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宵の明星(一番星)

テクニカル売買における「明けの明星」、「宵の明星」は、非常に強い買いサイン、売りサインとなることから注目すべきチャート形であるが、先日のチャート判断のアンケートのコメントに
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この「たくり線」の前日の「十字線」を”宵の明星”と表現している人がいました。これは大きな誤りですので少し考え直した方が良いと思います。
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「宵の明星」とは、正式には「三川宵の明星」と言う通り、三本のローソク足の組み合わせで判断します。すなわちローソク足3本で、この図のような形を形成して初めて真ん中の十字線もしくはコマが「宵の明星」となるわけです。

上のチャートの場合、十字線の翌日にマドを空けての陰線が発生していません。よって、このチャートの十字線は単なる「気迷い線」にすぎないということになり、これを「宵の明星」と考えるのは間違いと言うことになります。言い換えれば、この十字線を見て「宵の明星が出たから売り」という判断は間違いと言うことになります。

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移動線の設定

こっちゃんさん
>ウッチーのチャート教室で使っているチャートで移動平均線の束とかってどこのどのような設定で見られますか?

証券会社もツールの設定も、私の設定と同じ。。というか、私が設定したままに使っているようです。

使っているツールはSBI証券のもので移動線の設定は、5,10,15,20,25,75で設定しています。彼女はデイトレで活用していますが、日足チャートのスイングでも有効に機能すると考えています。

たとえば、この日足チャートですが、

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5本の移動線が収束してきて1本の束になったところに注目します。上に抜ければ買い、下に抜ければ売り、と判断します。損切り、利益確定の基準は、5日線、10日線とすれば良いのではないでしょうか。

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カラカサ(首つり線)

株価判断アンケートの答えです。

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このチャートの判断については、売りとする人と買いとする人がほぼ同数でした。

「4997 日本農薬(日足チャート)」
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その後の動きはこのようになってます。

「たくり線(カラカサ)の判断については、前に買いたとおり高値圏での「たくり線」の発生は売りサインとなります。コメントの中で何人かの人が「首つり線」と書いていましたが、この形に買い向かうと首を吊ることになるという意味で「首つり線」とも呼びます。

「3632 グリー(日足チャート)」
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「たくり線(カラカサ)の判断」の記事で例示したこのグリーですが、このセオリー通りに下がらずに上がっていきました。これをどう考えるか?「やっぱり当らないじゃあないか」と考える人は、ただそれだけの人で終わりということです。これを「どう考えたら良いか」と売買判断に生かそうとする人が投資上手になる人でしょう。

「カラカサ(首つり線)」が高値圏に出たら売りサインが条件ですから、「グリー」の場合は、そこが高値圏ではなかったというだけのこと。つまり高値圏か安値圏かは、あとにならなければ分からないということです。

「あとにならないと分からないでは何の役にも立たないじゃあないか?」と考える人は、ただそれだけで終わってしまう人です。「売りサインなのに上がった」すなわち「サインにだまされた」ということです。「ならばどう判断したら良いか」と考える人が上手になる人です。

答えは「騙されたら、そちらに乗り換えれば良い」、ただそれだけのことです。すなわち「買いサインのダマシは売り」「売りサインのダマシは買い」となるわけです。


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信用規制は様子見

スーさん
>お尋ねします。りそなが一旦上がった1/24に購入してしまいました。空売り規制がなされて空売りできなければ上がると読んだのです。ところが下がるばかり。空売りは個人は出来なくとも業者は出来るのでしょうか。早めに損切りすべきでしょうか。

基本的な考え方として「空売りが入るから株価は上がる」と言えます。言い換えれば、売り物がなければ買うことはできないということであり、売り物が出ない銘柄は買うだけの魅力はないということになります。

値幅を稼ぐトレードは、売り方と買い方のせめぎ合いであり、このせめぎ合いが激しければ激しいほど株価は大きく動きます。つまり株価が動かなければ、値幅を稼ぐことはできないわけです。となりますから、信用売り残、信用買い残の比率である貸借倍率が重要視されるわけです。

信用売り残が増え続ける一方で、信用買い残も増え続ける状態となり信用倍率が1倍割れと拮抗してくると需給妙味が出てきたとなり、言い換えれば、トレードするに魅力ある状態になってきたと判断するわけです。

いろいろな銘柄の信用売り残、信用買い残を見てもらえば理解しやすいと思いますが、右肩下がりに下がっていくチャートの銘柄は、信用売り残が減少、信用買い残が増加となっています。また逆に、新高値を更新中のような銘柄は、信用売り残が増加して、信用買い残が減少しています。

また、ボードの売り板、買い板の動きを見ていても株価が下がり始めると買い板が厚くなり、上がり始めると売り板が厚くなってきます。つまり、買い板が厚い、すなわち買いの数が多いから上がるではなく、売り板が厚い、すなわち売りが多いから株価が上がるということになります。

よって、カラ売り規制がかけられてカラ売りができなくなった銘柄は、投資妙味がなくなったわけですから保有していた人が投げ売りしてくるということになり、株価は下がり続けるということになります。きょうの「りそな」の下げは空売りによって下げているのではなく、保有している人の投げ売りと考えた方が良いのではないでしょうか。

<追伸>
空売り規制は、それぞれの証券会社の判断(株券の調達等)で規制をかけるため、すべての証券会社で一律にカラ売り規制されているとは限りません。よってカラ売り規制のかけられていない証券会社もあるということになります。


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行き違い線(振り分け線)

チャートクイズの答えです。

「5301 東海カーボン(日足チャート)」
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その後の株価は、このように動きました。
回答した人のほぼ100%が正解でした。

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考え方としては・・
トレンドラインが上昇していること。
ボックスの天井ラインをブレイクしたこと。
マドを空けて5日線をブレイクしたこと。

など、このチャートには買いの要素が多いということがポイントとなるでしょう。そしてもう一つ重要なポイントがローソク足の「買いサイン」である「行き違い線(振り分け線)」が発生したというところにあります。

チャート分析の基本は「トレンドは継続する」です。つまり「陰線の次は陰線」が基本の動きとなるわけですが、このチャートの赤丸で囲んだ部分は「1本目の陰線の次が陽線」となっています。しかも前日の陰線の天井を大きくブレイクしてマド空け陽線です。

この形を「行き違い線(振り分け線)」と呼びますが、つまり陰線の次は下に行くのがセオリーとなるのに上に向かった形です。言い換えれば「陰線の次は陰線」のダマシとも言えます。これはトレンドが上昇を暗示しているとなり「強気での買いのサイン」となります。

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またまたチャートクイズ

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前回のチャートクイズは簡単すぎたですね。

このチャートの赤丸の部分に売買判断のポイントが表れています。
さて、あなたはこのチャートを見て「売り」か「買い」か?

チャートクイズ

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このチャートの赤丸の部分には、チャート分析の重要なポイントが表れています。さて、この後、このチャートの株価はどのうように動いたのでしょう。理由も書いてくださいね。

答えは日曜日に書きたいと思います。

トンカチ(長い上ヒゲ)の判断

前回説明した長い下ヒゲを引いた「たくり線(カラカサ)」と同じように初心者が誤った判断をするのが、長い上ヒゲを引いたローソク足の判断。つまり「長い下ヒゲを引いたから買い」「長い上ヒゲを引いたから売り」と考えているように思う。

しかしチャート分析の基本では、必ずしもそうではない。

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このチャートに丸を付した長い上ヒゲを引いたコマを、その形状から「トンカチ」と呼ぶ。そしてこのローソク足の判断は、下ヒゲを引いた「たくり線」と同じく安値圏でのトンカチの出現は、下げどまりを暗示するサインで買いサインとなり、高値圏でのトンカチの発生は、上げどまりを暗示するサインで売りサインとなる

このチャートで見るように安値圏で出現した「トンカチ」(赤丸)は買いサインとなり、高値圏で出た「トンカチ」(青丸部分)は売りサインとなる。

このヒゲを重視するチャーチストは多いし、初心者でもヒゲで判断する人が多いように思うが、「上ヒゲなら売り、下ヒゲなら買い」ということではなく、そのヒゲが出た株価位置によって、売り買い間逆の判断となるのでチャート判断の基本として覚えていた方が良いと思います。


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あなたが何を基準にするか

タックさん
また質問です。陽線の次は陽線と期待して買いで入った場合、損切をどうされているかもう一つはっきりしまん。なみだ猫さんへの回答で陽線の尻を抜ける陰線で損切。S.Uさんへの回答右の青○で陽線の尻をぬけていない、5日移動平均線を割っていないので持ち越し。Mさんへの回答。これらを参考にして2010/4/9K.Mさんへの回答で「陰線の翌日は陰線」を信じれば、最初の陰線引けが確実になった時点、すなわち1本目の陰線の引けで損切りするのが正しい判断です。」と答えられていますが、これは陰線引けだけでなく、かつ5日移動平均線を下抜けしているからという理由ですね。細かいことになりますが、よろしくお願いします。

利益確定の基準や損切りの基準について、何が正しいか、何が間違っているか、ということはありません。人それぞれ精神力(メンタル)の強弱に違いがあります。損切り基準や利益確定基準は、それぞれのメンタルの強弱において基準を決めれば良いのではないでしょうか。

「3641 パピレス」
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たとえばこのチャートの赤丸の位置で買ったとした時、翌日陰線発生で「陰線の次は陰線」として損切り(-13000円)してしまうか、5日線を割れるまで損を大きくするか、さらに下値サポート線を割れるまで含み損に耐えて、さらに損失(-41000円)を大きくして切るか、あるいはもっと下の下値サポート線を割れるまで含み損に耐えて、下に抜けたら損切り(-118000円)するかというだけのことです。

損切りの基準は、人それぞれで違ってくるということです。5万、6万の損切りをするとメンタルにダメージを受ける人は、陰線の次は陰線と判断して損が小さいうちに切れば良いし、5万、6万の損切りをしても平気でいられる人は、さらに下の移動線やサポートライン(フシ)で切れば良いということになります。

もっと極論すれば、投資資金をすべて失っても平気でいられる人は損切りなどしなくても良いということになります。すべてはあなたの精神力に見合う基準を自分で作る以外に方法はないということになります。

いままで何度も言っていますが、私がここに書いてることは、すべて判断基準の考え方です。儲ける方法や損しない方法ではありません。判断基準をどこに置くか?それは人それぞれ考え方も違えば、心の強さも違いますし、資金量によっても違ってきます。

私がいろいろ書いてる中で、自分にとって何を基準にしたら良いのかを考えるヒントを与えているに過ぎないということです。ですから内容に矛盾したことも書いてありますし、正反対のことを書いてあることもあります。

投資とは理屈ではありません。あいまいで不確実なものです。ですからどのように考えようが、正解などないし、間違いもない。言い方を変えれば、「この形は買い」と言う人がいれば、同じ形を見て「売りだ」と考える人がいる。だから株式市場として成り立っているということです。

あなたが考えるべきは、何が正しいかではなく、あなたが何を基準にすべきかということです。

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たくり線(カラカサ)の判断

ウッチーのブログでのアンケートのチャート判断についてコメントを読むと「長い下ヒゲだから上昇」と予想している人が意外と多い。

「3632 グリー(日足チャート)
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このローソク足は一般的に「たくり線」と呼ばれる形で、ベテランはその形状から「カラカサ」とも呼んでいる。初心者は「長い下ヒゲは買いサイン」と思い込んでいるように思うが、チャート分析の基本としての「たくり線(カラカサ)」の判断は・・・

安値圏でのたくり線の出現は、下げどまりを暗示するサインで買いサインとなり、高値圏でのたくり線の発生は、上げどまりを暗示するサインで売りサインとなる

つまり同じ形のチャート形であっても、そのローソク足が出た株価位置によって、その判断はまったく逆になるので固定観念に縛られずに判断をすることが求められる。

「5108 ブリジストン(週足チャート)」
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このブリジストンのチャートで発生した「高値圏でのたくり線の発生」とその後の株価の動きは、このたくり線の判断のセオリーどおりの動きをしたことになる。


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チャート分析の考え方

ファンダメンタルを重視している人は、チャートによるテクニカル分析を「単なる後講釈」だとバカにする人がいます。ファンダメンタル重視で投資する人は「株価=企業価値」という考えであり、テクニカル重視の人は「株価=需給関係」と考えていると言えるでしょう。

これはどちらが正しいということではなく、投資を「単に値幅を抜くだけ」と考えるか、「資産を運用する」と考えるかによって違ってくるということになります。すなわち預貯金も含めた資産運用と考えているのであれば、ファンダメンタル重視の長期スタンスとなり、優良株を下がれば下がるほどに買い下がるという手法になります。その投資に、いわゆる損切りや利益確定の概念は存在しないことになります。

テクニカル重視の考え方は、投資を「単なる値幅稼ぎ」として考える人で、ここの会員のほとんどは値幅稼ぎを目的としてトレードをしていると思います。つまり値幅稼ぎが目的であるからこそ損切りや利益確定が重要な意味を持ってくるわけです。

また、せいぜい一週間程度のスイングであれば、ファンダメンタルなんか何も関係ないとも言えます。すなわちわずか一週間程度で企業業績に変動などなく、ファンダメンタルが株価変動の要因とはならないと言うことです。

言い換えれば、一週間程度のスイングであるなら株価のテクニカル(需給)面にだけ注目して、そのトレンドに乗ることだけを考えていれば良いということになります。そしてその株価の需給関係を予測するツールがチャートとなるわけです。

テクニカル分析は単なる後講釈だと言う考えについてどうかということになりますが、否定的に見れば、結果を見て理屈付けしただけということになるのでしょう。将来のことなど誰にも100%当てることなどできないのですからこれは当然です。

ですが、こう考えてみましょう。

たとえば、上司に「なぜ俺の考えが理解できない」「あんたはバカだ」と言えば90%以上の上司は怒るでしょう。でも怒らない人もいます。つまり相手に「バカだ」と言って怒るかどうかは結果論にすぎないということです。ですが、ほとんどの人は「バカだ」と言えば相手は怒ると判断して、相手が怒ると想定する言葉を避けて生きています。

つまりチャートサインとか、チャート形とは、これと同じことなのです。チャート形で「こういう形になったら上がる」ということは、すなわち「プレゼントすれば喜ぶ」とか「ほめてやれば喜ぶ」ということと同じことなのです。相手が喜びそうなことをすれば、ほとんどの人は喜びますが、それによって気分を害する人も一部はいるということです。

つまり喜ぶか喜ばないかは結果論、テクニカル分析を結果論という人は、これを言っているわけです。この世の事象は、すべては結果論であって絶対はないわけです。正解は「分からない」しかないわけです。ですが「分からない」という正解では何も判断できないし、トレードでは眺めているだけということになってしまいます。

としたとき、みなさんは日常生活をどうして生きているか?ということです。

「バカだ」と言えば相手は怒ると想定して他人には言わないようにする。相手を喜ばせたい時には、「プレゼントすれば喜ぶ」と想定してプレゼントをする。こうして誰でもが生きているのでしょう。ですが、その結果は、必ずしも自分が想定した通りにはならない。すべての人がそうはならなくても、たとえ失望することがあったとしても、同じことをして生きている。

チャート分析の考え方もこれと同じことなのです。買いサインで買ったとしても上がるとは限らない。限らないが確率的に上がる方が多いということなのです。人は、それまでの人生の経験則で「こうすればこうなる」という一つの考え方を持って生きています。チャート分析もこれと同じことで、トレードの経験の中で、この形になって買ったら儲かったという経験があれば、その形に対する信頼感が強くなるということです。

今日から「チャート分析の基礎」というカテゴリーを一つ増やしてみました。株のマニュアル本を読んだ人は、当然に知っている基本中の基本ですが、まったくチャートに興味がなかったという人やこれからトレードを始めたいと言う人も入会してきましたので、このカテゴリーでローソク足の判断の仕方のついて書いてみたいと思います。

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個人投資家はなぜ損をする

バブル以前からの相場格言に「個人が強気になったら流れが変わる」とか「外人投資家につけ」というのがある。

相場を考えるにおいて「日本市場の株価形成は外国人投資家によって形成されている」ということが大前提となる。よって、NYダウやドル円相場の動向に大きく左右されることになる。また最近は、中国市場の影響も受けるようになってきたのだが、これはチャイナマネーが日本の市場を動かし始めたということが一因となってきているのであろう。

チャイナマネーにしてもオイルマネーにしても外国人は、投資価値のある市場に大量の資金を投入し、投資価値がなくなったら、日本市場から資金を引き揚げて他の市場へ資金を移動して投資利益を追求している。よって、日本企業の投資価値はこの程度となったとき、資金を引き揚げ始めるということになる。

相場の流れとしては、日経平均9000円を超えたあたりから大量の外国人買いが入り始め、日経平均株価を押し上げた。それまで株価急落の最大の要因だった欧州の金融不安が再燃しようと円高になろうと日経平均株価は上がり続けた。それが今までの動き。

日経平均10000円を超えてくると個人も強気になってくる。こうなると空売りの買い戻しを巻き込みながら上昇に加速がついてくる。

そしてここにきての急落。これが何を意味するのか。外国人が資金を引き揚げ始めた兆候と考えると理解しやすい。日本人は、まだまだ強気になってるから押したら買いの姿勢だから強気で買い下がる。これが急落からの反発の動きとなる。

外国人は、反発して上がってきたところで資金引き揚げの第二弾を発動。日経平均は高値を抜けずに反落していくという動きになる・・・というのが、過去からの相場のトレンドの動きである。

これを個別株で言えば、外国人は基本的に国際優良株にしか投資はしない。だから相場の動きとしては、日経平均採用銘柄が最初に上昇を始め、これに連れて小型材料株や新興株が動き始める。すなわち小型材料株や新興株の上昇は、日経平均の上昇を見て強気になった個人投資家の買いということになる。

上昇していく小型材料株や新興株の上昇に乗れなかった個人投資家は、低位に放置されているPBR(純資産倍率)1倍割れのクズ株、ボロ株と言われる株に○○関連などと言った屁理屈をつけて買い始める。これがいわゆる底上げという現象である。

ところがこのクズ株、ボロ株と言われる株価には、元々投資価値などないわけですからトレンドは形成しない。つまり陽線の次は陽線という動きではなく、ランダムに大きく動きまわる。つまりこうしたクズ株、ボロ株と言われる株価が2倍3倍と動き始めたときが、相場の転換点(天井)というのが過去からの経験則となる。

こうした相場のトレンドがいかに形成されるかという大原則を踏まえて、「個人投資家がなぜ損をするか?」について考察すると、相場全体が下降トレンドに入っているにもかかわらず、クズ株、ボロ株と呼ばれる企業価値のない低位株や新興株を、リチウム電池関連だから・・・とか、電子辞書関連だから・・と言った買い煽りのセールストークを信じてナンピン買いしたり、塩漬けにしたりしてしまうというところにある。

言い換えれば、海の水が引き潮になって引いていくのに気がつかないで、岩の水たまりに取り残された小魚ということになる。すなわち日干しになって死ぬ運命しかないというのが個人投資家の姿であろう。

個人投資家(小魚)は、大魚にくっついて、大魚が食い散らかしたおこぼれを頂戴するしか生き残る道はない。これが投資を考える上での大前提となる。ならば大魚がどう動いているかを常に把握していないと取り残されてしまうということになる。

投資は「いかに儲けるか」ということ以上に「いかに損しないか」を考えることが重要な要素となってくる。相場のトレンド転換の兆候が見え始めた今、ここから先、いかに対処していくかで、その成果は大きく違ってくるのではないだろうか。

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トレンド崩れは売り

ピッコロさん
>NYダウは2年7カ月ぶりの高値をつけ、為替も82円台後半と、なぜ日経が急落したのかわかりませんが、これからどう動くと考えますか?

世の中に起こる現実に理由などないというのが私の考え方で、「なぜそうなったのか?」を考えるより「そうなった事実を踏まえてどう対処するか?」を考えることの方が重要だと考えます。

たとえば、朝から晴天だったのに途中でものすごい雨が降ってきたとします。「太陽も出ているし、天気予報も晴れだった」「雨が降るはずがないのになぜ降るんだ」と雨が降ってきた理由を考えているより、「今をどうするか?」と考えるのではないでしょうか?

突然、土砂降りの雨が降ってきたら、とりあえず何も考えずに逃げる。雨に濡れないところに避難してから「さてこれからどうする?」と考える。ほとんどの人はこうするでしょう。そして「これからどうする?」と考えるところから人それぞれ、いろいろな行動を起こすということになるのでしょう。

トレードにおいても「日常で考える事と同じことをすれば良い」というのが私の考えで、雨が降り始めたら何も考えずに避難する、つまりすべてをキャッシュに引き上げるということです。とりあえず安全なところに非難してから、雨の降り方や空模様などを観察してどうするかをじっくりと考える。これが安全第一の投資の考え方だと考えています。

「なぜ急落したか?」に理由があるとしたら「買いより売りが多かった」、ただそれだけのことで、これがテクニカルの考え方の基本だと思っています。売り優勢となったのであれば、売りつくされるまで売られる。すなわち「トレンドは継続する」ということになります。

「日経平均株価日足チャート」
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日経平均のチャートを見れば、ボックスの天井ライン(サポートライン)を抜けてしまいました。つまり一段下のボックスへ入ったわけですから、これからの上値抵抗ラインはこの天井ラインとなります。下はこのボックスの底のラインとなりますので、10000円割れは当然に想定できるということになります。

こうしたことを想定すれば、ボックスの天井ライン付近は「戻り売り」の基準であり、底のライン付近は「押し目買い」の基準と判断するのが妥当なのではないでしょうか。

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儲ける方法などない

ところ天さん
>諏訪さんの言ってる「陽線の次は陽線」とか「3本目にチャンス有り」という意味が理解できない。それで失敗してばかり。どういうことでしょう。

大きな誤解をしていないでしょうか。私は大前提として「株で儲ける方法はない」と言っています。これが大原則です。よって「陽線の次は陽線」「3本目にチャンス有り」とは儲ける方法ではないということです。仮に、投資で儲ける方法があったとしたならば、証券会社や銀行は、儲かって儲かって仕方がないはず。ましてやトレードを本業としていたリーマンが破たんするはずなどないということになります。

このような状況を考えたとき、弱小個人が儲けられるはずはない。こんなことは子供でも分かることではないでしょうか。

わたしは「陽線の次は陽線」「3本目にチャンス有り」とか「トレンド転換がチャンス」とか言っていますが、それは儲ける方法ではなく、売買判断の考え方ということです。それで儲かるか損するかは「時の運」ということも言っています。

ぶっちゃけて言えば、わずか1000円ばかりの金を払って儲かる方法を教えてもらえると思っていたのであれば、世の中を甘く見過ぎている、現実というものをなめていると言うほかにないでしょう。

3843 フリービット
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たとえば、このチャート。左の赤丸部分からいかに判断するかについて説明すれば、陰線3本で4本目が大陽線でぐ~んと伸びました。これが「3本目4本目にチャンス有り」ということです。売買判断としては、4本目で買ってみるという判断ができるわけです。買いの根拠は「3本目4本目にチャンス有り」ということです。

であれば、4本目も陰線なら「買いの根拠が失われた」わけですから当然損切りという判断を下すべきなのです。つまり買うか売るかのポイントでの判断は、常に一か八かの勝負なのです。損するか儲かるかは時の運、すなわち結果次第ですが、買いに根拠があれば、損切りの判断もできるということです。

二つの赤丸部分は、陰線が出たものの次は陽線でした。つまり「陰線の次は陰線」ではなかったわけです。陰線の次が陰線とならなかったことを言い換えれば、「買いの力が強い」と判断できるわけです。そうであれば当然「買い」の判断ができるわけです。ローソク足の組み合わせで言えば「たすき線」(買いサイン)ですから、このサインが買いの根拠となるわけです。

三つの赤丸部分は、陰線2本、3本目に陽線で「たすき線」が発生しましたが、翌日は陰線引けでした。つまり「たすき線」という買いサインが機能しなかったわけですから、当然にこの陰線は売りの判断となるわけです。さらに、この陰線でトレンドラインを下に抜けた、すなわちトレンド崩れですから迷う必要もなく売りとなるわけです。

四つの赤丸部分は、陰線3本、そして次が4本目となるわけですが、ここは完全にトレンド崩れの位置となっています。ですから「陽線の次は陽線」とは言っても、スイングでの買いではなく、反発狙いの買いという判断になるわけです。トレンドが崩れている以上、株価は下降トレンドに入ったわけですからスイングでの買いはないわけです。

総括すれば、「陽線の次は陽線」とか「3本目4本目にチャンス有り」という公式どおりに株価が上がれば、それはまだまだ株価が上がっていくと言うことであり、高値圏で陽線、陰線、陽線とランダムに陰陽線が出始めたり、ローソク足の組み合わせサインが機能しなくなったら、そこが天井だと判断できるわけです。

繰り返しますが、ここで書いてることは「儲ける方法」ではありません。いかに自分がチャートを見て、いかに売買判断ができるか、その判断の方法を書いているということです。買いの根拠があって買ったのであれば、損切りできないで塩漬けにしてしまうこともないし、自分でチャートを見て、予想して、結果が出る。

つまり偶然に買ったら儲かったということより、自分で上がると判断して儲かれば、金銭以上の達成感や喜びがあるわけです。これがトレードの楽しみにつながり、さらにチャートを分析することに楽しみを感じる。わずかばかりの金銭に目の色を変えて「設けた、損した」と言っているより、トレードが数段楽しいものになると思います。
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水準訂正しながら動く

ようこさん
>チャートの解説や相場解説ばどで「日柄調整が必要」という言葉を目にしますが、日柄調整ってどんなことを言うのでしょうか?

日柄調整とは、すなわち私がボックスの考えとしている部分を指します。このチャートで説明しましょう。

「3627 Pワークス(日足チャート)」
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株価は上がり過ぎれば売られ、下がり過ぎれば買われます。この習性を利用した投資手法に「移動平均線とのかい離率」を用いた投資法があります。つまり株価は「移動線を中心として上下何%の範囲内で動く」というのが考え方の基本で、株価が上がり過ぎたら売り、下がり過ぎたら買いと判断するわけです。いわゆる逆張りの投資手法となります。

この「Pワークス」のチャートを見た時、25日移動線を基準とすれば、最初に株価が大きく上昇した時、株価と25日線との値幅(かい離率)は、赤い矢印のように大きく開きます。そして株価が下げてきて25日線が上昇してきて株価と25日線との値幅(かい離率)は縮小してきます。

株価はヨコヨコの動き(ボックス)で足踏み状態となり、25日線は上昇してくるので、株価と25日線との値幅(かい離率)は、さらに縮小してきます。そしてある程度の期間ボックスの動きを続けていた株価は、また急伸します。これが私がマニュアル化したボックスとトレンドの動きと言うことになります。

日柄調整とは、このボックスの動きのことを言います。すなわち株価が移動線と離れすぎたので、移動線が追い付いてくるまで待っているという状態を指します。移動線が株価に追いついてきても上がらないずに移動線を下に抜けるという事態になれば、上昇から下降に転じたと判断するわけです。

これがマニュアルに書いた「底のラインを下に抜けたら強制損切り」という意味になるわけです。

株価の調整(押し目)には、この日柄調整と値幅調整があります。値幅調整とは、一般的に1/3押し、半値押し、2/3押しと言われているもので、上昇した株価が下がった場合、値幅の1/3、1/2、2/3を高値から差し引いた位置が押し目買いのポイントとなるという考え方です。

すなわち高値から1/3押し(下がる)という考え方は、株価が上昇して含み益を抱えた場合、30%の人は利益確定するという考え方となります。つまり1/2押しは50%の人が利益確定をするということになります。

これは、高値から1/3下げてそれ以上は下がらずに上昇した場合、30%の人しか利益確定(売り)をしなかったということであり、その株を買っている人が、まだまだ上がると考えているということになります。

言いかえれば、1/2押し(50%の人が売った)、2/3押し(70%の人が売った)した株より、1/3しか下げなかった株の方が上昇していく、すなわち上昇していくと考えている人が多いということになります。つまり株価は下がれば下がるほど、上昇する確率が低くなるということになります。

これが「上がる株は上がる」「下がった株は上がってこない」ということになるわけです。東証一部銘柄であっても、高値更新をする銘柄が増えている中で、いまだに底値付近で低迷を続けている銘柄があります。つまり「安いところを買えば利益は大きくなる」との考えは、こうした株価の動きを見れば、それが正しくないことが分かるのではないでしょうか。


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株式分割銘柄の考え方

トシさん
>株式分割の発表があると株価は値上がりするように思うのですが、そして業績の悪い企業は株式分割はできないとも聞いたことがあるのですが、諏訪さんはどう考えていますか?

株式分割は、たとえばこの「グリー」の1:5に分割した場合を例にあげれば、株価が1/5になって株数が5倍に増えるわけですから、株式資産評価という面においては中立です。また、株式分割のできる企業は、好業績の成長企業の証拠というのも間違いではありません。

ですが、トレードが株価の変動幅(値幅)を抜くという目的であるならば、分割発表銘柄は短期売買に徹するべきだと考えています。

「3632 グリー(週足チャート)」
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たとえば、この「グリー」は9月末、すなわち赤丸を付した位置で1対5に株式を分割しました。その後の株価の動きは、このチャートが示す通りです。これをどう考えるかは「あなたならどうする」と考えると分かりやすいのではないでしょうか。

あなたがこの株を100株持っていたとします。これが株式分割で500株になります。このとき「とりあえず300株もしくは400株は利益確定しておこう」と考えないでしょうか?ましてや株価が下がり始めれば、とりあえず売っておこう考えるでしょう。

これがこのチャートの急落の動きです。株価は、業績で動いているわけではなく、売りたい人と買いたい人の力関係(需給関係)で動いているわけです。そう考えた時、新規に買いたい人が一人、売りたい人が一人いたとしても、売りたい人は株式分割によって買いたい人の5倍の株式を持っているわけですから、買いたい人が一人に対して、売りたい人は五人と同じなわけです。

売りの力が強いか、買いの力が強いかは、考えるまでもありません。この力関係がこのチャートということになります。さらに、これだけ下げても鈍い動きとなっています。これもまだ分割によって5倍に増えた株式を売りたいと待っている人がたくさんいるということになります。

つまり、この売りたい人がすべて売ってしまわない限り株価が上昇トレンドに乗ることはないということになります。すなわちどんなに好業績であっても、この売りをさばかなければ上昇していくことはないと考えるわけです。よって、株式分割銘柄は、中期スイングで利を伸ばすというトレードには向かないと考えるわけです。

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自分の気持ちに素直に

あやかさん
>いろいろ勉強したくて入会させていただきました。まだトレードしたことがないのでウッチーさんみたくないたいなぁ~と思っています。どこで買ってどこで売ればいいのかはウッチーさんのブログを見ていればなんとなく分かったような気がしますが、そのほかに心構えみたいなものはありますか。

トレードだからと言って特別なことを考える必要はないと私は考えています。あなたが日常生活での判断をそのままにトレードでもすれば良いのではと思います。

たとえば、彼氏に殴られたとき、あなたは我慢して殴られ続けられますか?普通は逃げますよね。「この人はいい人なんだからと殴られても殴られてもくっついている」そんな人もいるでしょうが、普通の人は、そんな人とは別れて新しい恋人を探すでしょうし、その方が幸せになれる確率が高いと考えるでしょう。

これが損切りの考え方です。

これをトレードに例えれば、含み損を抱えたとき「きっと元に戻ってくる」と耐えるのか、損切りして他の株に乗り換えるのか?ということですね。しかし、ちょっとしたことで逃げてばかりでは彼氏などできないし、我慢が必要なときもあります。トレードでは、この判断に悩むわけですが、これも彼氏との関係に置き換えてみれば、少し離れて冷静に考えてみるということも必要になってくるわけです。

たとえば、あなたが彼氏と結婚したいと考えた時「本当にやっていけるだろうか」と不安になるでしょう。一緒にやって行けるかどうかは、誰に相談しても分かりませんね。あなたが決断するかしないかなのです。そして決断するには、何か自分の心を納得させるものがあった方が踏ん切りがつきますよね。

これが買いの判断です。

つまり「大丈夫だろうか、どうだろうか」と悩んでばかりいては、結婚の決断と同じで踏ん切りなどつきません。将来のことなど誰にも分からないのと同じで、買った株が上がるかどうかなど誰にも分からないのです。要するに、あなたが上がると思えるかどうかだけのことで、そこで決断できるかどうかだけのことなのです。

そんな時、自分の心を納得させるものがあれば自信を持って決断できる。その「自分の心を納得させるもの」がチャートの形ということですね。恋愛に置き換えれば、彼氏のプロポーズの言葉とか、プレゼント、これがチャートの形ということになるということです。それで裏切られるかどうかは分かりませんが、不安を打ち消して決断できるものになるということですね。

あと株で生活できるかどうか?と考えたとしたら、一般的常識で考えた時、そんな夢みたいな話は詐欺師でもない限り言わないでしょうね。仮に、トレードで生活できるとしたら複雑な人間関係の中で、嫌な思いをして他人に使われるより、気ままにパソコンに向かってトレードして稼ぐ方を誰でも望むでしょう。

だとしたら、誰も働きに出るはずもないし、働く人などいなくなってしまうはずと私は考えますし、普通の常識ではそう考えるのではないでしょうか。それが常識的な考えなら、株で大儲けなどできるわけはないし、生活していけるわけはないと考えるのが妥当なのではないでしょうか。そう考えれば、せいぜい小遣い程度の利益をあげれば満足するというのが普通の考えとなるのでしょう。

総括しますと、あなたが日常生活で常識と考えることをトレードでもやれば良いということですね。普通の人は、日常生活の中で損した得したと、そんな損得勘定ばかりして生きてはいませんね。そんなことより「メンタルの安定」を重視して生きていると思います。

つまり日常生活の中で「きょうは1000円損した」「500円儲けた」という損得勘定ではなく、「心地よいかどうか」「満足できるかどうか」を重視して、「いかに楽しむか」「いかに満足するか」を考えて生きていると思います。そして時には、嫌なことから逃げてみたり、ポジティブな方向へ思考を向けたりしながら精神的ダメージを回避しながら生きているのでしょう。

すなわちトレードもこれと同じでいいんです。苦しんだって儲かるものでもないわけですから、少しでも楽しんで長く続けた方が良い。いずれにしても相場全体が上昇トレンドにならない限り個別株でも儲けることはできないわけですから、長く続けてさえいれば、誰にも設けられるときはあるわけです。

すべては人生と同じ。つまりトレードだからと特別に考える必要などなく、自分の生き方、考え方が表現されるわけですから、自分の心に素直にトレードし、精神的にダメージを受けないようにトレードする。トレードを金儲けと考えるより、趣味の一つとして楽しむこととして考えるのがいいと思います。


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大陽線=ボックス

ミーヤさん
>初めてメールします。まだ学生なので資金も30万円と少なくちょこちょこトレードしているんですが、あのマニュアルのボックスの基準では損切り額が大きくなってしまうと思うんですが、どう考えたらいいんでしょう。


短期スイングの場合は、こう考えたらいかがでしょう。これは「4348 インフォコム」の日足チャートです。
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短期スイングの場合は、新興株の方が大きな値幅を取れるメリットがありますので、新興株の事例をあげます。上昇トレンドのチャートの場合、このチャートのように大陽線で噴き上げて、少し押して、また噴き上げるというトレンドで動きます。

考え方としては、「大陽線=強い買いが入った」と考えるわけです。つまりこの大陽線が「買いの力」ですから、この「買いの力=大陽線」を打ち消さない限り「買い」、すなわち上がると考えるわけです。

そこにボックスの考え方を応用すれば、このチャートに図示したように大陽線でボックスを描くわけです。そしてあとは同じですね。底で下げ止まれば買い、天井を抜ければ買いとなるわけです。

モモンガさん
>デイトレの場合、日足チャートはそんなに関係ないと思うのですが。。。


デイトレに関しては、自信のある回答はできませんが、ミーヤさんへの説明で書いたボックスである程度、翌日の動きは予測できるのではないかと思います。たとえば、このチャートに図示した赤丸のマドとか、ボックスブレイクとか翌日は高い確率で上がると予測できるわけです。

板読みのできるデイトレのベテランならともかくとして、初心者であれば、明日どう動くかと予想してINするかしないかで結果は大きく違うと思うのですがどうでしょう。私の個人的な考えとしては、寄り付きで買って引けで売れば、かなりの確率でプラスになると考えています。


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周期性の分かる株を狙え

ちえみさん
>入会させていただいて1年以上になります。いつも読み逃げばかりですみません。霧子さんのファンでいつも見てるんですが、きょう「トレードしやすい株はロスカットしやすい株」との記事がありました。諏訪さんの方が具体的に解説してくれるので、どう意味なのか教えてもらえるとうれしいです。

あくまでも私の勝手な解釈ということで理解してください。

たとえば、この「5563 日本電工」のチャートを見てください。
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ボックスをきれいに描くことができますね。そしてトレンドライン(青い矢印)もきれいに引くことができます。すなわちボックスラインとトレンドラインは買いのタイミングを計る基準でもあり、損切りの基準でもあるわけです。

言いかえれば、トレンドラインを上に抜けた赤丸部分は「買い」の判断ですが、これが下げてボックスの底のラインを抜けたらロスカットとなります。つまりどうなったらロスカットという基準が明確である、すなわちロスカットしやすいチャートということです。

次に、この「3632 グリー」のチャートを見てください。
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株価がランダムに動いていて、ボックスも描けなければ、トレンドラインも引くことはできません。つまり買いのタイミングやロスカットの基準となるボックスもトレンドラインも引きようがないわけです。言いかえれば、どこで買っていいのか、どこでロスカットしていいのかの基準が明確でないチャートということです。

つまりこれがロスカットしにくいチャートということになります。

ボックスとトレンドのマニュアルを配布した後でも「ボックスの引き方が分からない」とか「トレンドラインをどうして引いていいか分からない」という声も聞きますが、これは、言いかえれば、ボックスやトレンドラインを引くことができないチャートには手を出さない方が良いということです。

チャート分析とは、株価が規則正しく動いていてこそ、これから先の動きが予測できるわけです。どう動くか分からないランダムな動きをするチャートにはチャート分析も通用はしないと言うことになります。

霧子さんが言っている「トレードしやすい株はロスカットしやすい株」とは、一定の周期性を持って規則正しく動いているチャートの株がトレードしやすいと言っているのだと解釈しています。


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リスク分散の考え方

ちこさん
>すみません。ファンドってなんですか。あとブリジストン買いたいと思うんですがどうでしょう。

ファンドとは、分かりやすく言えば「投資信託」でしょうか。つまり複数の株や金融商品に分散投資することでトータルでリスクを分散してリターンを求めるという考え方です。一般的には、証券会社や投資顧問が不特定の投資家から資金を集めて運用する手段として使われるわけですが、この考えを自分の投資手法に応用したということです。

「5108 ブリジストン(週足チャート)」
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ブリジストンは週足でボックスを上放れ中期でいい形になってきました。短期ではなく中期で買いで良いと思います。

これについてファンドの考え方を取り入れるとしたら、たとえばブリジストンを200株買おうとする場合、34万円ぐらいの資金が必要となります。そしてブリジストンは優良株でかつ大型株であることから先物の動きやNYダウの動き、為替にも敏感に反応します。また、値動きは少ないという弱点もあります。

そこで、たとえば同じような投資金額で買える新興株を組み合わせるわけです。具体的にいえば、ブリジストンを100株とPワークスを1株セットで買うわけです。投資金額は合わせて31万円ぐらいになります。つまり投資金額はブリジストンを200株買ったのと同じということです。

「3627 Pワークス(週足チャート)」
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Pワークスは、いま株価材料としては人気中の人気の電子辞書関連銘柄です。成長性は青天井でブリジストンとは比べ物になりません。値動きもブリジストンに比べて大きく動きます。さらにネット関連ですから為替の影響は受けません。つまりブリジストンの弱点をカバーできるわけです。

ただ新興株ですから急落というリスクも内包しています。ファンドの考え方は、お互いの弱点を補い合い、リターンを求めるというところにあるわけです。

あなたが投資資金100万円以上で、かつブリジストン株を200株以上買おうと考えているのであれば、そしてゆったりとしたトレードを望むのであれば、こうした考え方を取り入れてみるのも一つの方法だと思います。

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単純思考がベスト

ゆうきママさん
>いままで四季報を読みまくって好業績株のトレードをしていたのですが、結果はさっぱりで、上がっている株の四季報を見ると赤字企業ばかりでさっぱり分からなくなってました。師匠は、業績も為替もNYの動きも関係ない。チャートの形のみを覚えろとの考えのようですが、何か根拠のようなものはあるんでしょうか。失礼な質問をしてすみません。

経済学などの学問では「株価=企業価値」と教えるのだと思います。「企業価値すなわち業績が伸びれば株価は上がる」という公式です。ですが、現実の株価を見れば、それが絶対ではないことが分かるでしょう。すなわち「株価は、買いたい人と売りたい人の需給関係で決まる」ということです。言いかえれば「人気があるかどうか」「魅力があるかどうか」が、株価を形成するのであって、業績は単なる魅力があるかどうかを判断する要素の一つにすぎないということです。

たとえば、人は誰でも「一流大学を卒業すれば成功者となれる」と期待しています。でも、一流大学を出たとしても半数以上は成功者とはなれないというのが現実です。つまり成功できるかどうかは、一流大学を出たかどうかではなく、その人の人物、才能が他人に認められるかどうか、その人に魅力を感じて支援してくれる人が多いかどうかで決まるのではないでしょうか。

人が出世するしないと一流大学を卒業することに何の関係もないわけです。人が出世するための一つの要素にすぎないということです。「好業績企業=株価上昇」という考えは、これと同じことだと考えれば、好業績なのに株価が下がるという現実が理解できるのではないでしょうか。

もうひとつたとえ話をすれば、いつもテストで100点満点を取る優秀な生徒がいたとします。もう一人は10点以上を取ったことがないダメ生徒がいたとします。あるテストで、いつも100点満点を取っている生徒が90点しか取れなかったとします。10点しか取れなかった生徒が50点取ったとします。

50点の生徒より90点の生徒の方が比べるまでもなく優秀な成績です。ですが、みんなの評価はどうでしょう。50点取ったダメダメ生徒の方が注目を集め、ほめられることでしょう。ですが90点という素晴らしい点数を取った優秀な生徒は、みんなの失望を買い、親からも先生からもほめられることはない。

つまりこれこそが株価形成の仕組みなのです。万年赤字企業がほんのわずかな利益を上げただけで、投資家の注目を集めて株価は3倍とか5倍とかに大きく化けるわけです。ところが好業績株は、いつも100点取っていた生徒と同じで、ほんの少し利益が落ち込んだだけで、投資家から失望されて売られるわけです。

次に、損するリスクについて考えてみましょう。

たとえば、ユニクロや任天堂など1万円以上の好業績株があります。そして100円台のボロ株、クズ株と呼ばれる万年赤字か債務超過の株があります。好業績の企業が倒産することは、ほとんど考えられませんが、株価100円台の企業はいつ倒産しても不思議ではありません。

としたとき、低位株はいつ倒産するかわからないしリスクが大きいが、好業績株は倒産することはないから安心だという考えがあります。ですが、これこそ思い込みであって、損するリスクという面で考えれば、好業績株の方が損するリスクが大きいということになります。つまり1万円の株価が50%下がれば5000円の損失ですが、100円の株価が倒産してゼロになっても損失は、わずか100円で済みます。すなわち「倒産しない企業の株だから損するリスクが少ない」「いつ倒産するか分からないから損するリスクが大きい」とは言い切れないわけです。

株式投資は、その投資目的によって考え方は大きく違ってきます。証券会社などのセミナーでは「好業績の割安株を安くなったところで買え」と教えます。これは投資資産数千万~1億円以上の資産家を前提として話しています。つまり倒産しない企業の株を買い集めることによって莫大な資産を運用する方法を教えているわけです。

言いかえれば、数100万ぐらいの資金で株を売買している人が、そんな証券会社のセミナーに参加してみても悪い結果にしかならないということになります。つまり豊富な資金で投資をしている人と、わずかな資金で値幅を稼ぐトレードをしている人では、考え方がまるっきり正反対ということです。

このブログでは株の初心者を対象としていますので、当然投資資金は数100万から数10万の人向けに値幅稼ぎの考え方を書いています。つまりわずかな資金でトレードしている人は、資金を回転させなければ、豊富な資金で運用している人に対抗できません。

具体的に言えば、3000万円でトレードしている人は、含み損になったらナンピン買い増して利益を上げるという手法もとれるわけですが、100万円でトレードしている人が含み損を抱えてしまったら身動きできなくなってしまいます。すなわち活動できない死んだ状態です。

相場で生き残るとは、次の手段がある状態を言うわけですから資金100万円の人は、損切りを繰り返してでも生き残っていなければならないわけです。言いかえれば、損したかどうかよりも、次に投資できる資金を残しているかどうかが重要なわけです。

上がる確率の高いところで買って利益が出たら確定する。見込み違いで下がったら損切りして資金を回収する。投資資金の少ない人には、これしか方法はないわけです。となれば、当然資金拘束期間は短期間となります。いわゆる短期スイングですね。

とした場合、2日から1週間程度の株価の動きに好業績か赤字企業かなどは、まったく無関係だということです。そして為替やNYダウの動きにしても、それは一つの要素であって、それに影響を受けないということです。すなわち「トレンドは継続する」「上がる株は上がる」と言っていることです。

つまりチャートの形が上がる形になっていれば、どんな状況であっても翌日、その翌日までぐらいは「トレンドは継続する」ということです。当然、トレンド転換もあります。だったら売って資金を回収すれば良いだけのことです。

ウッチーが「必勝パターン」と言っていますが、この形は上がると言う自信の持てるチャート形を見つけ、その形になったら何の迷いもなく飛びこむ。ダメだったら撤退する。少額資金のトレーダーには、これしか方法はないのですから、豊富な資金を運用している人のように、業績がどうとか、為替がどうとか、というような雑念は、百害あって一利なしだと思います。


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明日は予想できるが

リコポンさん
>大きく利を伸ばそうとして失敗して薄利や同値での確定が多いです。霧子さんのようにいかなくて凹んでいます。やっぱりこれが実力の差でしょうか。師匠は短期スイングと中期スイングどちらが有利と思いますか?

私は、霧子さんに特別な才能があるとは思っていません。彼女のトレードは、ワンパターンです。下値切り上げ型のチャートのフシ抜けを買って、5日線を確定の基準としてのトレードを繰り返しているだけのこと。つまりこのワンパターンを繰り返しているにすぎないということです。

これはウッチーも同じです。一つの買いパターン(チャート形)しか買わない。陰線が出たら確定する。このワンパターンのトレードを繰り返しているにすぎないということです。これこそがトータルで利益を上げる秘訣だと私は思っています。

霧子さんとの才能の差があるとの考えも間違いです。彼女の場合も3%程度の含み益があったにも関わらず、5日線にこだわって損切りを何回もしています。私の記憶する限り10%以上の利益確定は数えるくらいしかありません。つまりあなたと霧子さんの差は、彼女は、たとえ含み益の株を損切りしたとしても後悔はしないということです。

儲けたか、損したかよりも、自分の決めたルールを守りぬくことを優先しているわけです。ルールを守り抜けばトータルで利益になるとの一貫した信念をもってトレードしているわけです。あなたと霧子さんとの違いは、能力ではなく、トレードに対する信念の違い、目の前の損得に左右されるかどうかの違いということでしょう。

短期スイングが良いか、中期スイングが良いか、との質問は、非常に難しいですが、あなたのように含み益を減らして確定すると凹むと言うメンタルが弱い人は、利を伸ばすと言う考え方より、ある程度の利益が出たら確定して手の中に入れてしまうのが、メンタルにダメージを受けない方法だと思います。

「ソフトバンク」
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右の丸から・・・
前日の大陰線を打ち消す大陽線が発生しました。つまり売りを押し返す強い買いが入ったわけです。ならば翌日は下げると考えるより、上げると考えるのが一般的な考えとなるでしょう。一般的な考え、すなわち大多数が上げると考えるならば、上がる確率が高い。ならば買えば高確率で儲けられるということになります。

次の青丸、長いヒゲを伸ばしたもののボックスの天井ラインを抜くことができませんでした。ならば、この天井ラインより上に強い売りが控えていると容易に予測できます。としたら、株価は、ボックス内でのもみ合いか、もしくは下に向かうと予想するのが一般的な考えとなるでしょう。だとしたら、ボックス内にいる限り、売りも買いもなし。上下抜けた方についていけば、高確率で儲けられるということになります。

次の赤丸、陽線で反発しながらジリジリと下げてきました。そして最後に大陰線での下げで、その翌日は陽線のコマで下げ止まった形となりました。つまり大陰線の底のラインがサポートラインになるかも知れないと考えるのが一般的な考えとなるでしょう。だとしたら、翌日、底のラインを下に抜けなかったら上に行くしかない。翌日、上にマドを空けて始まったのですから、上に行くと考えるのが一般的で、マドの空いた方についていくと素直に買えば高確率で儲けられるということになります。

要するに、明日のことは高確率で予想を当てることができるが、明後日のことまでは分からないし、ましてや一週間先、一か月先のことなど、誰にも予測できないということです。そう考えた時、高確率で当てられるときに買って、ある程度の利益が出たら手の中におさめてしまうという考え方も成功できる方法だと思います。

前の記事に書いた一人サッカーで体育教師が言った「生まれつき弱いヤツはどんなに努力したって強くはなれない」ということです。メンタルの弱い人は、何をしようが強くはなれないということです。ならば、弱いことを認めて、メンタルが弱くても勝てる方法を考える。メンタルが弱いのだからダメージを受けない方法を考えるというのが重要なのでしょう。

つまり、失敗するとすぐ凹むようなメンタルが弱い人は、利を伸ばそうと考えることが、そもそも大きな間違いであって、身の程知らずということでしょう。メンタル(精神力)は生まれつきのものですから、それを鍛えようと考えるより、弱いことを前提として勝つことを考える。メンタル(精神力)が強い人のやってることと同じことをやろうとすればダメージを受けるということでしょう。

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トレードでは安心感を重視

私の投資に対する考え方の大前提は「絶対もうかる方法などない」ということです。これは投資に限らず世の中のことすべてにおいて「絶対」はないというのが摂理だということです。

親友だから絶対信用できる、親の言うことだから絶対だ、子供だから絶対裏切らない、などなど、多くの人はそう思って生きているのであろうが、世の中で起きる事象は、そんなことはない。親が子を殺し、子が親を殺す、それが現実である。

その現実を踏まえた時、世の中に絶対信じられるものは「自分以外にない」ということになる。織田信長は「自分は神であり、自分の判断こそがすべて真実」との信念で、誰もが恐れる神社仏閣を焼き討ちし、坊主や信者を皆殺しにしたと言われている。

すなわち既成概念や一般常識や他人の目を判断基準にしていては、人並みのことしかできないということであろう。つまり自分の判断基準がなく、他人の存在や一般的な知識のみが判断の物差しになっていて「俺はどう考える」「俺はどうする」という自分の判断がそこには存在しない。

そして結果が悪ければ「国が悪い」「会社のトップが悪い」「上司が悪い」と、自分が判断しなかったことを棚に上げて他人を批判する。「裏切った、裏切られた」という泣きごとも同じであろう。

自分の判断がすべて、他人の批判など関係ない・・という自信さえあれば、結果が悪かったとしても他人を恨んだり、他人を批判はしない。すべては自分の判断が間違っていただけのことと納得できるはずであろう。

とは言っても「人の心は弱いもの」、いかに正しいと自信を持っていても結果が伴わないと不安になる。不安に襲われると何か(誰か)に頼りたくなる。その結果、自分はダメ、他人が正しいと思い込み、本などを読み漁る。つまりは他人に判断をゆだねるということになってしまう。

学者が言うんだから、専門家が言うんだから・・トレードで結果を残している人が言うんだから・・でも現実はそんなもんじゃあない。学者であろうと、専門家であろうと、人である以上、不安におびえ、自分に自信を失いそうになりながら、自分の信念を押し通そうとしているだけのこと。

人の心の弱さなんて誰でも同じということ。・・と私は考えている。

前置きが長くなってしまったが、トレードは自分の不安心理との戦いであると思っている。自信があろうが、不安いっぱいであろうが、結果との相関はない。勝つときは勝つし、負ける時は負ける。それが現実である。ならば、他人に判断をゆだねるより自分で判断した方が納得できる。

自分で判断して勝った時は、利益以上の喜びが得られるし、負けた時は、なぜ負けたかの検証ができる。負けた検証ができてこその上達である。勝った時の自信こそが上達である。と私は考えています。

人生でも同じでしょうが、トレードで重要なのは「安心感」、ただこれだけで「心の余裕」が、天と地ほども違ってきます。つまり何かがバックップしてくれる、サポートしてくれる、という精神的な支えさえあれば、余裕を持ってトレードができるということになる。

「5707 東邦亜鉛」
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そこでチャート分析では、ボックスとトレンドラインがサポートしてくれるという「安心感」の役割を果たすわけです。言いかえれば、誰かのアドバイスに安心感を持つのか、自分の判断に安心感を持つのかということです。

たとえば、このチャートで「安心感を持って買える位置」となれば、赤丸を付した位置、すなわちボックスの天井ラインがサポートしてくれる、トレンドラインがサポートしてくれるという安心感がるわけです。

ところが青丸を付した現在位置は、サポートしてくれる位置が下過ぎて「安心感」がありません。つまり下値不安が大きい位置ということになります。不安を抱えながらのトレードは、自信がない分、精神的に辛いものです。

そう考えた時、常に「安心感のある位置」で買う。安心感のある位置で買った場合は「サポートラインを抜けるまで我慢」する。という考えは必要ではないかと思います。損切りばかりの繰り返しという話も聞きますが、損切りとは、損をしたら売るということではなく、上昇トレンドが崩れたら売るということです。

すなわち「安心感のない位置で買った場合は、ギャンブルですから下げたら損切りする」であり、「安心感のある位置で買ったならトレンド転換を見極める」という投資判断が重要なポイントになってくるのでしょう。

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人生も株も考え方で変わる

トコトコさん
>非常に辛口な所が嘘ぽく無くて良いですね。今年も楽しみにしていますので、宜しくお願いします。私は自分で決めたルール(損切りラインを守る事を第一目標とします。
ちろさん
>ナカナカいいご報告出来ませんがブログでお勧めいただいた225とTOPIXはいいですね~更新大変でしょうが、ブログ毎日楽しみにしております。
ケンさん
>毎日諏訪さんのブログを見る事が楽しみです。トレードは、まだ結果は出ていませんが、物事の見方、考え方は変わってきました。
yoccoさん
>おかげさまで、ここのところ納得のいく取引ができています。12月は月間損益も1年ぶりのプラスとなりました。嬉しいです。2011年の目標は年間でプラスに持っていくこと!ぜひ達成したいです。
クミさん
>先生と知り合えたのはまだ最近ですが、株だけでなく、いろんなことまで勉強になりました。ブログを読んで、今まで一番印象が残ったのは、先生の子供の頃の辛い思い出でした。なんという辛い経験だったのでしょう!でも、そういうことがあって、今の先生がいるわけですね・・・。
チャコさん
>毎日おじゃまして多くの事を学ばさせていただき、息 絶え絶えながら生き残り、今年ようやくプラスで終わりました。塩漬け株をほんの一部処分できました。来年も多くを望まず、小さな利益を確実に積み重ねる取引をしたいと思います。身の丈にあった行動こそ勝利の道・・・この歳になってようやく謙虚な心に目覚めています。
まゆみさん
>チャートにラインを引いて ”なるほど!”とわかったような気になるのですが、いざ 本番になると 上がるようにも 下がるようにも 見えてしまい、節目も ここなのか あそこなのかと迷って なかなか手が出せません。未来のチャートは どのようにも 見えてしまうのです。簡単そうに見えて なかなかむづかしいようにも感じます。


人の一生とは、気にいった相手を見つけ、子供を作り、子供の成長を見守り、老いたら死んでいく。ただこれだけのことで、人が幸せに生きるということは、とても簡単なことです。でも、今まで簡単に生きてきた人は一人もいないでしょう。

それは生きる過程で、欲望に支配され、嫉妬に苛まれ、理想とのギャップに挫折感を味わい、迷い、悩み、苦しみながら、誰もが生きてきました。そしてこれからも死ぬまで苦しみ続けながら生きていくのです。

人はそんなに苦しみながらなぜ生きられるのでしょう。それは苦しみの中に「愛」を感じ、何かに「達成(満足)感」を感じ、一瞬の幸福感に浸れるからではないでしょうか。

人の愛とか達成感とは何か?そんなものは存在しません。単なる自分の心の中の感情の動きにすぎません。つまり、欲望や嫉妬心や挫折感が精神が満たされない欲求不満から生ずるとしたならば、愛とか達成感は精神が満たされた精神状態にあるということにすぎません。

すなわち自分を不幸だと感じて生きている人は、欲求不満の精神状態で生きている人であり、幸せだと感じて生きている人は、自分の心を満たした状態で生きているということになります。言いかえれば、人の人生など、こうした感情を抜きにして考えれば、誰もが同じ人生を同じように生きているだけです。

人は誰でも生まれて、食って、死ぬ。ただこれだけのことで、それ以上もそれ以下もありません。人が生きるとは、ただそれだけのことなのに幸せに生きる人がいて、不幸を嘆きながら生きる人がいる。その違いは、すべて気の持ちようということです。

気の持ちよう・・すなわち考え方次第、言いかえれば、メンタルコントロールです。自分のメンタル(心)をうまくコントロールして生きている人は、幸福感に浸りながら生きていられるということでしょう。

株投資もこれと同じことです。利益を得ることのみに夢中になれば、利益をあげている人を嫉妬し、損切りした株が上がったと悔しがり、決めたことができなかったと挫折感に打ちのめされる。でもそれは、単なる自分の感情が激しく動いているだけのことで現実は何も変わってはいないということです。

すなわち不幸を嘆きながら生きている人と同じということです。不幸だと嘆こうが、幸せだと満足しようが現実は何も変わらない。つまり考えなければならないのは、メンタルをいかにコントロールするか・・できるかということです。

損切りした株が上がったのを悔しがってみても損したと言う現実は何も変わらない。現実が同じなら満足感に浸った方が良い。つまりすべてが自分の感情の動きだけのことですから、自分の感情を満足できる方向へ誘導した方が前向きにトレードできることになるわけです。

私がここでいろいろ書いてる方法は、儲けるための方法ではありません。「株で儲ける方法などない」というのが基本なのです。これは人生で成功できる方法などないということと同じです。成功できる方法はないけれど、幸せに生きる方法はあるということです。それは、幸せか不幸かは自分のメンタルをコントロールできるかできないかというだけのことですから。

私の投資に対する基本は「順張り、損切り」が基本ですが、これも儲ける方法ではありません。こうした方法が、単に、私の人間性(性格等)に無理がない投資手法だからというだけのことです。性格に合わないことを無理にやろうとすることはストレスになります。ストレスを感じることを続ければ、失敗した時必ずメンタルにダメージを受けます。

人生においても、結婚すれば子供が欲しいと望み、子供ができれば成績上位を望み、成長すれば一流大学、一流企業と望み、そして自分の希望が叶えられなかった時、失望し、挫折感を味わい、身の不幸を嘆きながら一生を終える。つまり背伸びした生き方、身分不相応の生き方、自分の性格に合わない生き方は強いストレスを伴うわけです。

ストレスに耐え続けながら生きて人生を満足できるのか、幸福感に満たされて生きられるのかということなのです。トレードもこれと同じなのです。自分の性格に合わないトレードをして、不安におびえながら苦しんでも利益が出るとは限らない。性格的に受け入れられる手法で楽しんでトレードしても利益が出るとは限らない。

人生もトレードも、すべては結果次第。「こうしたからこうなった」と言うことなどありません。すべては成るようにしかならないのです。ならば、ストレスを感じないトレードで楽しむことを最優先で考えることが良い。すなわち「楽しんだだけ儲け」と私は考えるわけです。

私は人生においてもトレードにおいても「こうすべきである」「こうあらねばならない」という考え方はしないようにしています。それは自分を精神的に追い詰めることであり、そうした強いストレスを自分に課したからと言って、それで何が変わるかということもありません。

現実の結果がすべて運命で決まっているとしたら、自分にできることは、その定められた運命を受け入れて、その現実の中でいかに楽しく、満たされて生きていくか。人にできることは、メンタルコントロールしかできない。メンタルをコントロールすることで幸せにもなれるし、不幸にもなれると私は考えています。

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陽線を売るな、陰線を買うな

ひなこさん
>師匠のアドバイス、自分の頭の中では理解しているつもりなのに・・・・現実にトレードをすると、もうパニックになってしまい・・・失敗を繰り返してしまいましたm(__)m今年は自分のメンタルコントロールの強化、それと上がっている株に売りを仕掛けるメチャクチャなトレードをしないよう気をつけ行きたいと思います。12月29日に三井住友(8316)を2934円で売り30日に下落してきたんですけど、10時過ぎに3回目の陽線が出た時また上昇してしまうんじゃないかと恐怖に駆られ2910円利益確定をしてしまいました。最初はもう少し下落するかもと思っていたんですけど、だめですね。この三井住友の場合どこで、どういうタイミングで売れば良かったのでしょうか?利食いのポイントもむずかしいです。

デイもしくは超短期のスイングの場合の売りタイミング、買いタイミングの基本は、前の記事に書いた↓このチャートで説明したことが基本形となります。上昇して上げ止まった翌日が売りのタイミング、下げてきて下げ止まった翌日が買いのポイントとなります。
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「8316 三井住友」
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これを三井住友のチャートに当てはめれば、あなたが売りに入ったポイントはマド空けしてボックスの天井に接近した位置、その翌日はボックスの天井ラインをブレイクした位置となります。このマド空けは「買いの基本形」となります。よってここは売りではなく、買いが基本形となります。

30日に大きく下げましたが、これは予測できない下げですから、29日に確定した判断は正解であって、これを「確定しなければ良かった」と悔やむのは単なる感情論にすぎません。

いずれにしてもボックスもみ合いの動きですから買いにしても売りにしても利益をあげられる状態にはありません。トレードはより効果をあげられる位置でINするのがもっとも効率的なトレードとなります。より効果をあげられる位置、すなわちトレンドが発生した位置ということです。

この三井住友のチャートで言えば、売りなら青丸で示した部分。すなわち急上昇してきて上昇が止まったタイミングですね。買いなら赤丸で示した部分。すなわちマド空けで下降から上昇に転じたタイミングとなります。よって現在のようなボックスもみ合いの状態では、売り買いのバランスがどちらかに崩れたときがポイントとなります。

いずれにしても「陽線を売るな、陰線を買うな」が鉄則となります。あなたが言ってる「売れば上がり、買えば下がる」というのは「陽線に売りを仕掛け、陰線に買いを仕掛ける」ということをやっているのではないでしょうか。

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