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長期投資(投資信託)はリスク

すずきさん
>定年を控えて資金運用を考えています。株はギャンブルと考えていたので買ったことがありませんが、日本株の投資信託を勧められて少し持っています。定期貯金より高利回りになるとのことだったのですが30%近い損になっています。行員は長期的に見れば買い増しのチャンスと言いますが不安です。諏訪さんはどのように考えられますか。


私は、銀行や郵便局、証券会社の窓口での投資信託購入には反対の考えです。ここ数年の銀行や郵便局の収益源は投資信託や生命保険販売の手数料が大きな比率を占めています。投資経験のない高齢者を含む人たちに大量に販売し、株価下落で大損をさせてトラブルも発生しているようです。

そこで金融機関が言うのが「長期的に考えれば必ず上がります」です。私もある銀行の窓口で勧められて担当者と話をしたことがありますが、彼ら、彼女らに投資経験はありません。つまり金融関係者は株の売買は禁止されていますから少し突っ込みを入れるともう応えられません。マニュアルどおりの説明を繰り返すだけです。

要するに金融機関の社員は、投資の現実を知らない専門家であり評論家にすぎないということです。会社方針である投資信託を売るための理屈付けの資料を示して、顧客に「専門家の言うことだから」と安心感を持たせて買わせるように誘導しているということです。これは商売ですからこれを悪いとは言いません。

すべては自己判断、自己責任が投資ということであり、「投資とはリターンとリスクは等しい」ということです。ですから投資信託であっても個別株を買うのと同じ損するリスクがあるということです。

そこで投資信託や個別株の長期投資にメリットがあるのかについて考えてみましょう。私たち(団塊世代)が育った高度成長期は、株や土地を買って持っていれば、銀行利息の数十倍、数百倍にも増え続けました。たとえば、私が昭和46年に買った新日鉄の株価は83円でした。それがバブルの絶頂期には1000円以上になったわけです。現在の株価でも250円ですから安くなったと言っても3倍になっているわけです。

すなわち「長期投資での運用は、日本国の経済成長が大前提」となります。と考えた時、日本国に将来性はあるのかと考えると「私は、無い」と考えます。ここからの日本経済はじり貧となって将来的に縮小していくしかないと考えるのが妥当でしょう。世界のトップに君臨した大英帝国(イギリス)と同じ道をたどるわけです。

国力(経済力)は、若年層の比率が伸びなければ、経済力も伸びるはずはありません。それは高度成長期の日本や現在の中国を見れば一目瞭然です。イギリスが衰退したのが人口の高齢化によるものであることを考えれば、現在の日本が成長するかどうかは考える余地はないでしょう。

そう考えた時、投資信託の購入や株の長期投資は、非常に高いリスクを抱えることになると私は考えるわけです。
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