FC2ブログ

なぜ初心者は損をする?(3)

「なぜ初心者は損をする?」などと、偉そうなことを書いてきましたが、今までに書いたことは、すべて私の経験則を書いたものです。あのホリエモンなど億トレーダーが何人も生み出された時代、私も300万円を2700万円ほどに増やしました。

投資に対する何の哲学も手法もなく、ただ勢いで新興株を全力買いしていれば倍々ゲームで資金は増えていった。しかし株価は下降トレンドに移行しても、流れを読むというような考えもなく買っては損切り、買っては損切りを繰り返して、結局残ったのは1000万円をちょっと切ったところ。

この頃から必死になってチャートを眺めた。チャートを眺めて今までの買いと売りの位置をチャートに記入していった。そして負けるべくして負けた。負けて当然のトレードをしていたということに気付いたということです。

そこで20代の頃に株を教えてもらった株の師匠と勉強したノートを引っ張り出してきて、チャートオンリーの投資手法に切り替え、今に至っているということです。

この経験で気づいたことは「儲けようとするから損をする」ということです。「儲けることしか考えないから、早く利益確定してしまうし、儲けることしか考えていないから含み損を切れない」、トレードで損をしている諸悪の根源は「儲けることしか考えないから」ということに思い至ったわけです。

ならばどうすれば良いのか?それは「損をしないことのみを考える」ということです。言いかえれば「損しなければ利益は増えていく」ということですね。これは考え方の問題で「逆転の発想」です。儲けることを考えるのと、損しないことを考える、どちらも利益を残すという基本は同じですが、考え方は全く違います。

野球に例えれば、儲けることのみを追求するのが攻撃重視の野球で、損しないことを追求するのは守備力重視の野球ということでしょう。つまり儲けることのみを考える投資法なら大きな損を出すことを覚悟して、その大きな損を上回る利益を上げるということであり、損しないことを重視する投資法なら、できうる限り損を小さく抑えて、小さな利益をコツコツ貯めていくという考え方になります。

ホームランを何本も打てないなら、三振しないでヒットを打ち続けることこそが、生き残る方法だと考えたわけです。ホームランを連発する松井選手より三振しないイチロー選手の方が長く生き残れると考えたわけです。

損しなことを最優先にした手法は何かとチャートを眺め続けていました。一年ぐらいチャートを眺め続けながら「できうる限り損をしないためにはどこで買ったら良いか」を考え続けていたのですが・・・

そんなとき、子供がボール遊びをしているのを見ていました。転がしたボールがコロコロと用水路の方へ転がり始めました。子供たちがそれを見て「とまれ、とまれぇ~」とボールを追いかけた。ですがボールは止まらずに用水路の中へポッチャン。

これを見ていてひらめいたのです。「一度動き出したものは同じ方向へ動き続けるんだ」「流行商品には人が群がる」「きょう行列を作っていた流行商品には、明日も行列を作る」「人の心理にも慣性の法則は通用するんだ」そう思ったわけです。

そこで「ならば人の心理で動く株価でも同じじゃあないか」と考えてチャートを眺めてみたわけです。それが「陽線の次は陽線」になり「陰線の次は陰線」なると言うことなのです。すなわち「トレンドは一定期間、同じ方向に動く」ということだったわけです。

であるならば「陽線で買って、陰線で売れば、確率高く利益をあげられる」ことになり、たとえ「利益をあげられなくても小さな損で抑えられる」と考えたのが、いまの私の投資に対する考え方ということです。

1149-7.gif

陽線(赤丸)で買って陰線(青丸)で売る。このチャートの中央部分のもみ合いの状態では、小さな利益と小さな損切りの繰り返しになりますが、ときにチャートの左側のようなトレンドが発生すれば大きな利益も手に入るわけです。

野球で言えば、守りの野球ですから失点を最小限に抑えてチャンスをジッと待つ。そしてワンチャンスで得点をあげて勝つという考え方です。10対8という勝ち方を目指すのではなく、1対0、2対0という試合を目指すというのが私の投資手法の考え方ということです。

関連記事
プロフィール

諏訪真吾

Author:諏訪真吾

掲示板
<会員交流掲示板>
記事検索フォーム
カテゴリー
月別アーカイブ
最新コメント
リンク