FC2ブログ

デフレが続く限り株は下がる

mutsumiさん
>短期の小額投資は楽しいですし、1万2万円の利益がうれしいし、一つ一つの経験が身になっている感じがします。小額の投資は性格も投資に反映されて、・・奥が深いです。
>以前は「30万円以上利益取らなかったら株買った意味ないでしょう」みたいな感覚でのんびりと構えていても株は上がったんですよね。


タマさん
>長期投資はどう考えていらっしゃるのか知りたいのですが。
>時間に余裕のある時でもおねがいします。


1008.gif

これが日経平均株価の推移です。
私が株を始めたのがちょうど1975年ころ、この頃の株式投資に「損切り」という言葉はありませんでした。下げたらナンピン買い増し・・・それがすべてで相場師と言われる人たちの間では「嫁に体を売らせてでも株を買え」と言われていた時代です。とにかく借金して株や土地を買えば、誰でも成り金になれた時代だったと思います。

このチャートを見ればよくわかりますよね。私は、まだ20歳になったばかりでお金がなく、ましてや現代のように誰にでも借金させてくれるような時代でもなかった。それでも88円で買った「新日鉄」の株が10倍以上の1000円を超えた、そんな時代でした。mutsumiさんは、このような時代に株をやってたんだと思いますが、あの時代は証券会社の外務員の言うとおりに株を買っていれば誰にでも儲けることができたわけです。

それでこれから株価を長期で保有すれば儲かるかということですが、私はまだまだ下がり続けていくと考えていますので、長期目的、すなわち資産として株を買うことは否定的に考えます。

その理由として、株価が下がる大きな要因として「デフレスパイラル」があります。株価はインフレーションにならなければ上がりません。日本は、バブルの崩壊によってインフレ恐怖症になり、金融政策をデフレ方向に誘導してきました。その結果がデフレスパイラルに陥り、ゼロ金利政策や金融緩和政策によってデフレ脱却に軌道修正しようとしましたが、みごとに失敗しています。

あの子供手当やエコポイント、高速無料化もインフレ誘導の政策の一環なのでしょうが、いったんデフレへの流れになると人間の力でどうなるものでもありません。すなわちデフレにしてもインフレにしても国民大衆の心理の動きですから高学歴のキャリア官僚が机上で勉強した経済理論などで、人の心理の流れを変えられるはずがないということです。

つまり景気が悪いから株価が上がらないのではなく、デフレーションだから株価が上がらないということなのです。デフレの時代には、どんなにお金をばらまいてみても、もらった人はみんな持ちこんでしまいます。金利がつかなくても物価が下がるのですから、お金の価値は上がっていくわけです。

物の価値が下がる ⇒ 企業経営が苦しくなる ⇒ 給料が下がる ⇒ 物を買わない ⇒ 物の価値が下がる・・というように、物の価値がどんどん下がり、国民の収入がどんどん減り続けるのが「デフレスパイラル」ですが、このような時代に株価だけが上がるはずはないということです。

つまり国民の収入が減り続けるなかで、株式市場に大量の資金が流れ込んでくるはずがないわけです。「いや外国人が買ってくれる」という反論があるかも知れませんが、外国人は投機目的ですから、いつまでも日本の株を買い続ける理由はないないわけです。物が売れなくなって業績が悪くなっていく日本企業の株を買うより、どんどん成長をつづける新興国の株に投資して方がメリットがあるわけです。

「いや日本企業には技術力がある」という人もいるかも知れませんが、これも「日本の治安は世界一」というのと同じで、もうすでに神話となっています。すでに過去の話であって、日本人だけがそう思いたいという過去の栄光にすがっているだけにすぎません。つまり日本は、もうすでに終わっているわけです。

これは国の政策がどうとか、政権がどうとかという話ではなく、国民が将来に不安を感じ子供を産まなくなってしまっていることこそが大きな証拠といえるでしょう。人間も動物ですから本能で将来を察知するわけです。家族を持つことに不安を感じる、子供を産むことに不安を感じる・・・この不安こそが人間が本能で感じている日本の将来の姿ということなのです。

こう考えたとき、日本のデフレスパイラルは、私たちの団塊の世代(55歳以上)がすべて死に絶えるまでのあと20~30年間は続くと考えるのが妥当だと私は考えます。話がそれましたが、そう考えたとき・・・デフレが続く限り株価は下がり続けると私は考えています。ですから株式は、子供たちに残すという考えより短期で値幅を取り現金を増やすことを考えた方が良いと思います。

関連記事
プロフィール

諏訪真吾

Author:諏訪真吾

掲示板
<会員交流掲示板>
記事検索フォーム
カテゴリー
月別アーカイブ
最新コメント
リンク