割安株の投資尺度
まなさん
>株のことは何もわかりませんが、株に興味を持っています。
>ですが、どんな株を買ったらいいのかわかりません。
>買ったら長期で持ちたいと思っています。
>リーズナブルなお値段を知る方法はありますか。
株価の適正価格を知るための指標について説明しましょう。
「企業の価値=株価」(適正価格)だとすれば、現在の株価が企業の価値を適正に評価しているかどうかということが注目のポイントになるでしょう。その指標としてPBRという指標があります。
************************
PBR(純資産倍率)
企業が保有する純資産を発行株式数で割ると1株当たりの純資産が算出されます。
この1株当たりの純資産を、現在の株価で割ったものがPBR(純資産倍率)となります。
たとえば、PBR1倍という株価の場合、企業の純資産が妥当な株価に評価されているということになります。
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よってPBR1倍の株価は、その企業が保有する純資産に対して適正価格となり、PBR1倍以下の株価は割安ということになります。株価の適正価格はPBRを見れば簡単に判断できます。
しかし、その企業に投資する(株を買う)という観点から見れば、買った株価が上がらなければ投資する意味がありません。株価が上がるとはイコール、その企業が利益を上げる、すなわち成長していかなければ投資する意味はないことになります。
その企業の成長力を判断する指標がPERです。
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PER(株価収益率)
純利益を発行株式数で割ると1株当たりの利益が算出されます。
この1株当たりの利益を、現在の株価で割ったものがPER(株価収益率)となります。
たとえばPER15倍という株価の場合、1株当たりの利益に対して15倍の価格で売買されているということになります。
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よってPERの倍率が低いほど、企業が上げる利益が適正に評価されていないということになり、これも割安株の判断の指標の一つになります。
あなたの場合、長期投資目的ということですので、もう一つの判断の材料のひとつに配当も加わるのではないでしょうか。長期間保有していて株価が動かなければ、投資の意味はありません。割安株を買って株価が動かなくても、配当や優待があれば、それはそれで投資の意味は満たされるのではないでしょうか。
次に、長期投資で注意したいのは倒産のリスクです。
投資した企業が倒産してしまえば、あなたが投資した資金(株を買った金)はゼロになってしまいます。
そのリスクを少しでも回避するためには、その企業の財務を把握しておく必要はあるでしょう。

四季報の財務指標に「利益剰余金」と「有利子負債」の金額が記載されています。
簡単に言えば、利益剰余金は貯金であり、有利子負債は借金ということになります。よって、貯金より借金が多い企業は倒産のリスクが高いと判断できることになります。
これで、あなたが望むリーズナブルなお値段の株価は探せるのではないでしょうか。
<注意点>
これらの指標は、決算期ごとに変動します。
よって、長期投資ということで買ったまま放置するのではなく、定期的に指標のチェックは必要だと思います。
>株のことは何もわかりませんが、株に興味を持っています。
>ですが、どんな株を買ったらいいのかわかりません。
>買ったら長期で持ちたいと思っています。
>リーズナブルなお値段を知る方法はありますか。
株価の適正価格を知るための指標について説明しましょう。
「企業の価値=株価」(適正価格)だとすれば、現在の株価が企業の価値を適正に評価しているかどうかということが注目のポイントになるでしょう。その指標としてPBRという指標があります。
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PBR(純資産倍率)
企業が保有する純資産を発行株式数で割ると1株当たりの純資産が算出されます。
この1株当たりの純資産を、現在の株価で割ったものがPBR(純資産倍率)となります。
たとえば、PBR1倍という株価の場合、企業の純資産が妥当な株価に評価されているということになります。
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よってPBR1倍の株価は、その企業が保有する純資産に対して適正価格となり、PBR1倍以下の株価は割安ということになります。株価の適正価格はPBRを見れば簡単に判断できます。
しかし、その企業に投資する(株を買う)という観点から見れば、買った株価が上がらなければ投資する意味がありません。株価が上がるとはイコール、その企業が利益を上げる、すなわち成長していかなければ投資する意味はないことになります。
その企業の成長力を判断する指標がPERです。
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PER(株価収益率)
純利益を発行株式数で割ると1株当たりの利益が算出されます。
この1株当たりの利益を、現在の株価で割ったものがPER(株価収益率)となります。
たとえばPER15倍という株価の場合、1株当たりの利益に対して15倍の価格で売買されているということになります。
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よってPERの倍率が低いほど、企業が上げる利益が適正に評価されていないということになり、これも割安株の判断の指標の一つになります。
あなたの場合、長期投資目的ということですので、もう一つの判断の材料のひとつに配当も加わるのではないでしょうか。長期間保有していて株価が動かなければ、投資の意味はありません。割安株を買って株価が動かなくても、配当や優待があれば、それはそれで投資の意味は満たされるのではないでしょうか。
次に、長期投資で注意したいのは倒産のリスクです。
投資した企業が倒産してしまえば、あなたが投資した資金(株を買った金)はゼロになってしまいます。
そのリスクを少しでも回避するためには、その企業の財務を把握しておく必要はあるでしょう。

四季報の財務指標に「利益剰余金」と「有利子負債」の金額が記載されています。
簡単に言えば、利益剰余金は貯金であり、有利子負債は借金ということになります。よって、貯金より借金が多い企業は倒産のリスクが高いと判断できることになります。
これで、あなたが望むリーズナブルなお値段の株価は探せるのではないでしょうか。
<注意点>
これらの指標は、決算期ごとに変動します。
よって、長期投資ということで買ったまま放置するのではなく、定期的に指標のチェックは必要だと思います。