょう。公園のベンチに座って、ぼんやりと目の前を通り過ぎる女の子を眺めていても、みんなおんなじ女の子にしか見えません。ですが「可愛い娘がいないか」との意識を働かせて見ていると・・・

すごく可愛い娘もいれば美人もいる。そしてブスもいればデブもいることが分かります。つまり漫然と眺める、すなわち意識を働かせないで眺めていれば、ブスと美人の見分けがつかなく、みんな同じ女の子に見えるわけです。これが「可愛い娘がいないか」と意識して見るだけで、同じ女の子の群れを見ても意識(能)が美人とブスを選別するということだと思います。

これと同じで、いかにたくさんのチャートを眺めてみても、何も意識せず、漫然と眺めているだけでは、何もしていないのと同じということになります。
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たとえば、こうしたチャートを見る場合、株価が上がったところに「共通項はないか」と意識して、共通項を探してみるわけです。すると株価が上がる前に2本もしくは3本のローソク足の尻が同じ位置でそろっていることに気づくわけです。

それに気づいたら「ローソク足の尻が同じ位置でそろえば上がるんじゃあないか」と考えて、そこに注目して、ローソク足の尻が同じ位置でそろった形のところを探してみるわけです。すると、このチャートの場合でも、ローソク足の尻が同じ位置でそろった形になると必ず株価が上がっていることに気づくはずです。

それに気づけば・・・もうあとは言うまでもありませんね。あとは、あなたがそれを信じて買えるかどうかだけのことです。これは一例として書きましたが、要するに、たくさんのチャートを見て「株価が上がる前に、どのようなチャート形になっているのか」ということに注目してチャートを見、その形をいろんなチャートに当てはめてみて、上がっているかどうかを確かめてみる。

こうした繰り返しの中で「このチャート形は上がる」という確信ができたら、そのチャート形を自分の買いパターンとして、実戦の売買の中で試してみるということが勉強だと思います。

勝ちパターンを見つける(1)

相撲の決まり手には48手あると言われているが、横綱となったどんなに強い関取でも「この形になれば絶対に勝てる」と言う自信の持てる技は、せいぜい2つか3っつぐらいであろう。プロ野球の選手で常に3割の打率を残す名選手であっても自信を持ってヒットにできる球種はそんなにはない。高めであろうが、低めだろうが・・・直球であろうが変化球であろうが、どんなボールが来てもヒットを打てる選手などいない。

「どんな名選手でも何でもできるわけではない」「得意の勝ちパターンを持っているのが名選手」・・・と私は考えるわけですが、トレードをする場合に、こうした考えこそ重要なのではないかと思うのです。

よく「このチャートは買いかどうか」とか「この判断は良いかどうか」とかメールをいただきますが・・・これは・・たとえば、直球しか打てない選手に、変化球を打っても良いかどうかを聞いているのと同じことで、私の得意のチャートパタンでないものを聞かれても一般的なことしか言えるわけがないということです。

私は、「上昇トレンドのブレイクを買う」のを勝ちパターンとしているわけですから、下降トレンドの銘柄や大陰線の反発を買うという買い方は考えたこともないわけです。言い換えれば、イチローにホームランの打ち方を聞くようなもので、ホームランバッターでもないイチローにホームランの打ち方を聞くのはあまり意味がない・・・ホームランを打ちたいのならマツイに聞くべきだと思います。

また「銘柄探しの方法」に重点を置いている人も多いようですが、上がる銘柄とか下がる銘柄なんて誰にも分かるわけがないし、探しようがない・・・というのが私の考えです。「銘柄選びが悪いから利益が上げられない」という考え方では、これから先も自信を持ったトレードをすることはできないと私は思います。

つまり「投資信念が生まれない」「自分に自信の持てる勝ちパターンが見つけられない」ということです。そういう意味で、私は「いろいろなチャート見なさい」と言っています。いろいろなチャートを見ることで「株価が上昇するときのチャート形」が見えてきます。株価は、上昇する前に必ず同じようなチャート形を形成します。

すなわちこうした株価が上昇する前のチャート形のパターンを見つけることによって、自分が自信を持って投資できる必勝パターンを作り上げる。・・・たとえば、インコースの直球は絶対ヒットにする自信がある野球選手は、変化球は見逃してインコースの直球を待つ。そしてインコースの直球は確実にヒットにしていく。トレードにおいても、これこそが勝率を上げていく唯一の方法だと思います。

ですから「銘柄探しが成功のポイント」ではなく「必勝のチャート形を探しだすことこそが成功のポイント」だと私は考えているわけです。よって、たくさんのチャートを見て、株価が上がる前にどのようなチャート形を形造るのか、共通項を見つけ出せと言っているわけです。そのチャート形の共通項こそが自信を持って投資できる必勝パターンに成り得ると言っているわけです。

以下に、私のチャート判断について考え方を説明したいと思います。
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このチャートの中央部分。上値を切り下げながらの下降トレンドであったチャートが大陽線で下降トレンドラインを上に突き抜けました。この大陽線がトレンド転換のサインと想定します。すなわちここで打診買いです。ここからは上昇トレンドが崩れない限りナンピン買い増しで良いわけです。そしてきれいなゴールデントライアングルを形成してのブレイクアップです。

次に右側の部分。大陰線、大陰線と急落した後、ローソク足の尻をそろえての陽線出現です。この陽線が下げ止まりを意味するのかどうかは翌日の判断となります。そして翌日は下値を切り上げての陽線(コマ)です。この陽線で下げ止まりと確信しての打診買いという判断になります。

~次回に続きます~

勝ちパターンを見つける(2)

~前の記事からの続きです~

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チャートの左側の部分。連続陰線で下がってきたローソク足が足の幅を縮め、尻(終値)をそろえて並んだ、いわゆる「並びコマ」のチャート形。翌日プラス始まりなら打診買い。いわゆる2本のローソク足の尻を抜けない限り買いとする。

次に右側の部分。尻のラインと頭のラインをそろえてのボックストレンド。このようなもみ合い相場は、尻のラインで打診買いしてボックス上放れを待つ。こうしたもみ合いトレンドは売買を繰り返さないでじっくり待つのが上策となる。

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左側の部分も右側の部分もトレンド転換を買うという策であるが、買い安心感があるのは左側のチャート形。その違いは左側は「コマ」を形成しての反転であり、右側は大陽線での急反転。一見、左側のチャート形の方が強いように見えるが、急激な下げに対する反発の動きであり、こうした形はいったん下げる、すなわち二番底を探ると判断するのが妥当となる。

左側のチャート形との違いは、いわゆる「底を確認できたかどうか」ということにあり、ポイントは「コマ」にあるわけです。「コマ」とか「十字線」は、買い方と売り方が激しい攻防戦を繰り広げた形であり、すなわち激しい攻防戦の末に株価が上がったということは、売り方が敗退したことを予測させることになり、そこが底であると推測できるわけです。

ところが右側の急反発は、売り方と買い方が戦っていないわけですから、まだ勝敗はついていない、すなわちまだ上がるか下がるか判断できないという形となります。よって、もう一度下げて底を確かめるまでは様子見するのが妥当な判断となるわけです。

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これは説明するまでもなくゴールデントライアングルのチャート形です。ゴールデントライアングルの絶対条件は「下値を切り上げている状態」にあるということです。下値を切り上げながらもみ合っている位置で打診買いし吹き上げを待つというのが上策となります。

ここに例示したのが私の勝ちパターンのチャート形となります。つまりこのチャート形で買えば日中の値動きを気にしなくても安心していられるということです。当然、相場に絶対はないわけですから、このチャート形が崩れて損することはありますが、それは投資をしている以上損をすることも覚悟のうえと考えます。

サラリーマンなど仕事を持っている人は、日中値動きなんか見ていられるはずはなし、買った株価が上がれば下がるのではないかと不安になる。そこで逆指値を使って薄利撤退か、損切りする。だが、株価はそこを底として上がっていく。・・・こういうことはよくあることでしょう。

それは、このチャート形になったら株価がどう動くかと言うイメージができていない、もしくはそれに自信が持てないということではないでしょうか。

私は、生きることにおいても・・・人間関係においても・・「信じられるものは何もない」と基本的に考えています。どんなに信じられる人であっても環境が変われば、敵と味方になるし、打算が働けば、どんなに嫌いな人とでも仲良くなれる・・だから、信じられるものは何もないと考えるわけです。

ですが・・・何かを信じなければ生きてはいけない。だから、誰でも、何かを信じ、誰かを信用して生きているのだと思います。トレードも生きることと同じだというのが私の考えですから、このチャート形は信用できると考えて逆指値も使わないし、値動きも気にしないというトレードをしているわけです。時には、裏切られて損をすることも有りますが、それは人間関係でも同じことですから、それほど気にすることはないと考えるわけです。

サラリーマントレーダーの人こそ、情報に頼った投資をするのではなく、自分が自信を持てるチャート形を見つけ、自信を持って投資する・・という自分の勝ちパターンを構築することが精神的に負担の少ないトレードができるのではないでしょうか。

~おわり~

株価は人気のバロメーター

糞虫さん
>小型仕手銘柄でよく”新期売停止”の表示をみますが、株価は一般的にどでのように動くものなのでしょうか。御教示頂きたくお願い申し上げます。

投資家に対する注意喚起銘柄として、「日々公表銘柄」「注意喚起銘柄」「増担保規制」「新規売停止措置」などという表示がされます。一般的に、こうした注意喚起がされた銘柄を仕手化と呼びます。仕手化とは、言い換えれば人気が集中して売買が過熱しているという状態を言います。

人気が過熱状態にあるということは、すなわち大きな利益を得られるという反面、大きな損失を被るというリスクもあるということで、個人投資家に対して注意を促しているということです。こうした仕手株のトレードについて、初心者が注意すべきは、「損切りは絶対にする」ということでしょう。

すなわち人気が過熱して急上昇した株価は、その企業価値の数十倍、数百倍もの価格(株価)で取引されているわけですから、人気が離散すれば株価は1/10、1/100まで下がるのが当然と言うことになります。さらに、この株価が元値に戻ることはほとんどありません。すなわち仕手化する銘柄のほとんどは低位の小型株でしかも企業価値としては買えない銘柄と考えた方が良いでしょう。

今までほとんど見向きもされずに低位に放置されていた、いわゆるボロ株、クズ株と呼ばれる銘柄に、個人投資家が飛びつきそうな「環境関連」などの買い材料の情報を流して、個人を呼び込み、集まってきたところを一網打尽に吸い上げてしまうというのが仕手集団と呼ばれる機関投資家の手口です。こうしたことを前提にトレードをすることが良いと思います。

「新規売停止措置」とは、いわゆる証券会社がカラ売り用に貸し出す株券が調達できない状況をいいます。カラ売りとは、証券会社が保有している株券や機関投資家などから借りた株券を、投資家に貸し出して、投資家は、その借りた株券を売ることを言います。ですから証券会社が株券を調達できなければ、カラ売りする株券がないわけですから投資家にも貸し出すことはできないということになります。

株価は一般的にどでのように動くものなのでしょうか?
理論的には、企業価値=株価となりますが、現実には「需要と供給のバランス=株価」となります。言い換えれば「株価は、企業人気のバロメーター」とも言えます。これば株価に限らず、すべての商品の価格形成について言えることでしょうが、人気が出れば株価は上がり、人気を失えば株価は下がるということです。

なら、その人気があるかないかをどのようにして知るのかということが重要な関心事となるわけですが、一般商品であれば情報に頼るということになるのでしょうが、株価に関しては、一般商品と同じように情報のみに頼ると大きな落とし穴にはまることになるので注意が必要となります。

一般商品にしても株価情報にしても、情報とは「その商品(株価)を買わせるために流す」わけです。情報とは、言い換えれば、勧誘やコマーシャルと同じで、「将来性がありそう」「株価は上がっていきそう」と思わせることを目的として流しています。いわゆる釣りに例えれば「撒き餌」です。

たとえば、これがゲームソフトであったなら「情報で言ってたようなものではなかった」で済ませてしまうわけですが、株価の場合は「売って利益を稼ぐ」目的で買うわけですから「情報を信じたかったのに損をした」「だまされた」ということになるわけです。ここが一般商品を買う場合と株価を買う場合の大きな違いです。

なら情報がウソかホントかを確かめる方法はないのかということになりますが・・・私は「ない」と考えています。いわゆる機関投資家は「いかに個人の資金を吸い上げるか」を求めているのであり、「個人の資金を吸い上げることを職業」としているわけです。悪く言えば、訪問販売員のセールストークと同じですから、それがホントかウソかなんて分からないと私は思うわけです。

なら何で株価が上がるかどうかを判断するのか・・・私はチャート以外にないと考えるわけです。チャートグラフが右肩上がりに上がっていれば買いたい人がたくさんいる。すなわち人気が上がっているということであり、右肩下がりであれば、人気を失ってきていると判断できるわけです。

株価は、人気の度合い、すなわち買いたい人と売りたい人の数のバランスで決まるわけです。ですから判断としては、中期ではチャートトレンドで需給のバランスを判断し、超短期ではローソク足で買いたい人(陽線)と売りたい人(陰線)の力のバランスを推測し、判断するしかないと私は考えています。

損切りとナンピン買い

昨日の5万円余の含み益は、一晩明けたら一瞬にして20万円余の含み損に大変身していました。こうした動きの読めない高値波乱の相場になってくると、しばらく様子見を決め込むのがベストの選択かな・・・と思っています。ライブドアショックの頃、こんな相場で上下に振られて資産を減らしていったことを思い出します。

今の相場は「陽線の次は陽線」ではなく、「大陰線の翌日の反発狙いが有効」ではないかとのアドバイスもいただきましたが、結果を見れば、今の相場では正しいと言えるでしょう・・・が、私は基本を崩したくないので、それはやりません。

きょうは「損切り」と「ナンピン」についての考え方を書いてみます。

一般的に「損切り」と言えば、買値にまで戻らないとあきらめて処分(売る)することを言いますが、私の場合は、もう一度買い直すために、いったん売ると考えます。ですから損切りすることに対して、ほとんどこだわりはありません。すなわち小さく損を切り、再び買い直して切った損より大きな利益を得ると考えるわけです。

考え方は、買い単価を引き下げる「ナンピン買い」と同じ考え方となるでしょう。つまりナンピン買いは下げ止まりまで含み損に耐えて、下げ止まったところでナンピン買いして単価を引き下げる。そして含み損を利益に換えるという考え方です。
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たとえば、このチャートの赤丸の部分で買った場合、翌日は陰線のコマでの「はらみ線」、「はらみ線」は、翌日の寄りついた方向で決まりますから、翌日の値動き次第で判断します。この場合は、陰線のコマの尻を抜けて下に向かったので、ここで損切りします。

下げ止まりは、前のもみ合い放れのライン&25日線と予測できるわけですから、損切りしなくても、その位置でナンピン買いすれば良いわけですが、下げ止まらなかったときのことを考えれば、いったん切って、下げ止まりと判断できる大陽線を確認してから買い直した方が良いと考えるわけです。

投資は、「いかに少ない投資資金で、いかに多くの利益を上げるか」と考えれば・・・そして下げ止まらなかったときのリスクを考えれば、いったん切って買い直した方がリスクは少なく、利益を上げる確率は高くなると考えるわけです。さらに言えば、こうした考え方で投資すれば、塩漬け株を持ち込むことはないとも言えるでしょう。

これは売りの場合でも同じで、このチャートの青いラインが天井になって、ここからは下がると判断してカラ売りをかけたとします。
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しかし株価は、この天井のラインを上に突き抜けてしまいました。ここからの含み損に耐えて下がり始めでナンピン買い増しを考えるか、それともブレイクした時点でいったん損切りして、下げ始めたのを確認して再度カラ売りをかけるかと考えるかです。

この場合に得られる利益は、ナンピン買いする方法でも、損切りして買い直す方法でも同じだと私は考えます。得られる利益が同じなら、リスクは少ない方が良いし、投資資金も少ない方が良いと考えるわけです。それより何より、含み損に耐えなくても良いというのが一番のメリットだと思います。

デフレ下での長期投資は無謀

れいかママさん
>究極の資産形成法を興味深く読ませていただきました。まだ子育て中でしかも専業主婦なのであまりリスクを取ることができません。私もオークション感覚でトレードを始めたおバカな女のひとりで減らしてばかり(涙)先生が教えたと言われる女性のように、上場投信を少しずつ買い増してじっくりと待つという投資なら、そんなに値動きを気にしなくても良いし、何より資金が1/2にはならないというのに魅力を感じました。そこで教えて欲しいのですが、何をいつぐらいから買ったらいいのかアドバイスをお願いします。

最近、相場が上昇してきたこともあって退職した上司や同僚、部下だった主婦たちから投資の相談を受けることが多くなってきました。結局、素人が株で損をする原因はここにあるのです。

「株で儲かった」と話を聞くようになって「それなら俺も株をやって見よう」と株を始める。「みんなが儲かってから株を始めても儲かるわけがない」、「株は、誰もがもう株はダメだ」と見向きもしないときが一番のチャンスなのである。みんなが儲けた話を聞いてから始めれば、現在のようなこれから下がるときに株を始めることになり、損して当然という結果になるわけです。

「株は、書店から株の本が消えたら買い時、書店に株の本があふれ始めたら売り時」と誰かが書いていましたが、これこそ名言だと読んだ記憶があります。あのライブドアショックの前、書店は株関係の本であふれかえっていました。そのころを振り返ってみれば、結局、あのころが上昇トレンドのピークだったわけです。

それで誰から相談を受けても「株はやるな」「投資信託は買うな」と言っています。基本的に、投資はインフレ状態にないと儲けることはできないわけです。現在の日本のようにデフレ状態にあり、かつ将来的にもデフレが進行していくと予測される状態で、株の長期投資なんて考えることは、すべてを失うことに等しいわけです。

株や投資信託、土地を長期で持てば必ず上がると言われていた時代は、高度成長期の超インフレだったからであり、これからのデフレ下では、現金を抱え込んでいるのが最大の投資ということなのです。すなわち物価が下がるわけですから、現金の価値は上がり続けるということです。

そんなことを言ってみても、投資をしたいという人の気持ちは変わらないわけですから、株と同じように売買ができ、かつパソコンなんか開かなくても日経指数やTOPIX指数は、毎日ニュースで流される。ということで上場投信を進めているわけです。

そこで何をいつ買ったら良いかとの質問ですが、まず日経平均のトレンドを見てみましょう。

「日経平均(週足チャート)」
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まだまだ日経平均は上昇トレンド継続中です。このトレンドラインから判断した場合、下値のフシは13週線(10500円)、もしくはトレンドライン(10000円)となり、上値の目標は12000円となるわけです。このままトレンドが崩れなければ、押し目を形成して12000円まで上昇するというシナリオと、トレンドが崩れて10000円割れとなるシナリオが想定されるわけです。

そこでどこで買ったら良いのか。そんなことは誰にも分かりません。最近、大きく下げているので、まずは買ってみることです。いわゆる打診買いということです。とりあえず買ってみて、その買値を基準として買い下がっていくわけです。

このチャートで判断する場合、底は8000円ですから、8000円まではナンピン買いを続けられるように資金配分を考えておくことが重要なポイントとなります。下がる株を買うときは、徹底して買い下がることが絶対条件ですから途中で弱気になってナンピン買いを止めてしまったら意味はありません。

現在の位置から8000円まで下がることを想定して、投資できる資金配分して、ナンピン買いする位置を決め、そして計画通り買い増していくわけです。

何を買ったら良いか。たくさんありますが、私は、出来高も多く、投資金額も少額で始められるので、「1306 TOPIX連動型上場投資信託 10口単位」「1321 日経225連動型上場投資信託  1口単位」が良いのではと思っています。

ここからは我慢の相場

へたっぴさん
>これからの相場では?下げ止まりを確認しての買い?との事ですが、私にはとても難しい事です。?もういいかな??と打診買いしたとたんに下げ始め?もう少し待てばよかった?といった具合です。いろいろな状況にもよるでしょううが、どのような事に注意すれば?下げ止まりを確認して買える?のか諏訪様の今までの経験からお話いただけたらと思います。

もう誰にでも儲かる美味しい相場は終わったような気がしています。ここからはしばらく高値圏での持ち合い相場となり、上げたり下げたりのもちつき相場が続いて、決算発表終了とともに下降トレンドへ移行していくと私は考えています。

持ち合い相場で儲けることは、なかなか難しく売りでも買いでもそんなに簡単に儲けることはできないと思います。こうしたことを踏まえて売買の考え方を言えば、じっくりと引きつけて押し目を拾い、吹き上げを売るという短期売買に徹するのがいいのではないかと思います。

たとえば、こうしたチャートのように株価の下支えのフシ(サポートライン)まで下がりきるのを待って反発を売るという短期狙いの手法です。
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この場合、下げ止まりの目安は、25日線&前にもみ合った天井の部分が第一のサポートラインとなります。このチャートの場合は、この第一のサポートラインが機能せず一気に下抜けました。第二のサポートラインは75日線&前にもみ合った底の部分となります。株価は75日線を下に抜けたものの「たくり線」でV字に反発の形となりました。

急速に下げたトレンドの末期に発生した「たくり線」とは、下げ止まりを意味しますから、翌日は、前日比プラス始まりなら打診買いとなります。そして陽線引けとなれば、「陽線の次は陽線」ですから、その翌日も続伸と予測できるわけですから持ち越しして、「三の法則」に従って、その翌日の吹き上げたところを売り抜けるという作戦です。

次のこのようなチャート形の場合は、赤丸で示した位置が下値サポートラインとなります。
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このようなチャート形から右肩下がりのトレンドラインを上に抜ければ、2本の下ヒゲが「毛抜き底」となって上に行くことも考えられるわけですが、ここからの相場では、弱気に考えて下値サポートラインまで引きつける(様子見)する方が良いのではないでしょうか。

次に、こうして下値サポートラインまで下がってきたチャートの場合は、どう考えたら良いのでしょう。
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まだ下げ止まりのチャートサインが出ていませんので様子見が妥当な判断となります。つまり明日の動き次第で判断と言うことになります。明日も陰線引けであれば、次の下値サポートラインである75日線での下げ止まりが確認できるかどうかで判断するということになります。

相場が「もみ合い」もしくは「下げ」のトレンドになれば、買いのみで利益を上げる確率は低くなりますので、儲けることより損しないことを最優先に考えて、利が乗ったら短期で抜いていく。そして予想と逆に動かれて含み損になったら損切りしていくと考えた方が良いと思います。

私は「陰線の次は陰線」と考えて、陰線引けとなれば含み益であろうが、含み損であろうが確定していくという方法を取っています。ここからの相場は、明日は上がるだろうと楽観的に考えるより、明日はさらに含み損が増えると悲観的に考えた方が良いというのが私の考え方です。

トレンドラインを引く目的

J.Sさん
>トレンドラインについて質問させて下さい。例えば1ヶ月間位緩やかな上昇後上げ足を早め2本目の線が引けてしまう様な場合どちらが本当なのか判断出来ません。また株価がそのラインを遮った時そのトレンドは終わったと判断すれば良いのでしょうか?愚問とは思いますがご回答頂けましたら幸いです。


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まず「何のためにトレンドラインを引くのか」という目的を考えてみてください。「トレンドラインは、株価の売買判断をするために引く」のが目的ですから「意味のないトレンドラインを引く必要はない」ということなのです。

トレンドラインの活用法は、「株価の方向性を確認すること」と「トレンド転換を確認すること」が最大の目的となります。このチャートで例示すれば、株価が下げ始めたら「ローソク足の頭と頭を結んだライン」を引きます。すると右肩下がりのライン(青いライン)となります。

やがて株価が下げ止まり、右肩下がりのライン(青いライン)より上に株価が出てきます。ここが下降トレンドから上昇トレンドへの転換部分です。すなわち「初動を買え」と言ってるポイントとなります。あとは「ローソク足の尻と尻の部分を結んだライン」を引きます。すなわち買った株価がこのラインより下がらなければ上がり続けるということになります。

そしてこの右肩上がりのラインを株価が下に抜けたところがトレンド転換のポイントであり、利益確定のタイミングの位置ということになるわけです。

トレンドラインは、売買の判断に活用するために引くわけですから、現在の株価とかけ離れたところに引いてみても意味はないわけです。すなわち自分の売り買いの基準のために引くわけですから、どこに引かなければならないとか、ローソク足の実体部分を結ぶのかヒゲを結ぶのかというように厳密に考える必要はないわけです。

単純に買って売ることを

雪国さん
>自分は損切りが遅くて損失を膨らまして困っています。最大の原因は自分の意思薄弱ですが、自分で改善できません。その内に値は戻るだろうと勝手に思い込み10%も下げてから重い腰を上げてます。一律ルールの損切りもやっては見ましたが上手くいきませんでした。三泊程度のスイングトレードでの損切りルールへのアドバイスなど頂けるとありがたいです。


「3632 グリー(日足チャート)」
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2泊、もしくは3泊の短期スイングは、ローソク足による判断こそが効果を発揮すると私は考えています。現在の上昇トレンドが始まる以前のもみ合い(底練り)相場のころ、よく言っていたのが「三の法則」です。

1本目の陽線、もしくは前日の陰線の頭から始まったら「買い」。その翌日は「陽線の次が陽線」、そして三日目で「利益確定」してしまうという考えです。この「グリー」のチャートで示せば、赤丸の部分で買って、青丸の部分で売るということです。

私は「トレードは何も考えずに単純に売買すべし」と考え、それこそが最善の策と考えています。あなたが損切りできない理由は、意志薄弱というより「考えるから決断できない」のだと思います。だったら私のように「陰線の翌日は陰線」と考えたらどうでしょう。

陰線となっても「明日は上がるかも」と考えるから損切り出来ない。下がり始めても「明日は上がるかも」と考えるから損切り出来ない。ということでしょう。ならば・・・何も考えずに・・・陰線となったら売る・・・買って三日目には売る・・・と単純な売買に徹した方が良いのではと思います。

K.Nさん
>「崩れたチャートは買うな」、「落ちてくるナイフはつかむな」等、今までの自分の売買がいかにダメで、塩漬け株を沢山作ってきたかのか良く分かり、勉強させて頂いています、初動を買えとの教えで、DAC、11000円,船井財産コン,13000円、富士通コンポ,20000円等利益が伸ばせなくて利益確定の考え方を教えて下さい、今4777ガーラを56000円で6株持っています、09年の半値戻し70000円か5日線を割れた所,損きりは50000円を割れた所と考えています。教えて頂けると有難いのですが、ご指導宜しくお願いします。

私に利益確定の基準はありません。とにかく利益は確実に手に入れることだけを考えています。利を伸ばすという考えでいけば、5日線を利益確定の基準として考えれば良いのではないでしょうか。

ただ一つだけアドバイスするとしたら、あなたが保有している銘柄は、新興株と出来高が極端に少ない銘柄となっています。すなわち、まとまった売りが出れば一瞬にしてストップ安となり、たとえ現在含み益であっても一瞬にして大きな損失を出すことは考えておくべきだと思います。

私の経験を言えば、10万円ほどの含み益だった新興株が、3日間連続のストップ安張り付きで売れなくなり、結果的に30万円ほどの大損切りをしたという悲惨なトレードをしたことがあります。決算時期でもありますので、一昨日の「アクロディア」のような事態が発生することも想定しておくことは必要だと思います。

判断ミスの代償と考えて

さよこさん
>先生こんにちは。8035 東京エレクトロンのご診断お願いできませんか?5880円で空売りしてます。損切りが遅れてしまい含み損が7万にもなってしまいました。


「8035 東京エレクトロン(日足チャート)」
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このようなチャートの「買いのポイント」は、赤丸で示した部分となります。チャート形としては「マド開けは買い」「フシ抜けは買い」というのが、テクニカル売買の基本となります。

この基本を踏まえれば、5880円は「買い」のポイントであり、ここでカラ売りをかければ踏み上げられるのは必然と言うことです。損切りのポイントとしては、6000円ラインをブレイク(フシ抜け)した位置、6200円台をブレイク(フシ抜け)した位置だったと思います。

ここ一週間ほど5日線割れとなって下げそうな形となっていましたが、ちょうど6200円台をブレイク(フシ抜け)した位置(サポートライン)での調整完了となって本日は急反発しています。

週足チャートによる中長期トレンドは、上昇トレンド継続中であり、ここは迷わず損切りが正しい判断となるのではないでしょうか。大きな損切りとなりますが、これは自分の判断ミスの代償と考えて、これからの教訓とされればいいのではないかと思います。

上昇トレンドのカラ売りは、いわゆる逆張り投資ですから、素早い損切り判断をしないと損失は際限なく青天井で増えていきます。おれから先、半年のうちに含み損が消える確率と含み損が2倍になる確率を考えたとき、含み損が消える確率はほとんどないと言えるでしょう。

最小の資金で最大の利益を

「いかにリスクを抑えた投資を心がけるか」が、私の投資に対するテーマとなっているわけですが、「投資とは、いかに少ない投資資金で、いかに大きな利益を得るか」だと私は考えています。

100万円の資金を投入して10万円の利益を得ようと考えるか、10万円の資金投入で10万円の利益を得ようと考えるかということです。投資とは、損する確率と儲かる確率は五分と五分だと私は考えますから、「投資すれば損する」ことを大前提に考えます。言い換えれば「できうる限り損失を抑えて、できうる限りの利益を追求する」というのが目指すところとなります。

たとえば100万円の資金を投入して10万円の利益を得ようとすることは、それほど難しいことではありませんが、損したことを考えれば10%下がっても10万円の損失となります。ですが10万円の投資なら1万円の損失で済むわけです。私は、10万円もの大金を失うことは精神的にダメージを受けますから、10万円でできうる限りの利益を追求するという考えをするわけです。

「崩れたチャートを買うな」ということの意味は、「できうる限り損失を抑えて、できうる限りの利益を追求する」ということにあるわけです。

「4751 サイバーエージェント(日足チャート)」
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この「サイバーA」のチャートで説明すれば、上昇トレンドが崩れた後の動きは下げ過ぎの反発の動きがあったものの株価は下を目指す動きとなっています。

100万円で10万円の利益を目指す考えであれば、崩れたチャートの下げ過ぎの反発を買うという手法もOKなのでしょうが、75日線で下げ止まらなかったら大きな損失をすることになるわけです。

ですが、10万円の投資でできうる限り損失金額を少なく抑えたいと考えるなら、左側の赤丸で示した上昇中のフシ抜けや押し目で買うことがリスクが少ないということなのです。さらに、得られる利益と言う面においても、株価が上昇する限り・・・上昇トレンドで有る限り利益は無限大ということになります。

すなわち「投資とは、いかに少ない投資資金で、いかに大きな利益を得るか」と考えるならば、得られる利益が限定的な反発狙いより、どこまでも利益が伸びる夢に投資をすることを考えるわけです。

崩れたチャートを買うな

私は「花はつぼみを買え」「きれいなボディーラインを買え」と言っています。すなわちチャートで言えば、「初動を買え」「上昇トレンドを買え」ということです。これは言い換えれば「崩れたチャートは買うな」と言うことです。

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みなさんの銘柄相談のメールを見ていて思うのは、このような完全にトレンド崩れのチャートを買おうとしていることです。このチャートで言えば、75日線でダブル底を形成しての反発ですから買いで間違いはありません。ですが、この上昇相場でほとんどの銘柄が新高値を更新している中で、なぜこうしたトレンドが崩れた株を買わなければならないのか・・・ということです。

そしてここからが重要なことですが・・・

いまの上昇相場では、こうしてトレンドが崩れた株を買っても有る程度の利益を上げることができます。ですが問題なのは、こうして「下げて安くなった株を買って利益を出せた」という経験が、これから始まる下落相場で大きな損を出す結果に結びつくことにつながるわけです。

つまり下落トレンドが始まっても「下がったら買えば儲けられた」という意識が働いて、下げてきたものを強気で買おうとするわけです。ライブドアショックやリーマンショックで大損した人たちの多くがそうだったのではないでしょうか。下がってきたからと押し目買いし、さらに下げてナンピン買いし、結局、底値だと思っていたところが天井だった。

こうしたチャートの買いは、「下げ過ぎの反発狙い」という買いであって「押し目買い」ではないということです。

「下げ過ぎの反発狙い」という買いは、下落トレンド相場において使う手法であって、上昇相場ではあくまでも「押し目買い」が投資の基本なのです。利益率や成功確率から言っても、上昇相場では「下げ過ぎの反発狙い」よりも「押し目買い」の方が有効なわけです。

投資の基本として「崩れたチャートは買うな」は、ぜひ覚えておくべきだと思います。

失敗の教訓を生かせ

「ライブドアショックで大損をした」「リーマンショックで大損をした」という人はたくさんいるのだろうと思うが、「なぜ損をしたのか?」と損をした自分のトレードの検証をして、これから先、同じ失敗を繰り返さないために何を考えれば良いのか考えている人が何人いるのであろう。

人は、一度痛い思いをすれば、その経験を踏まえて学習し、二度と繰り返さないのが人たる所以だと思うのだが、現実には、二度も三度も詐欺被害に遭う人がおり、二度も三度も結婚相手に泣かされて離婚を繰り返す女性がいる。いわゆる学習効果のない人たちである。

誰にでも失敗はあるし、人は失敗の経験をすることによって、一つの考え方や生き方が決まっていくものだと私は思っている。これは週刊誌か何かの記事で読んだ受け売りだが、「△△にウソを教えられたから失敗した」「上司が指示しないから失敗させられた」と失敗の責任を他人のせいにするタイプの人は、何度でも同じ失敗を繰り返す。「政治が悪いから・・」「景気が悪いから・・」「商売がうまくいかない」と、その責任を世の中のせいにする人は成功することはない。

そうである。

これをトレードに置き換えた場合、「△△にウソを教えられたから」とか「リーマンショックが起きたから」というように、「なぜ損をしたのか」と自分の売買方法を検証しようともしないで、自分が大損をした責任を他人のせいに転嫁したり、リーマンショックで株が暴落したのだから仕方ないと、何の検証もしないで、みんなが損したのだからと自分を慰めて終わってしまう。

ライブドアショックにしてもリーマンショックにしても、一日や二日のうちに株価が半分や1/10に暴落したわけではない。何カ月もかけて下落トレンドを形成して下げ続けていったわけである。この下落トレンドを確認した時、損失を最小限に食い止める判断はできたはずである。

それを自分が判断しないで大損した責任をリーマンショックのせいにするのは、なんとも情けない話であると私は思うのです。

私は、ここ数日、チャートをプリントアウトしてトレードの買いの根拠と売りの判断を記録として残すように記事を書いていますが、こうして記録を残すことによって自分のトレードの検証があとからできるということなのです。いまは誰でもが順調に利益を上げていると思います。・・・そして順調にいっている今は、誰もが自分のトレードを反省することもないでしょう。

ですが、やがて下降トレンドに入ります。すると損切りの連続になったり、含み損が増え続けたりすることに必ずなります。こうして負けが続き始めると・・・人は、なぜ勝てないのかと考え始めます。そんなとき、自分が勝ち続けていた時の記録を見ることで、なぜ勝てないのかという自分のトレードに検証ができるわけです。

目先の1万円、2万円の利益ばかりに目を奪われてトレードをしていても何も身に付かないし、下落トレンドに入れば、そんな10万円や20万円の利益など、一瞬にして吹っ飛び、またまた含み損を抱え込むか、投資資金を減らし続けることになるのは目に見えています。

そんな目先の利益を追いかけまわしているより、どんな相場にも対応できる投資手法を身につけることこそが、初心者がやるべきことだと私は思います。

枯れた花に魅力はあるのか

S.U さん
>諏訪様の豊富な経験によるご解説ありがとうございます。ところで、今日の3823「アクロディア」の急落について、このような場合諏訪様ならどう行動されるのか、ご教授いただければ幸いです。

私は、この「アクロデイア」を金曜日に買い増しして2株保有し、1万円程度の含み益となっていました。そしてきょうは悪材料のニュースでストップ安売り気配。ここは何も考えることはありません。成り行きでの損切りしました。7万円ぐらいの損切りでしょうか。

売った後、上昇しましたが、私は、ここで売れたことに満足しています。つまりストップ安に張り付いて売れなかったら・・・現金に換えることができないわけで、現金に換えられない、すなわち価値のない物を持ち続けることに意味があるのかと考えるわけです。

昨日までのチャート形は「買い」でした。そしてきょうチャートトレンドが崩れました。すなわち「崩れたチャートは、2度と元には戻らない」ということです。

このような突発的なリスクは当然投資にはつきものです。また、このような突発的なリスクは事前に分かるわけもないし、対応のしようもないわけですが・・・たとえば、隣家でガス爆発が起こったとします。「あなたならどうするか」と言うことと同じだと私は考えます。

私は、とりあえず「危険を感じたら何も考えず逃げます」、そして安全が確認できたら家に戻ります。いつもその人の考え方がトレードに表れると言っていますが、隣家が火事になろうが、爆発しようが「とりあえず様子を見よう」と考えて家から出ない人もいるでしょう。こうした突発的なアクシデントへの対応は。その人の考え方によるのではないでしょうか。                   

マッキーさん
>いつもながらの、あざやかな切り口、惚れ惚れ致します!諏訪様の理論は、心から納得できますし、本当に美しい☆☆☆諏訪さま理論に、洗脳され初めましてから、徐々に成績上がりだしております。ご相談、致したいのですが、6326 クボタ です。761円を、底に、二段目の上げの押しを入れ25日線、75日線にぶっつかって、今日少し反発、しかもゴールデンクロス!下値も切り上がっていて、いう事なしの条件だと思うのですが、陰線つずきが気になります。これは、スイングで行こうと思っているのですが、落ちてくるナイフを、つかもうとしているのでしょうか?

う~ん、面白いですね。私は、朝からカラ売りで、この「クボタ」を狙っていました。買い目線で・・しかも中期狙いでここを買うのは「落ちてくるナイフをつかむ」ことになると私は思っています。

ほとんどの株が上がっていく中で、なぜ上がっていかないのか?
私は、チャートを見るときそう考えます。

スイング投資「買いの五原則」

いかに銘柄を探すか?ということに腐心している人は多いと思いますが、ヤフーファイナンスでの相場解説などに出てくる動いた銘柄からピックアップするのも良し、ランキングからピックアップするのも良しだと思いますが、考えるべきポイントは、すべてチャートに「買いの根拠」があるかどうかを重要視する必要があると私は考えます。

チャートが崩れていたり、下降トレンドのチャートの銘柄に、たとえ好材料の情報を見つけたとしても一時的な上昇で終わり、トレンドが転換するということはほとんどありません。すなわち売り優勢の下降トレンドの銘柄は、その好材料の上昇が絶好の売りターゲットにされるということです。

上がる株をどう見つけるかは、株価情報ではなく、以下に例示したチャート形をいかに見つけるかにあると私は考えています。このチャート形こそが「上がる株」であり、これが「買いの根拠」になるということです。

1030-1.gif<高値追い>
現在のような上昇相場においては非常に有効な投資手法となる。新高値を追うチャートでは移動線や上値のフシは尺度として機能しなくなるので、前の高値ラインを投資尺度として上に抜けたら買い、下に抜けたら売りとするのが、この手法のポイントで、株価がピークを迎えるまで利を伸ばせるというのがメリットとなる。
1030-2.gif<ゴールデントライアングル>
これは今までに何度も説明してきたので説明するまでもないと思うが、下値を切り上げながら、かつ一定のラインで頭を押さえられているというチャーチ形。この三角形のボックス内でのもみ合いが長ければ長いほど、上にブレイクした時の上昇幅は大きい。三角形が収束を迎えた位置で打診買いして、上へのブレイクを確認できた位置で強気の買い増しで攻めるのが効果的な投資手法となる。
1030-3.gif<もみ合い放れ>
考え方としては「ゴールデントライアングル」と同じであるが、リスクは少し高くなる。ローソク足で株価の強さを確認しながらの打診買い、そして上へのブレイクを確認してからの買い乗せが有効な投資手法となる。
ただ、このもみ合いを下に抜けたら二度と買値には戻ってこないので、迷わず損切りすることがベストの判断となろう。
1030-4.gif<押し目買い>
上の3形状に比べてリスクは高くなる。押し目買いの条件は、週足チャートが上昇トレンドであること、75日移動線が右肩上がりであることが絶対条件で、株価が上昇中の75日移動線付近まで下降して、反転上昇を確認できてからが買いのポイントとなる。反転上昇の確認は、ローソク足の下げ止まり(トレンド転換)サインで判断することなる。
1030-5.gif<トレンド転換>
現在の上昇相場では、押し目買いでの下げ止まりの確認としての活用にメリットがある。あくまでも週足チャートが上昇トレンドであること、75日移動線が右肩上がりであることが絶対条件となる。

花はつぼみを買え

個人投資家、特に女性に人気の「サイバーエージェント」の動きが悪い。こんなに新興株が2倍、3倍と値を飛ばしている、この相場においても泣かず飛ばずの状態にある。

「4751 サイバーエージェント(日足チャート)」
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なぜ動きが悪い???

いわゆる昔の相場格言でいえば「ボディーラインが崩れた女は買うな」というのが理由である。すなわちチャートトレンドが崩れたから値動きが悪いということである。

花屋さんで鉢植えの花を買うとき、つぼみが開きかけた鉢植えを買うのが一番良い。そしてそれの値段が一番高い。花のピークが過ぎ、花が満開で散りそうになっている鉢植えが一番安い。

つまりトレードで言えば、このチャートの青丸で囲んだ部分のチャートが崩れたときに安値で買おうと考えることは、すなわち花が散りはじめた鉢植えを・・・誰も買わない鉢植えを買おうとするのと同じことなのである。

チャートが崩れた・・・すなわち誰も買わないものを買ってみても上がるわけがない。散り始めた鉢植えを買ってみても花が咲くはずがない。どんなにアラーフォーだと言ってみても崩れたボディーラインが20代の頃のぷりぷりのラインに戻るはずがないということである。

20代の頃のぷりぷりのボディーは、押してもプリンと跳ね返す復元力がある。このチャートで言えば、赤丸で示した部分のように5日線を割り込んでもすぐに5日線上に戻ってくる。これが若々しくきれいなボディーラインである。青丸で示した部分のように、押しこんだらペコンとへこんだままになっている崩れたボディーラインは、誰も魅力を感じるはずがない。

これが値動きが悪い理由である。

世の中にはなぜか、この崩れたボディーラインが好きな人が多いようで、この崩れたチャートを買おうとする。だから8割の人が損をする。当然である。枯れかけた鉢植えを買って、花が咲くはずがない。

私は、ピークを過ぎたアラフォーより、花ならまだつぼみのコギャルが大好き。コギャルの方がピチピチ跳ねまわって楽しませてくれる。アラフォーの将来はすでに見えているが、コギャルの将来は夢や希望に満ち溢れている。私は、常にコギャルのピチピチボディーラインを買い続ける投資を心がけている。

反発狙いはリスクを伴う

さとちゃんさん
>諏訪さんのいつもおっしゃってる陽線の次は陽線(陰線の次は陰線)という意味がようやくわかりかけてきた今日この頃です。近況は鬼ゴム、JUKIと値を飛ばすのに乗れてます(さすがに大幅高した今日は利益確定しましたが)。実は先月は2666オートウェーブで大きくとれました(280→400)400で半分利益確定し、あと半分は買値を割らない限り(もしくは75日線を割らない限り)保有のつもりです。直近高値から下げ続けていましたが、本日75日線で反発、上髭つけ5日線で抑えられてはいますが、陽線つけたので買い増しを考えています。75日線も下降から水平、上昇基調となりそうです。もしよろしければチャート解説いただけたら幸いです。ちなみにこの銘柄もいわゆる仕手株の性質を有する類のものだということは認識してるつもりです(苦笑)


「2666 オートウェーブ(日足チャート)」
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私の言う「陽線の次は陽線」とは、順張り、すなわち上昇トレンドの株を買っているということが大前提にあります。ですから、このような下降トレンドの反発狙いの手法(逆張り)を取っている人が「陽線の次は陽線」と考えると大きなリスクを伴うことになります。つまり儲けるより損をする確率が高くなるということです。

週足チャートでみた場合、この株はチャートを崩して大きく急落した株であり、400円までの上昇は単なる下げ過ぎの反発の動きだったことが推測できます。

またこの日足チャートで見ても下げの力(陰線)に対して上げの力(陽線)が弱すぎます。すなわち前日の陰線を超えない限り、単なる下げの途中の反発の動きと推測するのが妥当な判断となります。よって、買うとしたら上値のフシである330円ラインを突破してからとなるのでしょう。

「陽線の次は陽線」で強気で買えるポイントは、このチャートの赤丸で示したような陽線が連続して続いている上昇トレンドの場合であって、陰線が連続して出ているような右半分のような下降トレンドでは「売り目線」で判断するのが妥当な判断となります。

75日線から反発しての、この陽線で「買い」だとの判断は、「安く買って高く売ろう」という心理の働きであり、「お値打ちな価格に飛びつく主婦心理」と言うと叱られるかも知れませんが、投資では「高く買って、さらに高いところで売る」と考えないとも儲けることはできないと経験上思います。

株価の動きを素直に見れば

K.Mさん
>いつもいつも教えていただいてありがとうございます 3838AQIですが25日線超えのあたりで十字線で終わりました 引けのあたりで売りをしたかったのですが踏みとどまりました 3月末頃大陽線で買いなかなかあがらなくて5日線割れの陰線引けで痛い損切りをした銘柄です カットしたつぎの日に陽線次の日にだいよう線、師匠なら飛び乗ってプラスとされたでしょうに、、、私は心が折れたままみていただけでした 25日線もあるし高値おいはしませんでした 今日のようなときくやしくてもやはり5日線割れを待ってからでないと売りはすべきではないのでしょうか?


「3838 AQI(日足チャート)」
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あなたの売買は、この赤丸の部分だと思いますが、これについて検証してみましょう。あなたが買われたのは赤い矢印で示した大陽線だったと思われますが、この買いは何の問題も有りません。ここは買いで正解だと思います。

問題は、損切りの判断と買い直ししなかったことにあります。

あなたが損切りしたのは、2本目の陰線(青い矢印の部分)だと思われますが、「陰線の翌日は陰線」を信じれば、最初の陰線引けが確実になった時点、すなわち1本目の陰線の引けで損切りするのが正しい判断です。

次が、買い直しです。あなたが損切りした翌日は陽線引けでした。しかも前日の大陰線は前の安値付近で下げ止まっています。いわゆるダブル底を形成したわけです。ダブル底での陽線です。つまり「陽線の翌日は陽線」を信じるなら、この陽線引けが確定する引けで買い直すのが正解だったわけです。たとえ引けで買い直しができなかったら翌日の寄り付きでの成り行き買いすべきだったわけです。
1028-4.gifこの部分のローソク足の株価の動きを矢印で表せば、左図のようになります。下に向かった矢印が、陽線の出現で、反転して上を向いたわけです。この上を向いた矢印を想像すれば、何も迷うことはないはずで買うしかないということになります。

投資は経営者の感覚で

Mさん
>海洋掘削とアクロディアは何度か売り買いして、薄利ですが損きりせずに利益は取れていましたが、私のタイミングは甘くて早すぎたり遅すぎたりで、波に乗れてません。師匠が買ったのを知り一足遅れで再挑戦しています。アクロは五日線越えましたし、海洋掘削も陽線がでて、いつもながらナイスタイミングゲットに、自分の基本の甘さを自覚してしまいます。言葉で表現するのは難しいと思いますが、どこにピンと来て買いを入れたのでしょうか?お時間があればヒントをください。ちなみに便乗させていただくときは(もちろん儲かりたいですが)、儲けたい以上に体感したい気持ちで一緒に買ってます。よろしくおねがいいたします。

私の買いの判断は、いつも言っているように情報でもなければMACDなどの理論値でもありません。「陽線の翌日は陽線」の記事の記事に書いたように、ただ単純に「陽線が出たら明日も陽線」として買っているわけです。ですから指値もしませんし、強制損切りの逆指値も使いません。

ただ単純に、陽線が出たら明日も陽線だと信じているだけのことです。そして陰線になったら明日も陰線ですから損切りする・・・ただそれだけのことです。

ちなみに今日のトレードで説明すれば(これは昨日の日足チャート)・・・
8001-1.png「伊藤忠商事」・・・損切り
陰線の翌日は陰線のとおり、今日もマイナス始まりで換金売り(損切り)です
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「明電舎」・・・・損切り
これも陰線の翌日は陰線のとおり、今日もマイナス始まりで換金売り(損切り)です
3858-1.png「ユビキタス」・・・・新規買い
これは陽線の次は陽線のとおり、今日は爆上げなので買い参戦です
3846-1.png「エイチアイ」・・・・新規買い
こちらも陽線の次は陽線ということで、後場寄りで陽線を確認してから買い参戦です

「伊藤忠商事」にしても「明電舎」にしても損切りしなければならない理由は何もありません。もう少し待てば利益確定はできると思います。ですが、投資とは、いかに短期間で利益を上げるか・・・すなわち資金の回転効率を上げた方が投資資金は増えていきます。

ですから・・動かない株の利益確定にこだわって、資金を拘束させているより、動いた株に乗り換えて、利益を上げていった方が投資資金はより増えるということなのです。これが「売りに損切りも利益確定もない」「儲かる株に投資するために資金を回収するのが売り」と私が言っている意味なのです。

このブログの会員さんの中には、事業経営者のみなさんもたくさんいるようですが、すなわち投資とは事業経営と同じ考えでないと利益は上げられないということではないでしょうか。

事業経営は、限られた資金をいかに効率的に回転させて、いかに利益率の高い商品を仕入れるかということであり、また、いかに売れ残り商品の在庫を抱え込まないか・・ということに重点を置いて事業を経営するのだと思いますが、株式投資においても同じことが言えるのでしょう。

含み損、すなわち売れ残り商品を抱え込む、動かない株、すなわち売れない商品をいつまでも店頭に並べておく。・・・このような田舎の老人がやっているような商店経営では、事業はジリ貧になり、やがて店舗閉鎖という結果しかないわけです。

常に、いかに売れ筋商品(動いた株)を探して仕入れるか、いかに売れ残った商品を換金(損切り)するか・・・・こうして少ない事業資金をうまく回転させることが利益増につながり、事業拡大につながっていくのではないでしょうか。

投資家とは、事業経営者の感覚を持つべきだと私は考えています。ですから、一銘柄に全額投入するようなギャンブルはすべきではないと考えますし、安定的、継続的に利益を増やし続けていくべきだと考えています。

言い換えれば、あなたも資本金(投資元金)100万円の投資会社の社長さんですから、会社経営の感覚で自分のトレードを考えてみると、また別の視点でのトレードのスタンスが見えてくるのではないでしょうか。

陽線の翌日は陽線

きょうは新興株も値動きが悪く、東証銘柄も動かない、上にも下にも動けない相場が続いていますが、私の投資資産はきょうも大幅アップ(今のところですが・・)

すべては、この2銘柄が大きく値を飛ばしてくれるおかげです。

「5196 鬼ゴム(日足チャート)」
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「5352 黒崎播磨(日足チャート)」
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そこで・・・「このような株を買える根拠は何か」というメールを時々いただきますので、それに答えておきます。私は、もう何年も前から「陽線の翌日は陽線」「陰線の翌日は陰線」と言ってきました。

ですが・・・誰からも相手にしてもらえないようです(涙)

「強制損切りの逆指値を使うのか?」とか「陽線の次が陽線とは限らない」とかの質問もいただきますが、すべては「陽線の翌日は陽線」「陰線の翌日は陰線」との考えを受け入れられない。納得できないということでしょう。

投資に対する信念とは、宗教の教義みたいなものです。要するに「信じるか、信じないか」、そして、信じる者はその宗教によって救われ、信じない者は救われない。すなわち自分が何を信じるか、そして信じ切れるかということなのではないでしょうか。

「上昇中の株を買え」と言い続けても下がってくる株を買う。「陽線の翌日を買え」と言っても陰線を買う。だから相場は、損する人がいて儲ける人がいる。だから相場として成り立っているということでしょう。

このチャートを見て「陽線の翌日は陽線」「陰線の翌日は陰線」に見えないでしょうか?私が、この2銘柄を買った根拠は「陽線が続いているから」ただそれだけのことです。

「陽線の翌日は陽線」と信じ切っているから下がることは想定しない。だから損切りの逆指値は使わない。・・・「陽線の翌日が陰線になったら・・・」・・・「陰線の翌日は陰線」だから、損切りするだけのこと。何も考えることはないし、何も迷うことはない。

「どう動くか分からないものを考えても分かるわけがない」これだけが真実です。誰にも分からないものをどう判断するか・・・自分が正しいと信じることに従しか方法はない。霧子さんがよく「私は単純な女ですから・・」というフレーズをよく使いますが、誰にも分からないことは複雑に考えるより単純に考えた方が、その答えが見えてくると私も単純に「陽線の翌日は陽線」「陰線の翌日は陰線」を売買の根拠としています。

こんなこと(トレード)に・・・心を苦しめ、迷い、悩むなんて・・・なんと愚かな・・・私はそう思います。自分の生活の中において、トレードなんて、たかがお遊びです。たかがお遊びのことに真剣になることもないし、真剣になれば儲かるというわけでもない。

そうは思いませんか?

下がる株で儲けるのは至難

まにまにさん
>先日お便りしたトレードは、マイナスで終了しました・・・しかし、いろいろ勉強になりました。とくに、損切り後の買い直しが以前より楽に出きるようになってきました。諏訪様のお陰です。それと、今年度に限れば、収支はプラスです!資金的に複数銘柄は売買できないので、一回、一回の勝ち負けでなく、1ヶ月、1年等、期間内トータルでの収支を大事にしていきたいです。
>質問ですが、よろしくお願いします。5631 日本製鋼所 2/2の陽線で75日線超え、前回値幅のほぼ1/2押しの位置なので買いとした。2/3 1156買い,2/4 終値で損切り、このような判断で良いでしょうか。


「5631 日本製鋼所(日足チャート)」
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このチャートの赤丸(矢印で示した部分)でのトレードについて検証してみましょう。
「1/2押しの株価位置&75日線超え」が買いの根拠だったと思うのですが、この位置は「単なる下げ過ぎの反発」の動きであってここは様子見すべきだったと考えます。これはこの結果を見て言うのではなく、買えない理由がちゃんとあります。
第一が、12月の上昇局面でもみ合った位置(資格で囲んだ部分)が株価の上昇を抑える壁(抵抗帯)になっていること。
第二が、この壁(抵抗帯)も75日線も一気に下に突き抜けてしまったということ。
です。

このようにフシ(下値サポートライン)を下に突き抜けると、その下値サポートラインは今度は天井となって株価の頭を押さえ込む圧力に変化します。ですから、あなたが買った株価位置は、売り方にとっては絶好の売りのポイントだったわけです。

いわゆる俗に言うところの「落ちてくるナイフを素手でつかむ」というトレードです。私は、いつも上昇トレンドの株を買うように言っていますが、下がってくる株で儲けるより、上がっていく株で儲ける方が数倍も簡単で、儲けられる確率も数十倍も高いということです。

今までにメールをもらっている人のトレード内容を見ていても、利益を上げているという人は必ず上昇トレンドの株を買っているし、利益が出ない、損切りばかりと言っている人は、下降トレンドの株に手を出している人が多いということです。つまりこれこそが私の言う「株は高く買って、さらに高く売るのが儲けるコツ」ということなのです。安く買って高く売ろうと考えると、どうしても下がってくる株を買おうとしてしまい、買ったらさらに下がっていくという結果になっていると思います。

ちなみにこうした75日線を下抜けしてしまった株価の動きを読む場合は、底値を付けて上昇を始めますが75日線で押し戻されます。こうして75日線に2回ぐらい挑戦して3度目の挑戦でようやく上に抜けるというのが基本的な動きとなります。

ですから次の赤丸で示した部分、すなわち株価が75日線に接近したところはカラ売りのポイントであって、買いでは絶対手を出してはいけない株価位置と言うことになります。

考えては理解できません

hotaruさん
>いつもわかりやすい解説ありがとうございます。諏訪さんの基本中の基本である「陽線の次は陽線」この意味がいまいちわかりません。いまさら・・・と言われそうですがもう少し教えて頂けますか?わからないのは陽線の次は陽線ならずぅっと上がっていくということ?陰線にはならないのでは?陰線の次は陰線ならずぅっと下がってしまう。こんな基本がわからないでいます。あと、陽線と見える白い線が実は陰線だったり、陰線に見える黒いローソク足が実は陽線だったり・・・というのもよくわかっていません。超初心者でもうしわけないのですがもう一度詳しく教えて下さい。

「女は男より弱い」と言うと「男より強い女だっている」と反論する人がいる。「女は結婚すると幸せになれる」と言うと「結婚して不幸になる人もいる」と反論する人がいる。「一流大学を出ると出世できる」というと「一流大学出てプータローをしている人もいる」と反論する人がいる。

「陽線の次は陽線だったら永遠に上がり続けることになるのではないか」との考え方は、これと同じです。反論するための理屈を考えているということです。いわゆる一般的には「屁理屈」と言われる思考の方法です。つまり言っている理屈としては正しいが、現実には何の役にも立たないということ言うことです。

私は、チャートの判断に「頭を使うな」と言っています。「見たまま、感じたままを素直に売買に生かせ」と言っています。あなたの場合、頭で理屈を考えるから、見たものが曲がって見えると言えるのではないでしょうか。

トレーダーにも曲がり屋と呼ばれる人がいます。すなわち、みんなが買いだと考えるときに「売り」だと考え、みんなが「売り」だと考え始めると「買い」だと考える人です。そして自分が理屈で考えたことが正しいと考えるから「自分が買ったら下がる、売ったら上がる」「なんでだろ~」と不思議に思っている。

こんなのは不思議でもなんでもないのです。チャートを素直に見れば「買うべき時に売り、売るべき時に買う」から損をしているのであり、みんなと逆のことをすれば、みんなと逆の結果が出る・・・不思議でもなんでもない。当然の結果と言うことです。

頭の良い人は物事すべてを理屈で考えようとします。そして頭の良い人ほど、人の裏をかいてやろう、人の考えないことを考えてやろうとするようです。投資は、そんな人の裏をかこうなどと言うような邪道の手法より、素直に流れに従う投資の基本にしたがわなければ成功は困難を伴うでしょう。

投資の基本とは「陽線の次は陽線」「陰線の次は陰線」なのです。ただ、これだけを信じなさいと言っても理解できないのでしたら、少し講釈をしてみましょう。

坂道にボールを置くとコロコロと下の方に転がっていきます。あなたは、このボールを見て「今は下に転がっているけど、すぐにこちらに反転して上がってくる」と考えますか???これが「トレンドが発生したら継続する」という考え方です。理屈でもなんでもありません。一度転がり始めたボールは、一定期間一定方向へ転がり続けるわけです。

この原理原則さえ知っていれば、なぜ「陽線の次は陽線」「陰線の次は陰線」なのかは理解できるのではないのでしょうか。つまり「陽線とは株価が上に向けて動いた結果」です。その陽線を見て、明日上に行くか、下に行くかと予測した時、転がり始めたボールを思い出してください。

転がり始めたボールは明日も転がり続けるのです。であれば、上に向けて動いた株価は、明日も上に向けて動くわけです。これが「陽線の次は陽線」と言うことです。陽線の次に陽線ばかり出るはずがない・・・当然です。陰線が出たら、次は陰線です。

重要なポイントは、言葉に意味ではないのです。陽線を見てあなたがどう感じるかです。きょう上げたら明日は下がると考えるか、きょう上げたから明日も上げると考えるかです。あなたがその株価の勢いをどう感じたかということが重要なのです。株価がどう動くかなんかどんなに考えても分かるはずがありません。

だから・・・考えない、頭を使わずに・・・どう感じたかが重要なのです。

買い直すために売るのです

S.Uさん
>諏訪様、いつもわかりやすい説明ありがとうございます。損切りまではできるのですが、次に買うのが上手くいきません。躊躇いがあります。損したという精神的な物だと思いますが、諏訪様はどのようにお考えでしょうか?同じく、気づいた時上昇を始めていた場合、そのまま買われるのでしょうか?3%ぐらい上昇してしまったとして。これも躊躇ってしまいます。

まずトレードの基本原則を大前提に考えてください。
「株価が上がるか下がるかは誰にも分かりません」
つまり自分がどう感じたか、どう考えるかが重要な問題です。そこで株価の動きを予測するための判断材料としてローソク足を活用するわけです。あのマニュアルで説明したローソク足の組み合わせによって上がるか下がるかを予測するということです。

「株は、売るために買い、買うために売る」
つまりトレードには「買い」と「売り」しかないわけです。損切りとか利益確定というのは、単に結果がそうであったというだけのことで意味はないわけです。このことは、ほとんどの人があまり意味を感じないのだと思いますが、これこそが重要なポイントなのです。

あなたの場合、「損切りはできるけど買い直しができない」ということですが、ここでの問題は「なぜ売ったのか?」ということです。つまり「損したくないから売った」と考えるから買い直しができないとなるわけです。私は、そうは考えません。「儲けるために資金を調達(回収)した」と私は考えます。

こう考えてみましょう。

300円で買った株が280円に下がりました。まだ下がるような気がします。そこで280円で売って資金を回収するわけです。いわゆる損切りですが、この損切りに意味はないわけです。つまり280円で資金を回収して250円で買い直せば、30円も安く買うことができるわけです。言い換えれば、280円の資金を回収して250円で買い直せば、手元に30円残るわけです。

これだけでも30円儲けたことになりませんか。投資は考え方次第。その人の性格や考え方がトレードに表現されると私は言っていますが、「過去の損失にこだわる人と、儲けることしか考えられない人は成功しない」と私は経験上そう考えています。

「株は買うために売る」、「売るという行為に損も得もない」、すなわち個別株での損得なんか投資で利益を上げることと何の関係もない・・・という大原則を踏まえて、実際の売買での考え方を具体的に説明します。

1027-4.png

このようなチャートの青丸で囲んだ部分の判断としては、最初の青丸の部分は、前日の陽線の尻のラインを下に抜けたわけですから迷わず損切りです。ここからが重要なポイントです。このチャートの場合、下の方に75日移動線があります。つまり損切りしたあとは、この下値サポートラインで下げ止まるかどうかを監視するのです。言い換えれば、買い直すために売ったわけですから、買い直しのポイントを監視するのは当然ということです。

そして下げ止まって反転上昇してきました。この移動線(下値サポートライン)で下げ止まれば上昇していくというのが株価の基本的な動きですから、ここで買い直しするわけです。ここでの買いは迷わず成り行き買いで良いわけです。買ってから含み損になろうが75日線を下に抜けない限り上がるわけですから強気で上がるのを待てば良いということです。

<ワンポイントアドバイス>
「損切りしたあとに今度は何を買おうと銘柄探しをする人はチャンスを逃します」
銘柄選びに意味はありません。株価は上げたり下げたりのトレンドを形成して動くものですから、少額資金で売買を繰り返す初心者は、同じ銘柄のチャートの観察に集中して、トレンドの波に乗ることだけを考えた方が好成果を上げることができると思います。そしてそれこそが投資の勉強であり、これから先の投資につながっていくと考えます


次に、二つ目の青丸です。陰線が2本立ちました。ここは「陰線の次は陰線」と考えれば、明日も下がると予想できるわけですから、翌日は5日線を下に抜けるかどうかに注目するわけです。このチャートの場合は5日線で踏みとどまって上がって行きました。この第1本目の陽線の上昇途中は迷わず成り行きで買うわけです。つまり「陽線の次は陽線」ですから、今日が陽線であれば、明日も陽線になると判断するわけです。明日も上がると判断できるなら迷う必要は何もないということです。

最後に投資の大原則に戻りますが、「株価が上がるか下がるかは誰にも分かりません」ですが、分からないと言っていたら迷って買えません。すなわち、あなたが何を信じるかです。これは人生においての考え方でも同じですが、何かを信じなくては何もできません。そして信じたからと言って、すべてがそのように動くものでもありませんが、信じる以外に判断のしようがないということです。

ゴールデントライアングルとは

K.Mさん
>いつもご教示いただいてありがとうございます 455ケミカルですがゴールデントライアングルになるかも? と思うのですが 師匠のお見立てをいただければうれしいです。
>またまたすみません 3838AQIはゴールデントライアングルでしょうか?

私がゴールデントライアングルと呼んでいるチャート形は、一般的に「三角持ち合い」「三角もみ合い」と呼ばれているチャート形ですが、そのうち特に上昇確率の高い「三角持ち合い」を「ゴールデントライアングル」と呼んでいます。

1026-3.png

私の言うところの「ゴールデントライアングル」形は、このチャートのような上昇後の休憩状態に入った形を言っています。よって、あなたがお尋ねのような下降トレンドのチャートに「ゴールデントライアングル」が表れることは有り得ません

これは参考ですが、「ゴールデントライアングル」かどうかの判断は、チャートをプリントアウトしてこのチャート図のようにローソク足の頭の部分と頭の部分を結んだラインを引いてみます。次に、尻の部分と尻の部分を結んだラインを引いてみます。この2本のラインの形が三角形になれば「ゴールデントライアングル」の形となります。いわゆる下値切り上げ型のチャート形です。

損切りの考え方

なみだ猫さん
>霧子さんがいつも「5日線を損切り基準に」と言っています。諏訪さんも同じように言われていますが、私はせっかく含み益になっても5日線の逆指値にひっかかって損切りすると株価が上昇して悔しい思いを繰り返しています。この5日線の意味がよく分かりません(涙)

まずこのことをよく理解してください。
「株価は買った時が一番リスクが高い」
つまり買った時点では、上がるか下がるかはイチかバチかの状態ということです。そして
「含み益が大きくなるほどリスクは少なくなる」
つまり買った株価が上昇すればするほど損するリスクはなくなっていくということです。

ですから、株を買う人は「できる限り含み益を伸ばそう」と考えるわけです。

あなたのトレードに間違いがあるとしたら買った直後に5日線を損切り基準にしていることではないでしょうか。

5日線(移動線)とは、株価の下値サポートラインであり、基本的には下値サポートラインは「買い」のポイントとなります。あなたが損切り貧乏になっている大きな原因は「買うべき時に売っている」というところにあります。あなたが「5日線の逆指値にひっかかって損切りすると株価が上昇して悔しい思いを繰り返しています」と言っているのは、まさに株価の基本的な動きだということです。

たとえば、このチャートで売買判断を示せば
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赤丸の部分で買って保有している場合、含み益は大きく膨らんで、もう損するリスクはほとんどありません。あとはどこで利益確定するかだけとなりますが、含み益はできる限り大きく伸ばしていきたいと考えるのが人間ですから、どこまでも保有し続けようとします。ですが上がったものはいつかは下がります。

そこで売り(利益確定)の基準をどこにしたら良いかという答えが、霧子さんの言う5日線を基準に利益確定をするということなのです。つまり「株価が5日線の上にある限り株価は上昇していく」ということであり、「株価が上昇を続ける限り利益確定の基準は切り上がる」ということなのです。すなわちこれが利を伸ばすという基本的な考えです。

それではなぜ5日線を割り込んだら売りなのかということですが、前に書いたように、5日線とは下値サポートライン(フシ)ですから株価がこの5日線(下値サポートライン)を割り込まない限り上昇トレンドは継続しているということです。つまり株価は上昇を続けると考えられるわけです。

ですが、この上昇トレンドの5日線を株価が下に抜ければ「上昇トレンドから下落トレンドへのトレンド転換」となり、株価は下がり続けることになるわけです。そう考えれば、なぜ5日線が利益確定の基準になるのか理解できるのではないでしょうか。

これがチャート分析の基本です。これをまず理解してください。

そこであなたのトレードについてのアドバイスですが、たとえば、青い丸で示した部分の陽線で買った場合、5日線に逆指値を設定しておけば、当然、強制損切りを執行され、そののち株価は反転上昇していくということになります。ですから、あなたのようなトレードをすると損切りを繰り返して結果的に資金を減らし続けるということになってしまいます。

そこで考え方としては二つあります。
第一が、含み損になっても5日線を割り込むかどうかを確認するという方法。
第二が、陽線の尻を抜ける陰線が発生したらいったん損切りして、5日線で反転してきたら買い直すという方法。

第一の方法は、5日線を割り込んでしまうという最悪の場合、大きな損失を出すことになってしまいます。ですから私は、第二の含み損が小さいうちにいったん損切りして5日線付近で買い直すという方法を取っています。

いずれにしても「基本は、あくまでも公式にすぎない」わけですから、現実のトレードでは「上がっていきそう、下がりそう」とあなたが感じる感性がすべてだと思います。あくまでも損切り基準まで待つ必要はなく「下がりそう」と感じたら損切りしてしまうという決断も必要ではないでしょうか。その判断がたとえ失敗に終わったとしても、自分の感性を信じる、自分の判断を信じる・・・この自分に自信を持つということが大きなメリットだと私は思います。

経営者感覚で売買を考える

ミスターXさん
>あれだけたくさんの銘柄を買ったり、値動きを監視したりできることに感心します。どのように判断されるのかぜひお聞きしたいものです。

その疑問は、一銘柄のみの損益を重視するから出てくるのだと思いますが、私の思考はアバウトでザックリとトータルで利益を出せば個別株の損益なんか関係ないという考えで投資しています。入会のとき「私の投資手法の基本はローソク足に有り」と言いましたが、基本的には、前日のローソク足との比較で株価の勢いを感じた株を買っていきます

当然に買ったら下がる銘柄も有りますが、個別株の損益は全く無視しています。どんどんと上がると感じた株を買いこんで、前場の寄り付きや後場の引け間際に、勢いの弱かった株、すなわち見込み違いだった株を処分したり、明日に期待できそうな株を新たに買ったりと銘柄を入れ替えます。

私の資金投入額は、信用枠で1200万円あるわけですが、常に1/3の400万円を投入資金の限度としています。すなわち投資手法としては一銘柄に400万円を集中させる方法と、私のように400万円で10銘柄程度に分散して投資する方法があると思いますが、私は分散して複数の銘柄を買うという手法をとっています。

ですから個別株が上がろうが下がろうが関係なく、投資した400万円が増えたか減ったかが問題なわけです。 よって利益確定する時にも含み益銘柄も含み損銘柄もすべてをセットで利益確定するということになります。

大きな利益を得ようと考えれば、一銘柄に集中投資の方が効率的なわけですが、逆に動かれた場合の損失も大きくなる。すなわち「リスクとリターンは等しい」ということです。分散投資の場合、効率的には悪くなってもローソク足の判断で10銘柄買えば、悪くても6割から7割の銘柄は上昇します。時には、大化けする株をつかむチャンスにも恵まれます。

投資ですからリスクは避けられませんが、いかにリスクを回避するか、いかに損をしないかを考えるのが私の投資に対する考えとなります。「常に株価は買ったら下がる」「自分の期待と逆に動く」と私は考えて株を買いますので、株を買う時に上がることは考えていません。常に「下げたらどこまで下げるか」と考え、その下げの限度が許容できるかどうかが判断の基準となります。

私は、株のトレードを単なる数字の売買だとは考えていません。売れそうな商品を仕入れて高く売る小売りの商店主と考えて売買しています。ですから経営者として、いかに利益を上げるか、いかに高く売れる商品を仕入れるか、いかに売れ残った在庫を作らないか、そんな商店経営の考えで株を売買しています。

すなわち売買する商品が洋服や肉、魚という物品ではなく、株価という商品だと考えるわけです。いわゆるネットオークションでの物品売買と同じ考えです。そう考えたとき、逆張りの考えはないわけです。

誰も買わないものをどんなに安く仕入れてみても売れるはずもなく、商品の回転も悪いし利益にもつながらないわけです。また、損切りにしても、商店の経営者の考えでいけば、売れ残りの商品をいつまでも抱え込んでいては利益が上がるはずはありません。経営者なら買値より下げても・・・損してでも売って換金しようと考える。そういうことなのです。

分散投資の考えにしても、単品を売る商売よりも、たくさん品ぞろえをした商売の方が売り上げは伸びる。そして売れ残った商品と、売れた商品の利益を相殺して、トータルで利益を出す。これが商店経営だと考えるわけです。こうした経営者の発想でトレードを考えれば、私の投資手法は理解できるのではないでしょうか。

精神的ダメージを回避する

麗子さん
>ウェブマネーを諏訪さんは売ってしまわれたのですね。191000を割ったらと覚悟をしていたのですが・・・。塩漬けで取得平均を下げたので負けるわけにはいかないというのが本音です。陰線の後の十字線と言うのはやっぱり損切った方が良かったのかと今 後悔もしています。きょうも十字線でした。もう一度諏訪さんの読みを教えて頂けないでしょうか?


「ウェブマネー(日足チャート)」
1026-5.png
私の場合は、複数銘柄を一山いくらでザックリと買って、トータルで利益が出れば、ザックリと売る(トータルで利益確定)という投資手法を使っていますので、個別銘柄の損得や、個別銘柄がこれから上があるか下がるかは、ほとんど関係なく売買していますので、ウェブマネーの判断をして売ったわけではありません。

そこでウェブマネーの今後の値動き予想ですが、十字線で踏みとどまったということは、まだまだ買いが継続している気もします。チャート分析の基本で言えば「気迷い十字線」2本の意味は、上に行くか下に行くか迷っている状態ということになります。すなわち売りの勢力と買いの勢力の力が均衡した状態ということです。

この力のバランスが崩れた方向へ株価は動きます。よって明日あたりのその方向性が出るのではないでしょうか。現在の株価位置は、移動線から大きく離れ過ぎている状態となっています。基本的には、離れ過ぎた株価と移動線のかい離率は解消されることとなります。

これを踏まえれば、今後の株価の動きは、株価はボックス相場を形成して移動線が近づいてくるのを待つか、もしくは株価が下がって移動線に近づいていくのか二つのシナリオが考えられます。私の予測としては、赤いラインのボックス内での動きをしばらくは続けるのではと考えています。

私ならどう判断するかということであれば、下げたときに備えて一部を換金売りして「上げても良し、下げても良し」の精神状態に持っていくでしょう。投資で最も重要なポイントは、精神的ダメージを受けないことにあります。お金はどれだけ損しても「儲けてやろう」という気力さえあれば、いつでも取り返せますが、精神的に「もうダメ、勝てそうにない」となったら、もう株で勝てるはずはありません。

ここから上がった時のために一部を残し、下がったら買い増しするために一部を換金しておく。こうして二通りのシナリオに備えることによって、株価が上げても下げても想定の範囲内ですから精神的にダメージを受けることはありません。投資は、個別で儲けることだけを考えると必ずトータルで損をすることになります。最悪に備えることこそが勝ち残る秘訣だと私は考えます。
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