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売買の基準を明確に

チコさん
>初めて質問します。最近、出来高価格帯のチャートを使っておられるようですが、そのメリットと考え方について教えてもらえないでしょうか?


この二つのチャートは同じもので「2432 DeNA」の5分足チャートです。寄り付きから急落して下げ止まっての反発の動きでした。

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移動線のチャートで判断する場合、この○印の部分でなぜ下げ止まるのかという根拠は何もありません。ですが、ここで買えるための根拠さえあれば自信を持って買うことができます。ですが、この移動線のチャートでは株価が移動線から放れてしまって移動線が判断の目安として機能しません。

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それでは同じチャートを価格帯チャートで見てみましょう。2日分の価格帯チャートを表示させると、左側の○印の価格帯に分厚い出来高のカベができています。この出来高のカベが大きなフシとなりますので、急落してもこの価格帯で下げ止まるということは予想できます。下げ止まると予想できれば「買いの根拠がある」のですから迷わずに買いができることになります。

次に右側の○印のところでは、フシとなった価格帯を下に抜けました。ここはフシ抜けですからカラ売り突入となるわけです。買いで持っていたのであれば、ここは強制損切りのタイミングとなるわけです。これが移動線のチャートではなかなか判断ができませんね。これが価格帯チャートのメリットとなります。

あと価格帯の考え方ですが、言うまでもなく横棒は出来高を表しています。出来高とは、その価格帯でどのくらいの売買約定が成立したのかを表しています。

売買約定数(出来高)が多い価格帯をどう考えるかということになりますが、すなわち売買約定数(出来高)が多い価格帯とは、新規に買った人も利益確定で売った人も多い価格帯ということになります。言いかえれば、利益確定で売った人は、この急落で利益確定した株価まで下がってきたわけですからもう一度買いに出てきます。この価格帯で買っている人は売りには出ません。とすれば買いが多いわけですから株価は上がるということになります。それがこの急反発ということになるわけです。

しかし、株価の戻りは鈍く、寄り付きの価格帯まで届きませんでした。つまり日足では陰線ですから買った人は、薄利でも確定売りを急ぎます。確定売りがたくさん出れば株価はじりじりと下げ始めます。下げ始めれば買う人はいなくなりますから株価は右肩下がりに下がっていくということになります。

そしてこの出来高の多い価格帯をみんなが注目して見ています。この価格帯で下げ止まれば買いに出てきますから株価は再び反発上昇しますが、このチャートのように価格帯を下に抜けてしまえば、買いで持っていた人は強制損切りの売りを出し、カラ売りで狙っていた人は迷わず売ってきます。つまり売りが売りを呼ぶ状態になるわけですから、このような株価急落という状態になるわけです。

価格帯別チャートのメリットは、一言で言えば「売り買いの判断が明確であること」と言えるでしょう。特に、損切りに迷ってできないという人にはお勧めです。分厚い価格帯の下に逆指値を入れておけばいいんですから。

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