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体に覚えさせる訓練を

あやかさん
>はじめてメールします。株に興味があってウッチーさんのブログを見ていて入会させていただきました。余裕資金は10万円ほどしかありませんので、まだまだ勉強中で実際にトレードする勇気はありません。仕事があるのでウッチーさんのようなトレードはできませんが、どのような勉強をしたらいいのでしょう。

メールありがとうございます。まだ「20代で将来に備えて勉強したい」というのが入会の目的でしたね。あなたのことはよく覚えています。あなたが私の近くにいたなら手取り足取りで教えたい素材だと思っています。

私が株を初めて教えてもらったのが20代でした。その師匠が3歳上の女性で、とにかくグラフ用紙にチャートグラフを書かせました。何も教えずに、とにかく5銘柄ぐらいの値動きを新聞の株式欄から拾い出してチャートグラフを書き続けさせるという教え方でした。

1年以上同じ銘柄の値動きをチャートグラフに描き続けると株価の周期性が見えてきます。なぜそこで上がったのか、なぜそこで下がったのか、という理由付けができるようになったのです。つまり自分で上がった下がったかの理由付けができるということは、買いか売りかの判断ができるようになったということです。そこで初めて自分の判断で株を買いました。初めて教えてもらってから1年半以上あとのことです。

このネット時代に手書きでチャートグラフを書けと言っても無理でしょうから、せいぜい5銘柄(同一銘柄)程度のチャートをプリントして、トレンドラインなどの分析線を手書きで引く、そして上がった理由、下がった理由を考えてみる。これこそが訓練であり、勉強であり、成功するための近道だと思います。

繰り返しますが、パソコン画面で見ていてはいけません。紙に落として自分の手でラインを引く。これが重要なのです。すなわち体で感覚として覚えるということです。パソコン画面で見ていても頭の中で理解したような気になったというだけのことで、現実のトレードにおいてチャート判断ができないということになります。

たとえば、石川遼のようなゴルフを目指したいと考えて、テクニックの本を読み、石川遼のスイングをビデオで何百回見たとしてもゴルフが上手になるはずはありません。それは頭の中で知識として理解しただけで、体が覚えていないということです。そんなことより、とにかく素振りを繰り返す、実際にクラブを振り回すことで体が感覚を覚える。

現実のトレードにおいても、知識や理屈をどれだけ知っていても判断に迷い決断ができないものです。「分かっているけど飛びこめない」「分かっているけど損切りできない」という話はよく聞きますが、すべては頭で知識として理解しているだけで体が覚えていないということでしょう。

体に覚えさせれば、頭が考える前に体が反応する。大縄跳びに飛び込む時、頭で考える人はなかなか飛びこめない。飛びこむ決断をしたときはタイミングを外して縄にひっかかる。上手に飛びこめる人は、何も考えてはいない。体が感覚として反応しているだけ。トレードと同じだと思います。

同じ銘柄のチャートを一週間に一度プリントアウトして、分析線をいろいろ引いてみて、下がった理由、上がった理由を考える。そして何かがひらめいた時、メモとして記録しておく。これを監視記録としてのこしておく。こうした地道な積み重ねこそが2年先、3年先に成果として表れてくると思います。

まだまだ若いのですし、資金10万円では十分なトレードはできません。まずは、資金を貯めながら地道な基礎訓練に励むべきだと思います。

参考に監視記録の見本を示しておきましょう。これは「GSユアサ」の日足チャートです。
1123-8.png
こうしてチャートをプリントアウトとして分析線を手書きで入れます。

そして<メモ>として赤丸の部分左から・・・
上昇トレンドラインを下に抜く大陰線発生。
75日線、5日線をも下に抜いた。
ここからは下がっていくと予想。
75日線を越える陽線が出るまでは売りでいけるか。


二つ目の赤丸
株価が下降トレンドラインを抜いてきたが陰線でブレイクの確認はできない。
陰線3本並んだけどローソク足の尻のラインで止まっている。
ここは底かもしれない。
大陽線が包み込んだ(包み線)、上がると予想。


三つ目の赤丸
マドを空けた。
包み線(買いサイン)が完成。
上昇するしかないと予想。


このようにプリントアウトしたチャートに、そのとき感じたことなどを<メモ>として残しておけば、書店に並んでいるマニュアル本などとは比較にならない貴重な投資マニュアルとなるでしょう。

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