FC2ブログ

株式分割銘柄の考え方

トシさん
>株式分割の発表があると株価は値上がりするように思うのですが、そして業績の悪い企業は株式分割はできないとも聞いたことがあるのですが、諏訪さんはどう考えていますか?

株式分割は、たとえばこの「グリー」の1:5に分割した場合を例にあげれば、株価が1/5になって株数が5倍に増えるわけですから、株式資産評価という面においては中立です。また、株式分割のできる企業は、好業績の成長企業の証拠というのも間違いではありません。

ですが、トレードが株価の変動幅(値幅)を抜くという目的であるならば、分割発表銘柄は短期売買に徹するべきだと考えています。

「3632 グリー(週足チャート)」
1128-4.png

たとえば、この「グリー」は9月末、すなわち赤丸を付した位置で1対5に株式を分割しました。その後の株価の動きは、このチャートが示す通りです。これをどう考えるかは「あなたならどうする」と考えると分かりやすいのではないでしょうか。

あなたがこの株を100株持っていたとします。これが株式分割で500株になります。このとき「とりあえず300株もしくは400株は利益確定しておこう」と考えないでしょうか?ましてや株価が下がり始めれば、とりあえず売っておこう考えるでしょう。

これがこのチャートの急落の動きです。株価は、業績で動いているわけではなく、売りたい人と買いたい人の力関係(需給関係)で動いているわけです。そう考えた時、新規に買いたい人が一人、売りたい人が一人いたとしても、売りたい人は株式分割によって買いたい人の5倍の株式を持っているわけですから、買いたい人が一人に対して、売りたい人は五人と同じなわけです。

売りの力が強いか、買いの力が強いかは、考えるまでもありません。この力関係がこのチャートということになります。さらに、これだけ下げても鈍い動きとなっています。これもまだ分割によって5倍に増えた株式を売りたいと待っている人がたくさんいるということになります。

つまり、この売りたい人がすべて売ってしまわない限り株価が上昇トレンドに乗ることはないということになります。すなわちどんなに好業績であっても、この売りをさばかなければ上昇していくことはないと考えるわけです。よって、株式分割銘柄は、中期スイングで利を伸ばすというトレードには向かないと考えるわけです。

人気ブログランキングへ

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

諏訪真吾

Author:諏訪真吾

掲示板
<会員交流掲示板>
記事検索フォーム
カテゴリー
月別アーカイブ
最新コメント
リンク