チャート分析の手順

上昇トレンドの勢いに乗って上昇していた株価が下がり始めます。
そして底値を確認して反発します。
チャート分析では、まず高値と底値を四角い枠(ボックス)で囲います。ここからが始まりです。
売買のポイントはローソク足の組み合わせです。
①、前日と当日、長い下ヒゲが2本並びました。これは「毛抜き底」と言って買いサインになります。
この下ヒゲ2本を確認できたところが買いのポイントになります。
80%の確率で上昇を開始しますが、当然20%の確率でダマシになりますから翌日、下に抜けるようなら迷わず損切りです。この場面は「絶対切るべきポイント」ですから迷わず切り捨ててください。
②、反転した株価はジリジリ上昇しますが、BOXのラインまで届かずに②で前日の陽線を包み込む大陰線が出現します。これは「陰の包み線」と言って売りサインになりますから迷わず切り捨ててください。ここで薄利とか損切りとかに惑わされると大きな損を被ることになります。
③、下がった株価はBOXの底のラインで再び下ヒゲ2本を並べます。当然、ここは買いのポイントになります。
<さらに株価は動いていきます>

③から急上昇した株価はBOXの上限で足踏みを始めます。
④、BOXのライン付近で上ヒゲが連続します。この形は「毛抜き天井」と言って売りサインになります。よって③で買った株価は、ここで利益確定売りとします。
テクニカルの基本どおり株価は急落し、BOXの底のラインも突き抜けてしまいますが、⑤の陽線で下げ止まり(下ヒゲ2本「毛抜き底」)の気配を見せます。
売買ポイントとしては、⑤の「毛抜き底」を信じての打診買い、もしくはBOXの底のライン上に復帰してきた⑥が買いのポイントとなります。
<さらに株価は動いていきます>

⑦、上昇してきた株価は⑦で前日の陽線を大陰線で包み込む「包み線」が発生します。これは売りサインですから一度利益確定売りとします。
そして翌日は大陽線、前日の「包み線(売りサイン)」がダマシだったわけですから「買いサインのダマシは売り、売りサインのダマシは買い」となり、前日売った株価を買いなおします。
株価はBOXの天井を突き抜けていきます。
このままBOXの天井をキープしたまま上昇していけば上昇トレンド入りとなります。
⑧で大陰線(包み線)が発生します。売りサインですから利益確定売りとなります。
あとはBOXのラインをキープできるかに注目します。
株価は急落。BOX下限のラインをキープできるかに注目します。
ライン上で陽線で下げ止まります。
ここで買いです。当然、ラインを下に抜けたら強制損切りとします。
今までの動きの全体チャートは下のようになります。

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