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制約は多い方が良い

「こうしたらダメ」「こうしなさい」と誰かに自分の行動に制約をかけられたら、自由に動けなくなり窮屈でしかたがない。その結果として反発して言われたことの逆をやろうとする。

まさに思春期の子供がこういう心理状態なのであろう。

なら「自分の好きなようにやったら」とそれぞれの意思に任せたらどうなるのか?

子供の場合、成績は上がらないだろうし、会社の場合は、業績が上がるはずもないだろう。一人ひとりに「やるべきこと」「やったらいけないこと」の制約をかけるから、成績は上がり、会社の業績は上がるということになるのであろう。その制約とは、子供の場合は「時間割」であり、サラリーマンの場合は「業務マニュアル」である。

トレードの場合はどうか?

誰の制約も受けない。勝手気ままに売買できる。まさに自由気まま、自分が思うままにトレードできる。何の制約も束縛も受けない行為は、うまくいけば面白いのだろうが、うまくいかなかったときの精神的負担は非常に重くのしかかる。

何の制約も受けない状態で、勝手気ままにトレードして失敗したのだから「なぜ失敗するのか?」という負ける理由も分からない。勝手気ままにトレードして失敗する。。。そこに残るのは、ただ「損したという後悔のみ」、その失敗を教訓として上達するという考えもない。

何の制約も受けない行動の結果とはそういうものではないでしょうか?

子供が先生に「勉強方法を教えてください」と聞く。
先生が答える。「自分の好きなようにやっりなさい」

嫁さんが姑さんに「葬儀の場で私は何をしたらいいのでしょう?」と聞く。
姑さんは答える。「自分の思ったままにやったら・・」

「こうしろ」「ああしろ」と制約をかけられるのも腹立たしいが、「好きにやれ」と何の制約を受けないのは、もっと不安で、精神的には制約をかけられた方が、言われた通りにやっていれば安心なのだから10倍も20倍も楽であろう。

であるならば・・・
トレードにおいても自分に対して制約をかければ、もっと精神的に楽になれるのではないのか?

たとえば「5日線を越えてしか買わない」とか「25日線右肩上がりの陽線しか買わない」とかというように、買いの制約を課す。また、たとえば「陰線になったら売る」「5日線を割り込んだら売る」というように売りの制約を課す。こうして自分に制約を課すことで・・・言い換えれば、トレードを不自由にすることで、精神的な不安は少なくなり、無駄なトレードも減るのではないだろうか。

「自分のトレードに制約を課す」とは、すなわち自分に、買いの条件、売りの条件を課す「トレードマニュアル」を作ると言うことになろう。

「こうならなければ絶対買うな!」「こうなったら絶対売れ!」というトレードマニュアルを作って自分のトレードに制約をかける。このトレードマニュアルこそが社会で言えば法律であり、会社であれば規則となり、絶対守らなければならない制約。

人間守るべきものがないと歯止めがきかないし、間違った時にどこまでも堕ちていく。心を痛めて夜も眠れない、大切な資金を失ってしまう。それではトレードを楽しむことなどできない。トレードを楽しむためにも、自分の行動に制約を加えることは重要なことなのであろう。

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