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トレンドは継続する

ころすけさん
>初めてメールします。超初心者です。寄り付きの板情報を見ていてもまったくINのタイミングが分かりません。どうしても追いかけ買いになってしまって薄利でリカク。そしてドカンとやられる繰り返しです。先生はどんな判断で売りとか買いのタイミングをつかむのでしょうか。

まず、どんなタイミングでINしようと100%勝てるというポイントなんかありません。つまりINした時点での勝率は50%。言い換えれば、儲かるか損するかは、誰にも分からないということです。その確率は、初心者であってもベテランであっても同じことです。

ただベテランは、過去の経験から流れ(トレンド)を読みとってINします。ですから初心者と比べて勝率が高くなるわけです。

なら初心者は、ベテランに勝てないかと言えば、そんなことはありません。トレードは、初心者もベテランも対等だと私は考えています。初心者とベテランに違いがあるとすれば、トレードに感情を持ち込むかどうかの違いではないかと思っています。

つまり「ここは買い」だと思っても、「ひょっとして下がるんじゃあないか」と不安になってINできなかったり、下がっていく株価の安いところに指値の買い注文を入れてみたり・・・そんな迷いがあるかないか、行動を起こさずに妄想しているだけで終わってしまうかどうか・・・ただそれだけの違いだと私は思います。

トレードに勝利する絶対条件は、「自分を信じる」「考えない」「決断する」ただこれだけのことです。寄り付きの板の動きなんか見たって、きょうの動きが読めるわけがないんです。

シンプルイズベスト・・「トレンドは継続する」・・ただこれだけを信じて決断する。成果の上がらない人は、ただこれだけでずいぶんと結果は違ってくるのではないでしょうか。

次の5日間の分足チャートを見てください。

いったん上(下)に向いた株価のトレンドは、2日間は上(下)に向かって動いています。つまりトレードなんて何も考える必要はないし、何の知識や情報も必要ないということです。上に動いた(赤丸)とき、成り行きで買い注文を出し、下に動いた(青丸)とき、成り行きで売り注文を出せば良いだけのことなのです。

これを1000円でも安く買おうと考えたり、下がってきたところで買おうなどと考えるから決断できなくなるのであり、そして買えずに追いかけることになるのです。トレードで重要なのは1000円や2000円高く買おうが、安く売ろうが関係ないんです。そんなセコイことに神経を使うより、トレンドの波にいかに飛び乗るかが重要だということです。

「黒崎播磨(分足チャート)」
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「富士通(分足チャート)」
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日足と週足

わかなさん
>先日は暖かいお言葉をありがとうございました。個人にお返事を下さる労力を思うと本当に頭が下がります。今日の相場では、諏訪様は大きくマイナスになってしまわれ、含み損との戦いとおっしゃっておられます。私の方は、なかなか損切り出来なかった4銘柄を昨日、やっとの思いで売却いたしました。「やれやれ、やっと思い切る事が出来ました。」と自分の思い切りの悪さを反省し、今後の戒めにしなくては.....と、思っておりましたが、しかし一夜明けての今日の上昇劇。自分自身の余りのタイミングの悪さに落ち込んでおります。
でも、諏訪様にこうした成り行きをこぼしている間に少し元気が出て来た様な気がします。きっと聞いて頂いたことでホッとしたんですね!ありがとうございます。一つ、お教えください。超初心者の質問なのですが、チャートを見る際に、日足と週足とではどちらの眺めをより大きく感じるのが解かりやすいのでしょうか。的外れの質問でしたらお許しくださいませ。急ぎませんのでお時間の許される時で結構です。

「含み損に耐えてみようか」とも考えてもみましたが・・・止めました(笑)
私の場合、株のトレードは楽しむための趣味娯楽であり、楽しむことを最優先に考えますので、精神的に負担になることはやらない。楽しんだ結果として、わずかな利益が残れば、それで良し。若干の損が出れば、それは楽しんだ対価と割り切る。こうして資金を減らさずにトレードを続けていれば、時に大きなうねりが生じて、大きな利益を手にすることもある。そんなことを考えながら相場を楽しんで生き残っています。

>自分自身の余りのタイミングの悪さに落ち込んでおります
トレードは、勝つか負けるか、二つに一つ。売買の結果は、そのいずれかであり、ただ負ける方に出ただけのこと。すなわちタイミングが悪かったのではなく、ただ「負け」のカードを引いただけのこと。落ち込む必要は何もないと私は考えます。それより重要なのは、自分の思い切りの悪さを反省し、今後の戒めにしなくては・・・この思いを大切に教訓とすることだと思います。

つまり「損切りのタイミングが悪かった」というのは「目先の損得」であり、「思い切りの悪さの教訓」は、これから先の「トレードの考え方」ということです。トレードを続けていくのであれば、目先の損得など「蚊にさされたようなもの」、そんな些細なことより生き死にに関わるような大怪我をしないことを考えるのが重要だと思います。

「日足と週足のどちらを重視するか」ということですが、1週間程度のスイングであれば日足チャートで判断すれば良いと思いますが、週足チャートで株価トレンドの大きな流れや節目をチェックすることも売買判断の参考になるのではないでしょうか。

「4751 サイバーA(日足チャート)」
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たとえば、この「サイバーエージェント」の日足チャートを見て、「なぜ、この位置で下げ止まったのか」と考えた場合、日足チャートのみを見ていただけでは分かりませんが、週足チャートを見れば・・・

「4751 サイバーA(週足チャート)」
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このように上昇してくる52週線にぶつかったからだと言うことが明確に分かります。株価は、ランダムに動いているわけではなく、必ずチャートのテクニカルライン(節目)で反発上昇、反落下降のトレンドを形成します。すなわちこのトレンドの把握さえできれば、売買のタイミングも見えてくるわけです。

具体的に言えば、例えば、1本目の大陽線(135000円程度)で買ったとして、再び下落して含み損になります。ですが、週足チャートを見れば、株価が反発した52週線が控えていますから、あわてて損切りする必要はなく、ナンピン買いのタイミングを見極める局面となるわけです。

「早めの損切り」とは言いますが、含み損になったら早く切れば良いということではないということです。早めの損切りとは、このチャートのように上がる可能性があるところで切るのではなく、下がる可能性が高くなったら素早く切り捨てることを言います。すなわち、このチャートで言えば、52週線を下に抜けたら迷わず切り捨てるということです。

売買の判断は、売買の基準を設定して、その基準に合致すれば「買い」、その基準から外れれば「売り」と、感情を排除して淡々と売り買いをすることが、トレンドの流れを見失うこともなく成果に結びつくのだと思います。トレードの結果において、落ち込んだり、悔んだりすることなど、単なる感情の揺れであり・・・勝つも負けるも時の運・・と割り切って感情を引きずらない方が良い結果を招くのではと思います。

株価トレンドに逆らうな

「ぼんちゃんの株と恋の日記」の管理人さんは、今までの上昇相場で上がっていく銘柄にカラ売りを仕掛けては踏み上げられ、さらにナンピン売り乗せを重ねて、追証発生にまで追い込まれていた。

カラ売りオンリーで、しかも強気でレバレッジ全力を使ってカラ売り勝負する投資をしていたのだから、この急落相場では相当の利益を上げていても不思議ではないのだが・・・・この急落相場に至って、買いに回り、今度は、買いで含み損を増やして苦しんでいるようである。

投資手法に正しいも間違っているもないと言うのが、私の考えですから、ここで、この管理人さんの投資手法が正しいか間違っているかを言うつもりはありませんが、ただこの管理人さんは、私の投資に対する考え方である「上がるを売るな」「下がるを買うな」の正反対の考えを実践しているので、ここに取り上げてみました。

この管理人さんがカラ売りを仕掛ける銘柄は、私が買いと判断するマド開けブレイクのチャートであり、私が売りと判断する下抜けブレイクのチャートを買うという、いわゆる「上がるを売って、下がるを買う」という私と正反対のトレードをしているようである。

上がっていく株価を見ると、もうそろそろ下がるだろうとカラ売りをかけたくなるのは自然な人の心理であり、今のように下がっていく株価を見ると、もう上がるだろうと買いたくなるのが自然な人の心理。

だが、その自然な人の心理とは、単なる感情にしか過ぎない。この自然な人の心理に流されることを戒めるのが「もうはまだなり」という相場格言なのではないかと私は思っている。

みなさんの中には、騰落レシオは売られ過ぎを示し、8日連続安ともなれば「もうそろそろ底だろう」と考える人もいると思うが・・・・「もうそろそろ」と思ったら・・・まだ下がる・・と考えて、買いは、もうしばらく我慢した方が良い結果を招くのではないだろうか。

ぼんちゃんさんの「上がるを売って、下がるを買う」と考えるのが良いのか、私のように「上がるを買って、下がるを売る」と考えるのが良いのか・・・

いずれにしても私の「上がるを買って、下がるを売る」という考えでいけば、株価はまだまだ下がり、まだまだ買う場面ではないということになる。「買いは慎重に、売りは強気で」がこれからの投資主体になると考えています。

信用取引について

おんぷくさん
>信用取引について勉強中です。新しい言葉を理解しようと努力中ですが、「まだまだ」信用取引の質問ですが、期日について図書館で借りた本に期日について、証券会社と顧客との間で決め多くは3~6ヵ月と読んだ記憶があります。が、諏訪さんの言われる2,3日の意味は現物と同じ売買ができるということでしょうか。もうひとつ、個別銘柄に売り残と買い残の欄があります。売り残が増えると、高値圏で下がると考える人が多くなったと思っていいのでしょうか。まだまだ初心者ですが、新しい言葉が出るたびに覚えていこうと思っています。よろしくお願いします。

最近、信用取引についての質問が増えてきましたね。私はアバウトな性格ですから教科書に書いてあるような説明はできませんので、実際の売買において必要な知識としての説明をします。

ネット証券での信用取引には「制度信用」と「一般信用」があります。「制度信用」とは、返済期限が6ヶ月と決まっていて、6ヶ月たてば強制的に決済する必要があり、「一般信用」は無期限で返済期限はありません。この二つの取引のメリット、デメリットは私には分かりませんが、一般的には「制度信用」での取引が一般的だと言われています。

「制度信用」について説明すれば、6ヶ月以内に返済すれば良いということですから、買って、その日のうちに売るというデイトレでもOKということです。信用取引の場合、保有すればするほど金利や貸株料といった諸経費がかさんできますから返済は早ければ早い方が諸経費は少なく済むということになります。

信用取引のメリットは、現物株の売買より手数料が安く設定されているということでしょうか。そのためデイトレーダーの多くは信用取引を使って売買していると思われます。

売り残、買い残については、いろいろ言われますが、売り残が増えてきたから下がるとも言えないし、買い残が増えてきたから上がるとも言えません。つまり売り残、買い残を見て、上がるか下がるかを判断することはできないと私は思います。ただ、言えることは、下がっていく株は、買い残が増えていきますし、上がっていく株は、売り残が増えていきます。

ただ一つ、現実の売買において売り残、買い残が参考になるのは、売り残、買い残ともに増えている銘柄、特に貸借倍率1倍未満となっている銘柄は、人気が集中している銘柄ということは言えるでしょう。

私の説明では、あまり参考になりませんが、実際のトレードでは信用取引での売買も現物株の売買と同じと考えて良いのではないでしょうか。

戻り売りとは

M.Tさん
>よく上がったら売り、下がったら買いと聞きます。霧子さんもたしかそのようなことを書いてた気がしますが、これは、高値を売って安値を買えと解釈できるんですが、諏訪さんとは逆の考え方なんかな?

他の人のことは知りませんが、霧子さんが言っている「上がったら売り、下がったら買い」と言う意味は、高値を売れという意味ではなく、下降トレンドのチャートの大きく下げて「リバウンドして上がってきたところを売れ」と言うことを言っていると思います。

決して上昇トレンドのチャートの上がったところを売れと言っているわけではないと思います。上昇トレンドの新高値にカラ売りをかける逆張りをするのは、「ぼんちゃん」さんの投資法ですが、霧子さんは、私と同じ順張りですから、下降トレンドの株にしかカラ売りはかけないと思います。そしてそれがリスクが少ない投資手法だと思います。

「急落しての戻りを売る」・・いわゆる戻り売りについて説明してみます。
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「戻り売り」とは、買いで言うところの「押し目買い」と同じ考え方になります。このチャートで説明すれば、大きく急落して75日線にリバウンドして上昇してきました。このリバウンドで上昇してきたところにカラ売りをかけるのが「戻り売り」で、一番リスクの少ない手法となります。

急落した株価がリバウンドして上がってきたら・・・まず「どこで止まるか」を推理します。このチャートの場合、青い横のラインが株価が止まるであろうと思われる基準となります。次にトレンドラインを引いてみます。すると、このチャート図に示したように、2本の青いラインの中間地点が戻りの天井と推測できるわけです。

ちょうどこの位置には25日移動線も有り、二重、三重の強い抵抗帯となることが分かります。であれば、この抵抗帯を上に抜けていくのは無理と考えて、この付近で売りのタイミングを図るわけです。ここで上昇が止まらずに抵抗帯を抜けていくようなら「買い」への方針転換となります。

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買いのタイミングは、右端の青い丸で囲んだ部分・・陽線で高値をつけ、翌日も陽線ながら、前日の陽線を超えられずに終わりました。ここでこの図のように損切りの基準ライン(赤いライン)を設定してカラ売りをかけるわけです。下がれば・・すなわち含み益になれば放置して利を伸ばします。

当然、逆に動かれて損切りライン(赤いライン)を上に抜けたら損切りすることは絶対厳守です。

カラ売りのメリット

株勉強中さん
>デイトレーダーの人はほとんどカラ売りメインのトレードをしているように思うのですが、何か理由とかあるんでしょうか。

いろんなチャートを見てもらえば分かると思いますが、株価は、上がるときはジリジリと上がって、下がるときは急激に下がります。つまり短期間に大きな利益を得ることを目的にトレードするデイトレーダーや超短期のスイングをやる人にとっては、この短期間で大きな値幅が抜けるカラ売りは、買いよりメリットがあるわけです。

こう考えてみましょう。株価は、買う人がいなければ上がりません。たとえ売る人がいなくても買う人がいなければ、株価はジリジリと下げ続けていくわけです。つまり値動きのない株を持っている人は、値動きのある株に乗り替えていきますから株価は下がっていくわけです。そして当然、カラ売りが入れば急落します。

つまり株価が上がる条件は「みんなが買う」のただ一つですが、下がる条件は「みんなが売る」という条件と「誰も買わない」という条件の二つもあるわけです。こう考えたとき、株価は上がるより、下がる方が確率的に高いという見方もできるわけです。

先月までのように日経平均やNY株価が高値を更新し続けるような相場環境では、みんなが上昇トレンドの波に乗り遅れまいと、どんどん株を買ってきます。それが先月までの上昇相場です。そして現在のように下降トレンド入りすると、利益確定売りして資金を引き揚げるか、もしくはカラ売りしてヘッジをかけるか・・という、いずれにしても売りという投資行動に出てきます。

さらに、この状況で「今が買いだ」と新規に大量の資金をつぎ込んでくる投資家などいません。せいぜい年金資金などが買いを入れる程度ですが、結局は焼け石に水で、売り方の餌食にされてしまうだけ。昨日の後場の強い動きは、そんな資金の買いが入ったのでしょうが、結局、きょうは買いが続かずに10000円付近まで下げています。

これが「トレンドは継続する」ということであり、「下がる株を買うな」と私が言ってることなのです。

今までの日本株は好決算を期待して上げてたわけですが、その決算発表も終わった現在、株を買える材料があるのか・・・と考えたとき「何もない」・・・ですが、「売る材料は山ほどある」・・・そう考えたとき、日本の株価(日経平均)が上がることは考えられず、9000円台~11000円台での小動きが続くと考えるのが妥当なのではないでしょうか。

霧子さんのトレード解説

霧子ファンさん
>私は霧子さんのブログのファンなんですが、霧子さんのブログで諏訪さんのブログの紹介を見て、こちらにたどり着きました。ひょっとして霧子さんと諏訪さんはお知合いなんでしょうか?これは霧子さんには聞いても教えてもらえないと思うので、聞くのですが、霧子さんのトレードについて解説ができたら教えてください。失礼を重々承知でのメールですので無視されてもかまいません。


「霧子のラブリートレード」の管理人さんのことですね。前にも「諏訪さんが株を教えているという元部下の女性ではないか」とか「諏訪さんの株弟子ではないか」というメールをいただいたこともあります。・・・・・がっ!・・・メールを交わしたこともない、まったくの他人です。ですが、トレードに関する考え方は、私とまったく同じ考え方だと思います。ただ、彼女の方が企業分析の知識や能力も有って、元投資銀行勤務と言っているのは本当だと思っています。

彼女が最近トレードした売買を解説してみます。

まず「ず」じゃなくて「ゞ」が正しい銘柄の空売り
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これは「いすゞ自動車」だと思いますが、青い矢印のポイントでカラ売りして、赤い矢印のポイントで損切りしたと思われます。つまりカラ売りしたポイントは、前の大陽線の尻のラインを下に抜けたのを確認してカラ売りに入ったわけです。いわゆる、このポイントがトレンドが崩れた位置となります。

そして、このまま崩れていくと想定して利益確定しなかったのでしょうが、株価は急反発して5日線を上に抜けました。すなわち霧子さんの売買基準となる5日線ブレイクですから損切りとなるわけです。ここで損切りしないと、このチャートのように大きな含み損を抱えることになってしまうわけです。

次が私もお世話になってる銘柄の空売り
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これは「サイバーエージェント」だと思いますが、第一回目は、2本の陽線のコマを陰線で包み込んだのを確認してカラ売りしたものと推測します。そして陽線のコマで5日線にタッチしたところで薄利撤退し、翌日、その陽線のコマの尻のラインを下に抜けたポイントで2回目のカラ売り。そしてきょう大陽線で上がってきたのを見て5日線をブレイクすると判断して利益確定したのでしょう。

つまり霧子さんのトレードに対する考え方は、私がK.Mさんの質問に答えて「考え方は同じです」のタイトルで書いた記事の考え方と同じということでしょう。一言で言えば「陰線を売って、陽線で買い戻す」ということであり、言い換えれば「陽線を売るな、陰線を売れ」ということになります。

霧子さんにメールすることがありましたら、諏訪がこんなことを書いていたと・・霧子さんの意見も聞いてみてくださいな(笑)

考え方は同じです

K.Mさん
>こんにちは。私は長い間現物株の売買のみですが、最近空売りをしてみたくなってきました。しかし不安もあり、一から教えていただけたらと、おもいきってお便りしました。お忙しい御様子ですので機会があればよろしくお願いいたします。

現物売買しかしていなかったということですので、まず信用取引について初歩的なことを説明します。現物株の場合には、買う時と売る時に手数料がかかるだけで何年保有していようと経費はかかりませんが、信用取引は、借金をして株買う、もしくは売る・・・と同じことですから、1日いくらの利息(カラ売りの場合は貸株料)がかかってきます。つまり保有すればするほど経費が膨らんでくるわけです。

ですから「信用取引は、短期売買が基本」と心がけてください。

次にカラ売りのタイミングですが、私の場合は、買いにしても売りにしても順張りが基本ですから「陽線を買い、陰線を売る」のが基本となります。つまり「強い犬には歯向かうな」「弱った犬を叩け」です。

「買いのチャート形」
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「売りのチャート形」
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この「伊藤忠商事」のチャートで説明すれば「1本目の陰線を売る」のが基本的な考え方になります。すなわち買いの場合に「1本目の陽線を買う」ということの反対の考え方です。そして心がけとして「陽線を売るな、陰線を売れ」が私の考え方の基本です。

このチャートで説明すれば、赤い丸の部分の場合、大陰線の頭と尻の部分を売買の判断基準として設定します。そして大陰線の次は陽線、ここは様子見です。そして次の日、陰線でカラ売り。いわゆる打診売りです。そして売買の判断は、赤いラインを上に抜けたら「買いのチャート形」になりますから、カラ売りしてたものを損切りして「ドテン買い」と、カラ売りから買いに方針変更します。逆に、青いラインを下に抜けたらカラ売りの売り乗せということになります。

このチャートの右側部分の青い丸で囲んだ部分は、陰線の尻のラインを下抜けした形になり、カラ売りのタイミングとなります。ポイントは、カラ売りで含み益になった場合、陰線が続く限り保有して利を伸ばすというのが効果的な投資手法になります。

このチャートの右側の二つの丸について「陰線が基準になっていない」と疑問に思う人もいるでしょうから説明しておけば、ローソク足の形は陽線になっていても、前の陰線を超えない限り「陰線」と判断します。つまり下げ過ぎの反発は「陰線」と言う判断になります。

厳守すべき事項としては、設定した赤いラインでは、確実に損切りしてしまうべきで、ここで損切りできないと、人気ブログランキングの第16位ぐらいにいる「ぼんちゃん」さんのように含み損を抱えて苦しむことになりますので、これだけは気をつけて欲しいものです。

株価トレンドに従えば

K.Sさん
>先週は、ここまで下がればもう下がらない。買いのチャンスだと思い、きょうの寄り付きは寄り底を予想して成り行きで全力買い。ところが寄り天で身動きが取れなくなってしまいました。サラリーマンなので場を見れないハンデがあるということを思い知らされました。私のように仕事をしている人間はどのように考えたらいいのでしょうね。

私の考え方を言えば、「急落を買う」とか「寄り底を見込んで買う」という投資法は、デイトレーダーの発想(考え方)だと思います。場を見ていて売買の判断が可能なデイトレーダーなら急落の反発狙いという手法は効果があると思いますが、仕事を持っているサラリーマントレーダーが、同じ手法で売買してもリスクの方が大きいのではないでしょうか。

サラリーマントレーダーは、デイトレーダーのように「一発当ててやろう」というようなギャンブルチックなトレードをするのではなく、チャートの基本にしたがってトレンドの波に乗る投資法でないと成果は上がらないと私は考えています。たとえば、人気ブログランキング第二位の「霧子さんのトレード手法」ですね。彼女のトレードは、チャートトレンド重視で、トレンド転換で買い、もしくは売って、それがダマシ(5日線を基準)であったなら損切りするということを徹底しているようです。

つまり、リスクを抱えて短期間で莫大な利益を求めるのではなく、チャートトレンドの波に乗ることだけを考えている投資手法だと言うことでしょう。ですから、5日線を割り込んだら機械的に損切りするということで、リスク管理を徹底しています。すなわち5勝5敗でも損はしない、6勝4敗なら利益が出るという投資手法を実践しているわけです。スイングトレードの場合、特にサラリーマントレーダーには、彼女のトレード手法はぜひ見習って欲しいものだと思います。


情報重視の人は、株価が為替やNY株価の動向や決算などで動いていると考えるようですが、私のようにテクニカル重視の人は、株価は、トレンド・・・すなわち需給で動いていると考えます。すなわち何があろうと上がり株は上がるし下がる株は下がるということです。すなわちチャートのトレンドは継続するということです。

1045-2.gifこれが買いのチャートの基本形です。
前の高値を超えて上げ続けていく株価の動き、すなわち上昇トレンドのチャートの株価を買うことが利益を伸ばせると言うことになるわけです。
「4061 電化(日足チャート)」
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たとえば、このようなチャートの銘柄です。きょうのような全面安の相場でも株価は陰線を引くこともなく高値で止まっています。すなわち、上がる株は、どんな状況になろうと売り勢力より買い勢力の力が強いわけですから下がらないわけです。このようなチャートの下値サポートライン(青いライン)、もしくは75日線を株価が割り込むまでは「買い」でいけるということです。言い換えれば、下値サポートラインを割り込めば「買い」ではなく「カラ売り」方針となるわけです。

1045-3.gifこれが売りのチャートの基本形です。
つまり前の安値、すなわち下値サポートラインを下に抜けていくチャート形の株価は「買い」で入る銘柄ではないということです。売りとは、すなわちカラ売りであり、買って保有している人は「損切り」ということになるわけです。言い換えれば、このような下降トレンド入りしたチャートの下値サポートラインを下抜けした株価を保有していれば、含み損はどんどん増え続けることになるわけです。
「5352 黒崎播磨(日足チャート)」
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たとえば、このチャート・・きょう大陰線で下値サポートラインを抜けてしまいました。この株を保有していたのであれば「迷わず損切り」となり、信用取引をしている人は「強気でカラ売り」を仕掛けるタイミングとなるわけです。すなわち、カラ売りをかけて踏み上げられたとしても、右肩下がりのトレンドラインを上に抜けるまでは、強気で「売り方針」となるわけです。となれば、このようなチャートの株価を買っても儲けられるはずはないということにならないでしょうか。

結論を言えば、こうした株価のトレンドに逆らわない投資、トレンドの流れに身を任せる投資をすれば、日中の株価の動きなんか気にする必要もないし、一日の終わりに株価チェックをするだけで放置し、適当なところで利益を確定すれば良いだけのこと。・・・・つまり、これが霧子さんの投資手法ということです。

きょうの霧子さんの記事に、ベテランと初心者の違いは「どれだけ儲けたかではなく、いかに損しないか」にあると書いていましたが、つまり「大儲けするかしないかは≪時の運≫であって、どんなときにも大負けしないことが≪実力≫」だということなのでしょう。大負けしなければ、すぐに損は取り返すことができる。そしてそれがトータルで利益を上げることにつながるということでしょう。

売り方の気持ちで判断を

S.Sさん
>中国関連銘柄として日本農薬に注目しているのですが、株価は1月安値付近で急速に切り返して下値を切り上げながらの小動きです。ここは仕込みどころかとも思うのですが、半値戻しぐらいは見込めるでしょうか。


久しぶりの質問になりますね。ありがとうございます。

「4997 日本農薬(日足チャート)」
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株価判断をする場合において「フシ」の判断が重要な着眼点となります。「フシ」とは、移動線、前にもみ合った位置など、売り方の勢力が売り攻勢を仕掛けてくるポイントを言います。よってカラ売りをやらない人であっても「自分がカラ売りするとしたらどこで仕掛けるか」と売り方の立場に立って考えてみることも必要だと言うことです。

このチャートの場合、青いラインを引いた位置が下値のサポートラインとなっていたわけですが、株価はこのサポートラインを下に抜けてしまいました。つまり今までの下値サポートラインは、これからは上値抵抗ラインに替わったわけです。

言い換えれば、この上値抵抗線(青いライン)を上に抜けていくには、相当協力な買いの力が働かなければ抜くことはできないわけです。つまり、カラ売りする人にとっては、この青いラインまで株価が上がってくれば、そこは絶好のカラ売りポイントとなるわけです。

こう考えたとき、株価の上値目標は、この青いラインまでと考えるのが妥当な判断となります。

私は、「株価が75日線より上にある銘柄を買え」と言っているわけですが、それは・・・言い換えれば、75日線より上にある株価は、上値余地がある・・・すなわち売り圧力が少ない分、値幅を取れる確率が高い・・ということなのです。

このチャートで言えば、下値サポートライン(青いライン)で下げ止まっていたなら新高値更新と言う可能性もあるわけですが、このように下値サポートライン(青いライン)を割り込んでしまった株価は、下値サポートライン(青いライン)が天井となってしまう・・・すなわち損するリスクを背負って買っても、得られる利益は少ないということになります。

トレンドは常に継続する

hotaruさん
>日経がぐんと下がりました。怖がりの私もそろそろ手を出したいのですが銘柄選びとなると・・諏訪さんのいつもの『陽線の次は陽線』を意識すると株価が下がっていても陽線をつけているものを選ぼうかと考えます。でもここのところ大きく値が落ちた銘柄がほとんどです。75日線で下げ止まっているように見えるものを選ぶべきかあるいは全体のトレンドがあまり崩れていないものを選ぶべきかと思います。来週はいくつかの銘柄をチェックしてみたいのですがどのタイプがお勧めでしょうか。考え方のご教授いただければうれしいです

デイトレなら別ですが、スイングなら、しばらくNYダウやアジア市場の相場が落ち着くまでは様子見するのが妥当な判断だと思います。しかし、今回の暴落は絶好の買いチャンスでもありますので、買いのタイミングを見極めることが重要となってくるのでしょう。

私の考えとしては、週足チャートで上昇トレンドが崩れていない銘柄をピックアップして、あとは日足チャートで「下げ止まり」「トレンド転換」を確認できてから「初動に乗る」という手法がベストだと考えています。

きのこママさん
>上場投信の買い下がりを私も検討しているのですが、昨日の記事で諏訪さんも勧めているということで心強く思っています。日経平均8000円目標と書かれていますが、そこまで下がると予想されているのでしょうか。

買い下がり、すなわちナンピン買いで成功できるかできないかのポイントは、下がれば下がるほど強気になれるかどうかにかかっています。初心者がナンピン買いで損するのは、中途半端にナンピン買いで追いかけて、途中で不安になってナンピン買いを止めてしまうところにあるわけです。

ナンピン買いのポイントは、買いのタイミングではなく資金管理、すなわち資金の投入計画にあると私は考えています。つまり、どこが底かと目標を定めて、その目標の底までは買い下がれるだけの投入資金が必要と言うことです。

日経平均8000円目標とは、8000円まで下がると予想したのではなく、8000円まで下げても買い下がれるだけの「資金配分を考えろ」という意味なのです。つまり300万円の資金であったとしたら、日経平均9000円台までに使い果たしてしまうのではなく、せめて100万円ぐらいは、日経平均8000円まで下げても買い増しできるように余力を残して買い下がれという意味なのです。

繰り返しますが、ナンピン買いは下がれば下がるほどに強気にならなければ成功はしません。ですから私は、個別銘柄でのナンピン買いは絶対に勧めません。つまり、個別銘柄をナンピン買いすれば、すべてを失うことも有り得るわけです。ですから、こうして相場全体が暴落した場面では、絶対つぶれるリスクがない指数(上場投信)を買い集めることを勧めているわけです。

ヨッピーさん
>師匠は4月の終わりごろから下がることを予感しているようなニュアンスの記事を書かれるようになったと感じていました。そして今回の暴落前には東証銘柄を買わずに新興銘柄だけをトレードしていたように思います。今回の暴落を予感させる兆候と言うか、何かチャート上にサインがあったのでしょうか?

テクニカルの基本は≪トレンドは継続する≫です。言い換えれば「陽線の次は陽線」「陰線の次は陰線」です。すなわち「陽線の次は陽線」とテクニカルの基本通りにローソク足が出現する相場は上昇相場であるということです。

しかし4月の終わりごろから、陽線の翌日にたすき線での大陰線が発生したり、その翌日には大陽線での急反発があったりと、いわゆる株価が乱高下する「餅つき相場」の様相となっていました。すなわち「トレンドが継続しない状態」になっていたわけです。言い換えれば、不安定な状態になっていたいとうことです。

株価が高値圏で不安定な状態になれば・・・飛行機に例えれば、操縦不能で墜落するかも知れない状態・・そう考えれば、今回の株価急落は予感できたのではないでしょうか。なら、なぜ買ったのかと言われそうですが「持ち直して墜落しないかも知れない」と思ったということです。つまり私の判断ミスということです。

まとめれば、テクニカルの基本は≪トレンドは継続する≫です。そして基本通りに動かない状態になったときは、波乱が起きる前兆と考えると理解しやすいのではないでしょうか。

サプライズを求める

勉強中さん
>まだ学生の身分なので知識として投資の勉強をしている者です。好決算の発表で株価が急落するのを目にすると株価がテクニカルで動くと言うことが理解できます。ですが、やはりファンダも重要だと考えています。そこで一つ教えてください。たとえば過去何年間も増収増益を続けている企業の株価の動きが悪いのに比べて、赤字企業の株価の方が上昇しています。ここがよく理解できません。

株価は人気投票によく例えられます。すごい美人と、不細工な女の子を並べて、どちらが好みかと言う人気投票をしたとしましょう。一般的に誰が考えても美人の方に投票をすると考えるでしょう。ですが、結果は不細工な女の子の方がたくさんの得票をもらうこともあるわけです。つまり自分がどちらが好きかではなく、みんながどう考えるかということで結果が決まってくるわけです。

すなわちトレードは理屈やデータのみで株価判断ができるものではないということです。これを格言では「相場のことは、相場に聞け」と言っています。言い換えれば、株価が上がる、下がるに理由などないということです。理由があるとすれば、みんなが買いだと考えていれば株価は上がり、みんなが買う魅力はないと考えれば株価は下がるということです。そして「みんながどう考えているか」を推測して投資するのがテクニカル投資であり、みんなの心理を推測する道具がチャートということになるわけです。

次に、連続増収増益の優良企業の株価の動きが冴えないのに、赤字企業の株価が急上昇しているのかという疑問ですが、こう考えてみましょう。たとえば、テストのたびに100点満点を取る優秀な生徒がいて、いつも0点というできの悪い生徒がいるとしましょう。いつも100点を取っている生徒が90点しか取れなかったら、みんなはその優秀な生徒に失望し評価が下がるのではないでしょうか。

そしていつも0点しか取れない生徒が10点を取ったとしたら、みんなの注目を集め、そのダメダメだった生徒の評価は上がるのではないでしょうか。90点取った生徒と10点しか取れなかった生徒を比較すれば、90点取った生徒の方が優秀に決まっています。ですが、現実には、わずか10点取った生徒の方に注目は集まるわけです。

つまり人の心理は、サプライズな出来事に集中され、歓心を惹かれるということです。投資で言えば、サプライズなニュースによって、株価にみんなの歓心が集中し、みんなが売買に参加してくるから株価は上がるということです。これを決算に置き換えれば、決算発表が増収増益かどうかということと株価が上がるか下がるかは、ほとんど関係がないということです。決算発表によって株価が上がるか下がるかは、その決算にサプライズがあったかどうかが重要なポイントだと言うことなのです。

もうひとつ例え話をすれば、例えば、1億円の資産を持っている人が100万円稼いだとします。この稼いだ100万円によって、その人の生活が何か変化するでしょうか。逆に、ほとんど収入がなかった人が100万円稼いだとします。すると、この人の生活は100万円入ってきたことによって、食べ物から着る物など、生活に大きな変化が起こります。

1億円の資産を持っている人を連続増収増益を続けている優良企業、収入がなかった人を赤字企業と置き換えてみれば、どちらにサプライズがあるか、どちらの変化率が高いかということが分かるのではないでしょうか。

「株価は、人の心理(人気)によって形成され、人の心理は、サプライズな出来事に集中する」と考えたとき、私はファンダメンタル(企業財務分析)投資より、人の心理の動きを読み取っていくテクニカル投資の方が、個人投資家には向いていると考えるわけです。
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