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何事も基本を知らなくては

最近、厳しい言葉で回答してますので、ベテランの人たちからフォローのメールや掲示板への書き込みをいただいています。そこでこれに関して思うところを書いてみたいと思います。

いつも言うように相場は「殴り合いの場」です。トレードとは、取るか取られるか、殴るか殴られるかの場所で勝負を挑むことです。そんな殴り合いの喧嘩場に立ちながら「一発も殴られないで、相手を殴り倒したい」というのが初心者の考えるところでしょう。

そして一発殴られたと言って泣く、それが初心者でしょう。どんなボクシングのチャンピオンでも殴り合いの場に出ていけば、何発も殴られるのは当然のことなのです。殴られた数以上に相手を殴るから勝てるわけです。そんなシビアな殴り合いの場で、一発も殴られたくないという甘い話はないわけです。

殴られる、すなわち損するのがイヤというならトレードを止めなさい。答えは、これしかないわけです。ボクシングのコーチでも、野球のコーチでも、失敗した選手を激しく叱りつける。やる気のない選手には怒鳴りつける。幼稚園の園児じゃあないんだからほめたり、おだてたりして育てることはしない。

初心者は、トレードというものを甘く見ている。簡単にお金が稼げる場所だと考えている。そうした甘い考えの人たちが考えるトレードは、甘い期待や甘い理想など通用しない。トレードとは、厳しく、冷酷な場所だということを自覚してもらいたいというのが私の考えです。このシビアな相場の世界で生き残ってもらいたがために。

私の上司だった一流大卒のキャリアの警部が、新任のあいさつ代わりにということでホテルのフルコースディナーに招待してくれた。私たちは、テーブルマナーも知らなければ、ホテルのディナーなど見たこともない田舎者の30代。ガッチンガッチンに緊張した。何本も並べられたフォークとナイフ、どう使うのかも分からない。

とにかく、その警部がやるようにやれば良いとジッと注目していた。するとその警部、ボーイを呼んで「ハシを持ってきてくれ」と頼み、ハシで食べ始めた。これを見て私たちの緊張は一気に解けた。

この警部はフランス大使館勤務の経験もあり、外国の要人たちとの会食やパーティーの経験は十分にあるのだから、テーブルマナーは普通の日本人より知っている。そうして基本中の基本を知った上で、洋食をハシで食べるのだから、見ていてかっこ良い。スマートに見えるし、それに感動させられたということである。

これがテーブルマナーの基本も知らない私たちが、ハシを要求して、ハシで食べたら、みんなの笑い物になるだけのこと。場数をこなしたベテランは、料理の注文の仕方やワインの選び方などなど、雰囲気でベテランだとわかる。だから、ボーイもハシを要求されても軽蔑した様子もないし、他の客も軽蔑したまなざしで見ることもなかった。

トレードもこれと同じことであろう。トレードの基本も知らない初心者が、いろいろな手法を試そうとする。いや試すというより儲ける方法はないかとやってみるだけ。そして損をして「向いてない」だの「へこんだ」だのと泣く。ここが問題。

基本中の基本も知らないで向いているか向いていないか分かるのか?めちゃくちゃなトレードをして失敗して、へこむとか、へこまないとか、めちゃくちゃをやればめちゃくちゃな結果にしかならないだろうが、と思うわけです。

自分が初心者だと自覚しているなら、まず「儲けることより、基本を覚えること」が重要なことで、基本も覚えようとせずに、向いているか向いていないかは分かるはずもないし、基本も知らないやつが損してへこむなど10年早いと私は思うわけです。

初心者が「向いてない」だの「へこんだ」だのと泣きごとを言うのは、野球選手に例えれば、素振りもしないやつがレギュラーになれなかったとへこんだとか、直球も打てないヤツが変化球を打てなかったから向いていないと思った・・というようなものではないか。

初心者であるならば「陽線を買って、陰線を売る」、ただこれだけの基本を体にしみこむまでやってみる。この基本が身に沁み込んでから、次の段階へと進んでいく。段階を踏まずに、一足飛びでベテランと同じように儲けることだけを考えて・・・・・常識的に考えて、そんなことが可能だと思うのか??

ここのところをよく考えてみて欲しいものです。

ハッキリ言って、みんなが資金を減らして退場してしまっても私には関係ないし、みんなが儲けられるようになっても私には何の関係もない。やるかやらないかはあなた次第です。私にとっては、しょせん他人事ですから。


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