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メンタルダメージの回避を

hikariさん
>諏訪様 おはようございます。株価が噴き上げる予兆 うんうんと読ませていただきました。 わかりやすい解説ありがとうございます。私の場合最近 これは来た~と思ったとこは 全然早いんです。窓開けて陽線だーと入ったら 陰線で 後場損切りです。だましの後に買い場が やってくる事もあるということに最近気付きました。しっかり観察し続ける事は大事ですね。サークルに入会させていただいてから3カ月 プラスです。 ~ 略 ~4819 デジタルガレージ2枚は抵抗線を突破したので 少し粘ってもよいのでは なんて思っていますが諏訪様はどう 思われますか・・?昨日の後場 5726の大阪チタニウムも27日後場6050円で入りました。こちらの方もよろしく お願いします。連休が続きますので こういう時は 少し玉を軽くした方が良いのでしょうか?でも 持続したい思いです。売り玉が入ってないので 今 不安です。これから候補を探そうと思っています。よろしく お願いします。

ここからどこまで上がるかということは分かりません。ですから考え方としては、メンタルダメージを受けないことを考えるべきだと思います。つまり、上がることを考えるより、急落した時、自分のメンタルにダメージを受けないかということです。

一度メンタルにダメージを受けると次からのトレードで弱気になり、ヘッピリ腰でトレードに臨むから大きく取れないということになります。つまり、これから先のトレードを考えた時、今の強気のメンタルをいかに持続していけるかが重要になってくると思います。

よって長期の連休前ですので、株の保有者は売ってくることは当然予想されます。あなたの場合は複数株を持っていて含み益になっています。ここで大きなリスクを犯す必要があるのかということも考えてみる必要があるでしょう。

私の考えを言えば、リスクとリターンを秤にかけ、かつメンタルダメージを回避する(後悔しない)ということを考えた場合、複数株ある場合、1枚だけ残してポジションを軽くするのが最善の策だと思います。あるいは、霧子さんの方式で、5日線で利益確定をすると基準を決めて確定してしまうというのも一つの方法でしょう。

トレードでは、リスクとリターンの兼ね合い、そして最悪の場合のメンタルダメージの大きさも考慮に入れることが重要なポイントだと思います。

また、トレードは戦争ゲームみたいなものですから作戦が必要です。とした場合、負けた時の作戦も考えておく必要があります。つまり勝っているからと、イケイケドンドンで弾を撃ちつくしてしまうと、負けたとき、弾がないのですからもう次の作戦を立てることができません。ですから、勝ち続けているときでも常に負けたときのことを想定していることは重要なポイントだと思います。すなわち弾とは余力のことです。

いずれにしても成功しているのですからがんばってください。

トレンドラインはアバウトです

なべさん
>こんばんわ。マニュアルや記事に書かれているラインで、ひげの位置から書かれていたり、そうでなかったりされていますが、ラインはある程度大まかでいいですか?

この質問は今まで何十人もの人からいただきました。チャート分析でのトレンドラインとかサポートライン、抵抗ラインとは、あくまでも「このラインを上に抜けたら買い、このラインを下に抜けたら売りと判断」するための目安とするために引くものです。ですからアバウトでいいんです。

たとえば、あなたの質問は「髪の長い女の子が好きです」と言った時、「髪が長いとは肩までの髪を言うんでしょうか、それとも腰までなければダメでしょうか」というようなものです。つまり世の中のこともすべて同じですが、すべてがファジー(曖昧)であり、人が何かをいうときも、すべてはアバウトなのです。ですから、細かなことに気を取られると重要なポイントを見落とします

ラインの引き方を「ソフトバンク」のチャートで説明すれば、
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最安値を付けた位置と、次に安値を付けた位置を結んだラインを引きます。このラインに沿って株価が上昇していけば「株価は上昇トレンドにある」ということになり、下げたら買い増しと強気で攻めていけば良いということになります。青丸を付した位置を見てもらえば分かるように、このトレンドラインが機能してラインまで下がってくると必ず反発して上昇しています。

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次に、株価はついに上昇トレンドラインを下に抜けてしまいました。すなわち上昇トレンドからボックストレンドに移行したわけです。そしたら次は「どこまで下がるのかの目安」を考えなければなりません。それがサポートラインです。このチャートの場合は、前の安値(赤丸を付した位置)と次の安値を結んだラインを引いてみると水平なラインが引けます。

ここを株価の下落をサポートするラインだと売買の目安にするわけです。このチャートの場合でもちゃんとこのラインで下げ止まって上昇しました(青丸の位置)。つまりサポートラインが機能したということです。

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次にどう判断するかとなりますが、最初に引いたトレンドラインは、もう機能していません。ですから、もう一度こうしてトレンドラインを引き直します。そうしてこのラインを損切り、もしくは新規の買いの判断の目安とするわけです。ですから、ローソク足の実態部分で引こうがヒゲで引こうが何の問題もなく、あなたの好みで引けば良いということです。

株価が噴き上げる予兆

みなさんは株価上昇率ランキングを見るとき、どこに注目して見ているのでしょう。銘柄を探すというだけでランキングを見ていませんか?銘柄探しに株価上昇率ランキングを見ていても高値をつかまされるのがオチです。

トレードで儲けるためには、株価が噴き上げる前に買わなければ儲けられはずはありません。「そんなこと分かってたら苦労はせん」と言われそうですが、それは見るべきところを見ていないからです。株価が噴き上がる前には、何らかの予兆と言うか前兆があるものです。

たとえば今日の東証一部銘柄のランキングのチャートを見てみましょう。

ランキング3位「8074 ユアサ商事」+13.7%
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ランキング4位「8897 タカラレーベン」+10.6%
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赤い丸で囲んだ部分が株価が噴き上がる予兆です。この形を記憶しておくのです。そしてこの形を見つけたら迷わず買う。これだけで利益は勝手に転げ込むわけです。つまりランキングを見るときは、チャートを見るのです。チャートを見て、株価が噴き上がる前にどのような形になっていたか、噴き上がることが予想できたかと考えてみるのです。

そして共通の特徴を見つけるのです。こうして見つけた特徴こそが儲けるための大きな武器となるわけです。移動線もフシもな~んも考えずに、ローソクの足形で判断するのです。たったこれだけの単純なトレードで素人でも儲けることはできるわけです。

この今日のランキング上位「ユアサ商事」と「タカラレーベン」に表れた足形(赤丸部分)が本当に株価が噴き上げる予兆として信用できるのかということを、私の監視銘柄で検証してみましょう。

「4348 インフォコム」
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「5863 日本電工」
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「2229 カルビー」
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どうですか?同じ形から株価は噴き上げていますね。チャートをたくさん見て「この形」を探せば良いのです。ただそれだけのことで相当高確率で急上昇する株価を捕まえることができるでしょう。


「そんな話は信じられん」と言う人も「そんなことは言われんでも知ってる」と言う人も「会員交流掲示板」の方へ意見や感想をよろしく。

ローソク足の完成を待つ

ジャスミンさん
>本日寄りでDガレージとサイバーを購入しました。日足チャートは陽線だったはずですが、午後からいずれも陰線に変わり、あわてて損切りをしました。しばらくして、また陽線に変わってしまい、あわわわ...(T_T)う~ん、そんな時初心者はどうしたらいいのでしょうか?
>それから少し経過し、3分足チャートでゆるやかに上昇していた日風開を試しに購入しました。すると、途中から株価が動かなくなり、売買がされなくなり?、止まってしまいました。これって、ストップ高ですか???現在の所、利益はプラス5000円程度で、先の2銘柄での損を差し引けば、まだマイナスなのですが、売った方が良かったのでしょうか?いや、売れたのですか?明日、陰線なら売り、陽線なら利をのばすとして大丈夫でしょうか?


まず日本風力開発ですが、きょうはストップ高でした。つまり株価とは、売りたい人と買いたい人が同数いなければ値がつきません。ということで、買いたい人の数だけ売りたい人がいなかった状態です。であれば、明日の寄り付きは99%以上の確率できょうの終値より高く始まります。よってストップ高は、きょう売るより明日売った方が高く売れるということになります。

次に、サイバーですが、掲示板でもひさよさんが同じサイバーを買って損切りしたと書いていました。つまりあなたと同じところで損切りしたのでしょう。こうしたトレードを繰り返すと損切りばかりでどんどん資金は減っていくでしょう。

つまり損することを極端に恐れるから損をするということです。よく「仕事を持っていて場が見れないから損をする」と言う人がいますが、「一日中、場を見ているから損ばかりをする」ということです。だから私は日中は場を見ないことにしています。後場の終了間際に陰線だったら損切りすれば良いわけです。

「それなら損はしないか」と言われそうですが、損はします。だから上がる株を買うわけです。そして自分が上がると判断したのですから、それを信じて一日はの終わりに結果を見る。結果が陰線なら損切りする。陽線だったら持ち越して利を伸ばす。それがトレードです。一日の値動きの中で含み損になったからと損切りをしていては、損切りの繰り返しになって儲けることはできないでしょう。


ようこさん
>その前にタカタを見ていて それを売りたかったのもあるのですが。。相談ですが 私の判断をどう思われるか聞きたくてメールしました。赤3兵で75日線近く、今日 あっさり越えれば上昇かと思いましたが 高値を付けた後 反落してきたので売りました。後は5日線で反発するかが問題のような気がしてます。もし、5日線をあっさり割り込んできたら 売り乗せしようかと思っています。諏訪さまはどう思われますか?


「7312 タカタ」
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絵に描いたようなタイミングのカラ売りでした。「はらみ線」ですが、75日線に抑え込まれての陰線ですから下に向かう確率は非常に高いと思います。5日線で帰ってくるかどうかは心配しても仕方のないことですが、下がってくる75日線とボックスの天井ラインが心強い支えになるとと思います。

移動線の意味を考えてみる

猫美さん
>最近入会したものです。いつも楽しく勉強させてもらっています。チャートってそういうふうにみるんだって毎回なるほどと思いながら今まで何を見ていたのかと思いながら毎日読んでいます。そこで私もちゃんとチャートと向き合ってみようと思い銘柄選びから始めようと思いました。あのー、そこで質問なのですが、先日銘柄選びで「株価と75日線がゴールデンクロス達成」したものがいいと掲載されていましたが、これはこれでいいのですがストックボードには他にもいろいろあって「5日線と25日線のゴールデンクロス」というよく聞きなれたものがあったのですが、これよりやはり75日線と株価のゴールデンクロスを活用したほうがいいのですか?


まず移動線とは何か?について考えてみましょう。移動線とは過去の株価の平均値です・・と説明すれば「あっ!そぉ~」で終わってしまいますが、こう考えてみましょう。過去の株価の平均値とは、言いかえれば過去に株を買った人の平均単価ということになります。つまり「移動線=過去の平均株価=平均購入単価」ということです。

これを頭において移動線を考えてみましょう。移動線より株価が上にある状態は、大多数が含み益の状態にあるということであり、移動線が右肩上がりの状態は、大多数がどんどん買い進んで買い単価を引き上げている状態と言うことです。つまり参加者が強気でなければ株を積極的に買いません。と考えた時、大多数が含み益であるならば、大多数が強気になっているということであり、強気になっていれば「買う=上がる」となるわけです。

これが「移動線が右肩上がりで、かつ株価が移動線の上にある株を買え」と言うことなのです。

次に25日線を基準にするのが良いのか、75日線を基準にするのが良いのか、という質問ですが、これも移動線を平均購入単価とみなせば、株価が移動線の上にあった場合、過去75日間に買った人が含み益となっているのと、過去25日間買った人が含み益になっている場合を比べれば、過去75日間に買った人の方が多い、すなわち含み益になっている人が多いわけです。

そう考えた時、75日線が最も強く、次に25日線となるわけです。

そこで株価と移動線のゴールデンクロスをどう考えるかということですが、いままで含み損だった大多数がプラマイゼロになった状態ということです。いままで含み損だった人がプラマイゼロになれば、普通の人はやれやれ損がなくなったと売ってきます。大多数がそうするわけですから、上がってきた株価でも移動線が抵抗ラインとなって再び押し下げられるわけです。

そこで移動線を抜くことができるかどうかが重要な注目ポイントとなるわけです。つまり株価が移動線を抜けたということは、いままで含み損だった人が売ってくる以上に買いたい人が多かったという状態を表しているということになり、言いかえれば「弱気から強気に転じた」ということになるわけです。

まとめれば・・・
75日移動線が右肩上がり、もしくは水平で、株価が移動線を上に抜けてから、いったん下がってきた押し目を狙うのがベストの買いポイントとなります。当然、再び株価が75日線を下に抜けないことが絶対条件です。

売り買い両建て手法

初心者はなぜ儲けられないのか?その大きな原因は利益を伸ばさないから・・言いかえれば、株価の大きなトレンドを見ていないで小さな値動きに惑わされて売買を繰り返すからということになろう。

株価は大きなトレンド(波動)を形成して動いています。
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この図が株価トレンド(波動)の基本です。つまり上昇トレンドの銘柄の株価は「上昇⇒ボックス⇒上昇⇒ボックス」と周期性をもって動いていきます。下降トレンドなら「下降⇒ボックス⇒下降⇒ボックス」となります。トレードをする場合、この大きな株価のトレンド(波動)を把握したうえで目先の判断をする必要があります。

たとえばぼんちゃんがなぜ儲けられないか?じり貧になっていくのか?これこそこの株価トレンドの大きな流れを無視した売り仕掛けをしているからということになります。すなわち上昇トレンドの銘柄にカラ売りを仕掛けるから、あのような結果は必然をいうことです。

そしてもう一つの基本原則は「トレンドが発生しない限り大きく儲けることはできない」ということです。言いかえれば、どんなベテランであっても株価がボックス(もみ合い状態)の範囲内で動いているときは利益は上げられないということになります。さらに言いかえれば、トレードで利益を上げるためにはトレンドの発生にいかにのれるか?トレンドに乗ったらどこまで利益を伸ばせるかということがポイントになってくるわけです。

たとえば、他の投資顧問の推奨銘柄でも同じですが、姫の相場日記のチャート解説(推奨銘柄)を見れば分かるようにボックス(もみ合い)で動かない銘柄を推奨はしていません。つまり投資顧問であってもトレンドが発生しない銘柄で儲けることはできないということです。

そこで「猿でも分かる売買判断」としてボックスでの売買法を書いたわけですが・・・あれが基本公式です。基本があれば応用があるわけですから、fukufukuさんから質問のあったキャノンチャートで基本を応用したトレード法を説明しましょう。

「7751 キャノン」
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その方法とは「売り買い両建て」です。(赤い矢印が買い、青い矢印が売りです)

上昇を期待して買い(3715円)
マドを空けての下げでカラ売り(3695円)
これで両建てです。

陽線の発生ですから3570円でナンピン買いと買戻し。
3695円(売り)⇒3570円(買戻し)⇒+125円
買い建て平均3642.5円×200株、売り建てなし
となります。

買値ラインまで戻ってきましたので寄り付きで売りとカラ売り
3642.5円(買い)⇒3720円(売り)⇒+77.5円
これで両建て(3642.5円買い)と(3720円売り)

また陽線の発生ですから3635円でナンピン買いと買戻し。
3720円(売り)⇒3635円(買戻し)⇒+85円
買い建て平均3638.8円×200株、売り建てなし
となります。

陰線の発生ですから売りとカラ売り
3638.8円(買い)⇒3670円(売り)⇒+31.2円
これで両建て(3638.8円買い)と(3670円売り)

そして底のラインで陽線ですからナンピン買いと買戻し。
3720円(売り)⇒3510円(買戻し)⇒+210円
買い建て平均3574.4円×200株、売り建てなし
となります。

これで実現損益は、損切りなしの+528.7円となり
きょうの終値が3525円ですから含み損が -98.8円。
きょうこれをすべて損切りしたとしても+429.9円となります。

この手法で絶対厳守しなければならないのが、トレンドが発生(ボックス放れ)したら損切りしてしまうということです。ある程度の資金力があって信用取引ができるなら、この手法は現在の相場では有効だと思います。

逆指値は必要か?

ヨッシーさん
>逆指値での損切りは、大きな損をしないためのリスク管理に絶対必要だと考えていましたが、諏訪さんは「逆指値は損するためのもの」と考えておられるようですが、よく理解できません。


「損切り貧乏」とか「損切りをするから損をしている」というフレーズをよく見聞きしますが、すなわち「損をするために損切りする」からそんな心理状態になると私は考えます。私の概念では「損切りとは、買い直すためにいったん現金を回収すること」を言います。ですから「損切りするから儲けられない」と言う人の考えが理解できません。つまり「損切りは儲けるためにする行為」だと私は考えるわけです。

具体的にこのソフトバンクのチャートで説明すれば、
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この赤丸を付した部分です。
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私は1本目の陽線を買えと言っていますので、1本目の陽線の終値で買ったとしましょう。翌日は、陰線となりました。つまり含み損となったわけです。よく聞くフレーズを引用すれば「高値つかみをして損をした」という状態でしょう。なら、この陰線の終値で損切りすれば良いわけです。

ですが逆指値を使う人は、この陰線で売らずに「様子見だと言い訳」して最初の陽線の底のラインに逆指値を掛けておくわけです。すると、この図のパターンにはまるわけです。つまり逆指値を使うがために「最高値で買って最安値で売る」という最悪のトレードをするわけです。

「逆指値は損するためのもの」と言うのは、これを言うわけです。損を最小限に抑えることがリスク管理ですから「含み損で陰線となったら迷わず損切り」するのがベストの判断なわけです。

そして、ここで損切りして終わりとしてしまうと「損切り貧乏」ということになってしまうわけです。「損切りはあくまでも儲けるための手法」ですから、こうして上がってきたら買い直すことが絶対条件となるわけです。つまりここで買い直さなければ損切りした意味がないわけです。ここで買い直すからこそ、損切りしたことが生きてくるわけです。

まとめれば「積極買い、損切り、買い直し」がワンセットですから、このワンセットで利益が出るかどうかということです。損切りして「はいお次は・・」、また損切りして「はいお次は・・」とやってれば、それは損をするために損切りをしてるわけですから損切り貧乏になって当然ということです。

損切りは、買い直して儲けるためにするもので、そのためには上昇トレンドのチャートを買うことが絶対条件となるわけです。トレードで利益を残すために考えなければならないのは、買いのポイントや買いのタイミングではなく、損切りすることを考えるべきなのです。

いかに儲けるために損を切るか、いかに損を切ったら儲けられるのか、こうして儲けるための損切りの方法だけを考えれば、逆指値で損切りするとか、次から次へと銘柄を探しまわるとか、そういうことがいかに愚かなことかが見えてくるでしょう。

売買のタイミング

昨日の記事「猿でも分かる売買判断」について、「今まで何度も何度も同じことを繰り返し書いていますが、過去記事を検索すれば分かることなので、こんなことに労力を使う必要はないのでは・・」というご指摘をいただきました。会員歴の長い人やベテランさんは・・・というよりほとんどの会員さんは同じことを思って見ているのでしょう。

最近、トレード経験のないという人や始めたばかりと言う人が入会してきていますので書いたわけですが、自分でも「ここまで書く必要があるのか」という疑問もあります。顔の見えないネットの世界では、声をあげた人の意見が全員の意見になります。「こんな記事必要ない」という意見があれば、それが会員全員の考えとなります

ということを踏まえて、また幼稚な内容の記事を書きます。

<はらみ線の売買タイミング>
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「はらみ線」は、前のローソク足の頭のライン(抵抗ライン)を抜けて終わって始めて完成形となりますので、売買のタイミングは、まずマドを空けて寄り付いた位置で「試し(打診)買い」し、引け間際に、頭のライン(抵抗ライン)を抜けていることを確認して買い乗せと二段構えで買うのがベストの作戦となるでしょう。下に向かった時は、マドで「試し(打診)売り」、サポート(底)ラインを抜けたことを確認しての売り乗せとなります。

<並びコマの売買タイミング>
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「並びコマ」や「十字線」も株価がどちらに動くか分からない状態を表現していますから「動いた方に向かえ」となります。ですから売買のタイミングは、「はらみ線」のときと同じようにマドで「試し(打診)買い」して、陽線を確認しての買い乗せとなり、下ならマドで「試し(打診)売り」して陰線を確認して売り乗せと二段構えで攻めるのがベストの作戦となります。

<包み線の売買タイミング>
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引け間際に前日の陰線を陽線が包み込んだのを確認して「試し(打診)買い」、翌日下げての寄り付きならナンピン買い増しと攻める。前日の陽線を陰線が包み込んだのを確認して「試し(打診)売り」、翌日あげての寄り付きならナンピン売り増しと攻める作戦が良いでしょう。

これはあくまでも作戦の立て方ですから、これで絶対儲けられるという話ではありません。野球でもサッカーでも高い確率で勝てる方法を考えるのが作戦です。しかし99%勝てるという作戦を立てたとしても相手のある勝負ですから負けることもあります。ですから常に「負けたら逃げる(損切り)」ことが損失を小さく抑えることになり、トータルで利益を残すことになるということです。

よって結論は、トータルでの勝利の方程式は「勝てる確率の高いところで攻めて、負けたら迷わず逃げる」という考えでトレードを繰り返せば利益は残せるということになります。


感想などありましたら「会員交流掲示板」の方へよろしく。特に、トレード未経験者の人や経験の浅い人の反応が気になっています。

猿でも分かる売買判断

初心者が難しいことを覚えようとするからテクニカルが難しいものと思いこみ、勉強すれば儲けられるようになると本を読む。すなわち勉強してたくさん知識を詰め込み過ぎるから、いろいろな知識をどう使ったら良いのか分からなくなるものです。

たとえば、日本では小学校から英語の勉強をさせているが、日本人の80%以上の人は英語を話せないのだろう。それは学校で文法やら模範的なフレーズを覚えさせるから英語と言う言語が難しいものと思い込む。だから日本人のほとんどは英語を離せないのであろうと思う。

私も外人には近寄らないようにしていたが、鵜飼の仕事を経験して止むを得ず100人以上の外人を船に乗せた。料金は電卓に数字を入れて外人に見せれば「オッケー」と料金を支払うし、チケットを渡して「カムヒヤー」と言えば着いてくる。「インザボート」と乗る船を指させば「サンキュー」と言ってちゃんと船に乗って鵜飼を見ていく。

200人近い船頭や職員が鵜飼に従事しているのだが、英語を話せる人は3人しかいない。それで年間7000人ほどの外国人を船に乗せているのである。英語を話すことの目的が外国人とのコミュニケーションだとすれば、それで十分通用しているのではないだろうか。

つまりトレードもこれと同じである。トレードに関する本を書くのであれば理論的なことを勉強する必要もあるが、ただ単に儲けることが目的であるならば、勉強など必要ないし、知識などまったく必要ない。英語の例え話と同じで、学校で習った文法にこだわり過ぎると話せなくなり、外人を見ると逃げることになってしまう。それと同じことだと思います。

チャート判断が難しいとか分からないとかと思っている初心者は、勉強して覚えた知識を使おうとするから判断ができないのです。初心者には、移動線とか考える必要はないし、ましてや為替がどうとか、先物がどうとか、そんなことを考えるから判断ができなくなるわけです。

初心者は、まず「何も考えないこと」です。チャートのローソク足を「見たまんま」で注文を出せば良いわけです。逆指値なんか使う必要もありません。

そこでその具体例を説明してみましょう。

「6754 アンリツ」
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陰線が続いて株価が下がってきました。そして陽線の「コマ」が出ました。この陽線の「コマ」が買いサインです。翌日は寄り付きで「成り買い」します。陰線になったら損切りすればよいだけのことです。そして株価は上昇して陰線の「コマ」が出ます。ここで利益確定します。そしてその翌日も陰線です。ここはカラ売りします。そして陽線が出たら利益確定の買戻しです。

買戻しの後は様子見して、次の「包み線」は買いサインですから買います。そして十字線が出たところで利益確定します。それ以降の動きは、トレンドが明確ではないので様子見となります。

こう一つのチャートで説明しましょう。

「5202 日本板硝子」
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陽線で買います。翌日は大きく下げての寄り付きですからいったん成り行きで損切りしますが、陽線を引いてきたので後場に買い直します。そして十字線で利益確定の売りです。次は十字線の次の陰線ですからカラ売りします。そして陽線ですから買戻します。次は、陰線の「包み線」ですからまたカラ売りします。そして陽線で買戻しします。

トレードで儲けるとは、ただこれだけのことなのです。何の知識も必要ありません。ただあなたがやるかやらないかだけのことです。トレードは大縄跳びと同じですから、飛びこむタイミングをどうとるかだけのことです。そこで迷うと縄にひっかかるわけです。

みなさんも小学生ぐらいの頃、大縄跳びの経験があるでしょうが、たいてい2、3人どんくさいのがいていつも縄にひっかかる。何度やっても同じヤツがひっかる。そんなことはなかったでしょうか。つまり大縄跳びにうまく飛びこめないヤツは「今度も失敗するのではないか」と考える。考えるからタイミングが遅れる。だから失敗するヤツはいつも同じヤツということです。

世の中には「考える人の方が成功できる分野」と「何も考えずに勢いで行く人の方が成功できる分野」があります。トレードは何も考えずに勢いで行く人の方が成功できる分野だと思います。

感想などありましたら「会員交流掲示板」の方へよろしく。

ラインを意識して判断する

fukufukuさん
>はじめて質問させていただきます。どうしても、上がっていく相場とは思えなくて、売りで入って踏み上げられる日々が続いています・・・素直に押したら買えば儲けられるのに(泣)今日はキャノンを3490円割れで売って失敗です。最近の前場弱くて、後場強い相場が続くと考えて、買いのみで考えた方がいいのでしょうか?どうしたら、この頑固な売り目線の考え方を変えることができますか?変な質問ですみません。よろしくお願い致します。


売りと買い、両方の目線でチャートを見るとなかなか判断が難しくなると思います。そこで私の場合を言えば、買い候補銘柄と売り候補銘柄を区別して監視しています。買い候補銘柄は「75日線が右肩上がりで、かつ株価が75日線より上にあるのが条件」です。そして売り候補銘柄は、その逆ですから「75日線が右肩下がりで、かつ株価が75日線より下にあるのが条件」となります。

そして買い候補銘柄は常に買い目線で監視し、売り候補銘柄は常に売り目線で監視する方法を取っています。

「7751 キャノン」
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そこできょうのキャノンの売りですが、キャノンはこのようにボックス相場を形成していますので、きょう売りを仕掛けた株価位置は、ちょうど前の安値ラインに当たります。このラインはサポートラインとなりますので、このラインで下げ止まるのはテクニカル判断としてはセオリーとなります。

ですから、ここでの売り仕掛けは損切り覚悟の試し売りとなります。つまり陰線で下げればボックスをブレイクダウンですから売り乗せと追撃売りする作戦となります。注目ポイントは、このラインを下に抜けるかどうかがポイントで、来週上がってくるようなら天井ラインから底のラインの半値戻しの位置まで覚悟する必要があります。

つまり売りで狙うなら「ボックスをブレイクダウンした位置」か、「天井ラインから底のラインの半値戻しの位置まで上がってきたところ」がポイントとなるでしょう。

最も成功確率の高い売りポイントは、左から3つ目の青丸の部分「はらみ線」のマド空けブレイクダウンを成り売りすることでしょう。
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この「はらみ線」は、女性が子供を孕んだ形から「はらみ線」と呼ぶわけですが、「はらみ線は産まれた方へ向かえ」がセオリーとなり、成功確率は非常に高い売買ポイントになります。「産まれた方に向かえ」とは、この図のように下に産み出されればカラ売り、逆に上に生みだされれば買いということになります。

この「はらみ線」のみでトレードして好成績をあげている私の知人がいますが、チャート判断がなかなかできないという初心者は、こうしたローソク足の売りサイン、買いサインのみに絞ってトレードすれば、ある程度の成果はあげられるのではないかと思います。

5勝5敗でもプラスを

株で生活したいさん
>あまり人付き合いが好きではないんで株で生活できる専業トレーダーを目指しています。確率論などを使いながらいろいろ必勝法を考えているんですが挫折の繰り返しです。諏訪さんは自分の手法で勝てる確率は何%ぐらいと考えていますか?私は80~90%の勝率を考えているんですが。


まず私は「株で生活はできない」と考えています。普通の社会人として家族の援助を受けずに生活するには、最低でも20万円程度は必要だと思いますが、毎月コンスタントに20万円を稼ぐのは投資技術の問題より精神的負担が大きすぎて続けられるものではなと考えます。

次に、私がここで書いている投資手法での勝てる確率は、霧子さん風に絶対自信のあるときにのみ絞って投資すれば、ざっくりですが70%ぐらいかなと思っています。ですが現実には、無駄な思いつきのトレードが多いので50~60%ぐらいでしょうか。

私も何年も80~90%ぐらいの確率を求めて必勝法を考えてきましたが途中で辞めました。そんな高確率で勝てるなら誰も働く人などいなくなるはずと考えたからです。そこで考えたのが5勝5敗でも利益を残せることを考えたわけです。つまり勝率50%なら・・・株価が上がるか下がるかは50%、50%の確率ですから簡単なことです。

その簡単な勝率で利益を残せればそれで良いと考えたわけです。たとえば、損切り額を5000円と固定します。利益は伸ばすだけ伸ばし、最低でも1000円、2000円は利益を取ると考えます。であれば、1勝平均10000円の利益を抜いたとして、1敗の損切り額は5000円で固定です。であれば5勝5敗で+25000円となります。これが私のトータルで利益を残すという考え方です。

これが私の過去6ヶ月の成績です。
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勝率はほとんどの月で勝率50%程度です。つまりこの結果が5勝5敗で利益を残すことを最優先に考えている成果だと思っています。これが私のトレードの基本である「大きな損をしなければ利益は残る」ということであり「儲けることより損しないことを考えていれば利益は残る」と言ってることの成果だと考えています。

まずは「いろは」から

ひさえさん
>しょうもない質問ばかりですいません。自分は昔からあれもこれもと憶えようとすると訳がわからなくなってくるのですが、先生のマニュアルのローソク足による簡易売買法を見ていると、影のタスキ線とか…また訳がわからなくなってきたのですが、やはり、基本的なことでゆっくりでも憶えたほうがいいんでしょうか、それとも、自分のわかる事だけでもいいでしょうか、よろしくお願いいたします


私は「頭で考えるな」「文章を覚えるな」と言っています。チャートは形を記憶するのです。しかも記憶する形など、ひとつか、ふたつでいいのです。マニュアルに書いてあるローソク足の組み合わせの形のひとつか、ふたつだけを記憶して、それが出たら買えば良いだけのことです。これが初心者でも成功できる方法だと思います。

トレード経験少ない初心者は、トレードに関して幼稚園児のようなものです。「あいうえお」を覚え始めた幼稚園児が漢字や英単語を覚えようとしてもわけが分からなくなるのは当然です。まずは、チャートのいろは、基本中の基本であるこのローソク足のみで売買判断することから始めてみてください。
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「赤が出たら上がる、青が出たら下がる」この判断だけである程度の利益は出せると思います。移動線とかトレンドとか、利を伸ばすとか・・・それはまずこのローソク足を十分に理解して、売買判断が出るようになってから、次のステップを考えるのが順序だと思います。

あなたが感じるままに

ひさよさん
>難しいことはわからないので、7270富士重工業が三角もちあいで5日線を越えてると思うのですが、こういう買い方でいいのでしょうか、明日買おうと思っているのですが、また、買いポイントはどこですか、よろしくお願いいたします。


まずあなたが、5千円ぐらいの利益で確定するだけで良いのか、それとも少しでも利益を伸ばしたいと考えているのか、何を目的として買おうと考えているのかが分かりません。

5千円ぐらいの利益で満足と言うのであれば、チャート判断は必要ありませんし、もし利益を伸ばしたいと考えるのであれば、ここに書いた記事を読んでみてください。
「底値買いの銭失い」
「初心者の勉強法」

どこで買ったら儲かるかなど誰にも分かりません。損するか儲かるかは運次第です。チャートによる売買判断とは、儲ける方法ではなく、買えるチャートか、買えないチャートかの予想をするだけであって、それで儲かるか損するかは、あなたの運次第ということです。チャート分析による買いの判断の基本は「75日線が右肩上がりのチャート」が大原則です。


かよこさん
>ウッチーさんが本日3811ビットアイルをネックラインに頭を揃えたという表現をされています。買い目線です。atsukoさんが1407ウエストホールディングスをデイトレされましたがこちらも3日間ですが頭を揃えていました。強いという感想をおっしゃっていました。次のボックスに移動しそうという目線で宜しいでしょうか?本日のソフトバンクもそうだと思います。私は空売り経験をしたくなってしまいましたが基本は上を目指すという見解でしょうか?宜しくお願いいたします。

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この花を見て、ウッチーさんは赤い花がきれいだと言っていました。あつこさんも赤い花がきれいだと言っていました。師匠はどう思われますか・・・という質問と同じですね。

要するに、他人がどう思おうが関係ないのです。「あなたがどう思うか」、それがすべてなのです。あなたが買いだと思えば買えば良いし、売りだと思えばカラ売りすれば良い。それがすべてなのです。

どうせ損しても儲かっても自分のお金ですから、自分が思ったまま感じたままにトレードする。失敗すれば自分の判断ミスであり、儲かれば判断は正しかったということです。他人のことは気にしないで「自分がどうしたいか」を表現することがトレード上手になることだと思います。

あくまでも判断基準です

Mさん
>さて、質問をしたいのですが、「窓」についてです。私の「窓」の基準は、3円以上のGUまたはGDと考えています。一般的に1円でもGUまたはGDすれば「窓」と考えるものなのでしょうか?このような基準は、どこにも載っておらず「?」な感じがしています。ちなみに諏訪さんの「窓」とは、何円以上を基準とされているのでしょうか?また、本やネット検索をした場合、仮に前日始値390円・終値400円(陽線) → 翌日始値405円の場合を「窓」と説明しているように思います。


前日のローソク足と当日のローソク足の間に空いた空間を「マド」と呼びますので、たとえ1円でも空間があけば「マド」となるのでしょう。

「マドを買え」とか、「1本目の陽線を買え」とか、「3本目4本目にチャンス有り」と私が言ってることに何の根拠もありません。あくまでも私の経験則であり、買いの判断、売りの判断の基準と言うことです。言い換えれば、-1万円なったら損切りする、+1万円になったら利益確定するということと同じということです。つまり私の単なる売買基準にすぎないということです。ですから逆張り発想の人は、私と正反対の考えをするのでしょう。

たとえば、逆張り発想の人は、きょうの寄り付きでの「マド空けは売り」と考えてカラ売りしてくるのでしょう。そして、ほとんどの銘柄はマド空け後に陰線を引いています。つまり「マド空けは買い」ではなくて「マド空けは売り」が正しかったわけです。

つまりトレードは上がるか下がるかのどちらかに賭けるだけのことですから、それに定義付けすることに意味があるのかと私は考えるわけです。「マドが上に開いたら売り」も正解ですし、「上マドは買い」も正解です。どう考えようと結果次第ですから間違いもないし正解もないということです。

それがトレードの現実ですが、何かの基準を持たなければ判断、決断はできません。たとえ負けが続いても自分の信念(基準)を貫き通すことが重要だと思うわけです。そして一貫性のある基準でトレードを続けることがトータルで利益を残すことになると思うわけです。

ですからアドバイスするとしたら、マドの定義を考えるより、たくさんのチャートで「マド」は買うべきか、売るべきかを検証してみることの方が、自分に納得できる投資基準ができるのではないかと思います。

素人は手を出さないのが無難

ひさよさん
>ところで、私は勉強が好きではないので、チャートで単純にトレードをと思っているのですが、最近は低位株ブームで安く買って爆発するのを待っているというのも、正直興味があります。四季報などで、いろいろ調べるそうですが、こういうファンダメンタル重視の低位株と先生のチャートの取引はやはり一緒にしないほうがいいですか。低位株はどう思われますか。よろしくお願いいたします。


こう考えてみましょう。四季報に書かれている業績はあくまでも過去のものです。そして書かれている業績予想も時間の経過とともに刻々と変化します、と言うことが第一点。次が、株価は過去の業績で動くものではなく、将来性を織り込んで株価が形成されるということが第2点です。つまり四季報など買ってきて読んでみても何の役にも立たないということになります。

すなわち企業の将来性を織り込むとは、現在の企業価値がイコール現在の株価ということです。東京電力を例にあげれば、原発事故を起こすまでの企業価値は3000円台の株価であり、事故を起こしてからの企業価値は500円台ということになります。ここから先、さらに企業価値が減損すれば株価はさらに下がり、国有化と言うことにでもなれば企業価値はゼロ、すなわち株価もゼロになるということです。

これを四季報を読んで予測できるかということです。

次に低位株を買って2倍3倍にするという考え方ですが、低位株とは、すなわち企業価値(将来性)がほとんどない企業の株ということになります。こうした企業価値のほとんどない株を買うことについて、こう考えてみましょう。

低位株とは、ほとんどの投資家が見向きもしないから低位に放置されているわけです。つまり商品で言えば、一般の人が興味を示さない骨董品と同じと考えると理解しやすいでしょう。しかし、一般の人が興味を示さない骨董品であっても、そのたくさんの骨董品の中には買値の10倍、20倍にもなるお宝も混じっています。

ですが、骨董品のほとんどは無価値のゴミの山です。低位株を買うとは、骨董品をたくさん買い集めて、その中にお宝が混じっていると夢を見る骨董品収集家と同じことだと考えると理解しやすいのではないでしょうか。

もうひとつたとえ話をすれば、通常30万円以上はするルイビトンのバッグが5万円、10万円で山積みにされて売っていったとしましょう。あなたはそのバッグを見て、お値打ちに買えると喜んで買うでしょうか?普通の人は、偽物じゃあないかとか何か問題のあるバッグじゃあないかと考えてしまうでしょう。

低位株を買うとは、そういうことなのです。無価値の株を無価値の株だと分かっていて買うのであれば、何も問題はありませんが、価値が上がると思い込んで買うと失敗するということです。これを「安物買いの銭失い」と言います。

すべての商品の価格は「需要と供給のバランス」によって形成されます。株価も同じです。つまり骨董品を買うのであれば、骨董品の目利きができるだけの知識が必要ということです。素人が骨董品に手を出してもゴミをつかむことになってしまうということになります。

初心者は、いま人気がある商品(株価)、いま流行の商品(株価)を買うことこそが失敗しない唯一の方法だと私は考えます。いま人気がある商品(株価)、いま流行の商品(株価)とは、すなわち上昇トレンドのチャートを買うということになります。

信じるか信じないかだけのこと

かよこさん
>お世話になります。窓や行き違い線などの判断は日経平均の状態によって違った見方をする必要があるでしょうか?例えば本日は全般下げて買いの環境としては良くなかったと思いますがこんな日には同じサインで買ってもその後の値動きには注意が必要とか、日経平均によっては買いのサインが出ても見送ったほうが良いとか判断基準がありましたら宜しくお願い致します。


有ると言えばあるし、無いと言えばないということでしょう。
この質問は、たとえば、あなたがまだ独身の乙女の頃、素晴らしい男を見つけ一緒になりたいと考えたとき、「私には理想の人だと思えるんですが、財産とか友人関係とか調査する必要はあるんでしょうか」と誰かに相談するようなものです。

つまり幸せな結婚生活を送るには、その男の財産も影響するでしょうし、友人関係も影響するでしょう。しかし、財産がなくても、気に入らない友人たちと付き合っていたとしても、その男が自分にとって理想的な男であり、自分が信じられる男であったなら幸せな生活はできるとも言えます。

要するに、あなたが、その男の財産や友人関係が結婚生活に大きく影響を受けると考えるか、それともその男だけが信じられれば幸せな結婚生活を送れると考えるか、質問はこれと同じことです。

株価は当然相場全体の動きの影響を受けます。ですが、きょうのような全面安状態の相場でもカルビーのように新高値を更新する銘柄もあります。すなわちこれはあなたの生き方、考え方の問題です。周囲の雑音が自分の生活に影響を与えているのか、それとも周囲の雑音を気にしないで自分が正しいという生活をするのか、どちらかということと同じです。

結論を言えば、あなたが何に比重を置き、何を信じるかと言うだけのことだと思います。

5日線を基準に判断しては

ようこさん
>はじめてお便りします。会員制になる前からずっと拝見しております。チャートの読み方とか、陽線の次は陽線、陰線の次は陰線、3本目に注意と。。。すごく参考にさせていただいてます。ところで 1942関電工なのですが空売りをして持っています。チャートは下がっているのですが下げ方が陽線で下がっています。これって?どっちと見ればよいのか よかったら、教えてください。


「1942関電工」
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陽線を引きながら下がっていく状態は、買い支える勢力がいると考えれば理解しやすいのではないでしょうか。「関電工」は電力会社の強力企業ですから、当然電力会社は「関電工」の株式をたくさん保有しています。そこで売り材料となってくるのが東京電力の保有資産売却問題です。

つまり東京電力は、原発被害補償の資金をねん出するために保有資産を売却しなければならなくなるということです。保有資産とは、不動産や保有株式となりますので「関電工」の株式の株式も大量に処分される見込んでの売りということです。

そこで売買方針ですが、大きな含み益になっているのであれば、もう絶対損をすることはないわけですから利を伸ばせるだけ伸ばすと考えたらいかがでしょう。ただし、安値に接近してきていますので、霧子さん流に終値で5日線を越えたら確定と考えたらいかがでしょう。

強いサインには強気で

空さん
>本日、買い候補の中で目についたのが2462ジェイコムHDでした。このチャートを見たとき、諏訪様が日頃言っておられる、ボディラインがきれいなチャートってこういうチャートのことをいうのか!とピンときてすぐに206,400円の時に成り行き買いしました。その後順調に上げて行ったので自信満々でこれはもう下がるわけないと思って適当に200,000円に逆指値を設定して仕事に戻ったのですが、後場、きっちり200,000円まで下げた後切り返していました(涙)


「2462 ジェイコムHD」
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陰線1本目の次が陽線と折り返したこのような形「行き違い線」は非常に強い形となります。つまり陰線の次は陰線と2本3本と続くのが株価トレンドの基本形とすれば、陰線1本目の次が陽線なら陰線はダマシであり「ダマシは買い」とするのが鉄則です。

このチャートを見た場合、寄り付きで「行き違い線」、しかも「マド空け」と非常に強いサインがダブルで発生しています。こんな強い強いサインがダブルで発生するチャンスの出会えることはほとんどありませんので、これを買ったら損切りを考えないで強気でいくのが正解となります。

このような強い形のチャートを買った時は、90%以上の確率で陽線になるわけですから、たとえ仕事を持っていたとしても逆指値は使わずに引け間際に株価チェックして陰線なら損切りするという、すなわちリスクを負うことが利益を伸ばすことになると思います。

発想を変えてみましょう

たくさんの株の本を読み、MACDやストキャストなどの投資指標を勉強し、四季報などで業績を調べ、一生懸命勉強し研究したのにトレードでは儲けられない・・・と言う人いませんか?

私も何十年もいろいろな手法を研究し試してきました。
その結果は、損を積み重ねるばかりでした。
なんでこんなに勉強して努力しているのに成果があがらないのか?

ちょうど3年ぐらい前のこと。
ふと思った。

株なんて白か黒かを当てるだけのゲーム。
丁半ばくちに理論もへったくれもない。

上がるか下がるか誰にも分からないことを、いかにも予想できるかのように小難しい計算式を持ってきて素人を信用させようとしているにすぎない。

こんなもの理論もくそもあるか。
上がると思ったら上がるし、下がると思ったら下がる。
ただそれだけのことじゃあないか。

なら上がると思ったら買えば良いし、ダメだったら売れば良い。
所詮、白か黒かを当てるゲーム。

白じゃあなかったら黒だし、黒じゃあなかったら白。
何も考えなくても、これで100%当たる。

こんな単純なゲームを難しく考えるから損をするんだ。
と気がついたわけです。

トレードなんて何も考えない方が勝てる。
損が出たら売れば良いだけのこと。
含み益になったら持ち越せば良いだけのこと。

これに気がついてから私は利益を出せるようになりました。

何も考えない、何も予想しない。
ただ見たまんまに注文を出せば良い。

そう考える方が利益を残すことができると思います。

迷ったら売りが正解です

ひさよさん
>お伺いしたいのですが、15日にサンリオを¥2628で買いました。現在¥2638で前日ー13です。損切りは-いくらですればよいのですか、またこういうときはどうすればよいでしょうか。いきなりですがよろしくお願いいたします


「8136 サンリオ(前場終了時点の日足チャート)」
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基本は「迷ったら売り」「利益のあるうちに売り」が正解です。
チャートの形は「毛抜き天井」(売りサイン)となっています。いったん利益確定してから様子見し、終値で前の高値を抜いていれば買い直し。このまま下げるようならボックスの天井ライン付近で陽線を確認してから新規買いとするのがベストの判断になると思います。

損切り覚悟の打診売りで

アキさん
>私も売買相談お願いします。ソフトバンクが5日線を割りこんできました。から売りをしたいと思うのですが、ここから下がるでしょうか?


「9984 ソフトバンク」
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下がると考える条件としては、前の高値がネック(抵抗)ラインとなって、これを抜くことができずに大陰線の発生です。明日も大陰線となれば「三角持ち合い」下放れとなって、ダブルトッップを形成することになります。ダブルトップ=下降トレンド移行となります。

下がらないと考える条件としては、まだ上昇トレンド継続中と考えられます。株価は抵抗ラインを突破する時、いったん下げて(押し目)から勢いをつけて抜けていきます。ですから上昇するための押し目とも考えられます。

結論を言えば、どちらに動くか分からない状態でなり、ここでのカラ売りは「打診売り」となりますので、ネックラインを抜けていくような動きになれば、迷わず損切りとすることが重要です。

私の三の法則の考えで行けば、明日も陰線となり、3本目、4本目がポイントとなるでしょう。3本目、4本目でも陽転できないようなら下降トレンドに移行と考えて良いでしょう。ただし深追いは禁物で陽線が出たら確定と堅実にいくのがベストだと考えます。

長期投資(投資信託)はリスク

すずきさん
>定年を控えて資金運用を考えています。株はギャンブルと考えていたので買ったことがありませんが、日本株の投資信託を勧められて少し持っています。定期貯金より高利回りになるとのことだったのですが30%近い損になっています。行員は長期的に見れば買い増しのチャンスと言いますが不安です。諏訪さんはどのように考えられますか。


私は、銀行や郵便局、証券会社の窓口での投資信託購入には反対の考えです。ここ数年の銀行や郵便局の収益源は投資信託や生命保険販売の手数料が大きな比率を占めています。投資経験のない高齢者を含む人たちに大量に販売し、株価下落で大損をさせてトラブルも発生しているようです。

そこで金融機関が言うのが「長期的に考えれば必ず上がります」です。私もある銀行の窓口で勧められて担当者と話をしたことがありますが、彼ら、彼女らに投資経験はありません。つまり金融関係者は株の売買は禁止されていますから少し突っ込みを入れるともう応えられません。マニュアルどおりの説明を繰り返すだけです。

要するに金融機関の社員は、投資の現実を知らない専門家であり評論家にすぎないということです。会社方針である投資信託を売るための理屈付けの資料を示して、顧客に「専門家の言うことだから」と安心感を持たせて買わせるように誘導しているということです。これは商売ですからこれを悪いとは言いません。

すべては自己判断、自己責任が投資ということであり、「投資とはリターンとリスクは等しい」ということです。ですから投資信託であっても個別株を買うのと同じ損するリスクがあるということです。

そこで投資信託や個別株の長期投資にメリットがあるのかについて考えてみましょう。私たち(団塊世代)が育った高度成長期は、株や土地を買って持っていれば、銀行利息の数十倍、数百倍にも増え続けました。たとえば、私が昭和46年に買った新日鉄の株価は83円でした。それがバブルの絶頂期には1000円以上になったわけです。現在の株価でも250円ですから安くなったと言っても3倍になっているわけです。

すなわち「長期投資での運用は、日本国の経済成長が大前提」となります。と考えた時、日本国に将来性はあるのかと考えると「私は、無い」と考えます。ここからの日本経済はじり貧となって将来的に縮小していくしかないと考えるのが妥当でしょう。世界のトップに君臨した大英帝国(イギリス)と同じ道をたどるわけです。

国力(経済力)は、若年層の比率が伸びなければ、経済力も伸びるはずはありません。それは高度成長期の日本や現在の中国を見れば一目瞭然です。イギリスが衰退したのが人口の高齢化によるものであることを考えれば、現在の日本が成長するかどうかは考える余地はないでしょう。

そう考えた時、投資信託の購入や株の長期投資は、非常に高いリスクを抱えることになると私は考えるわけです。

銘柄選びの方法について

コロスケさん
>損切り貧乏の女です。いつも底値を買おうと考えていました。少し考えを変えて高いところを買ってみようと思うのですが、何か銘柄探しの良い方法はありませんか?


このブログにリンクしている「ストックボード」というサイトがあります。

ここを開くと銘柄を条件検索できるようになっています。たとえば「押し目買い」で考えるなら「株価と75日線がデッドクロス直前」とか、「順張りの買い」で考えるなら「株価と75日線がゴールデンクロス達成」とか・・・

銘柄選びのポイントは、いつも言うように売りにしても買いにしても「ボディーラインがきれいなチャート」を選ぶことが重要です。

次が買いであれば「75日線が右肩上がり」となっていること。売りであれば「75日線が右肩上がり」になっていることが銘柄選びのポイントとなるでしょう。

迷わず買いのポイントです

kakiさん
>ウッチーさんがよく取引されている、カルビー(2229)を午後の引けで買ってみました。5日線の上でのかろうじての陽線でした。買ってはいけなかったのでしょうか?ご意見をお願いします。


「2229 カルビー」
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「迷わず強気の買い」の判断で良いでしょう。

最初のボックスと同じ値幅のボックスを積み上げていくような形で規則性をもって上昇しています。「規則性を持って動く株は買い」です。

次の赤丸を付した部分に注目してください。上昇する前にコマ(短いローソク足)でマドを空けています。前の2回も同じ共通項が表れています。「マド空けは買い」です。

月曜日に5日線をブレイクすれば、上昇確率80%と考えて良いのではないでしょうか。買った株の売買判断としては「まず1万円の損切りを覚悟」してください。ちょうど1万円の損が陰線の安値付近になります。

トレードは、儲けることを考えるのではなく、損するために買ったと考えることが重要なポイントとなります。ですから買った時点で「いくら儲かるかではなくて、いくらの損なら許せるか」と考えるわけです。

損することだけを考えることがなぜ重要か?

損することだけを考えていれば、買った株が上がったとき利益確定を考えないということです。初心者は、含み益が出るとすぐに利益確定をしたくなるものですが、すぐに利益確定をしてしまうから損大利小になってしまうわけです。ですから損切りを覚悟して、損することだけを考えていることで損失が限定され、利益は無限大となるわけです。これが5勝5敗でもプラスにする考え方です。

以上をまとめれば「下げたら-1万円で損切り」、「上げたら5日線を基準に利を伸ばす」と考えるのが良いでしょう。逆指値を使うのであれば、損切りラインは「前日の5日線×0.95」と誤差を見込んで下に置くのが良いでしょう。

これも「損したくない」と考えると損切りラインを高いところに設定してしまいがちですが、これが損する元になります。「トレードとは損すること」と考えて、損切りラインはずっと下(大きい損切り)に置くのが、トータルで良い結果になると思います。

逆指値とは、損失額を少なくするために設定するわけではなく、不測の事態に備えるために逆指値を設定するわけです。つまり急落してストップ安になって売れない状態から逃れるために保険として逆指値を設定するわけです。

これを「損したくないため」に使うから逆指値を使って損してしまうわけです。私が逆指値は損をするためのものと言うのは、初心者はこの逆指値を「まさかのための保険」として使わずに「損したくないために使う」だから、ふるい落とされて損してしまうと言っているわけです。

底値狙いの銭失い

ゆきみさん
>あれこれ考えず陽線が出たら成りで買い 引け際15分で判断しようとシュミレーションではなく実際にやろうと今日高岳製作所(6621)でやってみました。場中観ないでおこうと思っても観てしまい実戦だけに気持ちがなえそうです。チャートの選び方にアドバイスがあればお願いします。今日はたくさんのアップがあったのでお願いしてみようと思いました。宜しくお願いします

「6621 高岳製作所(4/14現在のチャート)」
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高値を切り下げ、安値も切り下げの典型的な下降トレンドのチャートです。下降トレンドのチャートを買う場合は、反発狙いしかありませんので「陽線3本目を狙う」と損する確率80%と考えた方が良いでしょう。狙うなら1本目の陽線を買って2本目で売る方法しかないと思います。

チャートを選ぶとき、こうしてイメージしてみてください。75日線は強力な抵抗ラインですから株価が75日線の下にあれば、このように75日線ラインから売りが降ってくるとイメージしてみてください。この株価が上がるように見えるでしょうか?


ふうさん
>今日のブログで検証していただけると書いてあったので、早速、お願いします。ダメなものは、バッサリ斬ってください(笑)
「3593 ホギメディカル」4/13に含み線が出たので、底かと思い、引けで買い。14日は陽線だったので、そのままにし、今日、陰線だったため、売り。「4063 信越化学」昨日、窓明け。陽線引けで買い。上昇トレンドのように見えるが、今日は大きな陰線だったので、売り。ホギは中長期的にも下降トレンドだったので、やっぱり下降トレンドのものは手を出すべきではなかったのかなと。ただ、今の相場、上昇トレンドのものって少ないですねー。


「4063 信越化学(4/14現在のチャート)」
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まず「ホギメディカル」は買いの要素は0%ですから説明するまでもありません。そして「信越化学」ですが、これもゆきみさんに説明したのと同じです。いつも言っていますが、底値で買おうとする人は必ず損をします。株は高値で買わないと儲けることはできないと考えてください。ウッチーがトレードする銘柄を見てもらえば分かるように彼女は高いところでしか買いません。これが重要なポイントです。

「6361 荏原製作所(4/14現在のチャート)」
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たとえば、この「荏原製作所」のチャートを見てください。75日線の上に株価があり、株価が下がってきても75日線がこうして株価を押し上げています。これで75日線が右肩上がりであったなら株価は75日線に沿って上昇していくということになります。

私が「損切り、損切り」というと「損切りばかりで損切り貧乏になる」という人がいますが、それは下降トレンドの上がらない株価を買って損切りするからであって、

「8136 サンリオ(4/14現在のチャート)」
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このような75日線が右肩上がり、株価は75日線の上にあって、マドを空けたり、大陽線でボックスをブレイクしたような形の高いところで買って、ダメだったら損切りするという考えでないと「損切りばかりで利益は取れず損切り貧乏になってしまう」ということになるわけです。

つまり損切りした以上の利益を取らなければ資金は減り続けるわけですから・・・そして利益を取るためには高く上がっていくところで買わないと利益は取れません。「安物買いの銭失い」と言うことわざがありますが、トレードで利益を出すためには価値のある物を買わなければ利益は出ないということになります。

株は高いところで買え

チコさん
>私の監視銘柄のユビキタスが昨日出来高を伴って急伸してきました。三角もちあい放れなので迷わず買いました。元は40万円台の株だったので2倍ぐらいにはなるのかと予想して利を伸ばしていきたいと考えています。この判断いかがでしょう。


まず株価がどこまで上がるとか、下がるというようなことは誰にもわかりません。それが大前提です。そのうえで「チャートテクニカルの基本」を守ることがトレードで利益をあげる唯一の方法だと私は考えます。

ですから結果がどうなるかではなく、このチャートをどう判断するかについて私の判断を説明します。

「3858 ユビキタス」
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まず中期的なトレンドは下向きとなっています。そして短期的には、あなたが判断したように三角持ち合いを上放れしたわけですから買い判断は正しかったわけです。私もその判断で買いました。ですが「中期下降トレンドの株を買って利を伸ばす」と言う考えには賛成できません。

私は、単なる反発の動きだと判断しますので、きょうの噴き上げたところで利益確定しました。

チャートの判断としては、株価目標は下がってくるトレンドライン付近(青丸)が天井だと考えます。この辺りは下がってくるトレンドライン、下がってくる75日線と、株価を押し下げる2重の抵抗ラインがあり、さらに急落時に空けたマドを埋める価格帯となります。

つまりこの条件を考えた時、株価を押し下げる条件ばかりで、上がる条件はありません。トレードで利益をあげるためのポイントは「上がる確率の高いところで買う」ことと「利を伸ばすこと」が絶対条件ですから、この株価が上がっていく確率が非常に低い株価の利を伸ばそうと考えるのは間違いだと思います。

下降トレンドの株価の底値を買った場合は、あくまでも超短期の値幅取りと割り切るのが結果としてベストの選択となるでしょう。

利を伸ばしたいと考えるのであれば、このサンリオのような中期上昇トレンドのチャートを買わなければ成功確率は非常に低くなると思います。

「8136 サンリオ」
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戻り売りのチャート形です

kotoさん
>お願いしたいのは4842 USEN  6773 パイオニア です。4842 11日、65円で買い13日57円で売りました。11日の出来高が急増したので上がるかと思いました。私はまた上がるとみていますが、師匠はどう読みますか。6773 は今日331円で買いました。この銘柄をボックスでかこんでみていただきたいです


まず「4842 USEN」ですが、このような出来高が極端に少ない株価のチャート分析は不可能です。いわゆる「崩れたボディーラインには触るな」と私が言ってるチャートです。

「6773 パイオニア(日足チャート)」
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次にパイオニアですが、トレンド(青い矢印)は下降トレンドです。360円前後には相当大きな抵抗帯(陰線がたくさんある位置)があります。このチャートを見たときの株価判断は、350円~360円台は、絶好の戻り売りの株価位置となります。言い換えれば、上昇しても360円までと考えるのが良いでしょう。

このチャートで買うとしたら370円~380円まで上げてきたら「買い」の判断となります。

逆に動いたら逃げるが勝ち

自分のトレードの判断について検証して欲しいとの要望をいただきましたので、「あなたのトレードの検証」というカテゴリーを作りました。ここであなたのトレード結果について、私なりの考えを書いてみたいと思います。ダメ出しのようなことになるかと思いますので、批判されるのが嫌いな人は聞かない方が良いかもしれません。

ジャスミンさん
>今朝、サイバーエージェントを成売り致しました。すると、みるみるうちに株価が上昇し、高値まで眺めていましたが、怖くなり、買埋めました。あっと言う間の出来事でした。1000円プラスになり、2000円マイナスになる様なわずかな取引を行って来ましたしたので、今日は驚きました。日足チャートで見る限り、下降トレンドに違いないのですが、上昇トレンドを思わせる3分足チャートで終了しました。先生の見解は「上げたら売り乗せ」との事でしたが、こんな場合はどうするのが宜しかったでしょうか...


結論は「あなたの判断は正しかった」と思います。
初心者が心がけるべきは「大きな損をしないこと」が第一です。日足では、まだ5日線の下ですから含み損のまま持ち越すという考えもありますが、きょうは陽線で終わったわけですからカラ売りの場合は、明日も上がると考えてノーポジション(買戻し)にすることがベストの選択となります。

仮に、明日また5日線を抜けないようであれば、また挑戦すれば良いだけのことですから、あえてリスクを冒して持ち越すことは避けるのがベストの選択となります。そこで損切りのポイントですが、寄り付きの高値を抜けたところが見切りのタイミングとするのが良いでしょう。このチャートの場合で言えば、268000円のラインを上に抜けたところで成り行きで損切りしてしまうのが良いと思います。

買いにしてもカラ売りにしても「自分の期待と逆に動いたら損切り」してしまうのが基本と考えてください。


「4751 サイバーエージェント(分足チャート)」
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ちなみに私のトレードを言えば、とことん売り増しで狙いました。赤丸で囲んだところが売りを入れたところです。そして引けまで待ったものの下がらなかったので、安いところで売ったもの(含み損の多いもの)から損切りします。

本来ならすべて損切りするのが正しい判断ですが、私の場合、買い建てのヘッジという意味での売り建てになっていますので、5日線を越えない限り売り建てのポジションを維持しています。ですから7株あったポジションを4株に減らしての持ち越しとなったわけです。これは当然、損切りするための持ち越しと言っても良いでしょう。

初心者は、こうした損切りするために持ち越すようなことはしないでくださいね。

基準を持つことが重要です

しおんさん
>これから勉強しようと入会させていただきました。いろいろ読んでるんですがムズイです。シンプルに考えろということだけは分かったのですが、陽線を買う、陰線を売るという意味というかメリットというか、意味を教えてください。まだ世間知らずの18歳ですからチョー簡単にお願いします。


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左が「陰線を買う」「下がってくる株価を買う」と損をするという事例です。陰線を買ったり、下がってくる株価を待ち受けると、なぜ損をする確率が高くなるのかということですが、陰線とは、株価の方向を矢印で表すと、このように下向きの矢印になります。

この下向きの矢印を見て、あなたは上がると思いますか?これが見たまんまで判断しなさいということです。何も考えずに矢印が下を向いていたら買わないことが損しないことになるわけです。

右は、「陽線を買え」「上がっていく株価を買え」という事例です。陽線を矢印で表せば、このように上向きの矢印になりますね。矢印が上を向いていたら上に行くと誰もが思いますよね。この見たまんまで買いなさいということです。

次に、陰線を買わない、陽線を買う、メリットは何かについて説明しましょう。

陰線で買った場合、矢印が下に向いているわけですからどこで下げ止まるのかの基準がありませんね。株価がどんどん下がって底が見えないと不安になります。不安にはなっても、どこで損切りした方が良いのか基準がないので決断できないままズルズルと含み損を増やしてしまうわけです。

陽線で買った場合はどうでしょう。買ってから下がってきて含み損になったとき底が見えますね。つまり陽線が始まった株価が底値だと目安があるわけです。そこが底値だとの目安があれば、そこが損切りの基準ですから、その基準を下に抜けたら損切りという判断ができるわけです。

陰線を買わない、陽線を買うのメリットを一言で言えば「損切りの基準が分かるか分からないか」ということです。基準があって、その基準を守りさえすれば、大きな損をすることはないわけです。そして大きな損をしないで収支とんとんで維持できていれば、長くトレードを続けられるということになります。

トレードは、どこで買おうが勝つか負けるかのギャンブルです。ですから「どこで買っても同じ」という考えも間違ってはいません。ですが、何かの明確な基準、すなわち「この形は買い」とか「この形は売り」とか、「このラインを割れたら損切りとか」、そういう基準を持っていないと、何も判断しないまま、何も決断しないまま、すべてを失うような大きな損を出すこともあるということです。

トレードにおいて「儲ける方法などない」というのが私の基本的な考えで、「儲ける方法はないけど、損しない方法はある」と考えるわけです。そして、大きな損を出さずに、トレードを楽しんでやっていれば何回に1、2回は大きく儲けられるときがあります。

ウッチーのトレードを見ていただければ分かるように、ほとんど+1000円、+2000円、-2000円、-3000円というようなトレードをしています。そして月に数回数万円と言う大きな利益をゲットできる時があります。そして終わってみれば、ある程度の利益を残しているわけです。

初心者は、まず損しないことを最優先に考えてトレードをすると考えることが成功への近道ではないかと思います。ウサギとカメの昔話ではありませんが、初心者が大きく狙うと必ずズッコケます。それより確実に一歩一歩前進することがゴールへの近道だと思います。
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