FC2ブログ

判断は経営者感覚で

T.Fさん
>5月に入会させてもらいゴールデンウィーク中にズーとブログを拝見させて貰い、なんて素晴らしいブログに巡り合えたんだろうと・・目には見えない縁という不思議な力に感謝しながらメールしてます。まだ10日ほどですが私の中で変わった事は、今までチャートは見るだけだったのが、観察をし、その動きの中からなにかを詠みとろうという気持ちに変わりました。そしてこれからの課題として、諏訪師匠の言ってるメンタルの部分です。自分自身のルールを作る事。そのルールに従って常に冷静に売買をする事。とにかく頑張ってみます。最後に大変失礼な質問とはおもいますが、三菱UFJで650円で6000株の塩漬(-38.5%)があるんですが、諏訪師匠ならこの状態でどの様に対処するのがベストとお考えでしょうか。


「8306 三菱UFJ(週足チャート)」
1155-4-4.gif

金融株は日経平均と比較しても非常にパフォーマンスが悪い業種となっています。この三菱UFJにしても大震災での暴落の安値からほとんど戻してはいません。株価は夢のある材料を持った業種が個人の注目を集めて人気化し株価が急上昇するということになります。

そう考えた場合、金融株は電力株と同じく年金基金などの機関投資家や資産家が、配当目当ての資産株として保有する株だと考えた方が良いでしょう。つまり倒産するリスクが非常に少ない半面、業績面の変化率も少ないので値動きも少ないという特徴があります。よって短期の値幅取りには不向きな業種と言えるでしょう。

そしてこの塩漬け株をどう処分したら良いかということですが、メガバンクは、これから先、今回の震災の影響をモロにかぶることになると予想されます。たとえば東京電力に対する債権放棄などは当然予想されるところであり、また震災に関連する企業倒産の影響も大きくなってくると私は思います。

メガバンクの株価はそのような懸念材料を秘めているから、上場銘柄の大半が震災前の株価位置を回復できたのに金融株のみが安値に放置されたまま低迷していると考えます。よってこの株価が買値の600円台には99%戻ることはないと私は考えます。26週線、13週線ともに下降してきており、仮に、戻すとしてもこのチャートのマド埋め420円台がせいぜいだと判断するのだ妥当なところでしょう。

塩漬け株を抱え込んだときどうするかと考えるとき、小売りの商店経営者の立場になって考えてみると理解しやすいのではないでしょうか。トレードとは、株価と言う商品を仕入れて、仕入れ値より高く売り、その差額を利益とするわけです。つまり小売りの商店経営と同じことなのです。

商店経営の場合、仕入れた商品がすべて完売し、すべてが利益になるということはありません。当然に売れ残り商品が出ます。あなたが商店経営者だった場合、この売れ残った商品をすべて不良在庫として抱え込んでしまうのか、それとも損失覚悟で叩き売って仕入れ代金を回収しようと考えるのかということです。

言いかえれば、売れ残り在庫を抱えたまま、新規に仕入れ代金の資金をつぎ込むのか、それとも新規に投入する資金を抑えるために、売れ残り在庫を叩き売って現金化しようと考えるのかということです。どちらの考えが経営者としての妥当な判断となるのかと考えると理解できるのではないでしょうか。
関連記事
プロフィール

諏訪真吾

Author:諏訪真吾

掲示板
<会員交流掲示板>
記事検索フォーム
カテゴリー
月別アーカイブ
最新コメント
リンク