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損したから失敗ではない

梅太郎さん
>7月27日に、6205 OKK 147×2000 を成り買い、根拠は前日に75日線を陽線上抜け、トレンドも上向きと判断、損切りを 138 に設定したところ7月30日損切り約定。諏訪様の教えのとおりチャート用紙をプリントしているのですが、諏訪様が何か書き残すとしたら、どう書かれるかお教えいただきたくお便り致しました。


「6205 OKK(日足チャート)」
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自分のトレードをプリントアウトして反省点を記録して、今後の資料にするのは、次に同じ失敗を繰り返さないためにも非常に良いことだと思います。

75日線ブレイクの陽線の翌日のマド開けでの買いは、買いの根拠も有り買いの判断は正しかったと思います。ただ一つ反省点があるとすれば、買った当日陰線引けが確実となった時点で1000株損切りしておくことは考えても良かったのではないかと思います。

つまり、75日線で下げ止まって上昇に転じたら損切りした資金で買い増す。75日線で下げ止まらずに下がったら損切り額を少なくできる。という上がっても良し、下がっても良し、という両面の構えを取ることは考えても良かったのではないかと言うことです。

陰線の翌日は、「陰のはらみ線」となりました。
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マニュアルにも書きましたが、「はらみ線」は「トレンド転換のサイン」となります。すなわち「はらみ線」の翌日の株価の方向へトレンドは流れるということです。

このチャートの場合、75日線上で陽線のコマで踏みとどまったような形となりましたが、「はらみ線」の判断の基本から言えば、「はらみ線」の尻のラインより株価が下に落ちたわけです。

すなわち「はらみ線」の翌日の株価の方向へトレンドは流れるというセオリーでいけば、株価トレンドは下に向いたことを暗示しているわけで、このチャートが75日線割れして下がったのはチャートテクニカルのセオリーどおりの動きだったことが分かります。

反省点として記録するのであれば、75日線のみに目を奪われ「はらみ線」というチャートサインを見逃してしまったということではないでしょうか。

そして成功点として、75日線割れで損切りしたことがあるでしょう。私の場合は、同じ動きをした「ツガミ」を下がることを想定せずに莫大な含み損を抱えてしまいました。私に比べれば、あなたはうまく損切りできた。これは大成功だったと言えるのではないでしょうか。

勝負事での勝ち負けは時の運です。トレードもイチかバチかに賭ける勝負事ですから、儲かるか損するかは時の運が大きな要素を占めると私は考えます。ですから、トレードでの成功か失敗かは、儲けたか損したかではなく、納得できるトレードができたかどうか、だと私は考えています。

つまり買いの根拠もなく、ただ思いつきで買った株が、翌日、大幅高となって大きな利益を上げることができたとして、それが成功だったのか・・・と考えるとき、私は、そんなものただの偶然で成功ではないと考えます。

すなわちトレードの成功かどうかは、次のトレードでその事例が生きるかどうかにあると私は考えるわけです。「このサインが出たら買い」というパターンがあって「そのサインで買ったら儲かった」という事例は、次の投資でも「同じサインが出れば買い」ということで生きてきます。

ですが、「何も考えずに買った株で儲かった」という事例では、次のトレードで「どこで買ったらいいのか」は分かりません。つまりこのサインは信じられるという勝ちパターンを身につけることが、トータルで利益を上げるためのポイントになると私は考えるわけです。

考え方のヒント

投資手法は、投資資金の規模やその個人のメンタルの強さによって多種多様、いろいろな方法が考えられますが、100万円以下と言う言う少額資金でトレードをしている人、あるいは大きなロットでトレードをする人は、長く保有すればするほどリスクは高くなります。

1日5000円は簡単に儲けられる。・・・これは誰でも考えるでしょう。でも5000円で利益確定をしない。もっと儲けようとする。・・これも誰もが考えることでしょう。

ならばこう考えたらどうでしょう。

毎日5000円を確実に抜いていくことができれば1週間で25000円の利益を確定することになります。であるならば、スイングの場合、1週間保有して25000円の利益を上げれば、デイトレで1日5000円を確実に抜いていくことと同じことか・・・と考えたとき、利益の額は同じであってもリスクの大きさから言えば同じではない。

つまり株は保有期間に比例してリスクは高くなってきます。損するリスクをとった以上、リスクをとらない手法より多くの利益を得なければ等しくないということになります。

ならばデイトレが良いのか・・ということになりますが、私は「リスクを少なく、利益を大きく」と考えたとき、一泊二日がベストではないかと考えています。つまり明日の天気は、ある程度高い確率で予想することができるが、一週間先の天気など予測不可能と考えるわけです。

これは「トレンドは継続する」との基本的な考えに基づくものです。つまりきょう快晴なら明日も晴れ・・と予想する。80%以上の人はそう考えるでしょう。トレードもこれと同じことで、きょう上げれば、明日も上げると80%以上の人は見ているわけです。そしてそう見ることが常識的で妥当なものの見方ということでしょう。

そう考えたとき、きょう陽線なら明日も・・・最低限、前場は上昇・・と考えるのが80%以上の人の心理です。であるならば、買って含み益になり、陽線で終わったら、翌日まで持ち越した方が含み益は増えることになる。であるならば、デイで確定してしまうのではなく、翌日の前場で利益の上積みを狙った方が効果的と考えるわけです。

ガールズトーク掲示板で、マッキーさんが・・・
「絶対5000円以上は損はさせない」「利益は、あなたの望むまま」
という金融商品があったらあなたは投資しますか?

というようなことを書いていました。これは大きなヒントだと思って読ませていただきました。
つまり、この金融商品こそ株のトレードそのものです。

-5000円のところに逆指値をしておけば、絶対5000円以上の損はしません。そして利益は、あなたの望むままです。でも、80%以上の人はそれができない。できないから大損をしてしまう。

株式投資で重要なのは、買ってしまったあとで「上がるのだろうか、下がるのだろうか」と考えるのではなく、買う前に「上がるのだろうか、下がるのだろうか」と考えることにあると思います。買って含み損を抱えてから考える必要などなく、含み損、すなわちあなたの判断が間違っていたという結果なのです。

判断を間違ったのならやり直せば良いだけのこと。事故を起こしたから「あ~すれば良かった」「こ~すれば良かった」と考えることと同じで、考えてもどうにもならないことは考えない。そんな過去を考えることより、次に、同じ失敗をしないことを考える方が、より成長することにつながっていく。

いずれにしても株のトレードとパチンコの違いは、「予想ができるかできないか」ということにあると思います。そして予想するツールがチャート図であって、トレードで何の判断根拠もなくお金をつぎ込むのは、パチンコと同じになる・・・そう思います。

持ち合いの判断は難しい

郁代さん
>お世話になっております。(3401)帝人を@301で買い、今は塩漬けです。この持ち合いは、月足、週足見てもさっぱりわかりません。トレンドの方向性がわかるようなヒントなどありますでしょうか?お時間のある時でもお願いいたします。トレンドがでない持ち合いは時間もかかりそうですから、、


「3401 帝人(週足チャート)」
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こうした業績が安定した成熟企業の株価は、こうした持ち合いの形になることが多いです。すなわち企業に成長性もなく、かといって業績不振の危険性もない、業績が安定している企業といっていいでしょう。

言い換えれば、株価の値幅を稼ぐトレーダーにとっては「買いの材料もなければ、売りの材料もない」という銘柄で、投資対象としては魅力のない株と言えるわけです。

株価は260円~320円の値幅でのボックスの範囲内で動いていますので、260円付近で買い、300円を超えたら売りというのが基本的な投資スタンスとなります。現在の株価は、ちょうど52週線に急接近したボックスの中間点の位置にあります。

株価判断としては、この52週線をブレイクできるかどうかが注目されるところですが、ブレイクできれば310円までの戻りはあるのでしょう。逆に、ブレイクできなかったら再度下値を試す展開となり260円ラインに戻されると考えられます。

自分で判断を下すことが第一

やよいさん
>早速質問の答えと、マニュアルを読ませて頂きました。2489アドウェズもそのままにして行ってしまったので、心配でしたが、少し上がっていたので、ホッとしています。ちなみにアドウェズの今日のチャートを、どう見ていらっしゃいますか?今日もプラスで引けており、25日線も上ですが、陰線なので明日あたりの様子を見て、損切りをしようと考えています。近日中に9~10万円はいくのではないかと思うのですが、チャートはどんな感じなのでしょうか?とにかく損切りは本当に大事だと思っています。早く決断ができるよう頑張ろうと思います。

「2489 アドウェイズ(日足チャート)」
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チャートの判断では75日線は売りの勢力と考えます。つまりこのチャート図に示したようなイメージとなります。アドウェイズのチャートは、このように売りの勢力(75日線)がこのように株価の上昇を抑え込む形となっています。

こうしてイメージしてチャートを見たとき、株価の上値のフシは90000円ラインにあると予想できます。と考えたとき、この株価が10万円のラインを超えて上昇していくことは、特別な材料でも出ない限り想定できないと考えるのが妥当な判断となります。

よって投資判断は、ここから先は売り上がりが正解で、買うとしたら10万円ラインをブレイクしたポイント、もしくは8万円ラインと考えるのがチャートによる売買判断となるのではないでしょうか。

>推奨銘柄などはないのでしょうか?1つでも教えて下さると嬉しいのですが。。。ちょっと無理なのでしょうか?
いつも言っていますが、株価が上がるか下がるかなど誰にも分かりません。株価情報やテクニカル分析を職業としている投資顧問などのプロでも上がる株のみを推奨することはできません。このブログの会員さんにもあなたのように投資顧問の情報で損をしたという人が何人もいますが、・・・それは当然のことであって、株価が上がるか下がるか誰にも分からないからこそ、株式市場が公平、公正に運営されているということになります。

他人の指示にしたがって売買するということは・・・・私が得意の下品なたとえ話にすれば、「このパンツを履きなさい」「このブラをつけなさい」と、私の好みの下着をつけさせられて精神的に満足できるか??と言うことと同じこと・・・と私は思います。

私は、何度もこのブログで言ってることですが、私のトレードに関する考えは、
「金儲けのためだけなら止めた方が良い」
「損切り、利益確定、買い、の判断に迷い悩むこと、それこそが精神力を鍛えることであり、判断力を鍛えることであり、それが引いては、自分の性格や考え方を鍛えることになる。すなわちトレードは精神修養の場である」
「損した、儲けた・・ということなど、些細なことで、トレードで得られる最大のメリットは、金銭ではなく、人格を高めることにある」
ということです。

よって「チャートを見て、上がりそうか、下がりそうか自分で判断してみる」「上がりそうと感じたら買い、下がりそうと感じたら売る」「利益が出たか、損したか、なんかは、問題ではなく、さらに損が増えるか、さらに利益が出るか、・・・すなわち自分の欲望との葛藤・・・その場面でいかに自分が決断を下すのか」「こうした判断を迷う場面で、いかに決断できるようになるか・・こうした繰り返しが生き方にも大きな影響を及ぼしことになり、それこそが大きな財産になる」と私は考えています。

よってチャート判断の相談には応じますが、「銘柄を選ぶ」「売り買いの判断を下す」という決断は、あなたが下すべきだと考えます。

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ポジション売りとは

ユッキーナさん
>ランキング10位ぐらいにいる「株式投資でHappy Life」ブログの女性がポジション売りという売りをしていますが、ポジション売りとはどんな売りのことなのでしょう。


この記事のことですね。

彼女は、優良大型株と225連動型上場投信をナンピン買い下がりという手法を使って投資しています。つまり下がればナンピン買い、下がればナンピン買いと、株価が下がれば下がるほどに買い単価を引き下げていくという投資手法です。

こうした投資手法は、大量豊富な資金がなければ買った株は塩ずけとなり身動きとれなくなってしまいます。つまり株価の下げが止まるか、自分の資金が尽きるか、の勝負と言う投資手法です。

彼女もここのところの株価下落で、ほとんど資金も底を尽きかけているような状態にあったわけですが、ここにきての株価反発で含み損も少なくなってきたということで、一部を損切り処分した・・というのが、きょうのポジション売りということになります。

ならなぜ「損切り」と言わずに「ポジション売り」と言うのかということになりますが、言葉を換えれば、損を切ったのではなく、下げたところでもう一度買い直すために資金を作った。つまりナンピン買いするための資金を作るために換金売りしたということなのです。

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これが日経平均株価の週足チャートです。このチャートを見たとき、戻りの天井は13週線(9800円)が限界だと想定できます。そして下値サポートラインである9100円を割り込めば、8000円割れ、7000円台も想定の範囲内であり、確率的に言えば、10000円まで戻すより8000円まで下げる方があり得るわけです。

彼女の場合もそのような相場感で、もう一段下がった時を想定していると考えられるわけです。ですから、もう一段下がった場合にナンピン買いする資金が尽きてしまっては負けですから、少し株価が戻ったところで資金を回収するために持ち株を換金売りしているということです。

もう少し別の言い方をすれば、個別株の損切りか利益確定かにこだわるのは初心者であって、上級者、中級者の投資家は、損切りか利益確定売りかにはこだわらないということです。トレードとは、現金から株価へ、株価から現金への資金移動を言うわけですから、「トレードには買いと売りがあるだけ」ということです。

ですから、これから先、株価が下がると考えれば「売り」であり、株価が上がると考えれば「買い」となるわけです。よって彼女は、まだまだこの先、株価は下がると考えているわけです。

一から出直しがベスト

弥生さん
>少し教えて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?答えられる範囲で構いませんので、よろしくお願いします。現在2489のアドウェズを4株保有しています。(13万円で購入)損切りに失敗し、この日経の下落でますます損切りできない状態になって、塩漬け中です。今日は75000円ぐらいで少し上がっています。現在15万円程の資金があります。このような時は、2株買い増しし、平均単価を下げる方がいいのか、まったく別の銘柄を購入した方がいいのか、どちらがいいのでしょうか?一般的にどうなのか、教えて頂けると嬉しいです。8/5の決算が良さそうなので、上がるのを待つのがいいのか、判断が難しいです。。。


「2489 アドウェイズ(週足チャート)」
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この週足チャートでチャートトレンドを判断したとき、完全に下放れした形となっています。仮に上がったとしても10~11万円が戻りの限界と読むのが妥当な判断となります。

ならば・・ここでナンピン買い増しして含み損を減らすことができる・・・と考えるかもしれませんが、それは上がることだけを想定した場合であって、このまま下がっていくことも50%の確率であるわけです。

少額資金の個人投資家が最重要に考えなければならないのは、「上がることより、下がったときのことを考えるべき」、すなわち「儲けることより、減らさないことを最優先に考えるべき」だと私は考えます。

現在の保有株をどうしたら良いか?

トレードは、その人の考え方が表現されると私は考えています。すなわち目の前の現実をどう判断し、どう対処するか、そこには人それぞれの考え方があり、その考え方によって結果が違ってくるということです。人それぞれの判断に、間違いもなければ、正しいもないわけで・・・すべては結果次第ということです。

たとえば、同居する男に、毎日暴力をふるわれ、苦しんでいたとした場合、「いつかは昔のように立ち直ってくれる」と期待して、殴られながらも一緒に生活を続けるのか、それともキッパリと見切りをつけて、新しい男を見つけるのか・・・これと同じことだと思います。

毎日、増え続ける含み損に心を痛めながら「いつかは上がってくれる」とわずかな幻想にすがって耐え続けるのか、それともスッパリと損切り(換金)して、新しい第一歩を踏み出すのか、・・・どちらが正しいかは分かりません。あなたがどちらを選択するか・・・その決断(判断)力を試す場がトレードということなのです。

私の個人的な考えを言えば、資金残は15万円ということであり、保有株をすべて換金処分すれば30万円ほどの資金ができることになります。投資資金30万円は、投資に最低限の必要額だと私は思います。

そう考えたとき、一度、すべて現金に戻して、一から勉強し直して再出発するのが最善の方法ではないかと私は考えます。


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下落トレンドでは様子見

Reiさん
>いつも楽しく拝見させて戴いております。なかなかうまくトレードがかみ合わず,少しばかり落ち込んでおります。分散させて作ったつもりのポートフォリオですが,あけてみますと,みな同じ角度で↓↑「日経がどうであれ,強いものは強い」のお言葉を思い出し,よくよくみても全くその気配すらなし。こんな中から,業種を分けて投資しても,分散にはなりません。諏訪様は,日々何銘柄くらいを監視され,その監視銘柄は,どのような視点からお選びにならにれるのでしょうか?お時間おありのときに,お話し戴きましたら幸いです。

「上がる株は上がる」と言うのは事実ですが、相場全体が下落トレンドにあるときに買いのみでポートフォリオを組んでも成果は上がらないでしょう。・・・・つまりこういことです。

80%以上の銘柄が下落トレンドを形成しているとき、買いで利益を上げるためには、数少ない20%の上昇トレンドの銘柄を当てなければ儲けることはできません。すなわち儲かる銘柄を引き当てる確率は、わずか20%とということです。こういう状態のとき複数銘柄を買いで狙えば、当たる確率は20%以下、銘柄が増えれば増えるほど儲かる銘柄を引き当てる確率はどんどん下がっていきます。

ですから現在のような下落トレンドの相場でポートフォリオを組む場合は、カラ売りを組み合わせてヘッジ(保険)をかけるという方法が有効となります。

言い換えれば、買いオンリーという場合は、相場全体が上昇に転じないかぎり「様子見」として、個別に単発の買いでいくしかないのではないでしょうか。

複数銘柄でポートフォリを組んで中長期方針と考えるのであれば、日経225の指数(ETF)を買った方が、自分でポートフォリオを組むより有効的だと私は考えます。すなわち自分でポートフォリオを組んでも数銘柄しか買えませんが、日経225の指数(ETF)ならば、日本の主要企業225銘柄の株価を買ったことに等しいわけで、自分でポートフォリオを組むよりリスクは分散されるわけです。

私の監視銘柄は、東証銘柄50銘柄程度、新興銘柄30銘柄程度を登録していますが、ほとんど値動きを監視しているわけではなく、ときどきチャート形をチェックして買い妙味、売り妙味のでてきた銘柄を売買しています。ですから、私が売買している株は、同じ銘柄が何度も出てきていると思います。

よく騰落ランキングを参考にしているかというような質問もいただきますが、ほとんど見てはいません。つまりどんな銘柄であっても、上げたり下げたりのトレンドを形成して動いているわけですから、同じ銘柄の動きを見ていて動きのクセをつかんだ方がメリットがあると考えています。

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勉強など判断の邪魔

株弟子になりたいさん
>はじめてメールします。株を始めて半年ほどになる初心者です。株の本は30冊以上読んで勉強しているんですが、さっぱり売り買いの判断が分かりません。私に素質がないのか、それとも何かが間違っているのか、どう考えたらいいんでしょうね。

ハッキリ言います。勉強をしたことが間違いです。株の本を何十冊も読んだことが間違いです。いつも言いますが、株価は上がるか下がるか二つに一つしかない。これが唯一の事実です。この単純な賭けにもっともらしい屁理屈をつけて商売にしているのが、評論家と呼ばれる本書きです。

彼らが本に書いている理論で儲けられるものなら本を1冊売って数百円という商売をしていないでしょう。仮に、彼らの理論で儲けられるなら、彼ら本書きは、永遠に儲け続けて大富豪になっているはず・・・・と思いませんか?

あなたは初めてのセックスをするとき、たくさん本を読んで勉強しましたか?誰一人として、そんな本を読んで勉強などしないでしょう。何も知らないのに、感じたままにやっているうちに覚えていく。こうされたら快感を得られる。こうされたら苦痛を感じる。株のトレードもそれと同じです。

感じたまま、見たまま、をストレートに売買に反映させる。失敗したら損切りしてやり直せば良い。ただこれだけのことです。ただこれだけの単純な行為に、いろいろな理屈や感情を交えるから迷い、悩むことになってしまうわけです。

お金持ちになりたいからとお金が儲かる本を読んだり、幸せになりたいからと幸福論の本を読んだり、彼氏が欲しいからと異性にもてる本を読む。本を読んで勉強することで願望が満たされるのであれば、この世に不幸な人はいなくなってしまうでしょう。

というのが、私の考え方の基本です。それを踏まえて私の具体的な判断の考え方を書いておきます。

「4680 ラウンドワン(日足チャート)」
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昨日「実戦!チャート教室」で売り推奨した「ラウンドワン」ですが、きょうは予想通り下がっています。

と書けば、「きょうは全面安状態だから当然でしょう」と考える人もいるんでしょう。投資判断は、そういうことではありません。このチャートに入れた2本の青いライン・・すなわち株価はこのラインの間でもみ合っていました。しかし昨日、下のラインを抜けて終わりました。

逆張りの考えの人は、「前の安値に並んだ=2点底をとなる」と考えて買いとなるのでしょうが、私は、素直に見たまま、感じたままに売買する順張りですから「株価が下に向かえば売り」と単純に考えます。よって売買判断は「売り」となるわけです。

なら今日、高く始まったらどう判断するかと言うことになりますが、高く始まっても上のラインを抜かない限り「売り」です。つまり株価の頭を抑え込んでいる上のラインを大陽線でブレイクしない限り「売り」ということです。当然、上のラインを大陽線でブレイクしたら「買い転換」となります。

上のラインを大陽線でブレイクしたら「買い転換」の事例が、次の「グリー」のチャートです。株価の頭を押さえていたラインをブレイクしたことで株価は急上昇しました。トレードで一番効率的に稼げるのが、このフシ抜けの瞬間のタイミングにあるということです。

「3632 グリー(週足チャート)」
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下値は堅いと思われる

マッキー♪さん
>いつもながらの、あざやかな手口、そして御解説に、驚くやら、納得するやら、心よりの感謝を、申し上げます。3632 グリーなのですが、昨日、75日線割れ、、長い下ヒゲ、出来高も急増したので、底をうったのでは? と判断。本日、¥6210で買いました。最近、トライしたものは、方程式どうりにならないことが多く、又、はずれでは?と、怯えています。買ってから、心配してもしかたがないのですが、何か判断ミスをしているような気がしてなりません。誠に申しわけございませんが、ご指導頂けませんでしょうか?


「3632 グリー(週足チャート)」
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日足チャートでは、ちょうど75日線上での攻防といった値動きになるのでしょうか。しかし週足チャートを見た場合、13週線を割り込んでしまっています。ただすぐ下に長期間もみ合った大きなフシが株価の下値をサポートすると考えられます。

株価が日足チャートでの75日線をキープすることができれば、1/2戻し程度の反発の動きとなるのでしょうが、明日も陰線引けとなるようであれば、5600円~5500円までの押し目は想定の範囲内となるのでしょう。言い換えれば、5600円~5500円は「買い」と言うことになります。

あなたの買いの判断は75日線ブレイクでの寄り付きで「買い」と判断されたのだと思いますが、この判断は正しかったことになります。しかし短期でのスイングであれば、終値で75日線を超えられなかったわけですから引けで決済すべきだったと思います。

すなわち買いの根拠が「75日線ブレイク」であったなら、終値で75日線を超えられなかったことで「買いの根拠」はなくなったということになります。

中期のスイングであれば、今日の買いは「打診買い」となり、下値サポートラインである5600円付近でナンピン買い増しと言う考え方になりますが、リスクは高くなります。いずれにしても明日の値動きが注目されるところです。

投資損益は判断の結果

Reiさん
>昨日は,御教示ありがとうございました。初心者の鉄則75日線,水平以上で上向きどうしても,日足とにらめっこの範囲が,取引直近だけになってしまう癖があるようです。気付きをありがとうございます。この土・日,以前からの記事を読み直しさせて戴いております。ところで,アスクルの9日「1750」の指値はどう考えればよいのでしょうか?高いところで買うということになりますと,1793,1794を超えたら成り行きと考えたのですが…
>また,実は私は,まだ売りを一度もやったことがありません。少しずつシュミレーションで練習してから実践に臨むたいと考えておりますので,馴染みの深い不二製油での売りを考えてみました。月曜寄り成りで売った場合,2/5と6/30を結んだラインあたり又は5/7と6/9を結んだあたりでの買い戻し…でしょうか?


「2678 アスクル(日足チャート)」
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>アスクルの9日「1750」の指値はどう考えればよいのでしょうか?
前日の大陽線・・つまり急激な上昇の翌日は利益確定売りで下げると考えるのが妥当で、1750円はちょうど前日の上げ幅の1/3押しの位置ということです。判断としては、1/3押しもしくは1/2押しでの陽線となることを想定したわけですが陰線となってしまいました。

陰線引けにも関わらず「買い」と判断している理由は、前日(大陽線)のローソク足との組み合わせで判断すれば陰線ではなく陽線であり・・・しかもすぐ下には75日線が株価をサポートしている。つまり、この位置は押し目買いのポイントと考えられるわけです。

「2607 不二油(日足チャート)」
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私は「損切り基準は設定しますが、利益目標は設定しません」、つまり私の投資に対する考え方の基本は「損しないこと」「損しなければ勝ち」ということにあります。ですから儲けることは考えていないということです。

つまり「いくら儲けてやろう」ではなく、「下がると判断すれば売り」「上がると判断すれば買い」・・・ただそれだけを考えています。ですから1000円の薄利でも確定するし、10000円の含み損でも保有するということになります。すなわち「金銭の額に左右されないで、いかにトレンドを判断するか」・・・これこそが欲の支配から脱却し、冷静に株価判断できる方法だと考えるわけです。

言い換えれば、一つの取引の損益にこだわらなくても判断さえ正しければ、・・・正しい判断さえ継続してさえいれば、利益は考えなくても結果としてついてくると考えるわけです。これが目先の金銭にこだわって「いくら儲けてやろう」「このくらいの利益は欲しい」と、利益確定の目標を設定すると、株価判断が、自分に都合の良い理屈を考えるようになり、・・・・すなわち自分の期待や幻想が、株価判断の条件として入り込み、客観的、冷静な判断ができなくなると考えるわけです。

具体的な利益確定の判断としては、私の場合は、買いの場合、陰線引け(上げ止まり)、売りの場合は、陽線引け(下げ止まり)を基準としています。霧子さんの場合は、5日線を確定の判断としていますが、これも自分の期待や幻想を株価判断の条件に入り込ませないための一つの考え方だと思います。

物事の本質を考えるべき

M.Mさん
>昨日の不二精油のチャートのなぜ下がったのかの解説ですが、しょせんは結果を見て理屈付けをしただけのように思えるのですが。後からはどんな説明もできる、問題は株価がどう動くかを見ることができるかどうかをみんなが知りたがっていると思うのですが。

私はいつも言っています。「株価は、どこで買っても上がるか下がるかの二つに一つしかない」「何も考えないで買っても当たる確率は50%」と言うことです。そして「株価が上がるか下がるかは、誰にもわからない」と言うことです。

「株価が将来どう動くかを、みんなが知りたがっている」当然のことです。当然のことですが、そんなことは誰にも分からない・・・唯一、これだけが真実です。

私のチャート解説が、後講釈かどうか、予想が当たったかどうか、・・・そんなことは問題ではないのです。そんなことを問題にすること自体が、他人の上げ足を取って批判するという・・・あなたの意識がそうしたことに向いている限り、私に言ってることは何の参考にもならないし、何かのヒントをつかむこともできないでしょう。

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もう一度「不二精油」のチャートで説明します。
株価判断はその時、その時で違ってきます。すなわちその時にどう判断したかで結果も大きく違ってくるわけです。たとえば、長い下ヒゲをつけた陽線、そして翌日も陽線となった(B)の位置での判断は、すぐ上に75日線はあるものの陽線2本で、しかも長い下ヒゲをつけているとなったとき、上への強い力が働いていると予想できるわけです。

当然(B)の位置での株価判断は「買い」となるわけです。

株価は75日線を上に抜けたものの、前の高値のラインで何度も押し返されています。このチャートの(A)の位置です。この(A)の位置での株価判断は、「買い」でも「売り」でもなく「様子見」となります。すなわち上がるか下がるか確率は五分五分ということです。

言い換えれば、このラインを上に抜けたら「買い」、抜けなかったら「売り」となるわけです。このチャートの場合は、上に抜けられずに下げたわけです。つまり株価が下に動いたら「売り」といことです。

株価判断は、競輪や競馬のような予想ではありません。あくまでも株価の勢いをどう判断するかということです。物事の判断は、人それぞれ違います。私には下に見えても、みんなには上に見えるかも知れません。どちらが正しいかは、結果を見るまで分かりません。

その時々、あなたがどう判断するかが重要なポイントなのです。他人が何を言おうが関係ないのです。あなたがどう判断するかが問題なのです。

反発狙いの買いは短期で

Reiさん
>スタートトゥディはなんとかうまく利出せましたが,やはりやりました。不二製油逆差しでLC…いやいやかけたつもりで待機したまま。昨日の日経堅調な中,みごとに下げてくれました。「これは逆差しかかったな~」と思いながら,ん?アラートメール…入ってきてない(汗)というわけで,月曜日はLCからの始まりとなりそうでございます。しかし,どうして急に下げたのか???でございます。一番弟子のウッチーさん,「弟子」ときいただけで,我も我もの問い合わせあったのではないでしょうか?私も弟子になったつもりで,チャート教室とこちらとで学ばせて戴きます。トレードはやっぱりダメドジな私ですが,楽しくやれるようになった分,心軽やかでございます。


「2607 不二油(日足チャート)」
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なぜ下げたのか?
トレンドは右肩下がり(75日線下降)のチャートの場合、含み損を抱えている個人がたくさん存在すると考えていいでしょう。株価は、前の高値ラインで押し戻されての急落です。

つまり1260円(長い下ヒゲのとき)まで急落したときに買った人の利益確定売りと、1350円から上で買った人のやれやれの損切りが出たと考えれば理解できるのではないでしょうか。

大きなトレンドの流れを見たとき、マドを開けて長い下ヒゲをつけたとき、5月終りからの上昇トレンドは終わったと考えられ、こうしたチャート形の長い下ヒゲは、短期の反発狙いの買いしかなく、上げたらすぐに利益確定とするのが妥当な判断で、現実に大半の投資家は利益確定に走ったということでしょう。

私の投資判断は、ここからは「カラ売り」に利ありと考えています。

トレンドは継続する

フォレストさん
>私は前場だけのデイトレ中心で、午後から仕事をしています。毎日同じ銘柄(三井物産・小松製作所)をトレードしています。毎日監視していると、いつも同じ動きをしているように見えてきます。といってもなかなか思うようにはトレード出来てないのですが…諏訪さんがおっしゃるように執着状態です。そんな中今日は思い切って三井物産を空売りしたのですが、売ったとたん踏み上げられてしまいました。ある程度下げたところで、損きりするはめに…落ち込んでしまいます。思い切ってINしたときに限って違う方向に動くほんと株って難しいですね。諏訪さんはスイング中心のようですが、デイトレするにあたって、何かアドバイスがあれば、よろしくお願いします。

私も売買タイミングが悪いというか、勘が鈍いというか、判断と株価が逆に動くので、スイングにしているわけです。ですからデイトレについてのアドバイスはできませんが、一つの考え方として「陽線の次は陽線」「陰線の次は陰線」・・・つまり「トレンドは継続する」を念頭に方針を決めてインするというのはどうでしょう。

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これが「三井物産」の日足チャートですが、昨日、陽線が立ちました。つまりトレンドが上に向いたわけですから、翌日の前場は、この上に向いたトレンドは継続すると考えるわけです。そう考えれば、きょうのデイトレ方針は当然「買い」となり、寄りつきで買っても利益を上げられることになりました。

この考えでこのチャートで売買シミレーションすれば、利益を上ていることになると思うのですがいかがでしょう。

もう少し高度な相場の流れを読んだデイトレーダーとして「デイトレは甘くない」の管理人さんがいますので参考にしてみてください。

無駄なことに頭を使うな

株勉強中さん
>いかにしたら80%程度の確率で勝てるか?と考えて投資手法をいろいろシミレーションしています。諏訪さんのマニュアルによるローソク足の組み合わせによるサインでも、ダマシが多く、さっぱり分からなくなっています。諏訪さんの記事を読んでいると諏訪さんは75日線を売買基準にしているようですが、確率的にどの程度の勝率になるのでしょう。

ハッキリ言いますが、過去の統計確率なんか考えること自体が無駄。確率何%と出すことと、利益を上げることは、まったく関係ないと私は思います。霧子さんが「私は単純な女ですから」と言うフレーズを良く使いますが、私も「単純に考えた方が良い」と言うのは、霧子さんと同じです。

トレードで勝つ確率は、何も考えなくても上がるか下がるかしかない。つまり何も考えなくて買っても勝てる確率は50%なんです。トレードに頭を使う必要なんかまったくありません。買い注文を出す決断力と確定する判断力・・・すべては・・・ただそれだけのことなんです。

頭で考えて儲けられるなら、理数系の高学歴者しか儲けられないことになってしまうわけで・・・でも現実は、統計理論や経済学なんか知らない高卒や中卒でも株で儲けている人はたくさんいます。私の知る限り、頭の良いヤツほど損をしているように思います。つまり考えるのです。考え過ぎて動けない。そのあたりを考えてみる必要があるのではないでしょうか。

私は、75日線が右肩上がり、もしくは水平移動で、かつ株価が75日線の上にあることが買いの条件と言い続けています。ほとんどの人に無視されているようにも思いますが・・・

75日線とは、すなわち過去3ヶ月間に買った人の平均買い単価と言うことになります。よって株価が75日線より上にあれば、その株を買っている人の大半は含み益だと言うことになります。つまりみんなが含み益になっている株を売る必要があるのか・・・と考えれば、75日線から下には下がらない・・そう考えるのが当然ではないでしょうか。
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たとえば、このチャート。みんなが利益確定売りを出して株価が下がっても、75日線まで下げて、みんなが含み益ゼロになれば、利益を確定した資金で買い直してくる・・・すなわち株価は上昇していくということです。

と書くと「いや75日線を割り込んで下げるチャートもある」と言う人もいるでしょう。当然です。75日線を割れたら売れば良いだけのことです。何も考える必要もないし、迷う必要もない。このブログの読者のみなさんのほとんどがそうだと思うのですが、なぜ迷う必要があるのか、なぜ考えるのか・・・そして考えて、迷いぬいた末に損をする。

そこが私にはまったく理解できないところです。

トレードなんて買って売る・・・ただそれだけのこと。結果は、勝つか負けるか・・ただそれだけのこと。考えたって、迷ったって、勝つときは勝てるし、負けるときは負ける・・・ならば、考えたり、迷ったりすること自体が無駄なことなんじゃあないの?

そう思います。

私も霧子さんと同じ「単純な男」ですから、75日線を基準にして上に抜けたら買い、下に抜けたら売りとするだけで、何も考えてはいないし、迷ってもいない。これはローソク足のサインでも同じで、買いサインが出れば買い、売りサインが出れば売り・・ただそれだけのこと。

単純に、それを信じて買い、騙されたら売れば良いだけのこと。
そこに悩まなければならないことなど何もないはずだと私は思うのですが・・

すべて「シンプル・イズ・ベスト」です。
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