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両建てでトレンドを待つ

龍之介さん
>おはようございます。
諏訪さんの現在の持ち株銘柄を拝見すると同じ銘柄を両建てしていますが、同じ銘柄の両建てのメリット、デメリットって何でしょうか?下落基調の銘柄を空売、上昇基調の銘柄を買いならわかるのですが。。お時間のあるときで結構ですので、解説をお願いします!

私は、短期でいつまでも保有していることができないので両建は成功していませんが、2~3ヶ月程度の中期スイングなら効果を発揮すると思います。メリットとしては、上がっても下がっても損をしないこと。デメリットは常に利益はゼロ(諸経費のみマイナス)ということです。

活用方法としては、数日間トレードができないときに、買いなら売り、売りなら買いに、両建てしておけば、急落にも損はしないし、逆に急騰した場合に悔しい思いをしなくてもいいということになります。つまりほとんどの人は、数日間トレードができないときは、保有株をすべて清算することでリスクを管理するわけですが、売りを建てて両建てにしておけば、保有株を手放さなくても済むということです。

ご質問のように両建ては「下落基調の銘柄を空売、上昇基調の銘柄を買い」が理想だと思いますし、株投資のマニュアル本などにも書いています。ですが、これは理想であって現実に「上がる株、下がる株」の判断ができるはずはないということです。たとえば上昇トレンドの株を買い、下降トレンドの株を売って両建てとした場合、買い建てた上昇トレンドの株が天井を売って下がり始め、売り建てた下降トレンドの株が底をうって上昇を始めた場合、損失は莫大になり、両建てがリスクヘッジの役割を果たせません。

つまり「両建てとはイコールリスクヘッジ」であって、売り買い両方で儲けようという考えではありません。いかにリスクをコントロールするかと考えるのがリスクヘッジであり、両建てということです。

「2138 クルーズ(日足チャート)」
1075-9.png

両建ての考え方を説明してみましょう。
たとえば(A)の株価位置、下に向かっていくようにも判断できるし、移動線が作用して反発してくるとも判断できます。ここで下がると判断してカラ売りをかけたとすると大きく踏み上げられて大損ということになります。そこで自分の判断と逆に動いた時の保険(ヘッジ)のために「買い」も入れておく。すなわち売りと買いの両建てとしておくわけです。

そしてトレンドが発生した時、このチャートなら(B)のフシ抜けブレイクを確認したポイント、すなわち買うべきポイントで、売り建てを外せば、うまく上昇トレンドに乗れるということになります。つまり売り建てた分は損切りとなりますが、買い建てた分で損切り額相当の含み益が出ていますから実質損は出ていない状態。さらに(B)から上の部分は利益となるわけです。

(C)の部分、ここも30万円ラインが大きなフシになっていますので、ここを抜ければ新高値更新というような急騰も考えられますし、このフシに抑えられての急落も考えられる場面です。こうしたどちらに動いても不思議ではない株価位置、こうした場面で売りと買いの両方を建て、トレンドの発生を待つというのが両建て作戦です。

このチャートの場合は、連続陰線で急落しました。つまりフシを抜けられないと判断した時点で買い建てを外せば、買い建てを外した時点以降は、利益となるわけです。私が両建てしているポイント(D)は75日線を割れるかどうかのポイントとなります。

これは参考ですが、あのリーマンショックで株を保有していた人は、ほとんどの人が大損をしたことと思いますが、この両建ての手法をとっていれば、下へのトレンドが発生したわけですから買い建てを外してしまえば、売り建てていた分で大もうけをしたことになります。

投資手法の一つの考え方として参考になるのではないでしょうか?

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