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為替と日本株の相関関係

学生さん
>なぜ円高になると株価が下がり、円安になると株価が上がるんでしょうね。

今の日本の株価を動かしているのは外国人投資家と言われるほどに、市場に流れ込む資金量の比率は圧倒的に外国人が占めています。つまりそれほどに日本の銀行や企業に資金的余裕がなくなってきているということでしょう。

日本人は、日本円で株を買いますから株価が上がらなければ利益を得ることができませんが、外国人は、ドル換算で日本の株を買いますから株価の値上がり益と為替差益の両方を狙って日本株を買ってきます。

こう考えてみましょう。
1ドル=100円の円安のときと1ドル=80円の円高の場合を想定してみましょう。

1ドル=100円の円安のとき、外国人が100万円の株を買う場合10000ドル必要なわけですが、1ドル=80円の円高のとき買えば12500ドルの投資資金が必要になるわけです。日本人が100万円の株を買うには、円高であろうが円安であろうが100万円あれば良いわけですが、外国人の場合は、円高か円安かで投資資金が大きく違ってくるわけです。

ですから外国人は、円安のとき買えば、同じ株価の株を安く買えるわけですから当然円安になれば買ってくる。これが円安になれば株価が上がり、円高になれば株価が下がるという仕組みです。

参考にもう一つ。

たとえば外国人が1ドル=100円の円安のとき100万円の株を買い、これが90万円に下がったとしましょう。日本人なら日本円で株を買いますから10万円の損になりますが、外国人の場合、たとえ90万円に下がったとしても1ドル=80円の円高になっていれば・・・

1ドル=100円の円安のとき100万円の株を買う投資資金は10000ドル
株価が100万円から90万円に下落しても
1ドル=80円の円高で90万円をドル換算すれば11250ドルとなる。

株価が下がれば日本人は損するしかないわけですが、外国人は、円高になれば為替差益によって日本の株価が下がっても利益になるわけです。言いかえれば、日本の株価がどんなに下がっていっても為替が円高に進む限り損はしないということになります。

こう考えれば、円高になれば日本株は売られ、円安になれば日本株が買われるという疑問が解けるのではないでしょうか。

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