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チャート分析の考え方

ファンダメンタルを重視している人は、チャートによるテクニカル分析を「単なる後講釈」だとバカにする人がいます。ファンダメンタル重視で投資する人は「株価=企業価値」という考えであり、テクニカル重視の人は「株価=需給関係」と考えていると言えるでしょう。

これはどちらが正しいということではなく、投資を「単に値幅を抜くだけ」と考えるか、「資産を運用する」と考えるかによって違ってくるということになります。すなわち預貯金も含めた資産運用と考えているのであれば、ファンダメンタル重視の長期スタンスとなり、優良株を下がれば下がるほどに買い下がるという手法になります。その投資に、いわゆる損切りや利益確定の概念は存在しないことになります。

テクニカル重視の考え方は、投資を「単なる値幅稼ぎ」として考える人で、ここの会員のほとんどは値幅稼ぎを目的としてトレードをしていると思います。つまり値幅稼ぎが目的であるからこそ損切りや利益確定が重要な意味を持ってくるわけです。

また、せいぜい一週間程度のスイングであれば、ファンダメンタルなんか何も関係ないとも言えます。すなわちわずか一週間程度で企業業績に変動などなく、ファンダメンタルが株価変動の要因とはならないと言うことです。

言い換えれば、一週間程度のスイングであるなら株価のテクニカル(需給)面にだけ注目して、そのトレンドに乗ることだけを考えていれば良いということになります。そしてその株価の需給関係を予測するツールがチャートとなるわけです。

テクニカル分析は単なる後講釈だと言う考えについてどうかということになりますが、否定的に見れば、結果を見て理屈付けしただけということになるのでしょう。将来のことなど誰にも100%当てることなどできないのですからこれは当然です。

ですが、こう考えてみましょう。

たとえば、上司に「なぜ俺の考えが理解できない」「あんたはバカだ」と言えば90%以上の上司は怒るでしょう。でも怒らない人もいます。つまり相手に「バカだ」と言って怒るかどうかは結果論にすぎないということです。ですが、ほとんどの人は「バカだ」と言えば相手は怒ると判断して、相手が怒ると想定する言葉を避けて生きています。

つまりチャートサインとか、チャート形とは、これと同じことなのです。チャート形で「こういう形になったら上がる」ということは、すなわち「プレゼントすれば喜ぶ」とか「ほめてやれば喜ぶ」ということと同じことなのです。相手が喜びそうなことをすれば、ほとんどの人は喜びますが、それによって気分を害する人も一部はいるということです。

つまり喜ぶか喜ばないかは結果論、テクニカル分析を結果論という人は、これを言っているわけです。この世の事象は、すべては結果論であって絶対はないわけです。正解は「分からない」しかないわけです。ですが「分からない」という正解では何も判断できないし、トレードでは眺めているだけということになってしまいます。

としたとき、みなさんは日常生活をどうして生きているか?ということです。

「バカだ」と言えば相手は怒ると想定して他人には言わないようにする。相手を喜ばせたい時には、「プレゼントすれば喜ぶ」と想定してプレゼントをする。こうして誰でもが生きているのでしょう。ですが、その結果は、必ずしも自分が想定した通りにはならない。すべての人がそうはならなくても、たとえ失望することがあったとしても、同じことをして生きている。

チャート分析の考え方もこれと同じことなのです。買いサインで買ったとしても上がるとは限らない。限らないが確率的に上がる方が多いということなのです。人は、それまでの人生の経験則で「こうすればこうなる」という一つの考え方を持って生きています。チャート分析もこれと同じことで、トレードの経験の中で、この形になって買ったら儲かったという経験があれば、その形に対する信頼感が強くなるということです。

今日から「チャート分析の基礎」というカテゴリーを一つ増やしてみました。株のマニュアル本を読んだ人は、当然に知っている基本中の基本ですが、まったくチャートに興味がなかったという人やこれからトレードを始めたいと言う人も入会してきましたので、このカテゴリーでローソク足の判断の仕方のついて書いてみたいと思います。

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