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心理学の応用トレード(4)

人は、目に見えるもの、耳に聞こえるものを、そのままの形で認知しているわけではなく、その人の心の欲求によって、見たものや聞こえたものが変容して認知されるという。

「人の知覚は、内部的な欲求にしたがって、変容、選択される」

人は無意識に、自分の都合の悪いことを認知しまいとする心理、都合の良いものだけを認知しようとする心理が働く傾向にあるそうである。

たとえば、パチンコで継続的に儲け続けている人はほとんどいない。
だが損しても損してもパチンコを続けている人は多い。
なぜ損し続けても続けられるのか?

それはこの心理が働くためと言えよう。
すなわち無意識のうちに、損したという嫌な記憶を封印してしまい、パチンコで儲けたという記憶のみが意識の中に残っているため。すなわち損したと言う記憶はごくごく小さなもので、儲けたと言う記憶の心理が大きく作用しているから「損しても次は儲けられる」と考えるからと言えよう。

アメリカでこんな実験をしたそうである。
貧困家庭の子供と富裕層の家庭の子供に、いろいろな額の貨幣を見せて隠し、その見た貨幣の大きさを絵に描かせた。すると貧困家庭の子供ほど、実際の貨幣の大きさより大きく感じ、また高額貨幣ほど大きく認識する傾向が見られたと言う。つまり貨幣に対する欲求心理が反映されたということになろう。

この心理の働きをトレードに当てはめれば。。。
持ち株が、あきらかに下がっていくチャートの株価であっても「もうそろそろ上がっていく」と考えて損切りできないという人は多いのであろう。

つまりこれは「上がって欲しい」という欲求が、あきらかに右肩下がりのチャートを見ても「上がるように見える」という人の心理の働きと言えよう。株を保有していてチャートを見るのと、保有していないでチャートを見るのでは、同じチャートを見ていても、まったく別のものに見えるということであろう。

トレードでは、この心理を排除して客観的、第三者的視覚でチャートを判断することが重要なのは言うまでもない。よって客観的、第三者的視覚でチャートを判断するために、チャートにトレンドラインを引き、サポートラインを引いて、判断をする基準を明確にすることが重要となってくるのであろう。
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