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資産運用の考え方

>確定損益がマイナスなのに、なぜ投資資金が増えるのか?

という質問を何人かの人からいただいていますが、これは株式投資を「単なる値幅取り」を目的にしているか「資産運用」を目的にしているかによって考え方は大きく違ってきます。株ブロガーで言えば「単なる値幅取り」として考えているのが霧子さんで、「資産運用」として考えているのが「カヨさん」です。

大きな違いは、霧子さんは「株を買って利益が出たらすべて売ってしまう」という利ザヤ稼ぎであり、カヨさんは「常に株を保有し続けている」というところにあります。端的にいえば、霧子さんの場合は、小遣い稼ぎであり、カヨさんの場合は、資産を運用しているというところにあります。

資産運用の場合、株式を買う目的は資産運用ですから利益確定とか損切りという概念はありません。「下がれば買い、上がれば売り」、すなわちキャッシュポジション(安全資産)とリスク資産(株)のバランスを重視しているわけです。つまり「安く買って高く売る」というのが基本姿勢となります。言い換えれば、利ザヤ稼ぎの投資とは逆の考え方ですね。

そこでなぜ確定損益がマイナスなのに資産が増えるのかという疑問ですが、資産運用として株式に投資をしている場合、株価が下がり始めれば買い下がっていきます。

「日経平均株価」
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たとえば、私の場合ETF(上場投信)ですが、赤丸のところから買い下がって投資金額がどんどん膨らみます。含み損もどんどん膨らみます。資金が無限にあるのであれば、どんどん買い下がれば良いわけですがそうはいきません。ですから、さらに下がった時、買い下がるためのキャッシュを調達しなければなりません。

ですから、値を戻した時(青丸部分)にポジション調整の換金売り(損切り)をしてキャッシュを調達します。こうしてポジション調整の換金売り(損切り)を繰り返しながら、とことん買い下がるわけです。

私の場合は、9000円を割れたあたりでのETF(上場投信)の残高は、投資資金全額の1000万円に近づいていました。このころ、カヨさんも「余力がもうすぐ尽きる」というようなことをブログに書いていましたね。

つまり日経平均が9000円割れとなった時点では、キャッシュはほぼ底を尽き、損切り額も膨大な額になっているわけです。ですが資産運用として考える場合、損切りの金額はそれほど問題ではないわけです。100万損切りしようが、200万損切りしようが、投資した資金が、これから先、増えるかどうかが重要な問題なのです。

そして11月の入っての上昇過程で、リスクポジションからキャッシュポジションにシフトしているわけです。私の場合で言えば、キャッシュポジションを0円から現在は500万円にまで高めているということです。そして9000円割れで買ったETF(上場投信)の含み益は、増え続けているということになります。

つまり確定損益は、株価が下落していく局面で損切り額は膨大な金額でしたが、キャッシュポジションに引き上げる過程で利益確定となったので、損切り額も小さくなっていき、含み益は増え続けるということになるわけです。

株売買の税金は、確定利益にしか課税されません。どんなに含み益があっても課税はされませんので、資産運用の考え方であれば、利益は計上しない方が良い。すなわち確定損益をマイナスとして含み益を伸ばせば、無税で資産は増え続けるということになるわけです。

みなさんの中に含み損の塩漬け株を保有していて、今年の確定損益がプラスになるのであれば、12月中に塩漬け株を損切りして節税を考えることも必要ではないでしょうか。

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