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単純思考がベスト

ゆうきママさん
>いままで四季報を読みまくって好業績株のトレードをしていたのですが、結果はさっぱりで、上がっている株の四季報を見ると赤字企業ばかりでさっぱり分からなくなってました。師匠は、業績も為替もNYの動きも関係ない。チャートの形のみを覚えろとの考えのようですが、何か根拠のようなものはあるんでしょうか。失礼な質問をしてすみません。

経済学などの学問では「株価=企業価値」と教えるのだと思います。「企業価値すなわち業績が伸びれば株価は上がる」という公式です。ですが、現実の株価を見れば、それが絶対ではないことが分かるでしょう。すなわち「株価は、買いたい人と売りたい人の需給関係で決まる」ということです。言いかえれば「人気があるかどうか」「魅力があるかどうか」が、株価を形成するのであって、業績は単なる魅力があるかどうかを判断する要素の一つにすぎないということです。

たとえば、人は誰でも「一流大学を卒業すれば成功者となれる」と期待しています。でも、一流大学を出たとしても半数以上は成功者とはなれないというのが現実です。つまり成功できるかどうかは、一流大学を出たかどうかではなく、その人の人物、才能が他人に認められるかどうか、その人に魅力を感じて支援してくれる人が多いかどうかで決まるのではないでしょうか。

人が出世するしないと一流大学を卒業することに何の関係もないわけです。人が出世するための一つの要素にすぎないということです。「好業績企業=株価上昇」という考えは、これと同じことだと考えれば、好業績なのに株価が下がるという現実が理解できるのではないでしょうか。

もうひとつたとえ話をすれば、いつもテストで100点満点を取る優秀な生徒がいたとします。もう一人は10点以上を取ったことがないダメ生徒がいたとします。あるテストで、いつも100点満点を取っている生徒が90点しか取れなかったとします。10点しか取れなかった生徒が50点取ったとします。

50点の生徒より90点の生徒の方が比べるまでもなく優秀な成績です。ですが、みんなの評価はどうでしょう。50点取ったダメダメ生徒の方が注目を集め、ほめられることでしょう。ですが90点という素晴らしい点数を取った優秀な生徒は、みんなの失望を買い、親からも先生からもほめられることはない。

つまりこれこそが株価形成の仕組みなのです。万年赤字企業がほんのわずかな利益を上げただけで、投資家の注目を集めて株価は3倍とか5倍とかに大きく化けるわけです。ところが好業績株は、いつも100点取っていた生徒と同じで、ほんの少し利益が落ち込んだだけで、投資家から失望されて売られるわけです。

次に、損するリスクについて考えてみましょう。

たとえば、ユニクロや任天堂など1万円以上の好業績株があります。そして100円台のボロ株、クズ株と呼ばれる万年赤字か債務超過の株があります。好業績の企業が倒産することは、ほとんど考えられませんが、株価100円台の企業はいつ倒産しても不思議ではありません。

としたとき、低位株はいつ倒産するかわからないしリスクが大きいが、好業績株は倒産することはないから安心だという考えがあります。ですが、これこそ思い込みであって、損するリスクという面で考えれば、好業績株の方が損するリスクが大きいということになります。つまり1万円の株価が50%下がれば5000円の損失ですが、100円の株価が倒産してゼロになっても損失は、わずか100円で済みます。すなわち「倒産しない企業の株だから損するリスクが少ない」「いつ倒産するか分からないから損するリスクが大きい」とは言い切れないわけです。

株式投資は、その投資目的によって考え方は大きく違ってきます。証券会社などのセミナーでは「好業績の割安株を安くなったところで買え」と教えます。これは投資資産数千万~1億円以上の資産家を前提として話しています。つまり倒産しない企業の株を買い集めることによって莫大な資産を運用する方法を教えているわけです。

言いかえれば、数100万ぐらいの資金で株を売買している人が、そんな証券会社のセミナーに参加してみても悪い結果にしかならないということになります。つまり豊富な資金で投資をしている人と、わずかな資金で値幅を稼ぐトレードをしている人では、考え方がまるっきり正反対ということです。

このブログでは株の初心者を対象としていますので、当然投資資金は数100万から数10万の人向けに値幅稼ぎの考え方を書いています。つまりわずかな資金でトレードしている人は、資金を回転させなければ、豊富な資金で運用している人に対抗できません。

具体的に言えば、3000万円でトレードしている人は、含み損になったらナンピン買い増して利益を上げるという手法もとれるわけですが、100万円でトレードしている人が含み損を抱えてしまったら身動きできなくなってしまいます。すなわち活動できない死んだ状態です。

相場で生き残るとは、次の手段がある状態を言うわけですから資金100万円の人は、損切りを繰り返してでも生き残っていなければならないわけです。言いかえれば、損したかどうかよりも、次に投資できる資金を残しているかどうかが重要なわけです。

上がる確率の高いところで買って利益が出たら確定する。見込み違いで下がったら損切りして資金を回収する。投資資金の少ない人には、これしか方法はないわけです。となれば、当然資金拘束期間は短期間となります。いわゆる短期スイングですね。

とした場合、2日から1週間程度の株価の動きに好業績か赤字企業かなどは、まったく無関係だということです。そして為替やNYダウの動きにしても、それは一つの要素であって、それに影響を受けないということです。すなわち「トレンドは継続する」「上がる株は上がる」と言っていることです。

つまりチャートの形が上がる形になっていれば、どんな状況であっても翌日、その翌日までぐらいは「トレンドは継続する」ということです。当然、トレンド転換もあります。だったら売って資金を回収すれば良いだけのことです。

ウッチーが「必勝パターン」と言っていますが、この形は上がると言う自信の持てるチャート形を見つけ、その形になったら何の迷いもなく飛びこむ。ダメだったら撤退する。少額資金のトレーダーには、これしか方法はないのですから、豊富な資金を運用している人のように、業績がどうとか、為替がどうとか、というような雑念は、百害あって一利なしだと思います。


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