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逃がした魚は大きかった

ひさよさん
>私は、ひたすら3の法則でトレードしていますが、少しずつコツがつかめてきました、ブレずにルールどおりにできるのがとりあえず目標です。質問ですが、私は1本目の陽線を終値で買うか、2本目の陽線を寄り付きで買っているのですが、3日目で利益確定か4日目で利益確定かは何を基準にしたらいいのでしょうか。今一番わからない事です。というのは、サンリオを監視しているのですが、今日は3本目の陽線なので買わなかったのですが、いつもと違い、3本目なのにどんどん上がってしまいました。また教えていただけたらと思います


まず最初にオムロンのカラ売りについてですが、きょうは不自然な動きをしました。不自然な動きをした銘柄は、監視銘柄から外してみないのがベストだと思います。

人間にしても時々、奇声を発したり、理解不能の動きをする人間に出会います。そんな理解できない人間に関わると、良いことより悪いことに巻き込まれるリスクの方が高くなるというのは誰でも考えることでしょう。「君子、危うきに近寄らず」です。動きの読めるもの、素直なトレンドで流れているチャートを監視するのが大やけどをしない唯一の方法だと思います。

「8136 サンリオ」
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次に「サンリオ」ですが、このチャートを買うなら1本目の陽線コマ、もしくは2本目の陽線でした。そしてきょうの寄り付きが最後のチャンスだったということでしょう。ここで買えなかったわけですから、あとは損するリスクを冒して買ってみるか?もしくは陰線が出るのを待つかとの判断になります。

トレードは、いかに損するリスクを回避して買うかにあるわけですから、チャンスを逃してしまったら、あとは次のチャンスを待つのがベストの判断になると思います。

>私は1本目の陽線を終値で買うか、2本目の陽線を寄り付きで買っているのですが、3日目で利益確定か4日目で利益確定かは何を基準にしたらいいのでしょうか。

「確実に利益を手に入れる」という堅実な考え方なら含み益のうちに利益確定してしまうのがベストでしょうし、せっかくの含み益が無くなるのを覚悟で利を伸ばしたいと考えるなら5日線を基準にすれば良いのではないでしょうか。私がウッチーに教えたのは「陰線が出たら含み益であろうが、含み損であろうが売ってしまえ」です。

考え方こそがすべてです

フランボワースさん
>諏訪様、こんにちは。早速マニュアルでチャートの分析方法を勉強させて頂きました。これまで何冊も本を読みネットやブログでも勉強した筈なのに、こんなに端的に必要な情報がまとめられたものは初めてで、銘柄探しが楽しくなりました!入会して本当に良かったです!そして今朝、1972三晃金属を寄り付きで成行買いし、3%上がったところで利益確定しました!が、その後株価はみるみる上がり、売りを早まった事を後悔です。いつも約定した後なかなか落ち着いて待つ事ができず、利益確定も損切りも早まりがちです。結果、損切りする必要のないものまで損切りしてしまったり、待てば利益の確保が出来るものを上がる前に見切り売りしてしまいます。きっと売買戦略の設定が甘いのですね。お忙しいとは存じますが、何か良いアドバイスがあればお願い致します。


トレードは考え方がすべてだと思います。たとえば、あなたのように3%もの利益を取りながら結果的に上がった株価を見て「損した気持ち」になる。ならば、利益確定せずに含み損になったらどう考えるでしょう。「あ~しまった売っておけば良かった」と思うでしょう。

何が問題なのか?すべては考え方です。あなたのような結果を見ての考え方では「勝っても、負けても、いつも気持ちは負けている」「いつも悔しがってばかりいる」ではないでしょうか。いつも悔しがってばかりのトレードは楽しくはないでしょう。自分の心はいつ満足できるんでしょう。

ここが最大の問題点でしょう。

結果など自分の力でどうすることもできません。あなたにできることは「メンタルコントロール」です。すなわち「常に満足する気持ちを持つ」ことです。勝った時は、素直に勝てて良かったと喜ぶことです。売ってしまってからの株価なんか、あなたが泣こうが悔しがろうが、あなたには関係ないことなのです。あなたのこれからのトレードに大きな影響を与えるのは「明日も勝ってやろう」という意欲があるかどうかが問題なのです。

「きょうは3%も利益を取れた」「うれしい」「明日も頑張ろう」・・・こういうメンタルコントロールこそが、これからのあなたのトレードに大きな影響を及ぼすわけです。

チャートでトレンドを判断して、ローソク足で明日の動きを予想する。その予想に基づいて売買の判断をする。判断した結果が正しければ勝ち、間違っていれば負け。トレードとはただそれだけのことなのです。

物事を判断し、決断するには、何かの基準が必要です。その基準として私は「陽線の次は陽線」と考え「3日目、4日目でトレンドは変化日を迎える」と考えるわけです。この私の考え(基準)が正しいか、間違っているかは問題ではありません。それを売買判断の基準にしているというだけのことです。

ですからあなたがトレードした「三晃金属」を私の基準で売買判断すれば、前日が1本目の陽線ですから「陽線の次は陽線」で、きょうは当然の買いとなります。そしてきょうが2本目の陽線ですから当然持ち越しとなり、明日が3日目、明後日が4日目ですから、明日か明後日が利益確定日となるわけです。

その結果として損切りになるかも知れませんが、利益確定か損切りかは問題ではありません。自分が決めた基準通りにトレードできたかどうかが問題なのです。どんな状況であろうが、自分が決めた基準通りにトレードしていれば結果として利益はついてくると私は考えるわけです。

ドテン失敗のダメージは大きい

やまぐちさん
>先生、お帰りなさい。さっそくですが、今日オムロン空売りしましたが現在ストップ高です(汗)こういう時は、本日中に成りで売りでしょうか。明日寄り付きで成り買いですか。宜しくお願いします。


「6645 オムロン」
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お尋ねのオムロンはストップ高にはなっていませんね。銘柄の間違いじゃあないでしょうか?

この「6645 オムロン」をカラ売りしたとして考え方を説明しましょう。まずチャート形として「ボックス下放れ」「トレンドは下降トレンド」となっています。ならば、この銘柄はカラ売り目線で見るのが妥当な判断となります。すなわち「戻り売り狙い」ということです。

きょうのカラ売りの判断は「下にマドを空けての寄り付き」ですから間違ってはいませんが、結果として陽線で返ってきました。「陽線の次は陽線」と考えれば、明日も陽線となる確率は非常に高いということになります。問題は、明日以降、上昇トレンドに転換するか、それとも下降トレンドを上に抜けずに下降トレンド継続となるかが判断のポイントとなるわけです。

よって現在の含み損株の処分の判断は、明日の終値で5日線を抜くような動きなら損切りとして、もう一段上げたボックスの底のライン付近でのカラ売りを狙ってみるのが正しい判断となるでしょう。

「上げるなら買えば良い」、すなわちドテン買いですが、これは初心者はやらない方が良いと考えます。上げても天井はすぐそこにあるので大きな利益にはならないのが一点、下降トレンドの株を買わないというのが鉄則というのが2点目、そして3点目がもっとも重要なのですが、カラ売りで損して、ドテン買いで損する、すなわち往復で損をするとメンタルに大きなダメージを受けます。

金銭の損失は、いつでも取り返すことができますが、メンタルに大きなダメージを受けると、常に腰が引けたトレードになり、かつ負けることばかりを考えながらのトレードを繰り返すことになってしまいます。弱気のトレードで利益を得ることはないというのが私の考えですから、メンタルコントロールこそが重要だと考えています。

ファンダも決算も関係ない

ころたんさん
>私はファンダメンタルは大変重要だと考えて決算を重視したトレードをしていました。でも業績が好調なのに株価は下がり続けたり、悪い決算なのに株価は上昇と、さっぱりわけがわからなくなって入会させていただきました。諏訪さんはファンダメンタルについてどう考えられますか?また、トレードは殴り合いの喧嘩みたいなもの、理屈なんか通用しないという考え方の意味はなんでしょう。


せいぜい1週間程度のスイングトレードにファンダメンタルなんか関係ないというのが私の考えです。わずか1週間程度で企業業績に変動があるわけでもなく、株価が動くのは需給関係、すなわちテクニカルがすべてということです。テクニカル(需給)とは、売りと買いの力関係がすべてですから「スイングトレードは、殴り合いの喧嘩みたいなもの」と言っているわけです。

殴り合いの喧嘩には、理屈なんか通用しないし、そこにあるのは勢いのあるものが勝ち、勢いの無いものは負ける。ただそれだけのことです。それを踏まえてトレーダーは、売りと買いどちらの勢力が強いのか、勢いがあるのかを見極めて、勢いのある方に賭ける、すなわち勝てる確率の高い方の賭けることで勝利を手にすることができるわけです。

売りと買いのどちらが勢いがあるのかを判断するのが、チャートの形とローソク足です。ローソク足の形を見て勢いを感じ取り、勢いを感じたチャートに賭ける。トレードで勝つとは、ただそれだけのことだと考えています。

たとえば「買い」であれば、このような勢いのあるチャートを買わなければ勝つ確率が低くなってしまいます。また、買いのポイントも非常に重要になってきますので、このチャートに赤丸を付したような形になったら迷わず買ってみるという思いっきりも重要なポイントとなるでしょう。
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次に、カラ売りであれば、このような勢いを失ったチャートを売らなければ勝つ確率が低くなってしまいます。
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ちょっと付け加えれば、このようなチャート判断を見て「できあがった形を見れば、なんとでも説明できる」と思っている人もいるでしょう。そうじゃあありません。このチャートの株価なんかどうでもよいのです。このチャートに付した赤丸部分の形を覚えることが重要なのです。

トレード銘柄を探すとき、いろんなチャートを見て、この形を探すことがトレードで勝つための近道になるということです。この形を見つけたら買ってみる。これこそがトレードで唯一勝ち残れる方法だと私は考えています。これが喧嘩に勝つ唯一の方法であり、こんな簡単なことだから小学生でもできると言っているわけです。

子供は見たまんま、感じたまんまで判断しますが、大人は、見たまんま、感じたまんまでは判断しません。そこに理屈をくっつけて納得できなければ、見たもの、感じたものを否定しようとします。これを裏読みと言うわけですが、理屈を考えた結果が、上がると感じたものを下がるだろうと判断することになるわけです。

「私が売ると必ず上がる」「私が買うと必ず下がる」と感じているあなた!頭で考えずに素直に「見たまんま、感じたまんま」にトレードしてみてはいかがでしょう。素直に受け止めずに裏読みする人は、頭の良い人ですが、その頭の良いことがトレードではネックになっているのではと私は思います。

利を伸ばせるかどうかの判断

剣心さん
>先日ポジションが真逆のトレードでしたのでまた保有株のチェック押していただきたいのですが・・・宜しくお願い致します。本日参戦銘柄=買い 6417(SANKY) 売り 4185 (JSR) 8001 (伊藤忠商事) 8729 (ソニーFH)以上です。先日のような形でご指導いただければ幸いなのですが、諏訪先生のお手間になると思いますので、ぱっと見た感じで諏訪先生の仰っているトレードに沿うことが出来ているか見ていただけないでしょうか?


まず買いの「6417 SANKY」についてですが、ボックストレンドで75日線が下がってきています。短期利食い方針が良いと判断します。買いで、利を伸ばすという考えなら「75日線右肩上がりで、株価が75日線の上にある」チャートを買うと考えた方が良いでしょう。

次に、売り銘柄の「4185 JSR」は理想的な売りのチャートだと思います。

「8001 伊藤忠商事」
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株価の下にサポート帯があります。と考えた時、下値は限定されると判断した方が良いでしょう。

「8729 ソニーFH」
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上に控える抵抗帯にぶつかって押し下げられた形になりました。こちらは理想的な戻り売りでした。

カラ売りの基本は崩れを売る

サルビアさん
>こんにちは。いつも楽しく読み逃げさせてもらってます((^^アセアセ;;私はウリはやったことがなのですが、これからはウリもやらないとダメかなと思ってます。そこでどんなチャートの株を売ったら良いのかアドバイスをお願いします。できるならリスクが少ないのが良いのですが。


カラ売り銘柄を選ぶ条件は「株価の下にサポートラインが少ないチャート」「上昇トレンドが崩れたチャート」「75日線が下降もしくは水平で、かつ株価が下にあるチャート」・・・そんなものでしょうか。

具体的に説明してみましょう。

「6674 GSユアサ」
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このチャートの売りのポイントは、上昇トレンドが崩れた位置(赤丸部分)、そしてボックスの底のラインでもみ合って下に抜けた位置(赤丸部分)となります。

特に、ボックスの底のラインでもみ合ったのちにボックスをブレイクダウンした位置は、ボックスの底のラインでもみ合った価格帯が強力な抵抗帯となりますので安心して売りで保有できるでしょう。

もう一つの事例です。

「6330 東洋エンジ」
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このチャートの売りのポイントは、上昇トレンドが崩れた位置(赤丸部分)、75日線を下抜けした位置(赤丸部分)、前の安値(サポートライン)を下抜けした位置となります。

こうして急落した株価は必ず反発の戻りがありますので、前の安値(サポートライン)を基準としての戻り売り(赤丸部分)も売りのポイントになるでしょう。

シンプルに判断する

剣心さん
>僕は昨日(5/23)に 7201 日産 を購入しました。今日は 5108 ぶりジストンも購入しました。 お互い25日線に支えられ1本目の陽線だと感じたからです。しかしこの買い方だと下落トレンド中の買いになってしまっているのでしょうか?


私は、いつも言っているようにシンプルな投資判断を心がけています。ですから売買判断にはトレンドラインとボックスのみが判断の基準となります。つまり一目均衡表鵜のラインは・・・とか、25日線は・・・とか、判断材料にたくさんの基準を持ちこめば持ち込むほどに迷って決断できなくなってしまいます。

ですからシンプルに売りか買いかの判断をするためには、基準はシンプルな方が良いと考えています。当然にウッチーもこうして教えたわけですから私と同じ判断をしていると思います。移動線は、利益確定の基準や下げ止まりの目途として利用するぐらいになります。ただし75日線の方向性は重視しています。

あなたの買われた銘柄について私の判断を説明してみましょう。

「7201 日産」
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安値と安値を結んだライン(上昇トレンドライン)を引いてみます。次に高値と高値を結んだライン(下降トレンドライン)を引いてみます。上昇トレンドラインと下降トレンドラインが交差しました。この交差した位置が「上昇から下降へのトレンド転換したポイントです。

であれば売買判断はお分りですね。上昇トレンドから下降トレンドに転換しての陰線ですから、この陰線は迷わずカラ売りの判断となります。そして昨日は長ヒゲを引いた陽線のコマですが、下降トレンドラインを上に抜けない限り株価トレンドは下降ですから戻り売り方針となります。

「5108 ブリジストン」
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こちらはボックストレンドのチャートとなります。高値と高値を結んだラインは下降トレンドで、かつ株価はボックスの底のラインにあります。売買判断は、ボックスの底を抜けたらカラ売り、下降トレンドラインより上に抜けたら買いとなります。

このチャートの場合、株価の下に上昇してくる25日線、75日線が控えていますのでカラ売りした場合は、この移動線が下値の目標となるわけです。

このチャートの判断は、大きくマドを空けていますので、このマドを埋めれば再度上昇すると考えられますので、25日線もしくは75日線で下げどまりを確認できた位置はナンピン買いのポイントと判断します。

どんな指標(基準)を使っても株価の動きを100%予測することはできないわけですから、たくさんの指標を使えば使うほど複雑になって判断に迷うだけになってしまいます。ですから判断材料は少なければ少ないほど良いというのが私の考えです。

考え方が成果に表れる

>チャートで説明ですが、過ぎたものを説明するからうなづけますが、さなかですと判断が難しいです

アンケートのコメントで気になったものについて説明します。
まだブログを公開していたとき、チャート分析をすると必ず「終わってからでは、なんでも言えるし、誰にでも理屈は付けられる」というメールをくれる人がいます。ずばりキツイことを言いますが、その考え方を改めない限り、あなたにはチャートで売買判断をすることは永遠にできないでしょう。

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これは昨日後場寄りの「サイバーエージェント」の3分足チャートです。たとえば、このチャートで丸印の1本目の陽線が買いのポイントだと説明したとします。

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この説明を見て「次に同じ形を見つけたら1本目の陽線で買ってみよう」と考える人は、きょうの寄り付きで、昨日チャートで説明した形と同じ形になったと喜んで買うでしょう。

ですが、あんな説明は出来上がった形を見て理屈付けしただけだと考える人は、この形を見ても買えないわけです。その結果は、下のチャートの通りです。
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何も信じられない人は、何も信じられるものがないままに売り買いして損をするだけのこと。成果が上がってきたという人と、成果が上がらないという人の違いは、その人それぞれの考え方と性格にこそ大きな原因があると私は思います。

何も信じられないであなたは生きていられるのか?
何もかも疑いの目で物を見ていて楽しい生活が送れるのか?
トレードも同じことだと思います。

チャートがすべてを表現

株丸さん
>諏訪さんは最近売りポジションに傾いているようですが、全体相場は下がるとの相場観でしょうか。その根拠は欧州の金融危機再燃問題とか、日本の景気減速懸念とか、いろいろな解説で書かれているようなことでしょうか。私にはチャイナマネーの流入や日銀のETF買い入れなどがあって下降トレンドとは思えないのですがどうでしょう。


私の投資の考え方は「すべての事象はチャートに表現される」です。いろいろ解説されたりしている欧州の金融危機再燃問題についても、だから株が下がるのかどうかということは私には理解できません。また大震災の影響で日本の景気減速懸念があったら株価は下がるのかということも判断できません。

みなさんは、そんないろいろな問題が株価に与える影響を理解できるのでしょうか。私にはできません。これは個別株についても同じことです。ですから私は「金融の素人が金融情報や専門家の相場見通しを読んだって、どうせ分からないんだから読むな」と言っています。

そんな分からないことを分かったようなふりをして情報に振り回されているより「チャートを見よ」と言っています。「すべてはチャートに表れる」と言っています。上昇トレンドの株価は上昇するし、下降トレンドの株価は下降するのです。すなわち「トレンドは継続する」ということです。

こうした私の基本的な考え方を基に「NYダウ」と「日経平均」の株価チャートを見てみましょう。

「NYダウ」
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「日経平均」
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両方ともトレンドは下に向いています。だったら私の相場観は、このチャートを見たまんまです。トレンドラインが下に向いているのであれば、相場全体が下がっていくということです。という相場観で個別銘柄のトレードを考えるとき、「日経平均が下がる」⇒「大半の銘柄が下がる」⇒「買いより売りの方が成功確率が高くなる」という公式が出来上がります。

トレードでの成功は「いかに勝てる確率の高い投資をするか」にあるわけですから、全体相場が下がると考えればカラ売り重視で行った方が勝てる確率は高くなると考えるわけです。

株価の方向性を読むこと

まなさん
>入会させていただいたばかりの専業主婦です。子供がまだ小さく手がかかるのでボードに張りついていることはできません。そんな私ですので三の法則の考え方はすごく役に立つと思います。カラ売りはやったことがないのですが、これからはカラ売りにも挑戦してみたいと考えているのですが、チャートを見てカラ売りか買いかの見分け方ってあるんでしょうか。


チャート読みの判断の基本は「トレンドは継続する」です。ですからトレンドが発生したら、そのトレンドに素直に乗るというのが基本的な売買判断になります。

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たとえば、このチャートのように上に向けてのトレンド(赤い矢印)が発生したチャートは買い目線で注目していて、利食い売りに押された押し目を買うという判断で行きます。その押し目を買うという判断でのタイミングが三の法則です。つまり上昇トレンドが発生したチャートの陰線1本目~3本目の次の陽線が買いのタイミングとなるわけです。

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それではカラ売りはどうしたらよいかということですが、買いと同じ考え方で判断すれば良いわけです。このチャートのように下に向けてのトレンド(青い矢印)が発生したチャートは売り目線で注目していて、下げ過ぎの反発で戻って来たところを売るという判断で行きます。

その戻りを売るという判断でのタイミングが三の法則です。つまり下降トレンドが発生したチャートの陽線1本目~3本目の次の陰線が売りのタイミングとなるわけです。

初心者が失敗するのは、上のような上昇トレンドが発生したチャートの押し目にカラ売りを入れたり、下の下降トレンドに入ったチャートの戻りに買いを入れたりするから損をするということなのです。トレードでの成功は、いかにトレンドに乗るかということにありますので、あなたが注目しているチャートのトレンドが上を向いているか、下を向いているかの判断が重要になってくるわけです。

たとえば上のチャートのような上昇トレンドにある株の場合は、含み損になったとしてもナンピン買い増しで強気に攻められるわけですが、下のチャートのような下降トレンドにある株を買った場合は、含み損になったら迷わず損切りしなければ取り返しがつかないことになるわけです。

初心者が失敗するのは、下のチャートのような下降トレンドに入った株の戻りを値ごろ感で買って、損切りしなかったり、ナンピン買い増しをするから大きな損を出すということになるわけです。

ひと山いくらの分散投資

アキさん
>師匠は「陽線の次は陽線」に自信を持って1本目の陽線を買えば80%以上の確率で儲けることができると考えているようですが、でしたらなぜ1銘柄に集中投資をしないで複数の銘柄に投資するのでしょうか。資金を1銘柄に集中した方が資金効率が高くなると思うのですが。


私は「1本目の陽線を買えば80%以上の確率で儲けられる」と自信を持っています。ですが、それは逆に言えば20%の確率で損をするということにもなります。また、たとえ儲けられたとしても利益の額は運次第となります。ですから、あなたの言うように1銘柄に集中投資すれば、当たれば大きな利益を得ることができますが、外れた時は大きな損になります。いわゆる「リターンとリスクは等しい」わけです。

投資は、一時的に大きな利益を求めようと考えることが、継続的に利益を上げ続けることにはなりません。というか、私は「大きな利益を求めると、必ずトータルで損をする」と考えています。つまり「大きな利益を求めることは、大きなリスクを抱えること」であり、それはギャンブルだからと考えるわけです。すなわち「ギャンブルで安定的かつ継続的な利益をあげることはできない」というのが私の考えです。

1本目の陽線を複数銘柄買うことのメリットの事例を説明しましょう。たとえばこの3銘柄の4日前の1本目の陽線を買ったとしましょう。
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これが大半の銘柄の値動きです。これが事前に想定した利益目標となります。

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ところが、時にはこうした大化けする銘柄をつかむこともあるわけです。

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そうした一方で、こうした利益にならない銘柄をつかむこともあるわけです。

ひと山いくらの分散投資効果とは、こういうことなのです。1本目の陽線を買えば80%以上の確率で儲けられるのであれば、1本目の陽線の銘柄を3銘柄買えば、最悪でも2銘柄では利益が出ることになり、たとえ1銘柄が外れであったとしても3銘柄トータルでは利益になるということです。

投資で考えなければならないのは「いかに確率の高いところで買うか」であり、「いかに損するリスクを回避するか」ではないでしょうか。

力関係を推理してみる

そらさん
>先日入会させて頂き、毎日楽しく拝見させて頂いております。特にメンタルへのダメージに気を付けなければ、と思っております。ありがとうございます。早速ですが、以下のことについて教えて下さい。「一本目の陽線にチャンスあり」について、その陽線が株価的に前日比でマイナス株価の場合、それでも普通に一本目の陽線と見なしてよいのでしょうか?それともグレーカラーの陽線として敬遠しておいた方がよいのでしょうか?よろしくお願いします。


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お尋ねの件は、このチャートの赤丸で囲んだ陽線についてのことだと思いますが、買いの判断については「そのローソク足を形造った株価の勢い」から明日の動きを推理してみることは重要なポイントとなるでしょう。たとえば、青丸で囲んだ部分にも同じ形の陽線が表れています。

これをこうして株価の動きを矢印で表現すればこのようになります。(左が青丸部分で、右が赤丸部部分)
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こうして2日間の株価の動きを図形化してみると「売りの力(青い矢印)に対する買いの力(赤い矢印)」の比較ができます。この二つの図形を見たとき、どちらが買いの力(赤い矢印)が強いと判断できるかどうかということになります。こうしてローソク足を見て強い(上がる)と推理できる方に賭けるのが売買の判断となるわけです。

テクニカルの本に書かれている言葉で言えば、青丸部分は「差し込み線」、赤丸部分は「はらみ線」ということになり、「差し込み線」は上昇を暗示する形、「はらみ線」は上昇か下落か判断できない形ということになります。

トレードの楽しみは、勝った負けたということより、こうしてローソク足の形を見て、売りと買いの勢力の力関係を推理し、自分はどちらに賭けるか、そしてその推理が当たっていたかどうかを楽しむことこそがトレードの面白さだと私は思っています。

ボックスで上値の目標を

なべさん
>こんばんわ。毎日勉強させていただいています。5月に入ってから遠藤照明で2回トレードを行い、利益を出しています。本日1本目の陽線でしたので、購入して含み益で本日は終了しました。次1本目の陰線で売るつもりです。利益は対して多くはないですが、確実に利益をだすことができました。感謝しています。ところで、この銘柄は震災後から2ヶ月間上昇トレンドです。株価も上がる前の4倍ほどになっています。諏訪様はこの銘柄はどこまで上昇すると予想されますか?過去10年の株価を見ると、2005年に1470円をつけて、現在と100円差です。このようなチャートの場合は、どのくらいまであがるのかというのは何年も前のチャートからは読み取れないのでしょうか?また、震災後の陽陰線を見てみると、それぞれ2本、3本連続で出ていることが多いですが、今後も上昇し続ける場合、同じように陽陰線がでてくる可能性が高いということですか?以上の2点を教えていただきたいです。


「6932 遠藤照明(日足チャート)」
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こうした大化けした株価の上値の予想をする簡単な方法があります。まず上昇する前に下げた値幅(青いボックス)を基準として、同じ値幅のボックスを積み上げてみます。そのボックスの天井が上値目標となり、その天井をさらに上に抜ければ、もう一個ボックスを積み上げていきます。

こうしてそのボックスの天井を抜けられるかどうかで、さらに上昇するかどうかを判断することができます。テクニカルの本などには「下げ幅の倍返し、2倍返し」などという言い方をしていると思います。

あと、どこまで上がるかということですが、1470円が過去の最高値となっています。これは霧子さんも最近書いていましたが、1000円とか1500円、2000円という切りの良い価格帯は強いフシになりやすくなります。よって前も1500円という強いフシによって天井となってしまったと言えます。

そこで今回はどうなるかということになりますが、前の高値1470円~1500円が上値の強いフシとなります。つまり現在買い上げている勢力もそのフシを目標としているということになります。ですから、この価格帯が天井になると考えるのが妥当な判断となるでしょう。

次に陰陽線の組み合わせの判断の仕方ですが、このチャートのように陰線3本で陽線4本とか、陰線2本で陽線3本とかのパターン、もしくは陰線の次が陰線にならないパターンが続くチャートは強い買いが入っているチャート形となります。すなわち押しが浅いチャート形です。

これが上昇トレンドがピークを迎えると陰線、陽線、陰線というようにランダムに出始めたり、陰線が5本6本と続いたりし始めます。こうなると株価の上昇トレンドはピークを迎えたと判断するのが妥当となります。

「三の法則」をトレードに活用する場合、このような上昇トレンドのチャートの場合は、1本目の陽線で買って陰線が出るまで利を伸ばすという方法がベストな方法となりますが、下降トレンドのチャートの場合は、1本目の陽線で買ったら3日目の寄り付きで利益確定してしまう方が効果的な方法となります。

過去は忘れることです

あいなさん
>入会早々に質問してすみません。結婚前のへそくり100万円でデイトレを始めて半年ほどで50万円も減らしてしまいました。なんとか取り返したくて入会させていただいたんですが、子供でも簡単に儲けられる方法を教えてください。主人にも内緒なのでなんとか取り返したいです。


過去の損を取り返したいと思うならトレードからきっぱりと足を洗うことです。死んだ子供への思いをずっと引きずって生きている人や死んだ旦那のことを引きずって生きている人、それで心まで病んでしまう人もいるようですが・・・死んだ人間のことなどどんなに思っても生き返って来ません。そんなどうにもならないことを深く思いながら生きていては、すべてがネガティブな世界で生き続けることになってしまいます。

トレードでも同じです。過去の損のことを考えていると、どんなに儲けても「まだ何10万損してる」とネガティブに考えるものです。つまり勝っていてもメンタルが常に負けている状態になっているということです。負け犬の状態でトレードに臨めば、負けたらダメージは2倍になり、勝ってもダメージは回復しない。メンタルはいつも負けている状態にあるということです。

これではトレードは面白くもないし、面白くなければ勝てるはずはありません。メンタルは常にポジティブにコントロールしないと絶対勝てないでしょう。ですから過去を忘れられないのであればトレードを止めた方が良いというわけです。

「儲かった」⇒「うれしい」⇒「明日も勝つ」というようにメンタルをコントロールすることが勝つことにつながるわけです。それが「儲かったけど薄利だ」⇒「まだこんなに損してる」⇒「この損を取り返せるんだろうか」とメンタルをコントロールすれば、「損切りはできない」「利益は伸ばせない」という結果になり、自分の心を苦しめるためにトレードをしているようなものになってしまうわけです。

トレードは「勝負」です。「ギャンブル」です。勝負をする前からメンタルで負けていては勝てるはずはないということです。「きょうは勝てる」「きょうは勝ってやるぞ」とトレードに臨まなければ勝てるはずはありません。「きょうも損しそう」「また負けそう」と思いながらヘッピリ腰でトレードに臨んでも、せっかく利益が乗ったのに早逃げしてしまったり、ちょっと含み損になると逃げて利益を取りそこなったり・・・こんなビクビク、オロオロのトレードで成功することはないでしょう。

トレードで勝とうと思うのであれば、まずはメンタルをポジティブにコントロールすることが第一です。次が何も考えないことです。「陽線が出たら明日も上がる」と単純に考えることです。であれば買いとなるのは当然ですね。そして3日目に売る。もしくは陰線になったら売ると単純で良いわけです。

「1本目の陽線は買い」「1本目の陰線はカラ売り」ただこれだけのことなのです。日中の株価の動きなんか気にする必要なんかありません。始値と終値だけをチェックして陽線か陰線かを確認するだけで良いのです。逆指値なんか使わなくても良いのです。「何も考えないことがベスト」の記事にも書いていますので参考にしてみてください。

負ける人は・・・・・
メンタルがネガティブだから損するのを恐れる。
いろんな知識を引きだしてきて、いろいろ考えるから迷う。
頭がいいから単純シンプルに物事を考えられない。
考えて迷った末に、裏読みして株価の動きと逆のトレードをする。

そんんことではないかと私は思います。
上がるもの(陽線)は上がる、下がるもの(陰線)は下がる、と単純に考えて、素直にトレードすれば・・・・それをやってるのがウッチーですから、ウッチー程度の成果は上がると思います。

儲けるのは簡単なことです

ミィーさん
>入会させていただいて3ヶ月になりました。師匠のブログに書いてあることを読ませていただいてもネット情報やブログ周りでネタ探しを止められずに、相変わらずコツコツドカンを繰り返していました。ウッチーさんはちゃんと利益を増やしているのに自分はなんでダメなんだろうと連休中にいろいろ考えました。そして情報を探しまわるな、銘柄探しをするな、一つの銘柄を見ていろ、という師匠の教えを私は守らなかったからだと気がついたのです。一つの銘柄の動きを三の法則でトレードしてみようとやってみることにしたのです。5/17に師匠が良く手掛けるサイバーエージェントとブイテクノロジーが1本目の陽線となったので買ってみました。5/18は両方とも陽線だったので持ち越し、三の法則できょうは利益確定と決めて寄り付きで売りました。するとなんということでしょう。二つとも急落です。こんなに簡単に大きな利益を取れるんだぁとびっくりです。いままではらはらしながら薄利しかとれなかったことが馬鹿みたいに思えました。トレードで勝つということが分かったような気がしています。本当にありがとうございました。うれしくてうれしくてメールさせてもらいました。


「Vテクノロジ」
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「サイバーA]
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計ったよううに「三の法則」がピタリと決まりましたね。トレードで勝つのは簡単なことだということが分かっていただけてうれしく思います。1本目の陽線を買って3日目に売る。ただそれだけのことで簡単に儲けられるんですよね。ウッチーはこれを繰り返しているから安定してトータルで利益を出せていると思います。

もっともっとと利益を求めるから移動線が・・・フシが・・といろいろと考え悩むことになるわけですが、トレードなんて単純シンプルに1本の陽線の値幅を取るだけで十分と割り切れば、簡単に勝つことはできるわけです。ただ、多くの人はそれで満足しないから利益を残せないということになるのだと思います。

簡単に勝てる方法で、簡単に勝つ。それを繰り返すことができればウッチー程度の結果は残せると思います。がんばってください。

安心感がすべてです

ふうさん
>諏訪さん、こんばんは。ブログは毎日欠かさず読んでいましたが、トレードはいいチャートが見つからない&度胸が出ずで、ずっと様子見でした。昨日、やっと「これなら大丈夫。押し目買いで買ってみよう。」と買った銘柄が「あさひ」です。今日は、陰線引けだったので、利益確定。2,000円ですが、久しぶりの利確。とってもうれしいです。調子にのって買ったのが、諏訪さん推奨の大阪チタをはじめ、・ボルテージ・トランスジェニック・エーザイです。ボルテージは、75日線でふんばったと思い買いました。トランスジェニックは、昨日・おとといが並びコマに見え、5日・25日・75日線全てより上で、陽線だったので。エーザイは4月23日の高値をぬいてきたので。一応自分なりの理由で買いはしたのですが...。諏訪さん目線ではどう思われますか?


いつもいうように株価が上がるか下がるかなんて誰にも分かりません。分からないと言ったら何もできないので、何かを信じて買うわけです。そこで何を信じるかが重要なのですが、それは「安心感」、これ以外には何もないと私は考えます。

たとえば人間関係、親友と知人の違いは何かというとき、親友とは「信頼できるという安心感がある友達」であり、知人は「信頼できるかどうか分からない友達」ということになるでしょう。すなわち人間関係においても「安心感」があるかどうかが重要なポイントになるわけです。

そこで「安心感」があるかどうかでチャートを見ると、トランスジェニックは移動線が3本も株価をサポートしています。さらにネックラインをも抜けてきています。つまり足元(株価の下値)ががっちりと固められているので「安心感」があると判断できます。よって安心して保有できるチャートと言えるでしょう。

「2342 トランスジェニック」
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次の大阪チタのチャートは、右肩上がりの移動線2本に押し上げられているという形ですが、株価の上に5日線とネックラインが控えています。売りの力と買いの力に挟まれた微妙な株価位置にあり、あまり安心感があるとは言えないチャート形と言えるでしょう。

「3639 大阪チタ」
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次のボルテージは、陰線の数が多い、すなわち売りの力が強いチャート形であること、株価の上にネックラインが2本も控えていること、等々を考えるとき安心感ではなく「不安感」の多いチャート形と言えます。

「3639 ボルテージ」
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よって、ボルテージや大阪チタは「短期の値幅取り」、トランスジェニックは「利を伸ばす」という方針で考えるのが良いでしょう。

子供にしかできない手法

しんじさん
>先生がウッチーに教えられた必勝パターンの一つである「初動の値幅を抜く」とありますが、よく理解できません。例えば、平均移動線との関係は無視して3本目、又は4本目にINしてもよいものか。初心者にも判るようにご教授いただきたくお願いします。


あれはウッチーが何も知らない状態でトレードを始めるときに教えたことで、トレード経験のある人には、ほとんど意味のないことだと思います。というか、トレード経験のある人は、ダウがどうだから・・とか、為替がどうだから・・とか、移動線がどうだから・・・とかの知識があるがために、あなたのように迷うものです。

ですが、ウッチーの場合は、株価がなぜ動くかとか、何を基準に買いを入れれば良いのか、何も知らない子供のような状態で始めました。そこで教えたのが・・・

3分足チャートを開いて、寄り付きを見ていろ。青のローソク足3本もしくは4本目で赤いローソク足になったら成行買いで買え。買ったら青いローソク足が出たら成り行きで売ってしまえ。一回トレードしたらその日はもう二度とトレードするな。

と教えたわけです。その形がウッチーが「ウッチーの狙い目」としてブログに乗せているこの形です。
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初動の値幅を抜くとは、寄り付きが一番出来高が多く値幅(ボラ)が大きいということです。ですから、この寄り付きの30分が勝負で、ここで勝っても負けてもその日は二度とトレードするなということです。3本目、又は4本目にINしてもよいものかどうかではなく、そのワンチャンスに賭けてみろということです。

子供にやらせれば、言われたとおりにやると思いますが、ちょっとトレードを経験した人や本などを読んだ人には、考えるからなかなか難しいと思います。ウッチーも最近はやってないですよね。ですから、あれはあまり意味がないことかもしれません。

両建てはあくまでもヘッジで

atsukoさん
>諏訪先生が以前、売買判断の考え方の中で説明されてました売り買い両建て手法を参考に4183三井化学を300~275円レンジを想定して285円で両建て中です。BOXの下限に近付くにつれハラハラドキドキではまだまだメンタルコントロールが出来ていません。諏訪先生なら三井化学をどのように分析されますか。何卒、ご指導下さいますようお願い申し上げます。

「4183 三井化学」
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昨日、売りと買いの両建てにしたんですね。
私の両建ての考え方とはちょっと違います。

私の両建ての考え方の基本は「上に行くか下に行くか分からない微妙な株価位置で両建てとします。そして上に行ったら買い増し、下に行ったら売り乗せ、もしくは両建てのうちのどちらかを切り捨てるというのが私の両建ての考え方です。

ですから、私がこのチャートを両建てするとしたら株価が75日移動平均線上にあるときに両建てとして、あなたが建てた昨日は、下へのトレンドが発生したわけですから、寄り付きで買い建てを切り捨てるというのが私の考え方となります。

現在株価はちょうどボックスの下限ですからあなたの両建ての処分の判断は非常に難しいと思います。明日、ボックスを下に抜けるようなら買いを切り捨てるか売り乗せるかと考えた方が良いのではないでしょうか。

中途半端な株価位置での両建ては、判断が難しくなりますので、判断のしやすい位置で両建てをするのが良いでしょう。また、最初から両建てするのではなく、たとえばボックスの上辺付近で買いを入れていて陰線になった場合に、ヘッジ(保険)を掛ける意味で売りを入れて両建てにする。

またはボックスの下辺付近で売りを入れていて陽線になったら買いを入れて両建てにするとか。あくまでも両建てはヘッジ(保険)ですから、最初から両建てありきで、売りも買いも両方とも利益確定しようと考えると判断は非常に難しいものになると思います。

作戦のない戦は負ける

YOKOさん
>入会させて頂いてあらためて売買のやり方を復習させて頂いております。私はスィングトレードをすると必ずと言って良い程売りも買いもーにしてしまうのです。逆指値を入れておいても、この株は良く動くからー2%ではちょっと・・・と思いどうせ場を見てるしと解除。その後は雪だるま・・・あ~ぁ何であの時解除したんだろアホやなぁ~と後悔します。分かっているのに同じ事を繰り返す。メンタル90%・技術、知識10%・・・。だめなメンタルに打ち勝つにはどうしたら良いのでしょうか。自分で自分が情けなくなります。うまくコントロール出来てる時はデイトレ又は翌日利確かLCを繰り返している時です。それが一度崩れると、なかなか戻れません。娘はスイングトレードをやっていて勤務先から例えば「OLCが7万6千円になってるけどもう少し売らん方が良いかな~」って電話してきます。そんな時即座に私は「欲出したら私みたいになるから利確して又上に行く様なら押し目で買えば良い」と言います。下がっている時も絶対LCした方が良いよ、それ以上下がったら元の値に戻すのに何倍も時間掛かるから・・・娘は毎月+です。自分が自分をコントロール出来ないのに娘には淡々と説明が出来るのです。私は崩れて戻れなくなって4ヶ月目です。


まず最初に、メンタルに打ち勝つなどということは誰にもできません。含み損が増えてくれば誰でも不安になり、含み益が増えてくれば「もっと」と考えるものです。あなたの場合もメンタルに問題があるのではなく、損得計算をするから売買判断を誤るのだと、この文面から私は感じ取りました。

その証拠に、娘さんからアドバイスを求められたときは、冷静的確なアドバイスをして、その結果として娘さんはプラスになっているということ。すなわちあなたの判断は正しいわけです。

つまり娘さんのトレードに対して冷静な判断ができるのは、「娘の損をさせたくない」という気持ちが強く働いて「もっと儲けさせてやろう」とは考えないわけです。ですが、自分のトレードとなると「損したくない」と言う気持より「もっと儲けてやろう」という気持ちが強く出るわけです。

ですから株価の動きを見ながら売買判断をするのではなく、損得計算ばかりに思考が支配されるわけです。「損切りしたくない」「もっと利益を増やしたい」ばかりに支配されると、冷静な判断はできなくなり思考停止状態の中でトレードをしてしまうということになります。

スイングの場合は、チャートのローソク足を見てじっくりと作戦が立てられるわけですから、どこで買って、どこまで下がったら損切りすると事前に作戦さえ立ててトレードに臨めば、もっと冷静にトレードができるはずです。どんなスポーツでも、どんなゲームでも作戦のない勝負をすれば必ず負けます

トレードも同じです。どこで切る、どこでリカクする、という作戦(基準)のないトレードをするとヒヤヒヤはらはらしながら株価の動きを眺めているだけで手が出ないということになるわけです。これはメンタルの問題ではなく、作戦(基準)のないトレードをしていることが問題だと考えてみてはどうでしょう。

トレンドに注目してください

ごんべぇさん
>私は仕事も持っているので、短期売買ではなく1ヶ月程度の中期でゆったりとしたトレードをしたいと考えています。資金も500万ほどです。そこでトレードの基準を考えているのですが、何かアドバイスがあったらお願いします。


ある程度の資金力があって中期での投資を目指す場合、買いのタイミングや売りのタイミングはそれほど問題とはなりません。重視すべきは株価トレンド、すなわち方向性をこそが重要だと考えます。

「2371 カカクコム (日足チャート)」
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このチャートで説明してみましょう。
前の高値と高値を結んだ青いラインが右肩下がりに下がっていました。この青いラインが中期的な株価の方向性を示しています。つまり中期的に株価は下がっていくと予測できるわけです。

次に前の安値と安値を結んだ赤いラインは、右肩上がりで上昇しています。これは短期的には株価は上昇中と予測できるわけです。買いの判断は「トレンドが転換した位置」となります。このチャートで言えば、青いトレンドラインを株価が上に抜けたポイントとなります。

つまり中期的に下降トレンドとなっていた株価の動きが下降トレンドラインを上に抜けたわけですから「トレンド(流れ)が変わった」と予測できるわけです。このトレンド転換で中期目的で買った場合は、たとえ含み損となったとしても損切りする必要はありません。

下げたら買い増しと強気で攻めていくことがポイントとなります。すなわち1回で複数株を買うのではなく複数回に分けて買うことがより効果的となるでしょう。損切りポイントは、上昇トレンドライン(赤いライン)を株価が下に抜けた位置となります。

初心者は「三の法則」で

ユキさん
>一つお聞きしたいのですが、チャートを見る時、日足のどの部分を2日、1カ月、3カ月、6カ月など、短期に適したのはどれでしょうか?
 

少額資金の初心者が最もリスクを少なく抑える投資手法として、私は「三の法則」の活用だと考えています。すなわち1本目で方向性を確認して1本目の終値付近で買う、もしくは2本目の始値で買う。そして3本目の始値もしくは終値で決済(売る)してしまうという考え方です。

あなたがトレードしたインフォコムのチャートで買いのポイントを示してみましょう。
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陰線が3本続いたあとの4本目に注目します。このチャートに赤丸で囲んだ部分のように4本目が陽線になったら「三の法則」のセオリーに従って終値で買います。あとは翌日、もしくは翌々日に利益確定をしてしまうという方法です。

陰線2本目の次の陽線、陰線1本目の次が陽線になったときも同じく買いとなりますが、陰線が5本、6本と続いたあとの陽線は買わない方が良く、様子見とします。(深い押し目は戻りが鈍い)

この終値で買う手法に、始値で買う手法を加えると同じ銘柄でも買いの場面が多くなります。
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こうして前のローソク足の頭のラインより高く始まったとき、すなわちマド空けですが、このマド空けを成り行きで買う手法です。マド空けを買って当日もしくは翌日に利益確定をしてしまうという手法になります。

2日もしくは3日で決済してしまうという「三の法則」でのトレードでは、複雑なことは何も考えないで、ただひたすらローソク足のみで判断することがポイントとなります。
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あとはフシ目(判断の基準ライン)として5日移動線とネックライン、サポートラインを意識すれば十分でしょう。2日もしくは3日で決済してしまうという「三の法則」のトレードでのネックラインとサポートラインは、前2日の頭のライン(ネックライン)と底のライン(サポートライン)となります。

ここに示した図のように赤いラインがサポートライン、青いラインがネックラインとなります。売買判断は、株価が赤いライン(サポートライン)を下に抜けたら損切り、青いライン(ネックライン)を上に抜けたら買い増しと強気に攻めても良いでしょう。あと、チャートは1ヶ月の日足チャートで判断するのが分かりやすいと思います。

判断は経営者感覚で

T.Fさん
>5月に入会させてもらいゴールデンウィーク中にズーとブログを拝見させて貰い、なんて素晴らしいブログに巡り合えたんだろうと・・目には見えない縁という不思議な力に感謝しながらメールしてます。まだ10日ほどですが私の中で変わった事は、今までチャートは見るだけだったのが、観察をし、その動きの中からなにかを詠みとろうという気持ちに変わりました。そしてこれからの課題として、諏訪師匠の言ってるメンタルの部分です。自分自身のルールを作る事。そのルールに従って常に冷静に売買をする事。とにかく頑張ってみます。最後に大変失礼な質問とはおもいますが、三菱UFJで650円で6000株の塩漬(-38.5%)があるんですが、諏訪師匠ならこの状態でどの様に対処するのがベストとお考えでしょうか。


「8306 三菱UFJ(週足チャート)」
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金融株は日経平均と比較しても非常にパフォーマンスが悪い業種となっています。この三菱UFJにしても大震災での暴落の安値からほとんど戻してはいません。株価は夢のある材料を持った業種が個人の注目を集めて人気化し株価が急上昇するということになります。

そう考えた場合、金融株は電力株と同じく年金基金などの機関投資家や資産家が、配当目当ての資産株として保有する株だと考えた方が良いでしょう。つまり倒産するリスクが非常に少ない半面、業績面の変化率も少ないので値動きも少ないという特徴があります。よって短期の値幅取りには不向きな業種と言えるでしょう。

そしてこの塩漬け株をどう処分したら良いかということですが、メガバンクは、これから先、今回の震災の影響をモロにかぶることになると予想されます。たとえば東京電力に対する債権放棄などは当然予想されるところであり、また震災に関連する企業倒産の影響も大きくなってくると私は思います。

メガバンクの株価はそのような懸念材料を秘めているから、上場銘柄の大半が震災前の株価位置を回復できたのに金融株のみが安値に放置されたまま低迷していると考えます。よってこの株価が買値の600円台には99%戻ることはないと私は考えます。26週線、13週線ともに下降してきており、仮に、戻すとしてもこのチャートのマド埋め420円台がせいぜいだと判断するのだ妥当なところでしょう。

塩漬け株を抱え込んだときどうするかと考えるとき、小売りの商店経営者の立場になって考えてみると理解しやすいのではないでしょうか。トレードとは、株価と言う商品を仕入れて、仕入れ値より高く売り、その差額を利益とするわけです。つまり小売りの商店経営と同じことなのです。

商店経営の場合、仕入れた商品がすべて完売し、すべてが利益になるということはありません。当然に売れ残り商品が出ます。あなたが商店経営者だった場合、この売れ残った商品をすべて不良在庫として抱え込んでしまうのか、それとも損失覚悟で叩き売って仕入れ代金を回収しようと考えるのかということです。

言いかえれば、売れ残り在庫を抱えたまま、新規に仕入れ代金の資金をつぎ込むのか、それとも新規に投入する資金を抑えるために、売れ残り在庫を叩き売って現金化しようと考えるのかということです。どちらの考えが経営者としての妥当な判断となるのかと考えると理解できるのではないでしょうか。

基準を守っているだけです

しょうこさん
>霧子さんにしても諏訪さんにしても買いで入ってすぐに含み益になるところがすごいと思います。やっぱり銘柄の目の付けどころが違うんでしょうね。


まず考え方の第一歩としてこう考えてください。「上がる株をピンポイントで探せる人などいません」、つまり株を買う時、それが上がるか下がるかは、ベテランであろうが初心者であろうが勝率5分5分の賭けです。

ベテランと初心者の違いがあるとしたら持ち越しの基準、損切りの基準を持っていて、それを徹底して守るかどうかだけのことだと思います。

「3754 エキサイト」
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たとえば、昨日私は、このエキサイトの株をまだ上がると判断して赤丸のところで3株買いました。ところが陰線となってしまいました。基本的には、まだ上を目指すと考えているわけですが、私はの基準は「陰線の次は陰線」ですから「陰線は売り」となります。そして損切りしました。

きょうは「陰線の次は陰線」とならずに大陽線で新高値を更新しました。結果論を言えば「売らなければ良かった」「損切りして失敗した」「下手くそだ」となるわけですが、それは今日上がったのを見たから言えることで、昨日の時点では誰にも分からないことです。

つまり誰にも分からないこと「あ~すれば良かった」「こ~すれば良かった」と悔やんだりすることに何の意味もないし、これからのトレードにも何の役にも立たないということです。すなわちベテランと初心者の違いはここにあるわけです。

ベテランは人の能力の及ばないことに悔やんだり反省したりはしないが、初心者は人の能力の及ばない結果を見て後悔したり反省したりするわけです。その結果として、含み損になっても何の根拠もなく「ひょっとして明日は上がるんじゃあないか」と、自分の願望(感情)を株価判断に持ち込むわけです。

ベテランは「自分が決めたことをきっちりと守る」、つまり人の能力の及ぶこと、自分にできることを厳格に守ることのみを考えるわけです。言いかえれば、基準を守ることで、自分の願望(感情)を株価判断から排除しているということでしょう。

ですから、銘柄選びがすごいわけでもなく、上がる株を見つける能力があるわけでもなく、判断間違いだった株はその日のうちに切り捨てているというだけのことなのです。

霧子さんの話が出たので・・・霧子さんのことを言えば、きょう千葉銀行を買ってすぐに損切りしていました。

「8331 千葉銀行」
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これも彼女は5日線を基準にしていますので、5日線を切ったところで損切りしたわけですが、これも明日どうなるかは判断の条件には入っていません。現在の状態が5日線と言う基準を切ったわけですから基準に従って損切りしたというだけのことです。

「株価は自分が望むようには動いてくれない」「絶対儲けられる方法もない」としたとき、利益を残す方法はただ一つ「損失を限定して、利益を伸ばすこと」しかありません。具体的に言えば、損失を5000円と固定してしまえば、5000円以上の利益確定で5勝5敗で利益は残るわけです。時にラッキーがあって30000円ぐらいの利益確定ができれば4勝6敗でも利益は残るわけです。

トレードで利益を残すとは、いかに利益を伸ばすかではなく、いかに損失を抑えるかにあるわけです。よって、持ち株の株価の判断において重要なのは、明日上がるか下がるかの判断基準を作って、それを守ること、これしか人の能力でできることはないと私は思います。

トレンドラインに注目

りゅうさん
>いつも勉強させていただいております。ありがとうございます。諏訪さまが注目のカネカについて質問します。テクニカル ⇒ ボックスブレイク、マド埋めとのことですが、3か月足でみると上限が600円にあるように見えるとともに、日足が最近の3日間では宵の明星になっている感じがしますが75日線を割れてきたらの売り目線での注目ということでしょうか?それとも75日線を越えてきての600円円以上の期待なのでしょうか?お教えください。


「4118 カネカ」
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あなたの判断は正しいと思います。私の判断としては、下のボックスをマドを空けて上にブレイクしたわけですから、このマドを埋めない限り株価は上に向かうと考えるのがセオリーとなります。ですから私の着目ポイントは「マド空け」と「マドを長ヒゲで埋めた陽線」で、きょうも陽線なら抵抗ラインである600円を抜けていく可能性があると考えたわけです。

ですが、きょうは前日の陽線を打ち消す陰線が出たわけですから、あとはこのマドを埋めてトレンドラインを下に抜けるのかどうかがポイントになります。よって75日線割れ、トレンドライン割れはカラ売りとなりますが、このチャートの場合、下にボックスがありますので、これが抵抗帯となってカラ売り銘柄としての魅力はないと私は判断します。

これからの注目ポイントとしては、上昇トレンドラインで下げ止まるかどうかがポイントとなり、上昇トレンドが崩れない限り買い目線での注目となります。

天気予報みたいなもの

みらいさん
>これからトレードを始めたいと思っています。いろいろブログを読ませてもらってるんですが「トレンドは継続する」とか「1本目の陽線が買いのチャンス」とか、いろいろな公式みたいなのがあるみたいですが、なんかすっきり腹に入らないというか、理解できないというかモヤモヤしてます。信じてやってみろよと言われそうですが、それしかないんでしょうか。理屈っぽい女ですみません。自分の中で納得できないと動けない性格なんでよろしくお願いします。


このサイバーエージェントのチャートで説明しましょう。
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それでは、陰線(青いローソク足)は雨降りの日、陽線(赤いローソク足)は晴天の日として、明日の天気を予想すると考えてみましょう。チャート左の赤丸で囲った部分、陰線が出ました。つまり大雨が降りだしたのです。この真っ暗な空から雨が降ってくるのを見ていて、明日の天気は晴れか雨かを予想するとしましょう。

激しく降る雨を見て「明日は絶対晴れだ」と予想する人と「また明日も雨か」と予想する人、どちらが多いでしょう。株価が明日上がるか下がるかを予想することとは、明日の天気を予想することと同じと考えてください。

株価は人の心理で方向性が決まります。言い換えれば、明日も下がると考える人が多ければ株価は下がりますし、上がると考える人が多ければ株価は上がります。であれば、明日の株価を予想することは、明日の天気を予想することと同じで簡単ですね。

つまり今、大雨が降っていれば「明日も雨か」と予想するのが大多数の心理でしょう。であれば、雨降り(陰線)の翌日も雨降り(陰線)、すなわち下がると予想すれば高確率で当てられるということになります。これが「トレンドは継続する」ということです。

また「1本目の陽線がチャンス」というのは、雨降りの翌日が晴天となったとき、「ようやく雨があがった」「明日も張れる」と大多数の人は思うでしょう。であれば、陽線(晴れの日)の翌日も晴れる(上がる)と予想することが高確率で当てられることになるわけです。

陽線の翌日が陽線とならずに陰線になることも当然にあります。これは天気も同じことですね。カンカン照りの天気だったのに突然土砂降りになるということは当然にあります。要するに、晴れの日の翌日が晴れになる確率と、晴れの日の翌日が雨になる確率のどちらが当たる確率が高いかということです。

株価が上がるか下がるかは誰にもわかりません。誰にもわかりませんが、当たる確率の高いところで買っていれば、儲かる確率も高くなるわけですから利益は残るということになるわけです。初心者は、いかに利益を伸ばそうとか、いくら儲けようとか考えずに、まずは明日上がるか下がるかを予想して確実に利益を手に入れることから始めてはいかがでしょうか。

自立させるのが本意です

ポン太さん
>私は今まで3か所ぐらいの投資顧問の会員になり勧められるままに銘柄を買っていましたが、ブログに書いてあるような結果とはならず損をしてしまいました。諏訪さんは銘柄推奨とかはしないということですが、やはり会員に失敗させると責任を感じるからでしょうか。


トレードで高確率で利益を上げるためには、株価が噴き上げる前に買うことが絶対条件となります。ですから、このブログでも「株価が噴き上げる予兆」「動く前の予兆を感じ取る」として記事を書きましたが、株価が噴き上げる前には共通したサイン(形)が現れます。この形を自分で探して、自分の判断で買う。これこそが、このブログの目的です。

つまり、私が銘柄を推奨して外れた場合、会員さんに責任を感じるからやらないということではなく、会員さん一人ひとりが自分で判断ができることを目的としているわけです。

私が銘柄を推奨し、それを見た会員さんが指示された通りに買う。それで儲かったとしても、会員さんにとっては何の役にも立ってはいないということです。言いかえれば、他人に言われたとおりに買っったら儲かったというだけのことで、そこに自分の予想が当たったという喜びもなければ達成感もない。さらに、次はどうしたら儲かるのかと言う方法も分からない。

これではトレードを楽しむということにはならないし、これから先も儲け続けていくということもできない。それでは会員さん一人ひとりにとって何の役にも立っていないということであり、私の真意ではないということです。

あくまでもここでの私の考えは、初心者が自分でチャートを見て上がる株を探す。探したら自分で判断して買ってみる。その結果として儲けることができれば、その満足感と達成感は金銭に勝る喜びとなるでしょう。そしてその成功体験は、これから先のトレードに生きてくるわけです。

こうして初心者の会員さん一人ひとりが独り立ちしていくことを私は希望しているわけです。トレードは、お金儲けですから自分で苦労しなくてはいけません。他人に頼って簡単にお金が儲けられるという話が世の中にあるはずはありません。そんな世の中に有り得ない「甘い話」で簡単に儲けようと考えることこそが大きな間違いだと思います。

何も考えないことがベスト

みゆさん
>入会させていただきありがとうございました。現在、育児休業中なのでトレードでお小遣い程度を稼ぐことができたらと始めたばかりです。テクニカルの本や四季報などたくさん買い込んで必死になって読み、自信満々で始めたのですが、利小損大で資金は減るばかりの状態です。そんなときウッチーさんのブログに出会い「勝つか負けるかの殴り合いのケンカに知識も勉強も邪魔になるだけ」という師匠の言葉を読んでガーンと強いショックを受けました。それで早速入会させていただいたのですが、ブログにアクセスして目に飛び込んできたのが「学歴や学力に頼って動けないヤツは、中卒にも劣る」でした。まさに私のことを言われているようでまたまたガーンです。~ 略 ~ ぜひともケンカに勝つ方法を教えていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。


トレードでお小遣い程度を稼ぐのは簡単なことです。何も考えないことです。そして1本目の陽線を買って陰線、もしくはマイナスになったら売れば良いだけのことです。そして一日中パソコンを見ている必要などありません。後場の終わりころチャートをチェックして1本目の陽線になりそうなのをチェックして買えば良いだけのことです。

また買った翌日は後場の終わりごろにチェックして陰線になっていたり、前日比マイナスで終わりそうなら売れば良いだけのこと。ただそれだけのことで、お小遣い程度は稼げるということです。つまり仕事を持っていようが専業主婦であろうが、関係なく稼げるということです。

たとえば、あなたが売買した銘柄でトレードの具体例を説明すればこうなります。1本目の陽線(赤丸)の終値で買って、陰線もしくは前日比マイナス(青丸)の終値で売ったとします。

「5714 DOWA」
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買い売り損益
488円490円+2円
486円526円+40円
524円520円-6円
487円509円+22円
516円527円+11円
結果は、4勝1敗で、+69円となります。

「6773 パイオニア」
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買い売り損益
343円346円+3円
355円365円+10円
328円318円-10円
314円324円+10円
317円328円+11円
343円336円-7円
340円346円+6円
結果は、7勝2敗で、+23円となります。

株価は、上がるか下がるかしかないわけですから、そんな単純なことを考えてみても分かるわけがないし、考えれば考えるほど迷って決断ができないということです。何も考えず「明日上がる」と思えば買い、「明日下がる」と思えば売れば良いだけのこと。トレードで儲けるとは、ただそれだけのことなのです。

動く前の予兆を感じ取る

中学の担任がよく言っていた言葉に「機を見て敏なり」というのがあります。「社会に出て成功できるかできないかは、学力や知識があるかないかではなく、人の心や時代の流れを読み取って素早く動けるかどうかである」という意味で、「学歴や学力に頼って動けないヤツは、中卒にも劣る」、そんなこと言っていました。

今から思えば、その担任がそれを言った真意は、受験勉強に夢中になってクラスから浮き上がっていた学力優秀な生徒への戒めの意味と、成績の悪くて進学できない生徒への励ましの意味が込められていたのではないかと思う。

そこで「機を見て敏なり」をトレードに置き換えてみよう。まず「機(チャンス)」とは「動く前の予兆」であり、その「動く前の予兆」を感じ取ったら「迷わず動く」、それが「敏なり」ではないだろうか。当然に、その予兆が予兆でなかったらすぐに逃げるのも「敏なり」である。

たとえば職場で上司が怒るとき、怒る前に何かの予兆があるはず。朝から不機嫌そうな雰囲気だとか、イライラしているとか、その上司の予兆を読み取ってうまく立ち回る人が世渡り上手と言われる人であろう。現代風に言えば「空気の読める人」ということになろう。これは学力でも知識でもなく、感性だと私は思う。

チャートのローソク足は、買いたい人と売りたい人の心理が表現されたものですから、動く前に兆候が現れます。その兆候をいかに読み取り、いかに素早く動けるか・・・それこそが成功へのヒントになるのではないでしょうか。

「予兆を読み取る」とは「感性」ですから知識は必要ありません。たくさんのチャートを見て上がり始め、下がり始めの「共通した形」を探してみると、共通項がたくさん見つかります。その共通した形こそが「機(チャンス)」であり、あとはそれにいかに反応できるかが「敏なり」ということになるのでしょう。

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ひと山いくらのファンドとは

ユキさん
>今日のブログに、恒例の「ひと山いくら」の諏訪ファンド方式、諏訪ファンド構成銘柄、と3銘柄書いてありましたが、初めての事ですのでどう言う事か分りません。何分宜しく御解説下さい。お願い致します。


諏訪ファンドとは、考え方は、いわゆるリスク分散、銘柄分散ということです。つまり1銘柄に集中投資すれば、当たった時の利益も大きいが、外れた時のリスクも大きいということになります。そこで「同じような金額で買える、同じようなチャートの株を複数買えば、当たりの確率は高くなるのではないか」と考えるのです。

たとえば、スーパーなどで、規格外のリンゴやミカンなどの果物をザルやバケツに入れてひと山いくらで売ることがありますね。小ぶりの物もまだ青みが残っているものなど、いわゆる外れも含めてのひと山いくらということです。つまり外れのまずい物が混ざっていてもトータルで満足できれば良いということで買ってきます。考え方は、これと同じです。数がたくさんあれば良い物もたくさん混ざっているだろうということです。

具体的に検証してみましょう。たとえば、4/1の終値でこの3銘柄をひと山いくらで買ったとします。
クルーズ73400円
アズジェント74600円
インフォコム81800円
3銘柄トータル229800円

その10日後の値動きはこのようになりました。
クルーズ71100円-3.1%
アズジェント73900円-0.9%
インフォコム82900円+1.3%
3銘柄トータル227900円-0.8%
この3銘柄のうちクルーズは-3%と大外れでしたが、インフォコムがこの損をカバーしてトータルでは-0.8%と損失を軽く済ませました。

そして20日後は、このようになりました。
クルーズ69800円-4.9%
アズジェント79000円+5.9%
インフォコム83400円+2.0%
3銘柄トータル232300円+1.0%
クルーズはさらに下がって損失が大きくなりましたが、アズジェントが+5.9%と大きく値上がりしたことによってトータルではプラスになっています。

さらに1ヶ月後の4月末にはこうなりました。
クルーズ76900円+4.8%
アズジェント84800円+13.7%
インフォコム96600円+18.1%
3銘柄トータル258300円+12.4%
-4.9%もの大きな含み損だったクルーズもプラスに転じてトータルでは+12%と大きな含み益となりました。

これがリスク分散効果です。たとえば、この3銘柄のうちインフォコムを買えば良かったわけですが、クルーズを買ったとしたら損切りとなってしまうわけです。ですがこうして3銘柄を抱き合わせで買うことによって損切りしないで済んだということになります。

注意すべき点は、「購入金額がほぼ同額の銘柄を組み合わせる」ということと、トータルで何%マイナスになったら損切りしてしまうという「損切り基準を設定」しておくということです。さらに、ひと山いくらで買ったわけですから「売る時もセットで売る」と考えた方が初心者には管理しやすいと思います。

間違っても・・・含み損株を残して、含み益の株だけを利益確定することはしないでください。

メンタルコントロール

トレードで最も重視すべきは何かについてのアンケートの結果は「メンタル(心)の安定維持」と「判断力と決断力」と考えている人がほとんどでした。

私もネットトレードを始めたころは、株価情報が第一と考え、次にテクニカルが第一と考えが変わり、そして判断力と決断力がすべてと考えるようになりました。しかし2年ぐらい前からは「メンタルコントロール」こそがすべてだと考えています。つまりメンタル(心)にダメージを負うと、テクニカルによる判断力も決断力もすべてが意味のないものになってしまうと考えるのです。

メンタルコントロール、すなわち「いかにメンタル(心)にダメージを受けないか」を常に意識したトレードを心掛けることが、継続的でかつ安定したトレードができることになると私は思うのです。たとえばウッチーですが、彼女はトレードを始めてから大負けを経験していません。

「上にブレイクしたところで買って、陰線になったら売れ」と最初に教えたとおりのことをやってみて成功した。言われた通りやって成功したから、また同じことをやっていれば成功できると確信が持てた。だから今では自信を持って同じことを繰り返している。つまり失敗した経験がないから買いにしても売りにしても迷いがない。だからメンタルは常にポジティブ。これこそがメンタルコントロールが重要だと思うのです。

メンタルのダメージを受けている人は、「いまが買いだ」と思っても「また失敗するのではないか」との心理が働いて決断ができない。そして迷った末に買ってはみるものの少し利益が出ると「下がってしまうのではないか」との不安に襲われて逃げて(利益確定)をしてしまう。つまり常に心理がネガティブな状態にあるわけです。

利大損小のトレードをする人と、損大利小のトレードをする人の違いは、判断力や決断力の違いでもなく、意思の強さの違いでもなく、ましてや投資技術の違いでもないと私は思うわけです。その違いは、すべてその人の心理がポジティブかネガティブかの違いが表れるのだと思うのです。

「ここで買えば絶対儲かる」と自信を持って買う人と「また損するんじゃあないか」と思いながら買う人の心理の違いが、テクニカル判断においても決断においても表れ、それが結果にも反映すると私は考えるのです。

なら、メンタルのダメ―ジを受けないために何をしたら良いのかということになりますが、できることはただ一つ「想定をすること」だと思います。たとえば、死ぬことなど考えたこともない子供が突然死をすれば、メンタルダメージは非常に大きいが、死の宣告を受けていた親が死んだとしてもメンタルに受けるダメージはほとんどない。

つまり最悪の場合を想定しているかしていないかで、同じ肉親の死であってもメンタルに受けるダメージは大きく違ってきます。トレードにおけるメンタルダメージの回避もこれと同じことではないでしょうか。最悪の場合、ここまで下がれば切るという想定(シナリオ)さえあれば、たとえ損切りしても想定の範囲内ですからメンタルダメージは軽くなるわけです。

これが上がることしか想定していないと、たとえば2万円の含み益が2000円に減ってしまったとしてもメンタルにダメージを受けるわけです。つまりメンタルダメージとは、「強く後悔する、自分を責める心理状態になること」ですから、そういう心理状態にならないように自分の心理をコントロールすることが重要だと思うわけです。

具体的にいえば、たとえば霧子さんは5日線を確定の基準にしています。含み益が+3%になっていた株であっても5日線を切るまでは保有します。その結果としてせっかくの含み益株を損切りするということも多々あるわけです。含み益株を損切りして後悔する人はメンタルにダメージを受けるでしょう。

ですが、霧子さんは、そのトレードについて後悔や反省はしません。つまりそれが想定したトレードであり、想定した結果になったわけですから後悔や反省をする必要はなく、メンタルはポジティブに維持できているわけです。ですから次もまた同じトレードを繰り返すわけです。これこそがメンタルコントロールだと思うのです。

たとえば、私が教えたウッチーでも同じですが「上にブレイクしたところで買って陰線で売れ」と私が最初に教えたとおりのことを未だにワンパターンでやっています。このワンパターンこそがメンタルにダメージを受けないための想定で、たとえ損切りとなったとしても、その想定(シナリオ)通りにトレードできたら心から満足することと言っています。

つまり想定(シナリオ)通りにトレードしながら「売ったら上がった」「しまった売らなければ良かった」と結果で後悔したり反省すると、そのことがメンタルにダメ―ジを与えてしまうわけです。メンタルにダメージを受けるとメンタルはネガティブに傾き、次からのトレードがネガティブな心理状態で行われるということになるわけです。

ネガティブな心理状態によるトレードとは、すなわち「迷い、不安、恐怖」の心理状態の中でトレードをするということになります。トレードは自信を持ってやらなければ成果は上がらないわけですから、当然の結果として良い結果は表れない。そういうことだと私は思います。
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