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個人投資家はなぜ損をする

バブル以前からの相場格言に「個人が強気になったら流れが変わる」とか「外人投資家につけ」というのがある。

相場を考えるにおいて「日本市場の株価形成は外国人投資家によって形成されている」ということが大前提となる。よって、NYダウやドル円相場の動向に大きく左右されることになる。また最近は、中国市場の影響も受けるようになってきたのだが、これはチャイナマネーが日本の市場を動かし始めたということが一因となってきているのであろう。

チャイナマネーにしてもオイルマネーにしても外国人は、投資価値のある市場に大量の資金を投入し、投資価値がなくなったら、日本市場から資金を引き揚げて他の市場へ資金を移動して投資利益を追求している。よって、日本企業の投資価値はこの程度となったとき、資金を引き揚げ始めるということになる。

相場の流れとしては、日経平均9000円を超えたあたりから大量の外国人買いが入り始め、日経平均株価を押し上げた。それまで株価急落の最大の要因だった欧州の金融不安が再燃しようと円高になろうと日経平均株価は上がり続けた。それが今までの動き。

日経平均10000円を超えてくると個人も強気になってくる。こうなると空売りの買い戻しを巻き込みながら上昇に加速がついてくる。

そしてここにきての急落。これが何を意味するのか。外国人が資金を引き揚げ始めた兆候と考えると理解しやすい。日本人は、まだまだ強気になってるから押したら買いの姿勢だから強気で買い下がる。これが急落からの反発の動きとなる。

外国人は、反発して上がってきたところで資金引き揚げの第二弾を発動。日経平均は高値を抜けずに反落していくという動きになる・・・というのが、過去からの相場のトレンドの動きである。

これを個別株で言えば、外国人は基本的に国際優良株にしか投資はしない。だから相場の動きとしては、日経平均採用銘柄が最初に上昇を始め、これに連れて小型材料株や新興株が動き始める。すなわち小型材料株や新興株の上昇は、日経平均の上昇を見て強気になった個人投資家の買いということになる。

上昇していく小型材料株や新興株の上昇に乗れなかった個人投資家は、低位に放置されているPBR(純資産倍率)1倍割れのクズ株、ボロ株と言われる株に○○関連などと言った屁理屈をつけて買い始める。これがいわゆる底上げという現象である。

ところがこのクズ株、ボロ株と言われる株価には、元々投資価値などないわけですからトレンドは形成しない。つまり陽線の次は陽線という動きではなく、ランダムに大きく動きまわる。つまりこうしたクズ株、ボロ株と言われる株価が2倍3倍と動き始めたときが、相場の転換点(天井)というのが過去からの経験則となる。

こうした相場のトレンドがいかに形成されるかという大原則を踏まえて、「個人投資家がなぜ損をするか?」について考察すると、相場全体が下降トレンドに入っているにもかかわらず、クズ株、ボロ株と呼ばれる企業価値のない低位株や新興株を、リチウム電池関連だから・・・とか、電子辞書関連だから・・と言った買い煽りのセールストークを信じてナンピン買いしたり、塩漬けにしたりしてしまうというところにある。

言い換えれば、海の水が引き潮になって引いていくのに気がつかないで、岩の水たまりに取り残された小魚ということになる。すなわち日干しになって死ぬ運命しかないというのが個人投資家の姿であろう。

個人投資家(小魚)は、大魚にくっついて、大魚が食い散らかしたおこぼれを頂戴するしか生き残る道はない。これが投資を考える上での大前提となる。ならば大魚がどう動いているかを常に把握していないと取り残されてしまうということになる。

投資は「いかに儲けるか」ということ以上に「いかに損しないか」を考えることが重要な要素となってくる。相場のトレンド転換の兆候が見え始めた今、ここから先、いかに対処していくかで、その成果は大きく違ってくるのではないだろうか。

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